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~英一視点~希望と絶望の間~
透き通った青空のような瞳
水色と桃色を混ぜた髪色、それは...まさに僕が知る連邦生徒会長だった。
そして僕は、彼女に今一番聞きたかったことを聞く。
「僕は...死んだのか?」
「...いいえ、正確には狭間を彷徨っています」
「そう、か...」
死んだと思っていた僕は電車の中、その椅子に深く腰掛け、電車の天井を仰いだ。
電車の進行に揺れる手すりに、手を翳すが、届くことはない。
それは後悔を含んでいた表情だったと思うし、それを彼女に見せたくなかった。
「では私からも質問です。イレギュラーである貴方は何故、あんな無茶をするんですか?」
(見てたんだ...)
上を向いていた顔を、再び連邦生徒会長に向けた。
彼女の顔は、少しだけ、怒っていたと思う。
「...あの世界の、皆が大好きからだよ」
悟るように即答した僕に、彼女は少し赤くなった顔を反らし、その綺麗な髪を人差し指で弄っていた。
「よくも躊躇いもなく言いますね...」
その言葉の意味もわかる、でも最後ぐらい打ち明けさせて欲しいという願いから、僕は口を再び開く。
「...でも、僕は間に合わなかったんだ」
「...何をですか?」
彼女はそれた顔をそのままに、視線だけを合わせて問う。
詳しくは知らないけど、彼女も言ってしまえば"僕"だよな。
「君も僕も、このキヴォトスから消えなくて済むように...って、これは答えになってな__「待って下さい」
言い直そうとした僕に一言、彼女は静止する。
「...私は兎も角として、何故貴方が...?」
連邦生徒会長は首を傾げ、僕に問う。
というか見ていたなら大体予想できたと思うが...
「僕は...いや、僕は元々この世界を知る人間だったんだ」
「...っ!?」
連邦生徒会長の顔が歪んでいるのが、俯いていたのに良く分かった。
立ち上がり、彼女の相席に座った。
承諾は...勿論急なので、取っていないが。
「でも、
自虐的な笑みを浮かべ、乾いた笑いを零す。
もう、いつもの軽口なんて叩けなかった。
「もう...どうしたら、良かったんだ...?」
頰に、冷たい感触があった。
それは、涙だった。
一滴、ニ滴と、増えていく。
もう耐えられなかった、辛かった。
唇を噛み締め、呟いた。
「...せめて、一緒に泣いてくれる人が欲しかったな...」
最初は"推しの世界に入れた"とか思ってた自分が馬鹿らしかった。
いや、でもそれは誤魔化しでしか無かったが。
ただ...まるで壊れた僕の心を一つ一つと掬い上げるかのように、膝の上に握りしめた拳を彼女は手に取った。
「...ごめんなさい、置いていってしまって」
出来ることなら今すぐ目の前で泣きかけている彼女の胸で一緒に泣きたかった、下心とかは一切無い。
彼女だって、自分が居て良いなら、僕の存在関係なしに"残りたかった"だろう。
そして恐らく彼女は何度も、何度も"繰り返して"いる...キヴォトスの破滅を。
「熱くなってるのは自覚してる...でもここだから、もう全部話すよ」
ぽつりぽつりと話す僕の手を、彼女はしっかりと、強く握ってくれていた。
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話したことは、もう僕の過去まで全て明かした。
分かち合えるのは、良い意味でも悪い意味でも彼女と、それも"まだ今だけ"だから。
でも打ち明けられたお陰で、ようやく決意がついた。
「...戻るよ、話せて本当によかった」
「っ...戻るのですか?」
彼女は
「うん、万が一のために失神したら呪力で心臓を無理やり動かすプログラムを__「そうではありません!」
元呪術オタクである僕の言葉をまた、彼女は遮る。
まあ、確かに今話すことでは全くなかったかもしれない、と反省する俺に彼女は言った。
「...戻って、大丈夫なのですか?」
その
でも。
「大丈夫さ、僕を何だと思ってるんだ? それに__
___君も、こんな所からきっと...
「...次会う機会があれば、ここじゃ無ければいいな!」
俺は、呪いを込めないように、彼女に優しく、だけど力強く言い放ち。
抑制の声も振り切って、電車の"窓"から飛び出た。
次回「
意味深発言が沢山ありましたねぇ...