2025/06/25追記:有り得ないぐらい誤字脱字していました...ごめんなさい。
「流石にどんな人が居たとしても、集団で行けば楽勝よ!」
陸八魔アルはそう言った。それを聞いた他のメンバーも、彼女に続こうと決意する。
他の傭兵達もお金を貰っているので...動き始めていた。
標的の校舎に、これから起きる事象を知っているかのように、目を輝かせる六眼持ちが居ることも知らずに。
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食事を取り、学校に戻った後、高度なネットワークを掌握する【シッテムの箱】の持ち主である先生は業務疲労で寝ていたが___
「...何か来た。」
悠二が敵を捕捉していた。
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~悠二視点~
「ヘルメット団?」
セリカは俺に問う。
「...いや、明らかに神秘の反応が違う。ヘルメット団と違って、強さも別格だと思うぞ。」
「神秘...?まあそれで、先生起こすの?」
「(あ、やべ。神秘って言わないほうが良かったか...黒服の関係がバレる、ホシノも居るしな。)」
「まあ良いんじゃないですか~!いつも仕事で精一杯なのでたまには休ませないと!」
俺は自分の原作知識を初めて恨んだが、神秘という単語の意味を知らないノノミが良い感じに濁してくれたお陰で、ホシノはあまり違和感を持っていないと知り、胸を撫で下ろす。
「(まぁ、ヘイローが無い人間である以上、休憩も人より多く必要だわな...ん?)」
ふと横に目をやると、アヤネがタブレットを見る瞳を見開いている。
「どした、アヤネ?」
「あっ!え、っと...」
「...?」
アヤネは明らかに話しかけられた事に動揺している、ふと彼女の持つタブレットを覗き込むと__
__「傭兵、多数?」
俺が読み上げた瞬間、辺りに少しの沈黙が訪れる。
「へぇー...傭兵、かぁ。あれ結構高い筈なんだけどなぁ」
ホシノは少し難しい顔をしながら【うーん...】と唸る。
「ん...ホシノ先輩、知ってるの?」
シロコは純粋な質問を投げかけた。
「うへぇ、カタログ見たことあるだけだよー...しかも、傭兵って高いし...アビドスにはそんなお金ないからねぇ。」
「...そうなんだ。」
シロコは納得したように口を閉ざした。が、アヤネが少し焦ったように話し始める。
「あの、これ以上接近されると危険です!耐久力に物を言わせて、無理矢理校舎まで押し入ってくる可能性があります!こちらから迎撃しましょう!」
「あ~...確かに耐久力があるなら、アレが使えそうだな...」
悠二が立ち上がり校門へ行こうとする、それをホシノが手首を優しく掴んで止める。
「あ~...悠二?」
「?」
「悠二は相手の幹部や大将の対処をしてくれない? 雑魚兵は私たちがやるから」
「え……でも、俺が出た方が多分迎撃できるよ?言っちゃ悪いけど巻き込まれるかも...」
「それはそうだけどさー……いつまでも先生に頼ってたんじゃ強くなれない、それに借金の件はともかく全部を先生の手で解決するわけにはいかないしねー」
「そうですねー…いつまでも悠二に守ってもらうのも嫌ですし」
「ん、悠二は強い方をお願い、できれば長く時間稼ぎをして」
「っ~~分かったよ、でも俺が今から言う言葉を言い始めたら、正面を開けてほしい。」
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「よーしじゃあ悠二が戦ってくれている間、おじさん達は傭兵の対処……行ってみよー!」
『おー!!!』
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~アビドス高等学校玄関前から校門の区間~
『前方に傭兵部隊を確認! ……あれっ、あの姿は』
「あれって柴関ラーメンの時の……!」
集団を率いて歩いている4人の影、便利屋の4人だった。
「ん。流石についさっき見たから忘れない。……なんでここに?」
「ラーメン無料で特盛にしてあげたのに! この恩知らず!」
「あはは! それについてはありがとね! バイトちゃん! でもそれはそれ、これはこれ。こっちも仕事でさー」
「残念だけど公私はハッキリ区別しないと。受けた仕事はキッチリこなす。それが便利屋68のモットー……でしょ? 社長」
「うふふ……そうよ。それが私たちのモットー! よくわかってるじゃないカヨコ!」
「……そこでそんな嬉しそうな顔されても」
「んー...大体理解できたかな?」
シュバンとさっきまで居なかった悠二が空中に姿を表す、そんな悠二の姿を目にした傭兵達は【ヒェ!?】と声を出す。
「ほ、ほらぁ要警戒の人いる!!」
「どどどどうしよう! 私たち狙われないと良いんだけど...」
「でもお金はもらっちゃったし……」
「けどさ〜〜!!!」
ワーワーギャーギャーと仮面をつけている悠二の姿顔見ただけで騒ぎ散らす傭兵に、カヨコは困惑する。
「な、なんなの? そんなにやばいのあの人」
「ヘイローもないし……気配以外は別に普通だと思うけどなー」
「ど、どうしますか? 社長」
「え、えぇーと……(あの人はヘイローを持っていないから変に攻撃するのも……! そうよ!)全員、手榴弾は持ってるわよね!」
「え、待ってまさか」
「アビドス校舎へ向けて手榴弾を投げるのよ!」
「社長!? 何考えてるの!?」
「大丈夫よカヨコ、あの人はヘイローを持っていない……つまり! この手榴弾の爆風を受けたら浮いてるとはいえ怪我を負うのよ? だから怪我をしないために逃げるはず!」
「た、確かに!」
「そりゃそうだー!」
「いくよー!!!」
アル達は一斉に手榴弾を用意、そして振りかぶって悠二へ向けて投げる。
(フフッ、これであの人は退去……ついでに他のアビドス生もそれで動揺したところを追撃!完璧よ私……!)
「へーー...投擲爆弾と言ったところか。だけど残念、俺にはあたりすらしないし、当たっても傷すらつかないんだよねー
アルは自信満々な笑顔を浮かべる...が
「(何言ってるの...?あの人なにか喋ってーーーー)」
ギュゥゥァァアアアア
「「「「?!」」」」
謎の音とともに手榴弾が自分たちの所に吸い込まれるように帰ってきて、爆発した。
ドォォォォォォォォォォォォン!!!
「「「「キャァァァァッッ!!!?」」」」
「ほ――へ?」
「は?」
「ふ?」
「ほ?」
爆発はアル達がいた投げた近くの場所から発生した煙で便利屋は全員口を開けたまま固まっていた。
「――あれ!?い、今何があったの...?」
「ぼ、暴発ですかぁ?!」
「……違う、私見てた」
「カヨコちゃんほんと!?」
「うん……さっき、手榴弾があの人に投げられた瞬間、あの人が私達に向けて手をかざして、
その瞬間からこっちに返ってきた............。」
「「「いや…どゆこと?」」」
「つ、つまり、手に仕掛けがあるということですか?」
「――き、きっと何かの見間違いよ! とりあえず今はあの白髪目隠しの人を無力化しないと!」
「だーれーだー?白髪目隠しっつったのは...」
「「「「?!」」」」
煙が晴れたと思うと、さっきまで前方に居た白髪の人が便利屋達の真後ろで喋っていた。
「ッッ!!!!」
カヨコはすぐ危険を察知し咄嗟にサイレンサー付きピストルを悠二に向け睨みつける。
「あーいやいや、殺す訳じゃないから、安心して?」
「...どういうこと?...見えなかったんだけど...」
ムツキは振り向きざまに問いかける。
立て続けにーー
「あなた一体、何者なの?」
アルもそう問う。
「取り敢えず君の質問から答える、俺は五条悠二。
まあニュースで言うなら...「赫き最強」...かな?
「っえ...?なんでここに...?!」
カヨコは顔を真っ青にする。
「う――動かないで……くくください」
「な...ナイスよハルカ!」
「あ、アル様に褒められた……うへへ」
「ッッハルカ!!!離れて!!!!危ない!!!」
「え?___ぐぁっ...?!」
悠二の背後からショットガンを突きつけていたハルカは、悠二が消えたと認識した瞬間「ほいよっ」と言う掛け声で後頭部にチョップされ、気を失った。
「...さて、まずは一人っと、回答の続きだ。俺の移動が目視できない理由は___ピュンピュン...シュタ
っと...話は最後まで聞いてくれよ。」
「...社長、撤退したほうが良い。」
「「え?」」
「な、何故?、早く移動できるとはいえ、移動先に撃てば当たるのよ?そんなに過大評価しなくても...」
「んー私も同感ーだn「知らないの?」」
「...簡潔に言うけど、あの目隠しはニュースや様々なメディアで、単独での学園都市転覆が可能な唯一の人物と報道されていた人で、甘く見積もって...数千...いや数万人の兵力が倒すの必要だと推測された化け物なんだよ...?」
「御名答!んで、降参すんの?」
「...アルちゃん、戦略的撤退だよ。」
いつも脳天気なムツキが真面目な顔をして言った。
.....降参...はしないわ!、貴方を倒せば最高の名誉が手に入るじゃない!ここが正念場よ!!」
アルは距離をバッと取り、銃を構える。
「アッハハ!言うと思ったー!」
「...で、何か案があるの?」
「あ、あ、あるに決まってるじゃない!取りあえず各自射撃!」バァンバァン
「...無いみたいだね」ピュンピュンピュン
「当たったらごめんねー?白髪の人~!」ズダダダダダダ
「穏便に済ませたかったが...やるしかねぇな」
「「「(来る…移動が…!)」」」
ビタビタビタッ
便利屋の皆が当たると思った銃弾が、悠二に当たる瞬間ビタッと停止した。
「「「(なっ!…銃弾が止まった…?!)」」」
「な、何なのよあれ!反則じゃないッ!?」
「当たらないよーんだ!」
「アハッ!それはどうかな?!」
カチッ
ドォォォォォォォォォォォォン!!!
「ナ、ナイスよ!!ムツキ!!」
「くふふっ?流石にこれは耐えられないんじゃなーい?」
「(流石にこれは無傷でいられるとは思えない、大した傷にはならないと思うけど…)」
__順天と反転…2つの無限を衝突させる事で仮想の質量を押し出す。
突如術式の開示を始めた無傷の五条、そしてデコピンの様な構えに紫色の輝く光、その光景に便利屋は誰一人冷静じゃなかった、カヨコを除いて…。
「何?へ?」
「キャァァァァァァ!」
「(は?なんで無傷なの?爆発の瞬間まで見ていた筈なのに…流石に速すぎる……!)」
「俺の移動は、移動先に引き寄せる力を生成してるだけだ。
悪いが眠ってもらう…じゃあな。」
「...!アルちゃん逃げーーー」
「…虚式 ”茈”」
カァァァァァァァァァン!!…
…
…
…
…
…
…
…
…
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〜五条悠二〜回想終わり〜
…ヨシ…外傷は軽い表面の軽い火傷だな、そもそもかなり威力落としたしな。
治療も終わったからこいつら担いで校門戻ろっと。
「あれ?傭兵居なくね?」
担ぎながら校舎に戻ろうとしていた悠二だったが、違和感を覚える。
「戦闘の形跡だけで、誰もいねえな…」
そう呟くと、見計らったように着信音が鳴った。
あ、何かメール来たなになに、なになに…?
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戦闘が長引き傭兵も定時で帰ったので、会議室でお待ちしてます。
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あーね、なら俺も向かうか。
俺はアル達を校門の近くに「ドサッ」と置き、校舎に戻り、
先生達と合流した。
ガララ
「ちゃちゃっと…片付けて来たよー」
バタン
「「「「!お疲れ様(でした)!」」」」
“窓から見てたけど凄かったね。あの紫色の光”
「あれも技なんで、でも殺したり致命傷はないように、威力は15分の1です。」
“恐ろしいな……”
「本来は胴体抉ったり建物貫通する位の技なんで。」
「ウェッ…グロすぎでしょ…」
「…確かにそうですね。」
「おじさんもあんなかっこいい技使えたらなぁ…」
「爆発にわざと直撃し煙に紛れることで、あえて油断させる、本当に凄い作戦でした〜!」
“あれ、そう言えば便利屋は?”
「技の影響で軽く火傷してたので治療して校門の近くに置いといた。」
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「…んぇ?」
「……アルちゃーん?もう夕方で、傭兵も帰っちゃったよ?」
「てか傭兵居てもあのアホ目隠しいる時点で勝てないでしょ…」
「うぅ…アル様ごめんなさい…」
「…みんな怪我は?」
「無いよ」
「私も大丈夫」
「特には無いです...」
「一旦帰りましょうか…」
アルは落ち込んでいた、流石にあれ程まで完膚なきまでにボコボコにされると、誰でも凹む。
「はぁい」
「…そうだね。」
「うぅ…分かりました…」
校門を出ようとすると、地面に封筒が落ちていた。
『...?』
封筒には、
「また来いよー。グッドルッキングガイ五条より」
と書かれており中には沢山の紙幣が入っていた。
「案外良い人なのかしら…?」
「どこが...また戦いたい戦闘狂って事じゃん。」
「くふふっ、でも私は正直もう戦いたくはないかなー!」
「うぅ…優しい…」
『いや何処が?』
そう雑談を交えながら、事務所に帰宅するのであった。
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〜謎のビル〜最上階〜
「私だ………は?襲撃した便利屋達がたった一人の能天気な目隠しに完膚なきまでにボコボコにされただと!?馬鹿も休み休み言え!!私は忙しいんだ!」
謎の人物は電話相手に怒鳴った後、拡声器を受話器本体に叩きつけた。
「何を言っているんだウチの社員は…あのゲヘナ出身の便利屋、それもアウトローを目指しているもの達がたったアビドスの数人に負けるわけない……ハァ、疲れているんだな。ちょっと休もう…」
一日に書き溜めから三話投稿は確認のキャパが足りなくなるのでやめます、申し訳ない。