ダンまちTACTICS   作:Leni

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58.星のない世界

 アイズとティオナが、傘下派閥である【ヘスティア・ファミリア】のパーティと一緒に、モンスターをダンジョンから連れ帰った。

 そんな報告を『黄昏の館』で聞いたフィンは、その場で頭を抱えたくなった。

 そして、内心慌てながらそのモンスターを見にいったところ、頭を抱えるどころではなくなった。

 

 モンスターの正体は、『ヴィーヴル』であった。

『竜女』とも呼ばれるそのモンスターは、当然フィンも知っている。『半人半蛇(ラミア)』のように、人型の上半身と蛇に酷似した下半身を持つ、女体竜尾のモンスターとされている。

 だがしかし、アイズたちが連れ帰った『竜女(ヴィーヴル)』は違った。

 下半身は人と同じ二本の脚で、しかも、人型モンスター特有の醜悪な顔付きをしていないのだ。

 

 そのモンスターの顔は、まるで人間の少女のよう。しかも、綺麗に整った美少女顔であった。

 フィンが目の前のモンスターを『竜女(ヴィーヴル)』であると見抜いたのは、額に特徴的な紅い宝玉が存在したから。それがなければ、フィンは彼女をモンスターであると断じることができなかったかもしれない。

 

 そして、極めつけとして。その『竜女』は、言葉を話すことができた。

 一部の鳥類がするような人の声真似ではない。彼女は、共通語(コイネー)をしっかりと理解し、フィンとの会話を成立させていた。

 

 相手は理知的で、言葉が通じる。よってフィンは、後からやってきたロキ神と共に、『竜女』――ティオナが名付けた個体名『ウィリュジーネ』――から情報を引き出した。

 

 ウィリュジーネは一般的な『竜女』と同じように、ダンジョンの19階層から24階層にまたがる『大樹の迷宮』で生まれたようであった。ここ十数日の出来事のようだ。

 そんな彼女は、生まれた直後からどういうことか、周囲のモンスターの攻撃対象となった。

 モンスターの同士討ち。『強化種』以外のモンスターはまず取らない行動である。しかし、ウィリュジーネは『大樹の迷宮』にいるあらゆるモンスターから狙われた。

 

 傷付き、逃げ回ること数日。彼女は、ある出会いをする。

 彼女が今、腕の中で抱えている『カーバンクル』――ベルが名付けた個体名『カール』――が、モンスターに襲われるウィリュジーネを助けたのだ。

 

 カールは、ウィリュジーネと同じく人を襲わない、理性と知性を宿すモンスターだ。

 しかし、言葉を話すことはできない。人間の言葉は理解しているが、喉が共通語を話す構造になっていない。カールの鳴き声をなぜか理解しているウィリュジーネが、フィンたちにそう伝えた。

 

 やがて、生まれたばかりのウィリュジーネが持っている情報が、思ったよりも少ないと知ったフィンとロキ神。彼らは次に、ウィリュジーネを通訳にして、カールから情報を引き出した。

 

「冒険者につかまって、ダンジョンとは別のめいろにとじこめられていた、みたい?」

 

 たどたどしいウィリュジーネの説明を聞くうちに、フィンは答えに辿り着いた。

 カールは『闇派閥(イヴィルス)の残党』によって、『人造迷宮(クノッソス)』に囚われていたのだと。

 

『闇派閥の残党』は、おそらくウィリュジーネやカールのような『人を襲わない理知的なモンスター』の存在を以前から知っていた。

 すでに壊滅状態にある『闇派閥の残党』の資金源の一つとして、オラリオの外へモンスターが運び出され他国の好事家がそれを買い取っていたと、ロキ神はヘルメス神から聞いたことがあった。

 

 その買い取られたモンスターは、人を襲わない美しい姿のモンスターなのだろう。ウィリュジーネのような人型か、カールのような小動物型かはそれぞれだろうが。そんな見解が、フィンとロキ神の間で一致した。

 

 その後、情報を一通り引き出し終わったフィンは、会議用の大部屋で一人、頭を悩ませることになる。

 同じ大部屋では、ウィリュジーネたちを連れ帰った犯人が五名、全員そろっていた。

 

 そのうちの一人であるベルは、フィンを前に決まり悪そうにしていた。

 イヴァリースで育った彼のモンスターに対する感覚は、この世界の一般的なものとはかけ離れている。モンスターは、敵であり、そして容易に味方にも転ぶ、そんな存在である。

 

 リリルカは、ウィリュジーネたちを連れ帰ることを最後まで反対していた唯一の存在。

 それが叶わなかったため、師匠であるフィンに全てを丸投げする諦めの姿勢を見せている。

 

 ヴェルフは、ダンジョンから一貫して我関せずといった姿勢を取っていた。

 しかし、ロキ神がヘファイストス神を呼び出すために眷族を遣わすと、途端に焦った顔つきに変わった。

 

 ティオナは、今の状況がどれだけ危ういかを理解しているのかいないのか、笑顔を崩していない。

 ベルと同じく、ウィリュジーネたちを率先して連れ帰った主犯の一人である。

 

 そしてアイズ。モンスターを心の底から憎んでいるはずの彼女。

 だが、どういうわけか、彼女はウィリュジーネに憎悪の目を向けていなかった。

 

 そのアイズの様子を見て、フィンは怪訝に思う。

 普段のアイズならば、人に友好的な存在であろうと、モンスターというだけで率先して剣で斬りつけそうなものだ。

 しかし、アイズは斬って捨てるどころか、ウィリュジーネとカールをダンジョンから連れ出すという、ベルとティオナの暴挙に協力したことになる。

 その理由をフィンが問いただしてみると、思わぬ言葉が返ってきた。

 

「泣いている子は、モンスターであっても斬れない……助けなきゃって、思った」

 

 なんでも、ウィリュジーネとカールをアイズとベルが見つけたときには、二匹は『炎鳥』の群れに襲われていたという。その最中、ウィリュジーネは痛みと苦しみから、涙を流していたとのことだ

 そのアイズの言葉に、フィンは危惧の念を抱いた。

 

 モンスター(いきもの)への攻撃を躊躇(ちゅうちょ)する心。

 人としては健全かもしれないが、冒険者としてはあまりにも危うい、と。

 

 

 

◆◇◆◇◆

 

 

 

 日が昇ったばかりの朝早く。『黄昏の館』へと呼び出されたヘファイストス神は、喋るモンスターという下界の『未知』をいきなりロキ神から突きつけられた。

 そして、ウィリュジーネの世話を甲斐甲斐しく焼いていたヘスティア神を見て、ヘファイストス神は呆れ返った。ヘスティア神が家庭の安寧を司る『炉の神』だからといって、なにもモンスター相手にまでその母性を発揮しなくてもいいだろうと。

 

 その後、ヘファイストス神は、ロキ神から詳しい事情を一通り聞かされることになる。

 

「……私、この事態になんら関係ないのでは?」

 

 明らかに厄介事へ巻き込まれた形となったヘファイストス神は、そんな疑問をロキ神にぶつける。するとロキ神は、軽い調子で答えた。

 

「愛しの彼氏が抱えた問題やで? つまり、ファイたんも一蓮托生や」

 

「はあー……。で、ロキ。これからどうするの?」

 

「フィンとリリたんが立てた方策がいくつかあるんやが、それは道すがら説明するわ」

 

「道すがら? どこかに出かけるの?」

 

「ギルド本部、ウラノスんとこや。あのジジイ、絶対この存在を知っているで。前に、ヘルメスがそれらしいことをシリアス顔で言っとったからな」

 

「なるほど。そうなると……『怪物祭(モンスターフィリア)』の趣旨も違って見えてくるわね」

 

『怪物祭』。ギルドと【ガネーシャ・ファミリア】が主催する、年に一度の催し物だ。

 調教(テイム)したモンスターを地上に運び、見世物にするという、近年になって始まったオラリオ特有の祭りである。

 

「モンスターの存在を地上の子たちに馴染ませることが、祭りの狙いってことかい?」

 

 ウィリュジーネから目を離したヘスティア神が、そんなことを問う。

 対するロキ神は、その疑問の答えを出さずに、軽い調子で言った。

 

「ま、その辺もウラノスに聞いてみよか」

 

 そうして、ロキ神はヘファイストス神とヘスティア神を連れて、ギルド本部まで乗りこんだ。

 まさか三柱の女神が乗りこんでくるとは思わず、ギルド本部は騒然となる。だが、ロキ神は気にもせず、受付を勝手に越えてギルド本部の奥へと進む。

 当然、ギルド職員、特にギルド長のロイマンが必死に侵入を止めようとする。しかし、ロキ神はそれを無視(スルー)してウラノス神のいるギルド本部最奥、『祈祷の間』へと進んだ。

 

「来たか」

 

『祈祷の間』の中央祭壇に備え付けられた、石の神座。

 そこに座るウラノス神は、突然やってきたロキ神たちに驚くことなく、静かにそう告げた。

 

「その様子じゃ、うちらが来ることは事前に予想できていたようやな」

 

「ああ。そなたらの眷族が、理知を備えたモンスターと接触し、ダンジョンから連れ出したこと把握している。扱いかねて、詳細でも聞きにきたか」

 

「ダンジョンの出入り口でも監視しとるんかー? ま、その通りなんやけどな」

 

 飄々(ひょうひょう)とした様子で話すロキ神と、表情を動かさずに話すウラノス神。

 だが、二柱はまるで水面下で争っているかのように、互いに相手の一挙手一投足を観察していた。

 

 それをヘスティア神は、変な探り合いとかやめればいいのに、などと思いながら後方で見ていた。

 ヘファイストス神はというと、普段は訪れない『祈祷の間』を見渡して、その構造の把握に努めていた。

 

「で、キリキリ吐いてもらおか。以前ヘルメスから触りだけは聞いとったが、()()()()()()?」

 

 と、ここでロキ神が探り合いを止め、単刀直入に切り込んだ。

 今の事態、すなわちダンジョンからアイズたちがウィリュジーネとカールを連れ帰った状況に、ウラノス神が少なからず動揺を見せているとロキ神は見抜いたからだ。ゆえに、先手を取って全てを吐き出させる神算(しんさん)であった。

 

 だが、ウラノス神も、道化神の手の平で踊るつもりは毛頭無かった。

 必要なことを必要なだけ話す。事前に、女神たちへ自らが抱える秘密を公開する方針を決めていたゆえに、彼はおもむろに語り始めた。

 

「始まりは、十五年前、いや、十六年前になるか。今は存在しないとある派閥が、理知を備えたモンスターを捕獲した」

 

 ウラノス神は語る。その存在を知ったのは、そこまで昔のことではなかったと。

『暗黒期』の最中に消滅したとある派閥の代わりに、ウラノス神の使者が理知あるモンスターと接触を続けた。理知あるモンスターは群れを作り、ダンジョンの中で隠れ住んだ。

 

 ウラノス神は、彼らを『異端児(ゼノス)』と名付け、様々な支援を行ない、そして時にはダンジョン内で彼らの協力を得た。

 両者の関係は現在も続き、ウラノス神の支援の甲斐もあって、次第に『異端児』の群れは大きくなっていった。

 

「いやいや、群れを大きくさせて何の意味があるんや」

 

「理知を備えた存在。つまり、『異端児』は人類の敵ではないということだ」

 

「モンスターやで?」

 

「だが、彼らには理性があり、心がある。人と何も変わらぬ」

 

「言わんとすることは分かる。でも、群れが大きくなると、いずれ冒険者とぶつかるやろ」

 

「それは、いずれの話だ。それまでに、人と『異端児』の融和を図る」

 

 そのウラノス神の言葉に、ロキ神は眉をピクリと動かした。

 

「モンスターとの融和? アホ言うなや。人類(こどもたち)とモンスターが敵対して、どれだけの年月が積み重なったと思うとる」

 

「だが、ダンジョンは『異端児』を生み出し続けているのだ。その存在をなかったことにはできん」

 

「しかしなあ……その『異端児』とかいう群れと冒険者が融和を果たしたとする。そうなると、冒険者がぎょうさん死ぬで?」

 

 ロキ神は、ウィリュジーネへのアイズの態度を見てフィンが危惧した、ある事実を突きつける。

 

「モンスターの中に、人と同じ心を持つ存在がいると知った冒険者は、戦いの最中に剣を鈍らせる。わかるやろ? 今、自分たちが向かい合っている相手が、ただのモンスターなのか、理知あるモンスターなのか。そのわずかな逡巡(しゅんじゅん)が、冒険者を殺すんや」

 

「それは、我々も危惧するところだ。しかし……」

 

 ロキ神に突きつけられた事実は、ウラノス神もすでに知るところなのか、わずかに言葉を溜め、そして言った。

 

「それでも、『異端児』は生まれ続ける。冒険者の心情のいかんに関わらず、ダンジョンに居座り続けるのだ。『異端児』の存在を知り、感化される冒険者が出ることは、どうあっても避けられんのだ」

 

「…………」

 

「たとえ今、ダンジョンで平和に過ごす『異端児』たちが全滅したとしても……ダンジョンは『異端児』を生み続ける」

 

「……なるほど、うちの眷族()らみたいに、『異端児』とやらを助けようとする冒険者が出ることは、絶対に避けられんと」

 

「そうだ」

 

「その先に待つのは、混沌の世やぞ」

 

「そうだとしても、ダンジョンが『異端児』を産む以上、我々は『異端児』と向き合わなければならぬ。そして、いずれの日か融和を果たすしかない」

 

 ウラノス神とロキ神のやり取りが、ひと段落を迎える。

 二柱のやりとりを聞いていたヘファイストス神は、当たりをつける。先ほどロキ神と話した『怪物祭』の真の狙いについて、おおよそ間違ってはいないのだろうと。

 

 すなわち、『怪物祭』とは理知あるモンスター、『異端児』との融和に繋ぐ第一歩であると、彼女は考える。

 モンスターは調教(テイム)できるという事実を示して、全てのモンスターが人に害を与えるわけではないと、オラリオ市民に刷り込みをしているのだと。

 

 だが、力で押さえつけた調教(テイム)済みのモンスターと、『異端児』は根本的に存在が異なる。

 ウラノス神が想定する融和への道のりは、相当遠いとヘファイストス神は思った。

 

 そして、少しの沈黙を挟んだ後、ロキ神が再び言葉を放った。

 

「で、うちの派閥(ファミリア)がその『異端児』を連れ帰った事実を知った自分は、うちらに何か要求するつもりか?」

 

「『異端児』の存在を隠し通せ」

 

「無理や。うちの派閥は大所帯や。このままあの二匹を隠し通そうとしても、外に存在が漏れるのは時間の問題や。いや、すでに漏れている可能性が高いな」

 

「そうか……。そなたらでも匿うのが難しいのならば、ダンジョンにある隠れ里に『異端児』を移送するのだ」

 

「周囲の冒険者にバレへんようにか?」

 

「そうだ」

 

「無理やなー。うちのファミリアは探索系派閥や。ダンジョン内での隠密行動なんて、できへんで。そういう仕事は、ヘルメスんとこにでも頼んどき」

 

「現在ヘルメスは、別の仕事でオラリオから離れている。帰還は少し先だ。それまで、そちらで『異端児』たちを匿うわけにはいかぬか?」

 

「リスクがデカすぎるなあ……」

 

 ロキ神のその言葉に、ウラノス神がわずかに渋面を作る。

 その表情をロキ神はニヤリと笑って見つめ、そして言った。

 

「だから、こっちで考えた対策を打たしてもらうで」

 

「対策だと?」

 

「おう、とっておきの対策を用意してきてあるで。な、ファイたん、ドチビ」

 

 ロキ神が背後に振り返り、事態を見守っていたヘファイストス神とヘスティア神に笑いかけた。

 すると、ヘファイストス神が眼帯で隠れていない方の目を細め、笑うロキ神に言う。

 

「リリルカ・アーデの案、本当に実行するの?」

 

「するで!」

 

 一方、ヘスティア神は困ったような表情になり、彼女もロキ神へ向けて言った。

 

「割と無茶だと思うんだけどなぁ……」

 

「何を言うとるんや。案を出したのはドチビの眷族()やろがい!」

 

「はぁー……」

 

 ヘスティア神がため息を吐くと、ウラノス神はの顔つきが、渋面からいつもの(いわお)のような無表情に変わった。

 そして、彼はわずかに期待を込めたような声色で、ヘスティア神に向けて言った。

 

「【勇者(ブレイバー)】の弟子の案か。確か、【姫騎士(ブレイブ・プリンセス)】などと名付けられたはずだな」

 

「うん、ボクの自慢の眷族(こども)は、なかなか無茶な案を出すんだぜ? 普段は慎重な彼女から、どうして飛びだしてきたのか不思議なくらいさ」

 

「詳しく聞こう」

 

「リリ君曰く、コソコソと隠そうとするのがダメだそうだよ。逆に見せつけてやればいいってさ。神も恐れぬ大胆さだよね」

 

 そのヘスティア神の解説に、ロキ神も愉快でたまらないといった顔で、追従するようにウラノス神へ言う。

 

「要は『異端児』の存在を世間に公表するってことやな。失敗すれば全ては破滅。うちら全知の神々(デウスデア)にも負けない、大胆な手や」

 

 そのロキ神の言葉に、ウラノス神は表情を崩し、目を見開いた。

 

「待て、ロキ、ヘスティア。それは時期尚早(しょうそう)だ」

 

 そんなウラノス神の言葉をロキ神は鼻で笑う。

 

「はっ、なに言うとる。これ以上ないタイミングや。ええか、ただ見せつけるだけじゃないで。衝撃をもって、見せつけてやればええんや」

 

「ふむう……」

 

 わずかに眉をひそめるウラノス神。その老神に、幼い見た目の女神が、淡々と言った。

 

「オラリオ市民の心に、ウィリュジーネ君という『美少女モンスター』を刻み込むんだ」

 

 真面目な話し合いの場で、ヘスティア神からいきなり飛び出したそのワード。

『美少女モンスター』という不真面目極まりない言葉に、ウラノス神は閉口する。

 代わりに、ヘファイストス神が楽しげに言った。

 

「ふふっ、この案は、ロキの眷族()では思い付けなかったかもしれないわね」

 

「それは……まあ、フィンならそうかもしれんなぁ」

 

 そんなやり取りの間も、黙りこくるウラノス神。その彼に向けて、ヘスティア神が自棄(やけ)になったような声で叫ぶ。

 

「ボクはここに宣言する! 【ヘスティア・ファミリア】と、ついでに【ロキ・ファミリア】は、人類(こどもたち)と『異端児』の融和に挑戦すると! 未来に痛みが待っているのなら、今ここで痛みを受け入れよう!」

 

 腕を振り上げ、グッと拳を握り、ヘスティア神は告げる。

 

「名付けて……『ウィリュジーネ・アイドルプロジェクト』!」

 

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