「あんたね!悟空っていうやつは!」
スイーツ部!?なんで来たんだ
………カズサだけいないな……
「何のようだ。一人、少ないようだが、その事が関係しているのか?」
「カズサちゃんが…寮のお部屋に籠もりっきりで…その前までは嬉しそうに悟空君の話をしていたのに、今は悟空君の話をすると、辛そうな顔をするから…悟空君が何か知っているんじゃないかなって…」
「もしかして、男女関係のもつれってやつかい?…青春だねぇ」
なに見てやがんだナツゥ!
「そんな青春があってたまるか!」
しかし、これは、ハチャメチャに心当たりしかない…
「………ぐ………うぐぐぐぅ………し……知らんな。」
「嘘付けぇ!その顔で心当たりがないわけないじゃない!
吐け!吐きなさい!」
「止めろ揺するなぁ!」
「教えてくれないかな?本当に些細なことでも良いから、お願い。」
「………わかった…教える。」
「お前達にも教えよう。カズサの閉じこもったことに対するオラの心当たりを。
まずオラは百鬼夜行の出身だった。
そして高校生になるときにここ、トリニティにやってきた。
それからオラは土台のない状態での人間関係の形成をしていた。
1人、2人、3人…オラの周りには友人が出来た。
そこにカズサがやって来た。友人になろうとした。オラにはいい友人になれる自信があったんだ。
根拠のない自信が。
─────だがオラは踏み込みすぎた。距離感を間違えたんだ。
今までスケバンであまり対等の関係を築いてこれなかったカズサには、思春期真っ只中の少女には、やたらと距離を詰めてくる同級生の男は劇薬だったのだ。。
オラもオラで、百鬼夜行にいるカズサと似ているだけの友人に対する距離感で過ごしていたのだ。
体温の伝わる距離にいてなどと言う女に対する距離感で。
そんなとき、奴に告白じみたことをされたんだ。その感情をオラは先生にぶつけるようにしようと拒んだんだ。
その時奴は痛感したんだろう。会話を交わそうと無意味だと。
それと同時に理解したのさ。〝押し倒せば行ける〟のだと。
事実さえ作ればいい。中途半端に真面目なあいつはそうすれば逃げられない。其処に感情など不要。
それに気付いたカズサは、すぐに行動へ移した。押し倒し、口に銃口をねじ込んだ。
─────だが奴は強過ぎた。今更ただの銃弾を口内に撃たれたとしても、ほとんどダメージが無いほどに。
まるで何も感じてないと言わんばかりに平然と銃身を掴み、口から外したんだ。
そして、まともに言葉を交わすこともなく、オラは去っていった。
嫌われることも厭わず、強硬手段に走ったのにもかかわらず、あっさりと逃げられたカズサの絶望は計り知れない。」
「それじゃない!よく知らないなんて言えたわね!」
あ~…全く発言と繋がら無いけど一応言っておくか、マナー的なとこあるしな。
「俺はそんなジレンの途轍も無い強さへの渇望とその孤独心に惚れたんだ。」
「ジレンって誰よ!こんな時にふざけないで!」
「とりあえず、一回カズサちゃんと話して来て欲しいんだけど、良いかな?」
「ちょっとそれは。」
「良いよね?」
「ハイヨロコンデ」
「それでよし。カズサちゃんと仲直りしてくるんだよ?」
「ウッス」