【完結】俺を好きなやつの魔力を吸い取って奇跡を起こせる件。奴隷少女よ、だからといってそんなに俺にくっつくな   作:羽黒楓

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第83話 KILL

 

シャイア

身体能力 A

教養 SSS

戦闘能力 SSSS

魔力 SSSSS

好感度 K

 

ジローモ

身体能力 SS

教養 S

戦闘能力 SSS

魔力 S

好感度 K

 

 

 おいおいすげえな、Sが並んでいるぞ。

 

 さすがは国家の筆頭宮廷魔術師とその腹心。

 今気づいたが、この好感度のKってやつ、KILLのKじゃねえだろうな。

 ま、どっちにしても俺を殺す気満々なのは間違いなさそうだ。

 

 対して。

 

ココ

身体能力 E

教養 D

戦闘能力 E

魔力 SSSSS

好感度 ULTIMATE

 

リリアーナ

身体能力 D

教養 SS

戦闘能力 D

魔力 S

好感度 S

 

シュリア

身体能力 C

教養 A

戦闘能力 A

魔力 A

好感度 S

 

アリア   

身体能力 D

教養 A

戦闘能力 D

魔力 S

好感度 S

 

ニッキー

身体能力 S

教養 B

戦闘能力 SSS

魔力 E

好感度 S

 

 

「ふふふ……。しかし、このような戦闘の場に、女王陛下まで連れてくるとは……。あなただけで来るべきだったのでないかな、救世主殿?」

 

「俺もそう言ったんだがな……。教会も攻撃受けてるし、結局どこにいても危険なら自分の手でお前を処したいんだそうだ」

 

「死にに来たようなもんですな。私としては助かりますが……」

 

 そしてもう一つ。

 重要な点があった。

 それにシャイアも気づいているようだった。

 

「あれは……なんですかな? なんの魔法か、教えてもらえますかな?」

「秘密だ」

 

 テラスの外、空中にプロペラを持った機械が一つ、フヨフヨと浮いていた。

 

「フン!」

 

 それをシャイアが指さす。

 すると、その指の先からレーザー光線のようなものが発射される。

 だがその機械――ドローンはひらりとそのレーザーをかわす。

 その隙にメイド服姿のニッキーが構えてシャイアに殴りかかろうとするが、シャイアはすぐに持っていた杖をニッキーに向けた。

 にらみ合う俺たち。

 

「……まあ心配しなさんな。あれは別に戦闘用の魔法じゃない」

 

「信用ならんな。見たところ、偵察用か、自爆用の物質を具現化した魔法か……?」

「どうだろうな」

「ふむ。興味深いが……。私の力の前では脅威にならなそうだ。それよりも脅威なのは……、……そこのメイド、かなりの手練れだな……。そこまでの力を持つものが無名でいるとは……?」

 

 さすがシャイアだな。

 すぐに見抜いてきた。

 攻撃と魔法防御は俺担当としても、俺たちに足りないものは物理攻撃に対する防御だった。

 だから、俺は教会で俺に対する好感度がSの者を集め、ニッキーの身体能力を強化するバフ魔法をかけていたのだ。

 

 おかげで、今やニッキーの戦闘能力はSSSにまで向上している。

 

 ちなみにほかにも俺たち全体に防御魔法もあらかじめかけてある。

 特に女王であるリリアーナには何重にも防御魔法をかけている。

 無策でここにつっこんできたわけじゃないのだ。

 俺たちは教会の中で救世主を信じる者――つまり好感度がSの人間の魔力をすべて使い果たした。その力で、さまざまな魔法を使って策を講じているのだ。

 

 おかげで教会自体の魔法防御力は落ちてしまっているが、これは仕方がない。

 本丸である女王陛下がここにいて健在であることが最も重要だからな。

 

「さて筆頭宮廷魔術師殿。ここらで決着と行こうじゃないか」

「ふむ……。まあ、私の極大魔法であなたたち全員を吹っ飛ばすだけだからな。よろしい。灰になるといい」

 

     ★

 

 その頃。

 ドローンがそのカメラで映している画像。

 それは、国家の主要都市すべてで画像として『放送』されていた。

 

 今しがたのシャイアのセリフもしっかり全国放送されていた。

 

 都市の広場に突然出現した巨大スクリーン、シャイアの陰謀をシャイア自身が喋るのを、全国の国民がリアルタイムで見ていたのだった。

 

「おいおい、あれ、シャイア閣下だろう?」

「それにこっちは女王陛下……?」

「なんだよ、前王陛下は病死じゃなくて暗殺だったってか?」

「それをシャイア閣下は知っていた……? んで、知っていて放置していたのか」

「しかも女王陛下にも毒を盛ったって……」

「女王陛下の母君、つまり国母様を暗殺したのはシャイア閣下……?」

 

 民衆たちは夢中になってその画像を見ていた。

 

 カメラの前で、女王自らが反逆者を誅する。

 それこそが、トモキたちの狙いだったのである。

 

 ――そして。

 

 決戦が始まる。

 

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