仮面ライダーヴァレン・オーブエトワールショコラ 作:Ryo-ka
倒れた二人のエージェントは人プレスが入ってるアタッシュケースの方へと目線を向ける。まずはコイツらよりも人プレスを取り返す方が先だ。片方が逃げてもう片方に足止めされたら意味がねぇ。アイツらが立ち上がる前にアタッシュケースを手に入れる!俺はアタッシュケース目掛けて走り出した。
「行かせるか!」
「なっ!?」
ドダッ!!
走り出した途端に倒れていた大柄なエージェントに俺の左脚を掴まれ、体勢を崩してその場に勢いよく転んでしまう。その間にアタッシュケースに一番近い小柄なエージェントが立ち上がりながらアタッシュケースに手を伸ばそうとしていた。
「まずい!させるかよ!」
俺は倒れながらもヴァレンバスターのトリガーを引いて弾丸を数発発射する。放たれた弾丸はアタッシュケースの角へと当たっていき、エージェントからどんどん離れていく。そして最後のニ発がアタッシュケースのロック部分を破壊しパカッと開いた。
「よし!今だお前ら!!!」
「「「わにゃーー!!!」」」
俺の掛け声と共に俺が路地裏に置いたバッグから中にいたゴチゾウ達が猛スピードで走り出した。開けられたアタッシュケースの中へと次々と入っていき、中に入っていた人プレスを次々と頭の上に乗せて回収する。小柄なエージェントがすぐに奪おうとするが、ゴチゾウ達は人が入れないようなわずかな隙間へと逃げていき追うことができない。
「待て!」
「お前らの相手は俺だ!!」
立ち上がった俺は後ろから銃を構える大柄なエージェントに向けてヴァレンバスターの弾丸を放つ。互いの弾丸が空中でぶつかり合い、相殺する。その間に二人のエージェントから距離をとった。背後を取られるのはまずいからな。二人のエージェントがこちらに向かってすぐさま走り出す。俺の目の前へとやってきた大柄なエージェントに向かってラグビー選手のように突進する。エージェントの銃を持った方の腕の関節部を真っ直ぐにした状態で掴んだ。
「なにっ!?」
「銃持ってる腕を掴まれたらよ。自分の間合いに入った奴は撃てねぇよな!」
腕を掴んだ状態でビルの壁へと連れて行く。そして、壁の前までやってくると俺は壁を蹴って飛び上がった。俺の体重が重量に従って落下して行く。そう、俺が掴んだエージェントも道連れにな!!
「おらぁぁあ!!」
ドガッ!!!
「ぐっ!」
俺は大柄なエージェントへとのしかかり、こちらに向かって走ってくる小柄なエージェントに向けて弾丸を放った。弾丸を受けた小柄なエージェントは握っていた銃を落としてしまう。俺はのしかかっていた大柄なエージェントを小柄なエージェントに向かってすぐさま蹴り飛ばした。数メートル飛ばされた大柄なエージェントはゆっくり立ち上がろうとする。
二人のエージェントが一直線上に揃っている。俺はすぐさまヴァレンバスターのレバーを開いた。今がチャンスだ。速攻で終わらせる。赤いエネルギーが銃口へと集まっていき巨大な球体状のものを作り出していく。
「まっまずい!」
「いっけぇぇぇぇえぇぇぇえぇえぇえ!!!!!」
レバーを閉じると同時に赤い巨大な球体状のものが巨大なチョコのエネルギー弾へと変化し、トリガーを引くと同時に二人のエージェントに向かって発射された。
『チョォコドォオンンーーーーーー!!!!!』
「「ぐぁぁあぁぁぁあ!!!」」
ドガァァアァァァァアアァァァアァアアアン!!!!!
巨大なチョコの弾丸をくらった二人のエージェントはその場で爆散してしまう。数秒ほどで爆発で立ち上った土煙が収まって、俺を周囲を見渡した。どうやらちゃんと倒せたみたいだな。ヴァレンバスターのレバーを開くと同時に装填されていたチョコドンが「わにゃ〜」と言いながら昇天して消えてしまった。俺の身体が光に包まれて元の姿へと戻る。
「ありがとな、チョコドン。......さて、おーいお前らー」
俺が周囲に話しかけるとビルの隙間や排水溝から人プレスを回収したゴチゾウ達が俺の前へと全員やってきた。俺の目の前に七つの人プレスが置かれた。
「よし、人プレスは無事だな......お前らよくやった!」
「「「わにゃ!!!」」」
目的を果たしたのかゴチゾウは俺の元へと路地裏に置きっぱなしだった俺のバッグを運んでくると自らそのバッグの中へと入っていった。俺は取り返した人プレスをバッグの中へと仕舞う。なんとかエージェントから人プレスを回収できたが、まさかこんなところにもエージェントがいるとはな。俺は路地裏を出ると本来の目的だった誰も使っていないビルを見上げた。
「......まさか。」
俺はすぐにコートからスマートフォンを取り出してショウマに電話をかけた。電話はすぐに繋がりショウマの声がスピーカーから聴こえてきた。
「もしもし、絆斗どうしたの?」
「急に悪いな。さっきエージェントと戦って人プレスを取り返したところなんだけどよ。」
「エージェント!?絆斗は今どこにいるの?」
「昨日話してたベンチャー企業のビルの近くだ。この地域がグラニュートの縄張りになってるかもしれねぇ。」
「......分かった。幸果さんに住所を聞いて、その地域をゴチゾウ達に見回りに行ってもらうね。」
「おう、頼んだぜ。」
俺は電話を切って駅の方へと歩き始めた。とりあえず、ここ周辺地域の見回りはゴチゾウ達に任せる。エージェントが倒されたことがバイトのグラニュート達に伝達されるかどうかは分からねぇが、初星学園の生徒達を攫ったグラニュートがここの地域をまだ縄張りにしてる可能性は高い。縄張りを変える前に倒さねぇとな。
次は初星学園の方へ行って攫われた生徒達について調べるか。だが、この事態について初星学園のどの人間が知っているんだ?生徒が攫われたことは報道されていない。情報が漏れていないということは限られた人間しか知らねえってことか。駅付近の商店街を通っていると三人の少女とすれ違った。
「あ、絆斗。」
「え?」
聞き覚えがある声が聞こえて振り返るとレジ袋を持った広がいた。他にも二人、少女がいる。一緒にいることから同じ初星学園の生徒なのだろう。広よりも小柄なお上品な少女と広よりも大きい体格のいい少女だ。
「篠澤さん、お知り合いですの?」
「うん。」
「まっまさか!?広ちゃん......かっ彼氏!?!」
「えっえーーー!?!そうなんですの!?篠澤さん!」
「違う、友達。」
「友達って......こんにちは、フリーライターやってます。辛木田です。」
俺は変な勘違いをしている広の友達らしき少女達の誤解を解くために、名刺を取り出して手渡した。二人は受け取った名刺をマジマジと見始める。
「フリー...ライター?」
「花海さん。昨日、篠澤さんがおっしゃっていた方ですわ!」
「あー!広ちゃんがプロデューサーさんへのプレゼント選びを手伝ってくれた人!」
「この度は篠澤さんがお世話になりました。」
「なりましたー!」
二人は深々と楽しそうにお辞儀をする。それを見て広は「ふふっ、なんだかお母さんみたい、だね。」と笑っていた。
「申し遅れましたわ。わたくし、倉本 千奈(クラモト チナ)と申します。」
「あたし!花海 佑芽(ハナミ ウメ)っていいます!」
「二人とも、わたしと同じクラスの友達。」
「そうか、そういえば広達はなんでこんなところにいるんだ?」
「買い出し。」
「買い出し?」
確かに広達はどこかのスーパーで買い物をしてきたのであろうビニール袋を持っていた。荷物のほとんどを佑芽という女子生徒が持っており、小柄な千奈という女子生徒と非力な広はレジ袋を一袋握りしめている。
「はい、もうすぐ休日ですのでわたくしのお屋敷でお菓子作りをしようかと。」
「この日のために、お菓子作り!みんなで研究してきたんですよ!!」
「準備は万端、あとは実践あるのみ......」
「楽しそうで何よりだな。......あ、そうだ。聞きたいことがあるんだ。」
「聞きたいこと?」
次に俺がするべきことは攫われた生徒達について調べることだ。だが、あまり事態について知らない人間に聞き回りすぎると女子生徒について調べ回ってる奴って怪しまれちまうからな。もう、前みたいに防犯ブザーを鳴らされるみたいなことになるのは勘弁だ。
だから、彼女達について聞ける人物を一人に絞りたい。事態を把握している可能性が高く、十王学園長よりも深いところまで生徒達を熟知している初星学園内の人物。
「なぁ、学園長以外で全生徒を熟知してる人間って誰だ?」
「全生徒を......」
「熟知している......」
「人間。」
俺のその質問に対して三人が互いの顔を見合わせる。俺が言っていることはかなり難しいことだってことは分かってる。やっぱり攫われた生徒達と同じクラスの生徒や教師を手当たり次第に調査するしかねぇか。そう考えていた時だ。互いに顔を見合わせていた三人はニッと笑ってこちらを見上げた。
「それは、もちろん。」
「ただ一人!」
「初星学園の一番星!星南お姉さまですわ!」
「星南会長です!」
「星南。絆斗、昨日話した人、だよ。」
「十王...星南。十王学園長の......孫!?!」
先日、仮面ライダーゼッツのGPライダーカプセム01をヴァレンとクローズ狙いで回してきたところ。一回でヴァレンが出てくれてテンションが上がりました。そのあと、数回やったのですがクローズが出ないままヴァレンが3個出てしまいました。
絆斗推しの私ですが、流石にビルドの推しである万丈が出ないので落ち込んでいると同じガチャを回していたお兄さんが被ってしまったヴァレンとクローズを交換してくれました。本当に感謝しかありません。