本作では原作の大規模侵攻編の描写から意図的にカットする場面が複数あります。現状確定しているものは具体的に
・B級合同+A級3馬鹿のランバネイン戦
・本部を含むエネドラ戦
の2つは確定でカットしますのでご了承お願いします(亜樹の介入要素が本当に無いので)
それでは本編どうぞ!(この回より大規模侵攻編に新章開幕です!)
呼び出し
「おぉ! 派手にやってるなお前達」
「迅さん!?」
「実力派エリート参上! 遊真とメガネちゃんは
「上層部……空閑君の言動への指摘でしょうか……」
「行けばわかるさ」
その後A級になった迅さんに緑川君がランク戦を申し込んだり、空閑君とランク戦する気だった米屋先輩が振られてた。
「来てくれたな三雲隊員、空閑隊員。さて……時間が惜しいので早速に入ろう。まずは前提として直近のトリオン兵出現データを見てくれ」
城戸司令の言葉でモニターに情報が示される。
「これは【緊急門】の頻発時期少し前からの推移だが、件の小型トリオン兵発見・対処の後目に見えて減少した。あのトリオン兵が関与したのは明白だ。そして……」
明らかに誘導装置からすり抜けた個体が多かったが、その原因が【ラッド】でありもたらした影響は甚大だった。
「そして目撃・対処情報の少ない大型空母型……もしこの使用勢力が同一であると仮定して諸君には考えて貰いたい。まず空閑君……近界を旅して得た所見を貰えるかな?」
「なるほど……だから俺達が呼ばれた訳か。そういう事ならレプリカ!」
『心得た』
現れたレプリカさんと司令達の取引がしばらく続く。そして……
「で、【ラッド】と【イルガー】の両方を使うならかなり候補は絞れるな。まずBORDERの遠征部隊からのデータがこれか。近場の国の情報は整理されてるな。だけど……」
追加された情報は私の想像を超える程に膨大で精密な情報だった。
「話を整理すると遠征してくる可能性がある中で該当するトリオン兵を使うのは【キオン】【アフトクラトル】か」
「その2国が保有する黒トリガーの数はわかるか?」
「【キオン】が6で【アフトクラトル】13だったかな。本国の警備を考慮するなら使い難い筈だけど……」
「その……良いですか?」
「三雲隊員?」
私が呼ばれた意味……出来る事は……
「不謹慎かもしれませんが私が戦略系のゲームで似たような攻め手の場合で1つ思う事がありまして……」
「ゲームだあぁ? 巫山戯るなよ小娘! 茶々を入れるな!」
「自分達の資源・戦力が豊富且つ相手が格下という前提ですが、
「今回のトリオン兵が替えの効く戦力だと?」
「はい。加えて話を効く限り大国なら既に爆撃型を上回る戦力が量産出来てる可能性はあります。どういうタイプかは不明ですが
「なるほどエース機として最高の働きか。確かに相手より余剰戦力がある場合には有効な戦略かもな」
「小型で戦力を分析して爆撃型で処理能力を測定。分断や浮いた戦力を撃破・捕獲するのか。中々に厄介な戦略だ。そして恐らく敵さんの目的は……」
「トリオン……だろうな。もし民間人の大量鹵獲が行われれば相当に収穫出来たと言い切れるかもしれないな」
空閑君の言葉の後に少しの沈黙が続いた。そして口を次に開いたのは城戸司令だった。
「三雲隊員の意見・考察は参考にしよう。何よりこちらから彼女に求めた意見だ。否定されては出せる意見も出せまい?」
「不謹慎な例えしか出せずすみません……」
「お前はどう見ている……迅?」
「んん〜……メガネちゃんの考察で
「もしかして失言しました?」
「いや、経験から我々の求める方向性の回答が得られた以上彼女達を招いた収穫はあった。違うか城戸司令?」
自分の失言が無かったか焦る私を空閑君は見守っていた。
「では解散しよう」
その言葉を以て会議は終了した。
「これからどうするんだ亜樹?」
「どうもこうもないよ。でもそうだね……もし狙いがトリオンなら」
会議が終わり解散した後のロビーで私はようやく安堵していた。頭の中に浮かんだイメージを空閑君も察しているのか踏み込んでは来ない。
「備えあれば何とやらって言うし……少しでも鍛えて行くね」
私は訓練の為に空閑君と別れシミュレーションルームへ向かう。正直このメンタルでは多分ロクなランク戦は出来ないだろう。だからひたすら無心でモールモッドと戦おう。今も安定して勝てる訳じゃないけど、こんな状態でも倒せないと守りたいモノも守れない。
会議の翌日の穏やかな昼下がりに私達は顔合わせをしていた。
「珍しいね千佳から紹介したい友達が出来たって」
「亜樹ちゃん! いつまでも私を1人ぼっちみたいに言わないでよ」
「はへぇ〜……チカ子って孤独系? 確かに陽キャの印象は無いけどそんなに珍しいのかぁ〜」
「いやいや他人からの印象が薄いって必要な才能じゃないのか? 気配の探り難い狙撃って結構怖いぞ」
「あっ……言われてみたらそっすね。てことはチカ子って才能の塊!?」
「保有してるトリオンも含めて技術が備われば怖い狙撃手になれる逸材になれ……るかもしれないし、そうじゃないかもしれないけどねぇ〜」
「むうぅ!! 亜樹ちゃん!」
頬を膨らませて拗ねた千佳にポコポコと叩かれながらも笑い合う私達だけどそもそも大切な事を私達は忘れてた。
「で……この気とノリの良いお友達の紹介だよね? じゃあまず私から。【三雲 亜樹】玉狛支部所属のB級隊員。一応千佳の幼馴染だね」
「おれは【空閑 遊真】でまだ訓練生だけど攻撃手。これでも亜樹と同い年だ。外国育ち……って事になってるけど【近界民】でもある」
「え? 空閑センパイって【近界民】なんすか? 見えないっすね」
「ややこしい事情があるけど空閑君は日本人だよ。最近知ったけど彼のお父さんがBORDERの知り合いみたいで、最近その人に会いに来た流れで入隊したらしいの。一応プライバシーがあるから私からはコレ以上は言えないけど」
「あっ……そういえばそうなるのか。じゃあおれはニホンジンだな」
「くぅ〜がぁ〜くぅ〜ん〜!」
彼の頬を引っ張りながら彼女に促した。
「あっ……ウチっすね。【夏目 出穂】っす。チカ子と同じ狙撃手っす。でもチカ子って凄いっすね……壁ぶち脱いて吹き飛ばすとはびっくりしましたよ」
「ッ! 狙撃手って事はあの日いたの!? ゴメン覚えてなくて!」
あの時は動転してたとはいえ覚えていなかったのは失礼だった。
「あ〜いや、よく思い出せばセンパイってずっと平謝りしてましたよね? そりゃあ気づかないのはしゃあないっすね」
「重ね重ね気を遣わせたらゴメンね? でも内向気味の千佳が夏目さんを私達に紹介してくれたのは私にとってはすごく嬉しいの! これからも千佳と仲良くしてくれたらうれしいです!」
「な〜んかチカ子を含めて噂と印象が一致しないっすね。【トリオンモンスター】【白い悪魔】【悪魔を従える女】って呼ばれてる人達とは思えないっす」
「…………ちょっと噂について詳しく……」
詳細を聞くと夏目さんは緑川君との一件を含めた色々な噂を教えてくれた。な〜んか脚色されてる気もするけど噂なんてそんなモノだっけ?
「ま、良いよ。夏目さん……本題に入るね」
「!? ……雰囲気……変わりました?」
私の雰囲気の違いに夏目さんも気付き表情が締まる。
「先に千佳に謝るけど……トリオン兵が狙うのはトリオンの多い人間。そして千佳は私達の比にならない程トリオンを有している。もし武装出来ない時にトリオン兵に襲われたら
「何故それを?」
「千佳の性格。まず千佳は自分が狙われると知ってたら抱え込む。
「ッ!」
千佳の表情が少し険しくなった。そこは予想通りか。
「図星だね千佳。まっ……BORDERが本気で対応したら千佳の出番も無いから気にする必要も無い話かもね」
「……………………」
訂正……私を見る空閑君の表情が少し鋭くなった。でも言葉にしないのは解ってるのかもね。
「そんな気負わず……ね! その時には迷わす逃げて欲しい……それだけだよ」
叶わない願望が私達を渦巻くけど……これから……
大規模侵攻が開始して亜樹の運命・選択やいかに!?
これからも本作をよろしくお願いします。少し早いですが皆様良いお年を!
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