戦姫魔法絶唱シンフォギア リリカルな男   作:古明地こいしさん

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雪音クリス

戻ってから響は落ち込んでいた。当たり前だ、あんなことがあったんだからな

みんな口にはしなかったが危険だったことには変わりない

被害もヴォルテールを召喚しなければ相当なものになっていただろう

体中痛む中、魔力回復のために休んでると未来から連絡が来た

 

「どうした?響のことか?」

 

「ううん、‎その...落ち着いて聞いてね?外で倒れてる女の子拾ったんだけど」

 

はぃ?と聞き返そうになったが大人しく聞くことにする

 

「その、零夜がしてる活動の中だったらこういうのもしてるかなって」

 

「あー、いやそこまでは分からないけど...今からそっちに行くよ。場所は?」

 

「ふらわーだよ。おばちゃんに部屋借りてるの」

 

ん、行きつけだしわかりやすい。外に出る準備して傘もってあとは食いもんか...作ってる暇ないしコンビニで...パン類がいいか、を買って行くか

 

「おばちゃん、未来いますよね?」

 

「来たね、2階で待ってるよ」

 

ありがとうございますと返して2階へと続く階段を登る。

扉とはいえない襖をコンコンと木の部分をノックすると未来が出てくれた

 

「ありがと」

 

「まだ何もしてないぞ、んで倒れてた子ってのは...クリスちゃんか...」

 

「知り合い?」

 

まあなと応えて座って頬っぺをツンツンつついてると未来に捻られた

 

「寝てる女の子にそんなことしない」

 

「いひゃいいひゃい」

 

「ん...ここは...」

 

うるさかったのか目が覚めるクリスちゃん

未来を見たあと俺を見てその瞬間

 

「テメェ!どうして」

 

布団から跳び上がって警戒してるが、俺は顔を逸らす

 

「あぁ?なんでこっち見ねぇんだよ」

 

「いや、その...服装見てからそれ言ってくれ」

 

クリスちゃんは自身の着ている服を見ると小日向と胸に書かれた体操服を着ている。それがキッツキツなのは目に見えて分かる。何食ったらそんな豊満になるんだよとは口にしない。すれば隣りにいる幼なじみに刺されかねない。一度響と取り合いがあったぐらいだからな。今は一緒にとか言ってるけど...

 

「ほら」

 

コンビニで買ってきたあんぱんと牛乳を差し出す。それを睨みつけてるが...あぁ

 

「毒なんて入ってないって。そこまで警戒するか?」

 

「敵だからな」

 

「え?敵って?」

 

「...まぁ訳あって戦う相手だったんだが...何があった?話してくれ。信頼できないなら」

 

俺はデバイスと二課へと連絡できる端末を渡す

 

「これで話して貰えないか?」

 

「...お人好しが」

 

聞くと裏切られたらしい。フィーネとか言うやつの言う通りにしてたのが今まで、でもこの間の響のデュランダル起動、そして俺のヴォルテール召喚でそっちに興味が行って、失敗続きのクリスちゃんは御役御免とのこと

 

「酷いな、ソイツ」

 

「だから大人は信用できないんだ...いつもそうだ...使い古していらなくなったら捨てる...」

 

「俺は大人じゃないんだが信用できないのか?」

 

「敵だろうが...ホントあのバカと同じで脳内お花畑野郎だな...」

 

未来に俺ってお花畑野郎か?と聞くと苦笑いで返された。うむ、そうらしい

 

「まぁとにかくここにいる俺と未来...高町零夜と小日向未来はお前の敵じゃない。響もそんなつもりはないだろうし...まぁ翼さんと奏さんはそんな事ないだろうけど」

 

「あの人気者共か」

 

悪態をつきつつあんぱんを食いちぎってる。普通に食べれないの?

 

その時、警報が鳴り響く。ノイズだ

 

「なんの音だ?」

 

「知らないの?ノイズが出たって知らせだよ」

 

「っ!!」

 

クリスちゃんはそこで追われの身だからフィーネとやらはノイズを使って探してるのだろうなと予想はついた。目の前で脱ぎ始めた

 

「ちょ、俺がい痛ァ!?」

 

未来に叩かれてうつ伏せにさせられた。しばらくして離してもらえたので立つと赤衣装に身をまとってた

 

「可愛いじゃん。いや、さっきの格好も悪くなかっ痛ァ!?なんで!?未来さんなんで!?」

 

「知らない」

 

えぇ...って窓から出ようとしてるクリスちゃんを見てまだデバイス達を返してもらってないのを言おうとしたら既に布団の上に置いてあった。そして

 

「雪音クリスだ...じゃあな」

 

しばらく立ったまま、ケジメをつけに行くつもりなんだなと考えつつデバイスと端末を拾う。ちょうど端末が鳴る

 

「はい、高町です」

 

『ノイズだ。場所は河川敷付近に反応がある』

 

「了解しました。直ぐに向かいます」

 

ピッと切ると未来を見る

 

「行って、私は大丈夫だから。おばちゃんと一緒に避難するよ。だから...クリスを助けてあげて」

 

「ああ、たく、誰に似てこんな人助けするようになったのやら」

 

「ふふ、そうだね...でも今の響は...」

 

「大丈夫、未来が響に助けを求めたら来てくれるよ。絶対に。じゃあ...行ってくる。レイジングハート、セットアップ」

 

雨が止んだ中、空は晴れてる。太陽に照らされて探しやすくなってるな、河川敷...いた。まだネフシュタンの鎧纏って...いや、取り上げられたのか?じゃあ戦う術は

 

「シューター!」

 

「お前!」

 

「1人にしてられないんでな、それにネフシュタンの鎧ないんだろ?どうやって戦うつもりなんだよ」

 

「...歌いたくない」

 

は?と聞き返してしまった

 

「アタシは歌が大っ嫌いだ。でも...今じゃそんなこと言ってられない...だから」

 

胸から取り出したのはペンダント、聖遺物の欠片だったか。なるほど、シンフォギア装者だったのか

 

Killiter Ichaival tron

 

赤い...それに持ってるのは銃か

 

「...クリス、背中預けて大丈夫か?」

 

「それはこっちのセリフだ!足引っ張るなよ...零夜...」

 

やっと変なあだ名じゃなくて名前で呼んでくれたか。さて、飛べて遠距離も近距離もできるのだとアイゼンがいいか

 

「モード、グラーフアイゼン」

 

同じく赤い衣装を身にまとい帽子を被りそこには呪いうさぎののろうさが

 

「...そんな趣味が「ない!仕様だ仕様!とにかく地上は任せろ」ああ!」

 

低空飛行しつつアイゼンのカートリッジを起動させる

 

「テートリヒ・シュラーク!!」

 

思いっきりノイズをぶっ叩き周りにも余波を出す。それだけでノイズはボロボロに崩れ落ちている

クリスの方を見ると上空のを撃ち貫いてる。さすがガンナーってところだな、俺はオート照準かじっくり狙わないと当たらないのに

 

「っと」

 

ノイズの突撃を避けてカートリッジを1つ使用する

 

「残りは任せろ!」

 

「おいおい、どうするつもりなんだよ?」

 

「こうすんだよ!」

 

アイゼンが変形し、噴射口が現れる

 

「ラケーテン...ハンマァアアア!!」

 

回転しながら周りのノイズを蹴散らす。回転の勢いが強いため広範囲で殲滅できた

 

「...あれ、吐かないのか?」

 

クリスの疑問も最もだがこれは慣れだ慣れ。何度か使ってたら慣れた

 

「ふぅ...終わったな。ってどこに行くんだ?」

 

「もう一緒にいる必要ないだろ」

 

「チェーンバインド」

 

バインドで動けなくした

 

「お、おい!?やっぱりテメェ!」

 

「いや、マトモな飯も食わずに外で過ごすつもりだろ?家来い家に。なんとか誤魔化しとくし」

 

そこで二課の連絡用端末ではなく俺の携帯の方に着信音が鳴る

見ると未来だった

 

「もしもし?大丈夫か?」

 

『うん、響が助けてくれたから』

 

「だから言ったろ?響が絶対助けてくれるって」

 

『響、はい』

 

向こうの声を聞く限りじゃ響に変わるようだ

 

『えっと...零くん...』

 

「よく頑張ったな...本当によく乗り越えた。またお前の大好きな人助けをすればいい。んじゃまた二課で」

 

通話を切るとクリスに向き合う

 

「んじゃ行くか。俺の家」

 

「...騙したら後ろから撃ち抜いてやるからな」

 

「信用したんじゃないのかよ...」

 

「じゃあこの光の鎖消せよ!?」

 

笑いながらチェーンバインドを消してこっちだと言いクリスを男性寮に案内する

ヤンデレ化は誰にするか

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