ニコ・ベリック、先生になる   作:東ドイツ空軍航空部隊

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この話からベリック先生の実力発揮タイムです



シャーレ奪還作戦 その1

 

 

 

どうやら押しかけてきた四人の生徒はそれぞれの学園を代表してきたようだった。

あの人選を考えた方が良い連邦生徒会長の所に説明を求めにきたのだとか……

いやオレにもなんで先生に任命したのか説明して欲しいんだが……

 

「数千の学園自治区が混乱に陥っているのよ!?この前なんか、うちの学校の風力発電所がシャットダウンしたんだから!」

 

「連邦矯正局で停学中の生徒たちについて、一部が脱出したという情報もありました」

 

「スケバンのような不良たちが、登校中のうちの生徒たちを襲う頻度も、最近急激に高くなりました。治安の維持が難しくなっています」

 

「戦車やヘリコプターなど、出所の分からない武器の不法流通も2000%以上増加しました。これでは正常な学園生活に支障が生じてしまいます」

 

2000%だと……?リバティーシティより治安悪くないか?

このキヴォトスにLCPDとかN.O.O.S.Eみたいな治安組織は無いのだろうか…?

 

状況で、連邦生徒会長は何をしてるの?どうして何週間も姿を見せないの?今すぐ会わせて!」

 

「…連邦生徒会長は今、席におりません。正直に言いますと行方不明になりました」

 

『……!』

 

「結論から言うと『サンクトゥムタワー』の最終管理者がいなくなったため、今の連邦生徒会は行政制御権を失った状態です。

認証を迂回できる方法を探していましたが…先ほどまで、そのような方法は見つかっていませんでした」

 

「その言い方だと、今はあるんだな?」

 

「はい。こちらの先生が、フィクサーになって頂ける筈です」

 

「オレがか?」

 

「先生は元々、連邦生徒会長が立ち上げた、ある部活の担当顧問としてこちらに来ることになりました」

 

…なんだか本当に先生って感じだな。

タクシードライバーから栄転なのかどうかは分からんが。

……どっちにしろオレはまた銃を使う時が来るみたいだ。ピストルしかないけどな

 

「連邦捜査部『シャーレ』

……単なる部活ではなく、一種の超法規的機関。連邦組織のため、キヴォトスに存在するすべての学園の生徒たちを、制限なく加入させることすら可能で、各学園自治区で制約なしで戦闘活動が可能です」

 

なんだその国家に関わってそうな組織は……政府系の仕事はもうごめんだぞオレは…

まぁ政府ではないんだろうが、どうもあのメガネの政府関係者が先に浮かんできてしまうが

 

……はぁ、権力なんて嫌いなんだがなオレは。イヤと言う程経験してるんだ

 

そして、ここから30キロにあるそのシャーレの部室とやらがあるらしいのだが

 

「モモカ、シャーレの部室に直行するヘリが必要なんだけど…」

 

『シャーレの部室?ああ、外郭地区の?そこ、今大騒ぎだけど?』

 

…凄いなこの世界の技術は……

ピンク髪の二つ結びの娘はそう言いながら言葉を続ける

 

「大騒ぎ?」

 

『矯正局を脱出した停学中の生徒が騒ぎを起こしたの、そこは今戦場になってるよ。連邦生徒会に恨みを抱いて、地域の不良たちを先頭に、周りを焼け野原にしてるみたいなの。巡航戦車までどっかから手に入れてきたみたいだよ?』

 

……訂正だ。まるで下手するとユーゴスラビア内戦より酷いかもしれん

戦車とかは相手にした事はあるが……RPGは無いしな

 

『それで、どうやら連邦生徒会所有のシャーレの建物を占拠しようとしてるらしいの。まるでそこに何か大事な物でもあるみたいな動きだけど?まあでも、もうとっくにめちゃくちゃな場所なんだから、別に大した事な…あっ、先輩、お昼ごはんのデリバリーが来たから、また連絡するね!』

 

……ごゆっくり。

と言いたいが、リンの青筋と眼鏡のレンズが不気味に光ってるから怒ってるのがなんとなく感じるが

 

「リン…あぁ、まぁとりあえず行った方が良さそうだな」

 

「ええ…そうですね…ちょうどここに各学園を代表する、立派で暇そうな方々がいるので、私は心強いです」

 

「えっ……?」

 

突然矛先はあの生徒四人に向けられた。

相当機嫌悪いなこれは……

 

「キヴォトスの正常化のために、暇を持て余した皆さんの力が今、切実に必要です。行きましょう」

 

「ちょっと待って!ど、どこに行くのよ!?」

 

そうしてリンについていった先はヘリポート。

駐機されていたのは…… 《アナイアレイター》か?非武装ヘリっぽいが…

せめて機銃くらいあっても良いんじゃないか?

 

ドアを開けようとすると、何故か開かなかった。

どうやら鍵がかかっているらしい。何でだよ?

 

「……誰か鍵を持ってませんか」

 

「「「「持ってません」」」」

 

ユウカ以下4名は見事のハモリを見せた。

だが、ここで換えのヘリなんて待てない……はぁ、仕方ないか

 

「リン、開ける方法はあるぞ」

 

「…先生?」

 

現地で車調達する時いつもこんな事してたな……まぁ汚点でもあるが

非武装アナイアレイターの操縦席ドアの窓ガラスを肘で思いっきりぶち割ってロックを解除した。

 

「先生!?」

 

「…悪い。修理費は後で払う」

 

そしてそのまま操縦席に乗り込んでエンジンをかける

すると、リンも他の生徒も驚いていた

 

「……この先生って何者なんですかリン行政官」

 

「……早く行きましょうか」

 

生徒達の疑問を無視にヘリを動かす。

この系統のヘリなら一回だけ操縦した事があるからな。

 

「リン!外郭地区はどこにあるんだ?」

 

「外郭地区はここから————」

 

地点を教えられて離陸する。

ペゴリーノを追いかける時に乗ったのが最初で最後だったなそう言えば

 

 

 

 

 

 




流石100件の犯罪件数があった男は伊達ではない(迫真)
基本的に車が必要になった時は誰も乗ってない一般車から拝借する(予定)
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