淫紋章3話目。 短め。
キリよくしたかったですが…
未だ落ち着かぬ胸を押さえつつ、マインクラフターは焦燥感のままに地下から拠点までの道中に松明を差し回っていた。
深夜か。 いや日の出の頃合いか。 どちらにせよ寝ている間の事である。 目覚めの思考1番に無意識の時間帯に注力し始めたのは、ベッドで就寝中に牛胸含む黒服達にナニかされた疑惑が浮上してからだ。
恐怖。 ひたすらに恐怖体験だった。 目覚めれば牛胸が牛腹という事件は経験済みだが、今回は追従していた黒服全員が牛腹とは。 村人も黒服となると深淵の底が知れない。
「リーリア、皆様揃ってヤッたのですか?」
「ゆ、赦された事です。 あの子達にもそろそろ妹か弟をと思いまして……」
「いつぞやの私はヤれる内にヤれとは言いました。 しかし此処は聖堂で、しかも不浄の敵地ですよ?」
「地下の神官に刻まれた淫紋の所為で、駄目とは思いつつ我慢出来ず……旦那様も目の前でベッドに横たわったので、お応えするべきと思い……ハーニャを仲間外れにしたとかでは決して無く!」
「そういう問題ではありませんよね!?」
牛腹がチビ黒服と交流している。 まだエンチャントの効力は続いているようだ。 クラフターはジッと観察した。 膨らんだ服の下が僅かに妖しく輝いている。 やはり永続か。 しかし有用なエンチャントかは要研究。 人知れず牛腹になる事との関連性にも疑問が残る。
不明点に塗れ、クラフターは溜息混じりにキノコとボウルを組み合わせてシチューを作って飲んだ。 作業台無しでクラフト出来る手慰みだ。
この世界で目覚めて、近隣で最も立派な此処を見学すると決めて早幾何十日……どうにも乱れている気がしてならなかった。 黒服と己の話である。
大村落と、周辺の池や村と、地下鉄で連結した洞窟に機能不全し始めたトラップタワー……このバイオームだけで色々スポットがある。 開拓や改修、此処に至っては見学途中だから飽きてはないが、それでも世界は無限に広がっている。 だというのに冒険に出ない己に首を傾げるばかりだ。
その最たる原因は黒服ら牛腹である。
家畜の特性を持つ村人にして黒服集団の塊に過ぎない群勢が、クラフターの屈託となっている。 何か目を離せない危うさで、置いて冒険へ踏み切れない。 側にいようと料簡してしまう。 今にもモンスターにヤられそうだから、出来る範囲で護衛する腹積もりだ。
その一方で、トラップタワーの稼働率が著しく低下している。
スポーンブロックに値する部位が動かなくなってきたのだ。 最近は殆どモンスターを産出しない。 無理に叩こうにも壊れては本末転倒だろうと改修する気が起きない。 タワーの概念が無い駆け出しの頃、スポブロを破壊していた愚行の記憶が蘇る。
「デキたのは仕方ありません。 お腹の子を危険に晒さない為にも、生まれるまでは別のシスターと交代しましょう」
「そうします。 魔法を使うと、お腹の子が反応して暴れる事がありますから」
「修道院に戻り産休してください。 その時間は今いる娘と過ごす時間にもなります」
「すみません……ありがとうございます」
トラップタワーの停止は、即ち牛化ポーションの生産停止を意味する。
こうなれば今いる牛胸達を繁殖させるしかない。 親が牛胸なら生まれる子も牛胸になる筈だ。 その手でバランスを取らざるを得ない。 自由度は下がるが、ナニ、今まで通りの畜産業に戻った程度の損害だ。 許容範囲。
……そういえば牛胸らに酷似した子供村人がいる。 今でこそ大人の背丈に近いが、知らぬ間に牛胸らが生んだのだろうか。 であればツガイは誰だろうか。 牛胸になるなら誰でも良いのだろうか。
「では騎士様、いえ旦那様。 ここから暫くは私、ハーニャとの時間となります。 宜しくお願いしますね♡」
牛腹共がゾロゾロと城の外に出るから、後に続こうと思ったら、チビ黒服が裾を掴んできたから思い留まった。
そういや透明化ポーションの都合、鎧を脱いだままじゃん。 危ない危ない。
やたら体力も腹も減っているのも頂けない。
きっと鎧無しに戦闘をしたからだろう。 無我夢中で気付けなかった。 己とした事が、迂闊ではないか。
そんな未熟さを指摘してくれたチビ黒服にお辞儀をして礼とし、クラフターは莞爾として頷いてあげたのだった。
後書き
モブの扱い難しい…それが血族であっても…
大◯交スプラッシュシスターズ(弟/妹)
それを夜伽というには、余りに多過ぎた
皆が粗暴で卑小で、そして大雑把過ぎた
敵の牙城たる聖堂にも関わらず、肉欲のままに夜伽をした、かつて清廉であった修道女達
恐れ知らずにも捕食のような◯交に走り、最後まで甘美な快楽に溺れるがままに朝方まで愉しんだ
結果、搾取した救世主の徳がそれぞれの胎内に宿り、次代を拵える事となった