「ニラとピーマンの炒飯」様 高評価ありがとうございます
また、本作品の大規模侵攻編は明確にカットする場面があるので、カットした内容は後書きか本編にしれっと流します。
今回は少し短めですが本編どうぞ!
『【
無機質な音声と警報が全てを告げた。
「……来たか。さてさて一体どの国が来たのやら」
「動くよ空閑君! 私が先生に校内の人達に避難を依頼する! 千佳! 夏目さん! 先生達のフォローをお願い! 空閑君は私と来て!」
「わかった!」
「任せて!」
「やってやるっす!」
私達は急ぎ職員室へと駆ける。幸運にもこのルートなら……
「三雲さんに空閑君!? この警報はもしかして?」
「はい。恐らく大規模な近界民の侵攻だと思われます。追って本部より通達が来ますが校内の方は最寄りの避難所へ移動をお願いします。戦闘範囲・規模共に不明なので死にたくない人は急いでください! 後ろの2人は訓練生ですがBORDER隊員です。恐らく彼女達にも通知が来ますのでその情報からお願いします!」
「わかったわ。貴女達は?」
「このまま職員室を目指しこの説明をします。その後私達は恐らく合同部隊として戦線に向かいます!」
「その必要は無いわ! 私達を信じて行きなさい! それと……気をつけて!」
「ッ! 感謝します!」
私達はその言葉を背に受けて再び駆ける。
「BORDERからの連絡は?」
「まだ開戦直後で敵も含めて様子見って所かな。亜樹達は合同部隊での対処……になるんだろ?」
学校を出た私達は本部からの連絡を確認した。現状は近い近界民を対処指示。幸い私達がいたのは誘導装置外の為にまだ会敵していない。
「1番近いのは本部から見て南……確か【茶野隊】の人と戦う事になるはず。それでも!」
「しょうがない……付き合うぜ亜樹。何か思う事でもあるか?」
「多分事情を知らない隊員と共闘する可能性があるよ。気をつけてね」
「……努力するさ。だが忘れるなよ? 俺はチカやアキを守るためなら黒トリガーを使う」
「多少の不利なら我慢してよね!」
私達は覚悟を決めて移動してはバムスターやモールモッドと交戦している。それを繰り返すうちに幸いにも戦闘中だった【茶野隊】の人達と合流がめができた。
「お前ら……っ増援か! ……」
「玉狛支部正隊員の三雲と訓練生の空閑です。彼は訓練生ながら実力があるので戦ってもらってます!」
「緊急事態だからいい……んだろ??」
「おい! そんな事よりなんか来たぞ!」
藤沢先輩が新手のラービットを捕捉した。
「お二人は銃手ですか?」
「まぁな。お前らは?」
「訓練生の空閑君はスコーピオン、私はレイガスト使いのシューターです!」
「わかった。包囲して集中砲火だ! 訓練生は下がってろ!
私達は少し離れてラービットに先制攻撃を始めた。空閑君にはその事を本部に伝えてもらってる。
「硬いなコイツ! 全然ダメージを与えた印象が持てねぇ!」
「動きも速いです!」
「弱点は何処だよ!」
余裕なのか様子見なのかあまり距離が詰まらない。どうする? どうすれば崩せる?
「動きが変わった!? 気をつけろ!」
「ッ!」
茶野先輩の言葉の直後に私は吹き飛ばされた。幸いレイガストで防御出来たけど不味い!
「させるか! トリガー
3人がかりで全然ダメージが与えられない中で、離れていた筈の空閑君が【黒トリガー】を起動してラービットをぶっ飛ばした!
「3人が動きが変わってヤバそうな所だったからぶっ飛ばした。大丈夫か?」
「何が起こっ……っ! お前がやったのか!?」
「動くな! お前も近界民なのか!?」
「待ってください! 彼は敵ではありません! というか奴が戻って来ます!」
ぶっ飛ばされたラービットが戻る前に体勢を整えないと……っ!
「まずい」
明確に助けても疑心暗鬼の状況だとまずい! どうにかしないと!
「させるか!」
空閑君がダメージを与えた腕に嵐山さんが追撃して木虎さんが斬り落とす。ダメージを受けたラービットが後退した。
「嵐山隊も現着したよ!」
「時枝先輩!」
「嵐山さん! あいつも近界民かもしれません!」
そんな言葉が聞こえる中木虎さんが私達に声をかけてくる。
「再攻撃が来ます!」
「硬そうな腕と頭は避けろ!」
「背中も硬そうですね。攻撃は正面から行きましょう」
嵐山さんの指揮の元私達はラービットと交戦し空閑君が腹部を貫いた。
「確かに腹の方が柔らかいな。流石はアラシヤマさん」
「増援・追撃は無し。1度状況を整理するぞ!」
「あの……彼は!」
私が時枝先輩に説明を求める頃嵐山さんが2人の説得を始めていた。
「彼はトリガーを持つBORDERの協力者だ。茶野隊……現にお前達の支援をしても危害は加えてないだろ?」
「でも……大丈夫何ですか?」
「緊急事態だから詳しくは言えない。でも彼が敵じゃ無いと思えば大丈夫だよ」
「わかり……ました」
「よし。これから俺達A級部隊がこの新型を駆逐する。お前達は合同部隊と合流してくれ」
「わかり……ました」
「仕方ありません」
茶野隊の人達は指示されたポイントへ向かい始めた。
「千佳……上手く逃げてよね……」
私が千佳を案じて呟くと嵐山さんは私達にとって残酷な事実を告げて来た。
「三雲ちゃん……言い難い事だが君のチームメイト達は中学で避難誘導にあたっているのだろう? 弟妹から連絡が来たよ。
『コッチは順調に避難できてるから兄ちゃんは全力で戦ってくれ』
とね。ここまでは良かったんだ……ここまでは……」
嵐山さんの言葉が言い淀む。
「合同部隊は避難の進んでいない地区から優先して近界民を排除する。つまり裏を返せば」
「
それを察して時枝先輩や木虎さんが捕捉してくれた。そう……私達は正しい行動をした故に千佳が窮地という事実が突きつけられる。
「行くぞアキ……チカを助けるぞ」
そんな時に私達に連絡が来た。
『駄目だ。空閑隊員は嵐山隊と共に新型を倒せ』
「城戸司令!?」
「何故ですか! 私達の仲間が危険なんです!」
『本部未承認の黒トリガー……それを見た者の反応がどうなるか説明が必要か?』
「ッ!」
感情のままに壁を殴る。そう……
「………………空閑君……嵐山さん達と行って……」
「アキ!?」
「さっきの戦いでわかったけど私じゃあ新型との戦闘で役に立たない。そんな新型がうじゃうじゃいるなら対抗出来る空閑君を引き留められない。だから……約束して」
「約束?」
「うん。新型を一刻も早く駆逐して私達を助けに来てよ……弱い私達を助けに……」
「………………………………いや……そうだな。一刻も早く片付けるよ。だってアキもチカも俺がいないと何も出来ないからな……」
「つまらない嘘だね空閑君。でも……それが嘘になるように私達を信じてよね」
私達は別れる事が決まった。そんな時だった。
「C級の護衛がB級の底辺なんて心配でしかないわ。嵐山さん……私が彼女達のフォローと護衛を受け持ちます。フォーメーションは苦労しますが彼を暫定エースに据えて駆逐お願いします」
「木虎の意志か……わかった! 行くぞお前ら! 奴らを殲滅して平和な日常を取り戻すぞ!
嵐山さんの号令の元嵐山さん達は捕捉した新型と交戦、私達はC級の護衛……今の私に出来る役割を……果たしていく!
『少し待ち給え』
「レプリカさん!?」
『本部長殿……BORDER本部及びこの通信を聴ける全ての人間に伝わるようにしてもらえるか? とてもあのトリオン兵について重要な情報を伝えねばならない』
「わかったんですかレプリカさん!?」
『あぁ。それで本部長殿の回答は?』
『話してくれ』
『あのトリオン兵は推定【ラービット】。先ほどの戦闘から高い戦闘技術を保有しているが恐らく用途は捕獲用だ』
「レプリカさん……捕獲用の戦闘力は高く無い筈では……?」
『目的は同じだがターゲットが違うのだ。ラービットが捕獲する対象はトリオン使いだ。もし正隊員を捕獲する動きがあるならば特に気をつけて欲しい』
「ッ……! その話が本当なら千佳は最優先で助けないと!」
「アキ……死ぬなよ相棒!」
「当然!」
「まったく……私が先導するからついて来なさい」
「お願いします木虎さん!」
生き残ってて……千佳……!
久しぶりの投稿なのに少なめですみません……
今回はキリの良いところで切ってしまい少し薄めでしたが、本気での戦闘は次回以降で行きます!
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