正直に言うと、先駆者の方々の小説を読みながら夏休みの宿題をしていました。
その影響&状況の続きだからか...心の中的な地の文多めです。
~英一視点~
息が荒く、額には汗が滲んでいた。
暑いからではないし、何なら、寒くて流れたまであると思う。
勢いに身を任せ、必死に形にした告白...伝えはした。
だが脳内に期待の二文字は一切無く、むしろ後悔と不安で溢れていた。
ふと片目でホシノの方を見る。
すると、突然の好意に顔を赤らめながらも...その表情は、どこか
「っ...」
なぜ今伝えてしまったのだろう。
そう考えた時、頭の中を今までの行いが、軌跡が逆流した。
実際、ホシノと同級生として一緒に過ごした時間は特段長くないだろう。
ユメ先輩を救う為に、途中で一度僕から距離をおいてしまった、そう解釈もできる。
でも、実際はどうだろうか。
二人を何とか死なせることは無かった。
でも、二年前の別れも砂嵐の電波阻害や時間を掛けすぎた影響で出来ず仕舞い。
せめて、"いつか帰ってくるよ"と、そう言っておけばよかったと思う。
それを言わなかったせいで...小さくない心の傷を、特にホシノには残してしまった。
こんなの、少なくとも僕が望んだハッピーエンドじゃなかった。
...なんなら、心の傷が癒えていない時点でバッドエンドだ。
でも、全部...馬鹿な自分が起こした行動による末路だった。
...もしかして、先生が言ったさっきの言葉は。
告白に対して、背中を押してくれたのは。
もう間に合わないからせめて伝えておいでと、もしかしたら、そう言っていたのかもしれない。
でも、その理屈だと...どうしても引っかかる言葉があった。
___先生として助けたい気持ちもあるし、
節度は付き合った事を前提にしているんだろうが、その言葉の根底がどうしても読めない。
何故先生は節度という単語を使ったのだろうか
(...まさか)
刹那、ある可能性に気付きそうな直後。
背後から腕が回され、肩に、温かな熱が触れた。
その腕の主はホシノだった。
頬を僕の背中に埋めて...うっすらと微笑んでいた。
「な、え、いいいいきなりどうした!?」
例え戦闘力は特級でも、推しのハグに対する耐性は四級だった僕は焦って逃げようとするが、どうやら逆効果だったようで、屋上の床にそのまま押し倒された。
正直、今までが忙しすぎて分からなかったのもあるが...アビドス編終了*1という名の一段落つき、その耐性が明らかに消え失せたのは分かる。
「...ねえ」
「ヒッ!?」
いい匂いのする吐息混じりに掛けられる言葉に、僕は声と肩を震わし、目を丸くした。
「覚えてるよね?」
「な、何を...」
「二年前に、英一が私に軽口叩いたあと、なんでもするってさぁ...」
"何のこと?"
そうとぼければ、この先の展開が
でも僕の脳内記憶能力は、実に残酷だった。
___はぁ...お前、その挑発を訂正するか自分の脳みそをここにブチ撒けるか、どっちがいい?
____す、すまん! なんでもするから許して!*2
「あっ」
つい腑抜けた声を零し、恐る恐る、いつの間にか倒れた僕に馬乗りになっていたホシノを見上げる。
その声が、僕がキヴォトスに来てから一番のやらかしに気付いたという証明だった。
「うへっ、分かりやすいねぇ?」
ホシノの表情は告白直後とは違って全く怒っている気配がなく、なんなら笑顔だった。
その微笑みが、何故か僕の全神経と第六感を震わせていた気がした。
けど、今はこの危うい状態のホシノと、圧倒的に不利な馬乗り状態をどう打破するか、そう考え始めた矢先に爆弾発言が落とされた。
「心の準備は良いよね?」
「...えっ、は?」
急に告げられた言葉に、僕は絶句する。
でも、その一言で理解した。
(僕...今からまさか、襲われるのか!?)
しかも、まさかとは言わないが
流石におかしい、前世の二次創作ですら珍しいにも程があるレベルだと思うし、それが今考えるべきことではない事にも気づいた。
恐らくもう既に無駄な足掻きである思考を回す僕の目の前で、どんどん息がいかがわしい方向で荒くなっているホシノに、先程言われたことを思い出した。
____
そのまま勢いに身を任せ、術式を使うことすら忘れ、必死で制止の声を張り上げる。
「ホシノ!?そそそそんな事冗談でもやめr______
...そんななけなしである僕の意識と言葉は...直後に近づいた唇によって途切れた。
ずっと書きたかったのですが、どう書けばいいか分からず...自分なりに読んでみたり試し書きをしてみた結果です。