この話は修正済みです
2話3話と少しずつ原文から改良していきます、初めて見た方には申し訳ないです...
目覚め
僕は飛来英一と言う人間だった
20XX年 X月 X日
僕は死んだ、と言うか殺された、何者かが運転する車によって轢かれて。僕は自分の頭が潰れているを知っていた、何で知っていたのか分からない、何故だ、何故だ、何故だ。
何故......だろう...
せめて..."生きる意味"を失わければ良かったのに。
「...ん?」
目覚めた場所は、ベッドの上だった。
背中にはもこもことした綿の感触があって心地良い。
だが、その快楽は突然開いた玄関のドアに掻き消された。
開いた扉の奥には、
黒づくしのスーツの大人...ブルーアーカイブのゲマトリア所属「黒服」が腕を組み立っていた。
「え、黒ふ...」
「...何故その名を知っているのかお聞きしても?」
つい自身の知識が条件反射のように出てしまうのを、必死で抑える。
(...ホシノ、か)
急いで誤魔化そうと、早口で答える。
「いや、服が黒いからですけど...?」
「フム...まあ良いでしょう」
既にホシノとは契約済みなのだろうか。
それに今の時間軸はいつだろうか。
数多の思考が自身を取り巻くが、ひとまず優先すべきは自身の安全。
下手に出て、常識と知識を得る事が重要だと判断した。
「じゃあ何か用でも...?」
とりあえず軽めに、だけど警戒を込めた返事を返す。
「...貴方には恐怖...と言いますか、神秘の真逆のようなエネルギーを感じるのですよ。」
(...ん?)
僕は明らかに顔を歪ませ、疑問符を浮かべる。
...ホシノとは契約済みなのか?まだ知り得ない情報が多すぎる。
考え込む僕に、しびれを切らしたのか黒服は続けた。
「ご存じではないのですか...まあ、本題に入ると...貴方には悪くない提案を持ってきたつもりです。」
(なんだコイツ...?何でよりによって僕?)
手口は知っている。大体...騙す時の口調だ。
僕は昔から相手の表情の変化、口調、目線を見て分析をするのが得意だった。
まあ、つまりは社交的って事だ。
「急すぎて信用できないんだけど...」
「ククク......まずお聞きください。貴方はその恐怖の(恐怖とやらをというのは黒服が呼んでいるのかそういう固有名詞が既にあったかは不明だが黒服から【恐怖】の固有名詞を出したのと黒服自身が恐怖についての説明を主人公にしているので?をここで使うのはおかしいのではないか)研究サンプルを今回私に提供する、代わりに住居や籍...貴方自身の生活を約二年間保証します。」
実際に聞いてみると結構良い提案だったもので、正直驚く。
まあ、そもそも僕【イレギュラー】だから籍無いんだったわ。
「契約書を見せてくれ」
僕がそう言うと、黒服は【何も無い所から出現した】書類を僕に渡す。
「どうぞ...慣れてますね」
ふと黒服の一言が、意表を突く形で僕の動揺を誘う。
【確かに慣れてるような仕草が多すぎたかも】と反省しながら、書類を隅々まで詮索した。
(一枚で裏はなし...見た所、問題は無さそうだな)
そう判断した僕は書類のついでに貰ったペンで、サインに名前を書き綴る。
「いいよ、だけど、もう一つ条件だ、僕の行きたい学校の近くの家の場所に案内してくれ、通学路も教えてくれ。」
「その程度であれば...恐らく問題ありませんが、何処の学校ですか?」
黒服は表情を一切変えずに問いかける。
正直めっちゃ不気味だが...ゲマトリアでも有数の社交性は比較的あるタイプだ。
その点に漬け込み、"一つの計画"を思いついた僕は黒服に向き直る。
「更に追加させてくれ。契約日を明日にさせて欲しい。この世界も下見したいし、その恐怖とやらも自覚してないしな」
「この世界...ですか、良いでしょう。私もご一緒させて頂いても?」
黒服は意外なお願いをしてきた...と一瞬思ったが、よくよくコイツの好奇心を考えてみれば普通のことだと思い直す。
「全然良いけどさ、お前よく怪しいって言われたりしない?」
無意識に僕は軽笑し、黒服をからかうように言った。
これは自身の悪い癖だ...すぐ思いついた挑発を言ってしまう。
(人によっては...即射殺で人生終わりそうだな。)
「クックック...よく言われるので、ドローンで監視させて頂きます。」
黒服は不気味に笑っていたが、怒りを抑えんとばかりに握りしめられた拳で、全て台無しだった。」
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「...少し暑いね、流石に。」
まず把握したのは、ここはブルーアーカイブの世界。
そして、今いる場所は恐らくアビドス砂漠...と言うことが分かった。
そして僕はヘイローがない男子で、歳は背が高いので高校生といったところだろうか。
さっき言った通り、ヘイローがない。銃弾や衝撃に貧弱だ。
だけど、僕には自身しか使えない特殊な能力があった。
パリッ...パリリッ...
そう、呪術廻戦に登場する「呪力」...見慣れない形ではあったが、恐らく鹿紫雲と同じ性質だ。
呪力さえあれば身体強化、保護、これは限度はさえあるが、五感も強化できた筈だ。
そして家から出る前に鏡で確認したが...原子レベルの緻密な呪力操作を可能とする「六眼」も抱き合わせていた。
(...運良すぎだろ、僕)
ふと鏡を見た時の記憶が蘇って、ただ呆然とその場に立ち尽くしていた。
だが、遠くから響いた銃声に現実へと引き戻され、遅れて我に返る。
...誰かが居るかもしれない、そう思いながら。
「向かってみるか...」
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~アビドス砂漠~車道跡地~
「うわぁっ!?」
「助け__ぐああっ!」
「お、お前たちおお落ち着け!!」
ガスマスクと一体化した派手なヘルメットをかぶった不良たち──通称「カタカタヘルメット団」の悲鳴が、銃声の響きに近づくにつれて、次第に大きく聞こえるようになっていった。
そんな彼女等と対面しているのは、1人の少女の影。
愛銃のショットガンである「Eye of Horus」を振り回し...射撃、回避、打撃を繰り返しヘルメット団を蹴散らしていた。
そう、小鳥遊ホシノだ。
しかもニ年前の。
「お助けぇええ___ガハッ...!」
(実際に見てみると...結構かわいいな、ホシノって)
そんな下らない考えをしているうちに、ヘルメット団の悲鳴は少しずつ団員の失神と共に減っていき、最後の一人までもがストックの打撃によって沈黙した。
彼女は僕に銃ノールックで向ける。つまり、背中を僕に向けたままで。
「...すまん、信じられないとは思うが、僕は敵じゃない。」
僕の言葉...いや、どちらかというと"男性の言葉"に反応したのか、ホシノはゆっくりと振り返った。
「いいえ、少しでも動いたら...」
彼女は言い切りかけたが、僕の容姿を見て固まる。
自信は自身の肯定感のせいで全く無いが、僕の顔はあのグレイトティーチャー五条に似ている。
正直すごく驚いたし、嬉しかった。
僕は呪術廻戦の中でも...五条悟は凄く好みな部類だったからだ。
話が逸れたが、恐らく固まったのは僕にヘイローが無いからだと思う。
「誰ですか...こんな所に用が?」
だが、確実に僕の頭に照準が合っているショットガンをどうにかするために、話し合いを持ちかける。
「一旦聞いてくれ、僕はアビドス高等学校の新入__「嘘、つかないでください」
刹那、空気を裂く散弾が目の前に迫る。
「ぶなっ!?何すんだよ!」
一瞬でバレた。
その事実に対する驚愕のせいで、反応が遅れた。
頰に一発掠ったのか、血が垂れている。
(攻撃性高すぎだろ...なにか打開策を__「あっ...ご、ごめんなさい」
「...え?」
つい素っ気ない声を漏らしてしまう。
「えっと...どうした?」
僕は射撃を恐れ、距離を取りながら問う。
「軽い脅迫のつもりだったんですけど...安全装置を戻し忘れてて...」
「なるほどなるほど」
そういえば、
てかなんだよ軽い脅迫って、パワーワードだし本当に死にかけたぞ、勘弁してくれ。
「何か失礼なこと考えてませんか?」
「...チガウヨ」
「えっと、マガジンの残弾は...__「すみませんでした」
まるでコントのようなやり取りをした後、僕は推しであるホシノと仲を深める為の案を思い浮かんだ。
「学校でもすると思うが、自己紹介をさせてくれ。」
「さっきの、嘘じゃなかったんですか...」
「君相手に嘘はつかないって」
「口説いてます?キm__「うるさい!」
その後も色々な誤解を招き、自己紹介が上手く行かなかったのはここだけの話しだと信じたい。
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「んじゃホシノ、また入学式でな」
「はい、さようなら。」
中途半端に終わったが、警戒心が高いホシノと少しだとしても、交流が出来たのは良かった。
信頼は、これから築けばいいだろう。
ホシノは背後から遠ざかり、代わりにドローンが近づいてくる。
「...お聞きしたいことがあるのですが、宜しいでしょうか?」
黒服の口調はドローンについている高性能...とは言えないスピーカー越しでも嬉しそうに聞こえた。
「絆創膏くれたら良いよ」
「そう言うと思いましたよ、どうぞ」
「キッショ...」
ドローンの下についていたちっさいカプセルが落下し、中から絆創膏が出てくる。
用意速すぎだろ、気持ち悪い...
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その後、約束通り呪力の話だけ話し、しつこく追ってくるドローンを拳でぶっ壊した。
術式や結界、僕の目に関する話もすると、何をしでかすか分からないからだ。
もし六眼を伝えたら、多分目をほじくってくるだろう。考えただけでも背筋が凍る。
それにしても...
「ブルーアーカイブかぁ...」
ブルーアーカイブという世界は、バットエンドと自身の死がすぐ隣りにある。
下手したら僕という変数自体がバットエンドを生みかねない。
でも、それでも...折角救いたい人が沢山いる世界に転生できたんだ。
「今度は他人のハッピーエンドの為に、ちょっくらこの世界でも頑張ろうかな。」
言葉は軽くとも、脳裏には固い決意が深く刻まれていた。僕はそのままゆっくりと落ちる陽と共に、自宅への道を歩き出した。
これからよろしくお願いします。
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