FAIRY TAIL〜死んじゃったけど転生させてもらったからどうせなら楽しみますか〜 作:まさとら
どうかドラ〇もん並のくそ暖かい目で見てください。
あー頭くらくらするどんぐらいの間落ちてたんだかわかりゃしねぇし、ここどこだよ見渡す限り木しかないぞ。あのジジイどこに落としたんだよ場所の設定くらいちゃんとしやがれってんだ。まぁどれくらい自分が動けるのか試すのにいい機会だしちょっとここらで腕試しでもしたいがなんかいないかな。
ん?なんだあれ?空から手紙がヒラヒラと落ちてきて俺の足下に落ちた。なんだこれ?こんな森の中だ俺以外誰もいないからとりあえず見てみることにした。
『ノイエ・ヴェルトへ
無事ついたようじゃの、なぜ手紙なんぞよこしたかと言うとすっかりお主の特典の説明をするのを忘れとってのまぁ詳しくはこれの続きを呼んでくれ。
まず一つ目の特典のことじゃがただ魔力や体力を上げるだけじゃ詰まらんからのとりあえず現状だけでも聖十大魔道に匹敵するんじゃが鍛錬さえすればどれだけでも強くなれるから頑張れよ。
つぎに二つ目の目からビームのことじゃが現状の威力でも街の一個や二個なら破壊できるくらい容易いのじゃが如何せん魔力と体力の消費がかなりのものでの今使うなら1日一発が限度じゃろうな無理して打とうものなら間違いなく命を削る事になるぞ気をつけろじゃが魔力と体力が上がれば威力も上がるし回数も増えるじゃろうから今は奥の手としてとっておけ。
最後に三つ目のやつのことじゃがもう既に用意しておる、かなりの強さのものじゃから死ぬ気で鍛えておけよ、今のお主なら確実に殺されるから。
PS
お主の事は見とるからの、わしを楽しませてくれるように頑張ってくれ。あと見てるからって助けたりとかしないから安心しろ。
神より♡』
〜んなるほどね…まぁ大抵の事はわかったからいいか。さてとこれからどうしようかね。とりあえず腕だめしでも…
『イ…ニ………ど…』
今なんか聞こえたような聞こえなかったような行ってみるか…よっと。おぉすげえ身体がめっちゃ軽いし速い、すげえまるで俺の身体が俺のじゃないみたいだ。おっといけねぇや浮かれちまった、確かここら辺だよな声が聞こえてきたの。
「どこだイグニール!イグニールー!」
桜色の髪にマフラーあれは間違いないナツだ。でもなんか小さくねぇか?ナツが小さいってことは原作より何年か前って事か、にしても見てらんないなあんなに必死になって…俺の涙腺が爆発しそうだ。
ガサッ!
ん?なんだあのゴリラ?なんか見たことあるような無いような。確かバルサン?いや違うな、そんな害虫の王様ぶっ殺すもんじゃなくて、もっとなんか銃ぽい名前やったようなえーと…バルカンだ!それにありゃモリバルカンじゃねぇかよ。
その瞬間モリバルカンはナツに襲いかかった。
「ウホッw」
「ひぃつ」
「ヤバイ!待ちやがれぇ!」
ナツに向かって振り下ろされようとした、パンチを軽くで受け止める。
「ガキ相手に卑怯なマネしてんじゃねえよ」
今の渾身の力で鳩尾にボディブローを決めると、体長3mはあるだろうモリバルカンが吹っ飛んで見えなくなった。
よくは分からなかったが魔法を使っていた感覚はなく肉体の力だけだったのだがあり得ないくらいの力がでた。
こりゃ力のセーブの仕方覚えねぇと危ないな。
「お前!何しやがんだ!あんなやつ俺一人でぶっ飛ばせたんだ!」
「そりゃ悪かった。俺はヴェルトってんだ。お前は?」
半べそかいて泣きそうになってたくせにと思ったが、まぁガキ相手だむきになるわけがない。
「俺はナツ。ナツ・ドラグニル…ドラゴンの息子だ!」
これが俺とナツとの初めての出会いだった。