●亜樹
【メイントリガー】
・レイガスト
・スラスター
・FREEE
・FREEE
【サブトリガー】
・アステロイド(射手)
・シールド
・バッグワーム
・FREEE
●烏丸
【メイントリガー】
・弧月
・旋空
・シールド
・FREEE
【サブトリガー】
・アステロイド(銃手・突撃銃)
・シールド
・バッグワーム
・FREEE
ガイスト・バイパー・エスクードを使っていない理由と、メイントリガーのアステロイドがサブに入ってる理由はどちらも
【副トリガーを持つ相手に亜樹がどの程度戦える力
があるのか】
を測る為にです。
前書きが長くなりましたが本編へどうぞ!
迅さんの来訪から3週間が経過し、空閑君と千佳のBORDER正式入隊の日が訪れた。
「それじゃあ私は転属手続きを済ませるから2人共頑張ってね。まぁ……空閑君はやり過ぎ無いで欲しい所はあるけど」
「やり過ぎる? 何を?」
「訓練に参加する時に多分わかるよ? 千佳は……ごめん。狙撃手の訓練については詳細がわからないからアドバイスできない」
「い……いいよ亜樹ちゃん。私は私で頑張るから!」
「じゃあ、改めて頑張って!」
私はそうして2人を送った後で転属の手続きをした。
「それにしても見せて貰ったスケジュール……原作と所々ズレてたなぁ……」
特筆した点は【訓練より先にランク戦の仕組みを説明していた】誰の思惑か考えたくは無いかな?
「あら三雲さん? 貴女がどうして新人隊員のブースに?」
手続きを終える頃私は木虎さんに声をかけられた。
「木虎さん……お世話になりました。迅さんからA級の遠征部隊と交戦されたと聞いています。ご迷惑をおかけしました」
「…………任務だからよ。本部長や嵐山さんからの指示が無かったら私が協力する理由は無いわ」
「それでも助かりました。感謝をしない訳にはいきませんのでその気持ちは受け取ってください」
「貴女は律儀なのね。もう1度聞くけどどうして貴女がここにいるのかしら?」
「転属の手続きと空閑君達の付き添いです。支部と違って何かしらのトラブルが起こると大変なので……」
「達? まるで複数の入隊者がいるような言い方ね。どんな人物かしら?」
「狙撃手です。ただその……トリオン量が問題でして」
「BORDER規格の狙撃トリガーが暴発するなんてあり得ないわ。随分変な心配をするのね」
「だと良いのですが……」
もしも原作通り千佳のトリオン量を本部に報告していなければ大事が起こる。その時にはレイジさんに来てもらわないと……
「まぁ確かに今の私が心配しても意味ないですね。空閑君の様子を見る事にします」
「空閑……あぁ。例の彼ね。確かに悪目立ちしそうな性格をしてるわね」
私達は空閑君の訓練を見に場所を変えた。
「やり過ぎ無いようにって言ったのに……」
私の認識が甘く、到着していた時には空閑君がぶっちぎりの最高スコアで訓練を終えていた。その中でも目を引くのは……
「対トリオン兵シミュ記録……0.4秒? 何よその記録!」
「やっちゃってたかぁ」
私は頭を抱えた。しかし肝心の当人は
「止めて来ます!」
私は監督をしていた嵐山さんに断り空閑君のいるブースに乗り込んだ。
「やり過ぎないでって言ったよね! 相手は小南先輩みたいな実力者じゃないの! 新人隊員の心を折らないでよ! 私がその立場なら絶対折れる確信があるから!」
「ふむ……やり過ぎだったのか。それはだめだな」
「消化不良なら玉狛で小南先輩やレイジさんに模擬戦の依頼をしなきゃだめだよ?」
「わかった。じゃあこなみ先輩にお願いする」
私達がそんな話をしている時だった。
「なるほど……お前達が迅の後輩か。なら模擬戦を依頼しよう」
「っ! 誰ですか!?」
「風間さん!?」
A級3位部隊【風間隊の隊長 風間蒼也】先輩。確かこの時の目的は……
「聞こえなかったか? 模擬戦の準備をしろ」
「風間さん! 訓練生を相手に戦うつもりですか!?」
「私が戦います。私は仮にも正隊員です。構いませんよね?」
「……アキは……良いのか?」
「空閑君に戦うなと言ったのは私。ならせめて私が果たす責任はある筈」
「言葉に責任を乗せた表情か。良いだろう三雲……お前の実力を試してやる」
「胸をお借りします」
その前に……
「空閑君……もし私の模擬戦の内に千佳に何かあったらすぐに烏丸先輩とレイジさんを呼んで対応して貰って。多分面倒事になってるから」
「よくわからないが何かあったらレイジさんととりまる先輩を呼べば良いのか」
「何も無いに越したことはないんだけどね……」
周囲がザワつく。当然だ……突出した実力を有する新人と近い距離で話す正隊員がA級3位部隊の隊長が戦うとなれば注目が集まるのは明白だ。しかもその所属が玉狛支部……騒ぎにならない方がおかしい。
「充……頼む」
「そういう事ですね。わかりました」
時枝先輩が集まった関係者以外ををブースから退出させた。
「配慮ありがとうございます嵐山さん。よろしくお願いします風間先輩!」
『模擬戦開始!』
無機質な機械音が開始を告げる。この対戦で最も警戒するトリガーはわかっている。カメレオンだ。
「それでも私にも有利な点があります!」
相手がこちらをあまり識らない初戦にのみ通じる戦術……所謂初見殺しやメタ戦術は速度が命だ。だけど私にその速度は無い。致命的に私と相性が悪い……
「レイガストとキューブ……レイガストを盾として使う防御寄りの射手か」
「スコーピオンを2つ使うスピードアタッカーですよね! 有名ですよ!」
私に瞬発力は無いが
「良い警戒心だ。
『トリオン供給器官破損……三雲ダウン』
姿を消した風間先輩の刃に私の身体は貫かれた。
「攻めて来い。そうしなければ実力が測れない」
「身に刻みます!」
想定が足りない。カメレオンの展開中は他トリガーを使えない欠点があるけど、その特徴を攻略出来ない内は勝機は見えないだろう。
「アステロイド!」
広く……ただ弾丸を放つ。近寄らせない……ソレが今の私の出来る唯一のカメレオン対策だ。
「カメレオンの仕組みを理解しているようだが……荒いな」
『トリオン供給器官破損……三雲ダウン』
その弾幕をすり抜けて風間先輩は私の
『三雲ダウン』
10回を超える無機質な機械音が響く中で私は実力差を痛感している。構成上私の方が有利な面は明確にある。最たるモノは射程と攻撃範囲だけど通用していない。
「カメレオンへの対処法が板についたか? だがお前の実力は本当にそれで終わりか?」
私の実力を測り・引き出そうとする風間先輩の言葉に返す余裕も無い。でも私はまだ諦められない。
「確かに弾速を上げてカメレオンに対応するのは正しい判断だろう。だがお前の勝てない要因は存在している」
『三雲ダウン!』
「当然だが俺もギアを上げれば移動速度は上げられる。よほどお前の弾速が上回るか
風間さんの言葉から私の限界を示唆された。正直
「次だ。もうお前の実力は理解した。次で終わりにしよう。迅が風刃を手放してまで入れた隊員とは思えなかったが、それは空閑の為だろうな」
「私が弱いのは事実です。しかし迅さんの侮辱はやめてください!」
気づいたら怒鳴っていた。確かに私は識っていた。でもソレを他者から指摘されて黙っていられる程私は温和じゃない。とはいえ……
「ごめんなさい修さん。貴方の勝ち方を模倣します……」
不本意だが彼の戦術を真似る。本当は自分の勝ち方で掴みたかったけど既に時間切れか……
「行きます!」
失敗の許されない一戦が始まった。
「通常弾……超低速!」
「超低速の弾丸による飽和攻撃か……面白い!」
通常弾を斬り落としながら風間先輩は私との距離を確実に詰めて来る。ここで……!
「スラスター!」
「シールドチャージか! チッ!」
受け太刀不可の風間先輩は確実にシールドを展開する。このまま壁に押し込む!
「シールドモードか!」
反撃の刃をシールドモードで防ぎ幽閉する。そしてとどめは!
「大弾による撃ち取り……か。発想は良かった」
『トリオン漏出過多……風間ダウン』
『伝達系切断……三雲ダウン』
私と風間先輩は相討ちになった。
「良い戦いだった。弱さを強さに変えるとは」
「…………もう一戦お付き合いいただけますか?」
「ほう? 何故だ? お前は俺に引き分けた。記録は18敗1分……訓練生上がりが俺と戦った戦績ならば金星だろう。何故戦う?」
「この勝利は……
悔しさが滲む。金星は金星。結果に文句を言うのは印象が悪いけどこのままでは終われない。
「………………いいだろう。キリ良くあと一戦だけは付き合ってやる。だが結果を恨むなよ?」
私の成果をここに注ぐ!
泣きの最終戦……私が見せるのは飽和攻撃
「通用した戦術を軸に戦うのは良い。自分の戦い方を考える力はある。だがそれは俺も終わりだ!」
弾丸の処理速度は前回よりも迅速で隙はほぼ生まれない。しかし重要なのはそこではなく……
「まだです!」
弾速に最大比重を注いだアステロイドを風間先輩に放つ。
「なるほど……1つ目を超低速にして2つ目を最速にする
「いえ……足りないです!」
私はひたすら速度重視の弾丸を風間先輩に放ち続ける。しかし散弾を凌いだ風間先輩は私の弾丸を余裕で回避して
「スラスター!」
「ッ!?」
強引に私の体勢をスラスターで変えた。そして副トリガーから展開するのは……
「シールドだと!?」
「レイガストを落としただと!?」
「なるほど面白い……だがそれは致命的な隙だ!」
一歩下がった風間先輩が再度スコーピオンを構え直して振り抜いて来る。だから私も!
「スラスター起動!」
落としたレイガストを拾ってすぐにスラスターを起動する。空いた手はアステロイドを生成する。何度も反復したレイガストのモードチェンジ。ソレをスラスター中に切り替える。
「俺を直線に捉えてレイガストと弾丸の飽和攻撃か! 面白い!」
笑みを浮かべた風間先輩は
「ああぁぁぁぁ!!」
私は刃モードのレイガストを床へ振り抜く。確かに今は空白だ。だけどこの刃が
「自分の遅さを計算したのか!? たがそれでは防げんぞ!」
その言葉通り私のレイガストは風間先輩の伸ばした右腕を斬った。だけどそれは残る左腕をフリーにさせる。それはつまり……
『戦闘体活動限界……三雲ダウン!』
攻撃を通した事で僅かに安堵した次の瞬間に……
『トリオン供給器官破損……風間ダウン!』
両者の相討ちを示していた。
「答えろ三雲……最後お前は
「そうですね……あの警戒状態で
「自分が切断される事に賭ける……だと?」
「はい。
「そう……か。なるほど……
風間先輩は私達に背を向けた。
「もう帰るの? 結局俺とは遊んでくれないの?」
「腕が立つのは認めるがお前は所詮訓練生だ。俺と戦いたければ正隊員になって資格を得ることだ」
その後ろ姿はどこか上機嫌に見えた。その風間先輩と入れ替わるように嵐山さんが私達へ向かって来て叫んだ。
「三雲ちゃん! 君の仲間にトラブルがあった! すぐに来てくれ!」
「千佳っ! 行きます!」
「やれやれアキの言った通りになったか……今日は忙しい日になりそうだ」
最後のアステロイドは置き弾ですが、当然練習している訳では無いです。尚その配分詳細は
【弾速40 射程15 威力45】
の相手が接近する事を前提にした超低射程弾です。故に自分の身体で弾丸を隠し、切断された事で射線が通りました。
また、風間さんが最後の試合で亜樹の駆け引きに引っかかった最大の要因は
【置き弾を使える技量は無い】
と認識させられた為です(疑われたらまず成立しません)
執筆モチベーションに繋がりますのでよろしければお気に入り登録・評価・感想お待ちしています!
活動報告にて進捗報告を試みていますのでぜひご活用ください
↓
https://syosetu.org/?mode=kappo_view&kid=329633&uid=327174
本作に恋愛要素って期待してますか?
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必要
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不要
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亜樹に関しては必要
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亜樹が遊真のヒロインでは?