ヒーローのハイスクールDxD   作:茶ゴス

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第1話【転生】

 目の前に看護婦の顔が見える。横には眠っている赤ん坊がいた。

 何故よくわからない展開になってるか気になるだろ?あれだ。簡単な話神様転生したってことだ。

 

 事の発端は姉と一緒に歩いてる時トラックが突っ込んできた事だった。

 俺は自分でも驚くように身体が動き、姉を突き飛ばした。後から聞いた話だと、神様のお陰らしいけど…

 

 まあ、それで姉を助けた俺は自分が避ける暇もなくトラックに跳ねられたのだ。それで目が覚めたら神様の目の前だったわけだ。

 

 神様の話によると神様転生ではよくある神様のミスなんかではなく、ある試みのために死ぬ運命だった俺を引っ張ってきたらしい。

 まあ、神様の介入による副作用のようなもので姉を突き飛ばす行動が出来たようだ。神様曰く俺が突き飛ばさなくとも姉は死ななかったそうだが、下半身不全になってしまっていたという。

 

 だとしたら神様に感謝しなければいけないなと思い、転生という試みを快く承諾したというわけだ。

 

 

 ここまでだったら良い話で良かったんだが、どうやら転生させると考えた理由がしょうもなかった。Heroesという海外ドラマの世界が面白かったから自分で能力者作りたいと考えて実行したそうだ。

 Heroesは母と一緒に見ていたため知っている。簡単にいえば能力者バトルものの物語だ。その中には時間を止めたりするチート能力ですら存在する。俺はそんなとんでもない存在にされるのか。

 

 しかもこの神様、あろうことか能力を全部付加したらしい。え?じゃあなに?俺暴走したら核爆発すんの?

 

 そこは心配いらないらしい。何故か神様が思うデメリットを消すという親切設計。流石に虫がよすぎると感じ、問いただした所。神様は最強な能力者を見たいということ。

 

 なんというか、疑った自分が馬鹿らしく感じる理由だった。

 

 まあ、ひと通り説明を受けた俺を神様は転生させた。ハイスクールDxDという物語の世界に転生させたらしいが、空想の世界も本当に存在したということに驚いたな。まあ、俺の知らない物語なんだけどな

 

 

 原作なんて知らないから何をしたら原作崩壊が起こるかはまったくわからないから、勝手気ままに生きればいいとのこと。そう言えば神様が思うデメリットに不老という概念は存在するのか…そこらへんは神様を信じるとした。

 

 

 

 話を戻すが、現在の状況から察するに俺は赤ん坊になったようだ。で、隣には双子の俺の兄か弟。まあ、俺の心境的には弟か。

 まあどちらでもいい。俺は目の前の看護婦へ俺の考えを送り込む。

 

 テレパシー、相手の考えを読むことと相手に自分の考えを送り込む事での一種の洗脳を行う能力。

 

 これでこの看護婦には生まれたのが双子ではなく、一人の男の子だと思い込ませる。

 

 後は、この世界での両親と担当医師と複数の看護師といった所か。

 

 

 何故そんなことをするのかがわからないって?

 まず第一に、俺の母親はやっぱり前世の一人だけなんだ。母として接することは出来ないだろう。

 

 次に俺の異常性に対してだ。

 息子が能力者なんて浮かばれないだろう?遅かれ早かれ離れることになるのは目に見えてる。

 

 なら最初から居ない方がこの世界での両親にとって幸せだろうさ。

 

 

 

 俺は自分を透明にした後に浮かび上がる。

 

 複数の能力を使用できるようだな。未だに能力を使用する実感はわかないけどな。

 神様が付与したせいかこれが当たり前に感じてしまう。やっぱとんでもない存在なんだな。

 

 ん?ベッドに名前が書いているな。一也くんと一誠くんか…

 名前が既に決まっていたとはな。全て忘れさせる代償だ。名前だけは貰って行くとするよ。

 

 俺は一也の部分を切り取り、自身の名前を確認する。そして眠っている俺の兄か弟へと声を掛けた

 

 

「だぁだ、だっぶぅ(じゃあな一誠)」

 

 

 …喋る練習が必要のようだな

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 ◇

 

 全関係者であろう人物の記憶を塗り替えた俺は透明な状態でふよふよ浮いていた。

 当面の問題は食料と生活環境か。

 

 取り敢えず、近くのホームセンターへ行き、誰も見ていないことを確認した後に大きなバックパックを透明にしてテレキネシスで浮かして店を出た。

 

 出る場所にある万引き防止用のセンサーは能力で数秒機能しないようにした。

 出るタイミングは間違えない。誰にもぶつからずに、自動ドアが開くタイミングで。万引きして済まないね。まあ赤ん坊がやったことと思って許してくれ。

 ここで一つわかったことがある。どうやら自動ドアなどのセンサーにはばっちり反応するようだ。上のランプが緑色になってたから間違いない。

 

 これからは少し気をつけないとな。

 

 

 その次に向かったのはスーパー。誰にも見られてない状況で粉ミルクと鍋と哺乳瓶と水を万引き。すまないn(ry

 

 それから向かうのは山。

 

 

 橋の下とかも考えたが、人目につかない割合を考えれば山が妥当だろう。

 

 

 

 ほぼ不死身の身体なんだ。多少の無茶は大丈夫だろう。

 

 

 取り敢えず、テレキネシスでミルクを作って飲む。あまり味はいいとは言えない出来だったな。あと熱かったし。

 

 ミルクを飲んだ後はバックパックの中で寝た。案外快適だった。




今回登場した能力
・テレパシー (Telepathy)
 マット・パークマン,マウリー・パークマンの能力。相手の心を読んだり、相手の記憶を探ったり、自分の思考を相手に送ったり、記憶の上書きを行ったり、幻覚を見させて夢の中に閉じ込めたりすることの出来る能力。

・透明人間 (Invisibility)
 クロード・レインズ,レベッカ・テイラーの能力。触れているものと自分自身を透明にする能力。この小説ではテレキネシスとの併用も可能としている。

・飛行 (Flight)
 ネイサン・ペトレリ,ウエスト・ローゼンの能力。高速もしくは低速での飛行や浮くことが出来る能力。

・テレキネシス (Telekinesis)
 ブライアン・デイビスの能力。あらゆるものを意のままに操る。物を動かしたりも出来るが両手がふさがっていると使用できない。

・機械操作 (Technopathy)
 マイカ・サンダースの能力。直接或いは間接的に触れている機械を意のままに操ることの出来る能力。機械が故障していようが動かすことが出来る。ただし、機械に電気が供給されていない場合は動かせない。

・マイクロウェーブ (Microwave emission)
 ルーク・キャンベルの能力。マイクロ波を手から発する。物を溶かしたり液体を沸騰させたりする。一也はこの能力でミルクのお湯を沸かした
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