だれにも見えないはずの図書館が俺だけが見えている
俺とあいつだけの秘密の話
――誰も知られてはいけない秘密の話しをしよう――
俺は祐樹。高校1年生、16歳。ごく普通な僕にはたった一つだけ秘密があった。
それはある一人の少年(?)とのやくそく。
そう、だれにも知られてはいけない秘密の話をしよう。
5年位前のある日、友達と森の中に虫取りに行った僕は一人迷子になってしまった。
途方にくれて森の中をさまよっていると建物が見えてきた。
その建物には「森の図書館」とだけ書かれた見るからに手作りの看板がかかっていた。
恐る恐る入ってみるとそこには外の見た目とは違い何倍にも広い空間になっていた。
「だぁれ?」といきなり声が聞こえた。
聞こえたというよりも頭の中に直接言葉が入ってきたように思えた。
「何しにきたの?」と続けて言葉が聞こえた
あわてて「ぼ、僕は森の中で迷ってしまって…ところであなたこそ誰なんですか?」
「え?僕?僕はここの図書館の管理人さ!」
と言っていきなり天井から僕の目の前に降りてきた。というよりも落ちてきた。
「やぁ僕の名前はテト!ここの図書館の本はすべてその世界に入り込むことができるんだ!でもここのことは秘密にしないといけないんだ。だれにも教えてはいけない。それだけは約束してね!」
「わかったよ。約束する。」
「ところで君の名前は何?」
「僕は、祐樹。中島祐樹」
「ふーんよろしくね祐樹!」
二人とも笑顔を交わしあった
「でも何で秘密にしないといけないの?」
「どうせ普通の人には見えないから」
「え?でも僕は見えてるよ!?」
「うん。だから君は選ばれた。だからここに来てもいい」
「え~!!そういうのってテレビの中だけじゃないの?ってゆうか僕以外の人はいないの?」
「う~んまだいないかな~だから君が一番最初の選ばれた人」
軽いのりで答えたネロはあぐらをかきながら空中を浮いていた。
「ち、ちょっと!!何で浮いてるの!?どうなってるの!!てか、あんた人間!?」
「うわっ!一気に質問するね。う~ん今君に教えてもわからないと思うからもうちょっと大きくなったら教えてあげるよ!」
テトは笑いながらとても楽しそうに笑っていた。
この図書館のこと。本のこと。本の中の世界のこと。
そんな話がずっと続いていた。
窓の外は夕日で赤く染まり始めカラスも鳴き始めていた。
すると、近くから友達の声が聞こえてきた。
「あ、友達が探しに来たみたい」
「そう。今日はもう暗くなってきてるから帰りなよ。僕はずっとこの図書館で待ってるからいつでも遊びに来ていいよ!」
「わかった。いろいろ楽しかったよ」
「くれぐれも秘密だからね」
「わかった。またねネロ」
「うん。」
ドアから出ようとしている僕にネロが不敵に笑ってボソッとこうつぶやいた
――最高に不思議でゆかいな世界へようこそ!――
2作目になります!
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