もしもエヴァが武器で擬人化できる世界だったら…?   作:Air1204

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改行疲れました。
原文ママで投げます。



親友って女じゃないですよね!?!?

わららららはら機のステージ2への進出を確認した。どうなっている碇。計画よりいくらか早いのではないか?」

「左様。それに、碇シンジ、君の息子は私たちに提出した情報とだいぶ違うようではないか。」

「申し訳ありません。私のほうでもあの変化には驚きを隠せませんでした。」

黒い部屋で碇ゲンドウとゼーレによる報告会が始まっていた。

「これは由々しき事態だ。我々の持つ外典でさえもこの状況は記録されていない。」

「左様。我々の計画の妨げになりうるぞ。建造中であるmark6その完成を急がねばならない。」

「…申し訳ありません。」

「ここから先、貴様の息子が我々の計画の妨げになるのであれば我々は処分を下さなくてはいけなくなる。碇。分かっているな。」

「承知しています。」

「それでは頼むぞ。碇。次はいい報告を待っている。」

 

「うぅ…気持ち悪い…。」

「あ、ミサトさんおはようございます。」

「あら、シンジ君朝早いのね…。朝ごはんかしら?」

朝食の準備をしているとミサトさんが起きてきて気持ち悪そうに席に座った。

「そうです。ミサトさん昨日すごく飲んでたので、味噌汁だけでもと思って。」

そう言って僕はミサトさんに水を差し出す。

それを受け取ると一気に飲み干し、いくらかスッキリした表情に戻る。

「昨日ごめんね…。ウザかったかしら…?」

「いいえ?僕も楽しかったです。抱っこしたまま寝られたのはちょっと困りましたけど。」

「ごめんね。…頬どうしたの?」

「あぁ…昨日、ペンペンがお風呂に入ってるのに気づかないで入ったキョウコが全裸で飛び出してきて、頬思いっきり叩かれたんです。」

右の頬を擦りながらミサトさんの質問に答える。

「うわぁ…それは…大丈夫なの?」

「首の骨折れるかと思いました。出来ましたけどミサトさん。食べれますか?シジミしか入ってないですけど。」

「ありがとう。ちょっとだけ頂くわ。」

「お、おはよー…。」

悲しいような、恥ずかしいようななんとも複雑な表情でキョウコが起きてきた。

「キョウコおはよう。朝ごはん出来てるよ」

「うん…。シンジ君怒ってない?昨日お酒飲んじゃって恥ずかしいことしたし。ビックリして思いっきり叩いたし…。」

「そんな程度で怒るわけないじゃないか!あ、ミサトさん!今日から学校ってなんで教えてくれなかったんですか!」

「あ、そ、そうだっけ?ハハハ…。」

全く…。ミサトさんって人は…。キョウコと自分の朝食を準備しながら軽く雑談する。

長い間みんなで取れなかった朝食。やっぱりみんなで囲んで食べるのすごく楽しい。昨日もそうだったけど、やっぱりみんなでワイワイしてる方が楽しいんだ。

「ん!美味しい。シンちゃんお味噌汁美味しいわね。ここに来る前にもやってたの?」

「はい。先生のところで。お邪魔させてもらってたのでみんなの食事作ってました。」

「わぁ…。おさかなとお味噌汁それに白いご飯…。情報としては知ってたけどこんなに美味しそうなものだなんて…。頂きます。…!シンジさん美味しい、美味しいです!」

人に褒められるとやっぱり照れるな、キョウコもミサトさんも喜んでくれて良かった。

「…。ご馳走様でした。」

「ミサトさん。今日の帰り晩御飯の食材買って帰りますね。」

「あら。そう?助かるわ。」

「私も一緒に行きます!シンジさんに作ってもらいたいものがあるので!」

「うん。キョウコも一緒に行こう。」

朝食を食べ、学校に向かう準備を終える。

「「ミサトさん。行ってきます。」」

「はぁい。行ってらっしゃい。気をつけてね。」

 

「えー。今日から転校したきた2人を紹介する。式波キョウコさんと碇シンジ君です。皆さん仲良くしてあげてください。」

「えっと。式波キョウコです。小さい頃から海外に行ってたので、あんまり日本の文化を知らないですがみんなに教えて貰えたらうれしいなぁ、なんて思ってます。よろしくお願いします。」ペコ

「今日から転校になりました。碇シンジです。よろしくお願いします。」

キョウコには事前に決めていた自己紹介をして貰う。これなら少しくらいは文化の違いとして誤魔化せると思う。

「え。碇くんめっちゃ美形じゃない。私すごいタイプ…。」「待って、式波さんも肌真っ白でお人形さんみたい。」「おっふ…。可愛すぎるでござる…。」

なんて言葉が飛び交う教室内。

「すんません。遅れました。」

「鈴原。遅刻だぞ、どうした?」

「妹んとこ行ってました。どうもすんません。」

「ああ。妹さんの所か、分かった席につけ。」

懐かしいなこの感じ。この後僕がサクラちゃんを傷つけたって殴られたんだっけ。僕も同じことされるのかな。そんなことを考えていると隣の席にいた人に脇腹をつつかれる。

「おい、碇!碇!お前があの怪物倒したって本当か?どうだった?あ、俺は相田ケンスケ。よろしくな碇!」

「は、はぁ。よろしくね。」

相変わらずのミリタリーオタクって感じでその気迫に押されてしまう。

「凄いよなぁ…。なぁ、どうだったんだ?やっぱり緊張するのか?」

緊張か…もう。ああいうものと対峙しても緊張することなんて無いだろう。

「緊張はしないけど人型っていうのは少しやりずらい感じはするよ。」

「転校生。お前に話がある。」

トウジだ。前回はこの後なぐられたっけ。

…。

「ホンマにありがとう。碇さんいや。センセと呼ばせてください。」

「ちょ、ま、待ってよ鈴原君。そんなにかしこまらなくても大丈夫だから!」

予想に反する反応で逆にびっくりしてしまった。

「妹があの程度の怪我で済んだのはセンセのおかげです。妹の代わりに大怪我したってきいてたもんで、心配しとったんですわ。」

「大丈夫だよ、それより妹さん無事でよかったね。何事もなくて。」

「本当にありがとさん。今度礼でもさせてくれや。ワシだって男やさかい。センセのためなら体張るで!」

本当に義理と人情が凄いなぁトウジは。

「それなら…。僕と友達になってよ。転校してきたばかりだし。友達も居ないからさ。」

「アホか。センセ、わしらもう友達や。」

やっぱりトウジは変わらないな。僕は安堵した。

「碇くん。」

「どわぁ!あ、綾波やないかい。急に現れるなやびっくりするやんけ。」

「ごめんなさい。伝えなければならないことがあったから…。」

「ええって。ほんで伝えなきゃいけないことってなんや?」

「非常招集。私、先に行くから。」

「なんでそないな事先に言わんねん!あぁ、もう行ってしもうた…。ケンスケ!シェルターに行くで!センセ!頑張って来てくれや。応援しとるで!」

「悪いな、碇。頑張れよ!」

「ありがとう。鈴原くん、相田くん。」

「そないけったいな呼び方せんでええねん。トウジって呼んでくれや。な?ケンスケ」

「そうだよ。碇。僕もケンスケでいい。」

「わかった。ありがとう。トウジ、ケンスケ。行ってくるよ。」

2人に別れを告げNERV本部へ急ぐ。

「第5の使徒のお出ましね。」

モニターに映るのはまたしても少女の姿をした使徒。両腕は鞭のような形状をしているが、それ以外は人ヒトと言った感じだろ。

「シンジ君。いい?さきの戦闘を思い出して。貴方ならやれるわ。」

「大丈夫です。」

脳裏によぎるのはシェルターから抜け出し僕の戦闘を見届けようとするトウジとケンスケ。

あの二人を傷つけはしないだろうがきっと怯えさせることくらいはしてしまうのかもしれない。その前にカッコよく終わりたいものだが。

『もう!シンジさんどこに行ってたんですか!連絡が来てずっと探してたんですよ!?』

「ごめん。友達と会ってたんだ。」

『ふぅん…。また女の子ですか?私と綾波さん以外にも手を出すなんて最低ですね。』

「違うよ。男友達。」

『どーだか。』

「2人とも喧嘩はよしなさい。これから戦闘だって言うのに、今喧嘩したってどうしようもないじゃない。」

「「はい。」」

高速エレベーターに乗り込み地上に出る。

すると目の前には第5の使徒が既に待っていた。

「…。思った通り。ここに来ると思っていた。」

「君も人の言葉が話せるの?また戦いづらい相手だな…。」

剣を構え、第5の使徒と対峙する。

『ふふん。シンジさんの知らないところで私は成長したんですよー。見せてやります!チェンジ!ストライクウィップ!』

「ちょっ。キョウコ!」

勝手に変化し暴れ回るキョウコ。土煙と爆煙で使徒のことが確認出来なくなる。

「バカ!この状態では使徒を確認できない…!」

まずい。このままでは以前と同じ過ちを繰り返すことになる。咄嗟に後ろに交代し使徒の腕を間一髪で避ける。

「危な…。キョウコ!勝手なことしないでよ!」

『勝手なこと!?私はさっさと終わればシンジさんと買い物に行けると思ってやったのであって勝手な行動では無いです!』

「それを勝手って言うんだよ!」

「無様だね。私に傷1つ負わせられないで、喧嘩してるだけなんて。」

「「煩い!」」

僕はそう吠えるとキョウコを振るう。が、ムチの形状をしているため、思っているより攻撃が出るまで明らかに遅い。第5の使徒に当たる訳もなくヒラリと躱されてしまう。

『遅いですよシンジさん!この間はもっと上手く使えてたじゃないですか!』

「そう簡単に言うな!あの時使ってたのはアスカだろ!」

「…。つまらないわ。アルマロスの言っていたものより全然つまらない。」

「なっ!アルマロス!?あいつまでこの世界に現れてるのか!?」

「もう終わりにしましょう…。」

そう言うと使徒は僕の足を掴み、放り投げた。

 

数刻前。

「なぁ、ケンスケ、ワシ、センセに会えて本当に良かったわ。まさか同い年だなんて思ってもなかったんや、それがまさか自分と同い年でしかも同じ学校に転校してくるなんて本当に夢みたいな話や!」

「トウジがそこまで興奮するなんて相当珍しいね。けど良かったじゃないか。妹を救ってくれた恩人に出会えて。」

「あぁ。ワシ本当に感謝してもしきれんわ。」

「…。トウジ、ちょっと相談なんだけどさ。」

「なんや急に小さい声で話しよって。」

「碇の戦い見に行かないか?僕気になるんだよ。」

「は!?あの地上にか!?それは危ないんじゃ無いと違うか?」

「バカ!声が大きいよ。大丈夫だって遠くで隠れて見てる分にはバレないだろ?」

「…。まぁそうやな。」

「トウジだって碇の戦い気にならないか?」

「それは、気になるが…。」

「なら行こうよ!」

「…。よっしゃ!ケンスケ頼みなら仕方ないな!わしが一肌脱いでやるさかいに!」

「わー!声が大きいって!」

「鈴原!相田くん!?煩いわよ!」

「いいんちょ、悪い悪い、どーしてもこいつがなトイレに行きたいって言うんや、それ聞いとったらワシもトイレに行きたなってしもうて…。だからワシら2人、便所や。」

「もう!鈴原ったら…。ホント男子って汚い!」

…。

「ほぉー!使徒が来るとこんなに街の様子変わるんか!いつもヒトがぎょーさん居るのに人っ子一人おらんやん!」

「まぁ、第2種非常事態宣言中だしね。お!あれ碇じゃないか?あの持ってる武器すげーかっこいいな!うおっ!鞭に変化したぞ!」

「ホントにケンスケはそういうの好きやのう…。」

「…?あれ。何だか様子がおかしくないか?、碇のやつすごく焦っているような…。まさか碇あのムチ上手く使えないんじゃないか!?なんでそんなのに変化させたんだ!?」

「ほんまかいな!センセホントにピンチやな。」

「うわぁ!トウジ!シンジの足が掴まれて放り投げられた!」

「…ケンスケ、あれってわしらの方に飛んできとらんか…?」

「え…。ホントだ…。危ない!」

…。

 

マズった。アルマロスっていう単語に驚かされて、そのまま足を掴まれて放り投げられるなんて。

ビルにたたきつけられ。死ぬほど痛い。

よくこの状態で死なないなとは思うけど、それはキョウコとシンクロ状態にあるからだろう。

「くっそ…。」

『シンジさん!大丈夫ですか…?わ、私のせいで…。』

「いいや。キョウコのせいじゃないよ。僕がやつの言葉に動揺したのがいけないんだ。」

『で、でも…。』

「大丈夫。けど、剣の状態に戻ってくれるかな…。ムチは僕には扱いづらいよ。」

『す、すみません戻ります。』

キョウコを剣に戻らせ一旦落ち着き、周囲を見渡す。

…。やっぱりか。トウジとケンスケだ…。

「…。トウジ!?ケンスケ!?なんで地上に出てきているんだ!早くシェルターに!」

「もう遅いよ。逃がさない。君もそこの2人も。」

くっ。予想以上に第5の使徒の動きが早い。

「直ぐに殺してあげるから。大丈夫。」

そう言いながら腕を振り下ろす第5の使徒、僕は初号機をその場に突き刺し、手で握りしめ受け止める。

「ぐうぅ…。いくらシンクロしてるとはいえ…流石に腕で受け止めるのはキッつい…!トウジ!ケンスケ!早く逃げて!」

ダメだ。2人共目の前でこんな戦いが起こっていれば逃げられる訳もなく足がすくんでしまう。

僕はそれを悟り、使徒の腕を掴んだまま振り回し放り投げた。

手からは白煙が立ち上り、完全に火傷している。

「い、碇!大丈夫か!?」

「センセ!すまんワシらが…!」

「いいから!早く逃げられるなら逃げて!キョウコ!」

「…。はい。」

そう言うと僕はキョウコを掴み第5の使徒に駆け寄る。

そして僕はキョウコを使徒の腹に突きつけた。

「ぐうう…。硬い…。」

「諦めた方がいい。」

そう言うと使徒は僕の腹に腕を突き刺してきた。

「うっ…。こんのぉぉぉお!!!」

僕は痛みに耐えながら両腕でキョウコを押し込み続ける。少しずつピキピキとひび割れが入って来ているのが分かる。

「諦めの悪いヒト…。アルマロスは私に何をさせようとしたのかしら…。」

「ぐうぅ。その名を発するな!」

ますます腕に力が篭もる。

ピキピキと音を立て障壁が割れ切っ先が少しずつ胸に押し込まれていく。

「…。」

使徒も自分のピンチを悟ったのか言葉を発さず、攻撃に集中するようになってきた。

内蔵を掻き回されるような感覚。気持ち悪いし、とてつもなく痛い。

無我夢中で差し込み続け、ようやく刀身全体が使徒の体を貫いた。

「…。いずれわかるわ。私の役目はこれで終わりだもの。もっと、もっと強くなってアルマロスを喜ばせなさい。」

使徒は最後にそう言い残すと、跡形もなく四散し、形象崩壊を起こした。

勝ったんだ…。トウジとケンスケを守れたんだ…。

自然と足から力が抜けその場にくずれおちる。

「碇(センセ)!」

遠くからトウジとケンスケの声が聞こえ、走りよってくる音が聞こえた。

「ご、ごめん僕らのせいで、戦いづらかっただろ…。」

「すまん…。センセ…。わしらのせいや…。」

申し訳なさそうに僕に肩を貸し立ち上がらせようとしてくれる。

「全くだよ…。本当にあいつの攻撃痛かったんだからね…。」

武器のままキョウコは地面に刺さったままだった。

程なくして、救護班が僕のことを迎えに来た。

「碇シンジ君早く乗り込んでください。」

そう言われ、僕は2人の肩を借り車に乗り込む。

「そこの2人も検査を受けてもらう。そのまま車に乗っていて構わない。」

「「はい…。」」

車内で簡単な止血を行われ、出血は止まった。

そのまま僕は手術室に運ばれ、腹部と内蔵の縫合手術になった。

2人はそのまま精神科、内科なと様々なところを通され、最終的には尋問となった。

なぜその場にいたのか、何をしていたのか等様々事を聞かれたらしい。

公務執行妨害で現行犯…。だったところ。まだ未成年ということもありとりあえずは厳重注意で事なきを得たみたいだ。

「シンジ君お疲れ様。お腹の調子大丈夫?」

「まぁ何とか大丈夫です。」

「あの二人は、厳重注意で収まったわ。どちらのお父さんもNERV務めみたいで、無関係者、では無いという判断と未成年って言うのもあったみたい。先程どちらもお父さんが迎えに来て帰っていったわ。」

「ありがとうございます。あれ?キョウコは?」

「あのバカは、現在行方を捜索中…と言ったところかしら。」

…まるで昔の僕みたいだな。全部自分のせいにして何もかもから逃げ出そうとする、あの時の僕みたいだ。

「退院まであと何日かかかるみたいだからゆっくりしてなさい。」

「はい。」

そういうとミサトさんは病室から出ていってしまった。僕は寝転がり天井を見上げた。

「何度も見た天井だ…。」

僕はそう呟いた。




こう読むと意外とこの回の出来は良いのかなと思います 
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