上位存在マイクラ   作:ハヤモ

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前書き
評価、お気に入り、ありがとうございます。
励みになります。
ダイジェスト単発式風でマイクラという有名タイトルに縋る当作ですが、楽しんでくれる方がいると思うと嬉しく思います。


家畜
胸囲と牛乳


鉄鎧を渡すも、胸が痞えるらしく装備してくれなかった。 ヘルメットやレギンス、ブーツすらだ。 折角の人型なのに勿体無い。

馬を見習って欲しい。 専用防具だが着れる存在だ。 馬子にも衣装。 あいや飾りではないが。

 

 

「すみません、折角戴いたのに……ハーニャに調整して貰います。 それまで町外れの、放棄された養豚場を調べに行きます。 使われていない筈が、豚や世話をする人影を見た方がいるらしく……魔物であれば直ちに浄化しなければ」

 

 

牛胸が村の外へ揺れ動く。

ついて行きながら、つらつら思う。 この胸、いよいよ飾りではないかと。 乳は搾れないし被弾面積が高そうだ。 実際に隙あらばヤられてばかりいる。 多少戦えるが単独ではソコソコだ。 ピグリンのように集団になれば強いだけに惜しいと評価する。

 

 

「何か道を塞いでいます……魔物です!」

 

 

牛胸が叫ぶ。 視線の先、これまた奇怪なモンスターがいた。 スライムモドキの集合体に似ているが、中央にレッドストーンブロックのようなモノがあり植物のようでもある。 その場から動けないらしい。

 

 

「大きな個体が母体のようです。 そこから次々と子供を生み出しています。 倒して、土地の侵食を止めなくては」

 

 

その欠点を補助するように、兎のように飛び跳ねる小型を生み出して迫るが……弱い。 適当に剣を振るだけで消えた。 牛胸も杖で薙ぎ払える程だ。

 

 

「沼地よりは対処し易いですね。 隙を見て、弓矢で攻撃を……きゃっ!?」

 

 

またも牛胸の悲鳴を聞く。

やれやれ何度目かと振り返れば、地面から生えた触手が牛胸を拘束。 取り巻きに集られつつ、その牛胸に細めの触手を突き立てる。

 

 

「あっ、ああっ!? 何か注がれて……! 胸が……熱く……っ!♡」

 

 

刹那、牛胸の牛胸がボォンと更に肥大化した!

服が破れ、胸から白い液体が出ている!?

 

 

「そん、な……胸が……加護もあるのに……」

 

 

間違いない……牛乳だ!?

マインクラフター、思わぬ邂逅に感謝感激!

首と腰を滅茶苦茶に動かし狂喜乱舞!

 

遂に牛乳の目処がついたぞ!

牛胸よ、ヤればデきるじゃないか!

刮目相待の事態ではないかコレは。

取り敢えず集られているから、水バケツをひっくり返し、流水で流す。

触手を斬り刻んで牛胸を助け、間髪入れず親玉目掛けて突進。 奴の子分を避けつつ、黒曜石で封印。 松明もつけておく。

 

 

「また助けられましたね……」

 

 

よし、ここを牧場地とする!!

このモンスターはクラフターのものだ!

 

マインクラフターは牛舎の建設を夢想した!

このモンスターを利用すれば、村人を牛化できるに違いない!

或いはコイツがドロップする子分や液体をスタック、村人に使用すれば牛乳が取れるように体質が変わるかも知れない。 その方が楽だからそうであって欲しい。

 

 

「封印したのですか? 丈夫そうな黒い石ですね……びくともしません。 確かにこれなら周囲への被害を抑制できるでしょう。 ですが、浄化ではなく、何故封印を? いえ、何かお考えがあるのですよね。 私は信じております」

 

 

牛胸に笑顔で頷く。

そうだ。 これから、いくらでもやられなさい。

その度に状態異常を観察し、満足したら牛乳バケツ一気飲みさせて治してやるから。

取り敢えず今は……牛胸から搾乳できるかだ。

出会いの頃同様、バケツを押し付ける。 すると。

 

 

「ひゃぁんっ!?♡」

 

 

一瞬でなみなみ注がれた牛乳バケツになった!

 

 

「うぅ……こ、これは治療ですよね? 胸が元の大きさに戻りましたし……」

 

 

やったぞ、実験は成功だ!

いいぞいいぞ、盛り上がってきたぞ!

問題は胸が元の大きさに縮む事だ。 面倒にもその度にモンスターの力を使わないとならないらしい。 ままならないものだ。 やはり村人はそう簡単な存在にはなれない。

 

 

「騎士様が望むなら、また……いえ! 今はとにかく先へ進みましょう!」

 

 

これだけ元気ならまた搾っても良いかとは思えるが。 喧しさも消えるなら一石二鳥だ。

さても後をついていきながら時々振り返る。 黒曜石の塊の中にある牧場の核……この辺の安全を確保したら直ちに作らねば!

 

マインクラフター、かつてない村人牛化計画を夢想しながらも、松明を差して湧き潰しを続ける。

 

その内に既存の農場……養豚場を発見した。

逃げ出したのか、外にも野放しになっている。

 

 

「これは……魔物がいる環境で?」

 

 

豚だ! 豚もいるぞ!!

逃げた豚は貰っても良いだろう。 数もいる。

 

 

「騎士様、お待ちください! 邪気を感じます!」

 

 

という訳で。 連続した家畜の発見に心踊るクラフターだったが、豚に近寄った瞬間襲われた。

挙句、倒すと肉ではなく触手をドロップ、更に襲ってくるから、考えを改めざるを得なくなるのである……。




後書き
更新常に未定
これくらいならまだアウトじゃない……よね?

【エネヌト】
魔物。上位存在の支配が進んだ領域で、人間や動物の子宮から現世に顕現した弱い子供。
軟体の状態では力が弱く、生物の魔力を求めて動くだけの魔物として認知されているのだとか。
ヤられると、リーリアの胸に魔力を注ぎ込み、大きくして母乳体質に。これは母体より生み出される小エネヌトの餌として活用する為らしい。
そんな訳で捕まったままだと、壊れるまでちゅうちゅうされてしまうぞ!

【膨乳】
乳がいつもより大きく膨れ上がっている。
最大MPが上昇する。
リーリアの巨乳寄りの乳房が更にデカくなるも、まだ移動力は衰えずデバフなようでバフ寄りか。MPダメージが増えはするがヤられなければどうという事はない!

【母乳分泌】
体内の魔力が変調、母乳が分泌されるように。
膨乳と同時に発症。MPダメージが増える。
医療用ヒルかハーニャに頼んでエッに吸い出して貰えば治る。
ハーニャ<懺悔すべき胸だ(某漫画台詞
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