「はい、まずはこれから毎日顔を合わせるのになにも知らない状態で進めるのもなんだと思うので、君たちには自己紹介をしてもらいます。
まずは、言い出しっぺの俺がいきます。」
「俺は1年の孫悟空、孫と書いて孫、悟る空と書いて悟空と読みます。」
「得意なことは戦闘です、戦いでは、空崎ヒナだろうが剣先ツルギだろうが、全力の10パーセント未満の力で勝てます。」
「そんなわけ無いでしょ!?ツルギ委員長はとっても強いんだから!あんたなんかじゃ勝てるわけが無いのよ!」
「好きなタイプは強い奴です。次先生、自己紹介を頼む。」
「うん、任せて。」
自己紹介をし終わって
「これから、補習授業部の概要を説明していく訳だ。
まずは、これから諸君には、放課後になったら、ここで勉強をしてもらう。」
「目標は、3つ開催される特別学力試験のうち、どれか一つでいいから、全員合格を叩き出すこと、そうすればこの部活は解散、元の生活に戻っていい。」
「うん、理解した。」
「これからはふつうの授業に加えて、放課後に特殊訓練があるってだけでしょ。」
「そうだ。」
「先生も手伝ってくれるようですし、みんなで頑張って落第を免れましょう……!」
「3回のミッションのうち、一度でいいから全員で成功を収めるために毎日ここで訓練を重ねる……それほど難しい任務じゃない。」
「各自のリタイアを防ぐための集まり……私としては特に言うことはない。」
「そうですね、頑張りましょう!アズサちゃんは、転校してきたばかりでまだ学園に慣れていなかったせいもあるでしょうし、みんなで頑張ればすぐに何とかなると思います!」
「あら…?白洲さんはこちらに転校されて来たのですか?」
「トリニティに転校だなんて、珍しいですね……?」
「まあ、そう言うこともある、何事にだって例外はあるだろう。」
「書類上はそう書いてあって……もしかして私、余計なことを……?」
「いや、隠すようなことじゃないから気にしないで良い。れっきとした事実だ。
こう言われる事については慣れるべきだし、そのための努力もする。」
「なるほど……。
それでは私も、アズサちゃんって呼んでも良いですか?」
「……?別にいいけど」
「では、アズサちゃん、ヒフミちゃん、それからコハルちゃん、孫さんも悟空くんって読んでも良いですか?」
「別に何ヶ月と続く関係じゃないんだ。呼び名にはそこまでこだわらん。」
「うふふふ、何だかいい響きですね。私たちはこれから補習授業部の仲間ということで。」
「……」ジーー
「あら、そんな憎悪に満ちた目で、どうしたんですかコハルちゃん?」
「言っとくけど、私は認めないから。」
「なに……?」
「私は、正義実現委員会のエリートだし!」
「私の方が年下だからって、あんたたちを先輩だなんて呼ぶつもりは無いから!」
「なるほど……確かに補習授業部の中でまで先輩後輩なんて扱いにする必要は無いと思います。私としては何も問題ありません。」
「それに……。あんたよ!一番気に入らないのは!
私だけならまだしも、ツルギ委員長まで馬鹿にするなんて!!」
「事実を言ったまでなのに……。」