音と共にある人生   作:Taku-One

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第7話_コンクール曲

 

 「今回も頑張ったな! 全教科満点だ、この調子で今後も頼むぞ!」

 

 「いやだから、点数を勝手に公開するのはやめてください。個人情報ですよ」

 

 「良い結果だから良いじゃないか、まぁ気にするな!」

 

 気にするべきなのはあんただろ。そろそろ教頭あたりにチクりにいくかなぁ。

 入学後初の定期テストの結果が手応え通りだったのは良いが、注目を集め過ぎな気がする。

 特に吹奏楽部の黒髪美人さんの方からチクチクと視線が突き刺さっている。

 

 僕は授業での前世知識の復習と少しの時間のおさらい程度でぶっちぎりの点数を維持できているが、これはやはり前世において真面目に勉強した成果が出たことによる転生知識だけが原因だと思っていた。

 しかし最近、それは少し違う気がしてきた。

 もちろん前世で勉強を頑張っていたことによる先回りの知識というのは大きいと思うのだが、単純に今世の体というか脳のスペックが微妙に高い気がするのだ。

 

 思い起こせば前世ではどんなに得意な科目でも、ケアレスミスで点数を落とすこともあったし、専門外の、特に理系からはかけ離れた社会系科目や古文漢文なんかはかなり取りこぼしていた。

 それが今世では全教科満点である。しかも大して頑張ってないのに。

 

 音楽に対してもそうだ。

 もちろん音楽知識の収集や、幼少期からの多大な時間をかけた練習は自分の成長につながっていると思う。

 思うが、最近の周りの評価を聞くにあたって、今までの練習の量と質で順当にたどり着けるレベルを超えた演奏を出来ている様に感じる。

 もしかしたら今世の僕の体って天才的なスペックなのかも……

 

 とか心の声が漏れていたら周りからぶっ飛ばされそうなことを考えていると、いつの間にか昼休みになっていた。

 コンビニ弁当をカバンから取り出していると、毎度おなじみの友人が話しかけてきた。

 

 「おう、大槻、実力テストから続けて全教科満点はやばくね?」

 

 「そうそう、もしかして先生達に特殊なコネとかある? ならおれもお願いしたいんだけど」

 

 岡部と吉野だ。相変わらず馬鹿なことを言っている。

 

 「どんな状況だよ。それに先生達にコネがあったら授業中全部寝てるわ」

 

 「そりゃそうか。確かに大槻って授業中めちゃ集中してるもんな。質問とかバシバシしてるし」

 

 実際、強制的に席に座らされる授業時間というものを、居眠りとか内職とかで無駄に消費することがもったいないのは間違いない。

 単純に1日6時間をドブに捨てているわけである。非効率極まりない。

 

 「授業の時間が一番効率よく勉強できるからってだけだよ。それに質問して先生の反応見ると次のテストに出そうな問題とか何となく分かるし」

 

 「マジかよ! それおれらにも教えてくれよ、いや教えて下さい大槻様!」

 

 「絶対に嫌だ」

 

 「なんでだよ! ていうか大槻って勉強会とか誘っても全然こないよな、なんで?」

 

 「僕が君等から教わることが欠片もないから……っとこれ他の子には言わないでよ」

 

 「辛辣すぎる……いや、確かにド正論なんだけどさ」

 

 正論だけど、仲の良い友人以外に聞かれたら村八分待ったなしだ。

 

 「それに元から家の手伝いで忙しかったのに、吹奏楽部に入部してから更に時間がなくなっちゃってね。現実的に行く時間がないってのもホントのところ」

 

 「そういえば吹奏楽部には入らん! とか言ってた割には結局入ってたよな、なんで?」

 

 「あ、おれ吹奏楽部の友だちから聞いた。あの高坂さんが熱心に勧誘したらしい」

 

 「マジで!? あの、男子は当然として女子もほとんど寄せ付けない高坂さんが! もしかして付き合ってたりするのか? ならおれはお前を◯さなければならないかも知れない」

 

 いや、高坂さんに勧誘されたのは確かだけど、なんでお前らがそのことを知ってるんだよ。

 吹奏楽部内ならともかく、何の関係もない男子まで噂が届くとか、高校生の情報網というのも中々侮れないらしい。

 そして高坂さんの人気も。他人とあまり積極的に関わらないこともあり、すでに神格化されつつある気がする。

 

 「んなわけないだろ。確かに誘ってはくれたけど、それは高坂さんが吹奏楽部でより良い成績を取るために必要な駒としてって感じだよ」

 

 まぁ実際にそんなところだろう。

 せいぜいその期待を裏切らないようにしなければ。 

 

◇ ◇ ◇

 

 「皆さん、中間テストお疲れ様でした」

 

 テストが終わった最初の休日。集められた部員たちは、皆、神妙な面持ちで滝先生の顔を見つめている。彼らの顔には隠しきれない不安が滲んでいた。

 

 「……さて、中間テストが終わった今、夏休みまでに残されたビッグイベントは期末テストのみとなりましたね」

 

 テストをイベントに数えるのはどうかと思うが、確かに余計なイベントのないこの期間は吹奏楽部全員で思う存分練習で実力を伸ばす絶好の機会であるのは確かである。

 

 「我が吹奏楽部はこれからコンクール出場まで、外部の吹奏楽イベント等への参加予定もありません。ですので皆さん、思う存分練習ができると思います」

 

 どうやら滝先生も僕と同意見のようである。

 滝先生はポケットからくしゃくしゃの紙切れを取り出した。

 

 「ここに載っているのは、今年度の課題曲のリストです」

 

 「課題曲、ですか?」

 

 小笠原部長がおずおずと尋ねる。そうです、と彼はうれしそうにうなずいた。

 吹奏楽コンクールで全国大会まで開催されるA部門や大編成の部では、課題曲と自由曲の二曲の演奏が義務付けられている。

 コンクール参加者たちはこの課題曲の中から各々好きな楽曲を選び、会場で披露するのである。

 A部門では人数の規定もあり、高校生は55名以下とされている。

 演奏時間にも規定があり、課題曲と自由曲を合わせて12分以内で演奏しなければならない。

 12分を超過した場合、審査はなされず失格となる。この12分間という制約が思いの外厳しく、うっかり失格となる団体が全国大会でもときどきある。

 意外に制約の多い大会なのだ。

 

 「いままではどうやって曲を決めていたかは分かりませんが、今年は私と松本先生とで課題曲も自由曲も決めさせていただきました。ほかの希望があった方には申し訳ありません」

 

 欠片も申し訳無さそうな滝先生は流石である。

 まぁ部員に曲の要望とか聞いてたらきりがないもんな。妥当な判断と言えるだろう。

 

 「で、今年の曲はなんなんですか?」

 

 副部長の田中先輩が目を輝かせる。

 滝先生はもったいぶるように一度口をつぐみ、それからふっと息をはいた。

 

 「今年の課題曲は『プロヴァンスの風』、自由曲は堀川奈美恵氏の『三日月の舞』に決まりました」

 

 と言われても、部員の多くはピンときていなかったようだ。

 一応まばらな拍手は上がっているが、目線で「知ってる?」「知らない」のやり取りをしているのは明らかだ。

 僕はといえば、両方知っている曲だ。特に近年発表された『三日月の舞』は曲調も若々しく、しかもトランペットがかなり活躍する曲でもあるため、今から楽しみだ。

 

 「『三日月の舞』!? 先生! わかってますねえ!」

 

 田中先輩もこの曲を良く知っているらしく、興奮して立ち上がった。その頬は赤く燃えている。

 

 「堀川奈美恵氏といえば京都生まれ、京都府立芸術大学の作曲科に入学し、同大学院を卒業した若き作曲家ですね! オーケストラ作品や管弦楽、吹奏楽と幅広い部隊で活躍している、今をときめく女性作曲家ですよね。彼女の作品の魅力はやはり繊細なメロディとダイナミックな構成ですよね。『三日月の舞』は特にホルンのメロディ部分が最高です。低音のハーモニー部分もカッコいい! 絶対今年は『三日月の舞』を吹くしかないと思っていたんですよ! それと――」

 

 「田中さん、気に入っていただけたようで何よりです」

 

 田中先輩の流れるような演説を、滝先生は躊躇なく打ち切った。

 彼女はいまだ興奮冷めやらぬ様子で、拳を握り、隣に座っていた中世古先輩に話し続けている。

 まぁ田中先輩の気持ちは少しわかる。『三日月の舞』はトランペットが目立つ曲ではあるが、低音の楽器を総動員したハーモニー部分もカッコいい曲だ。

 ユーフォニアム担当の田中先輩が興奮するのも無理はない。

 

 「それでですね、これからが重要なお話です」

 

 滝先生はそう言って、教室中を見渡した。

 

 「今年、吹奏楽部の部員は82名居ます。そのうち10名は初心者ですので、実際にA部門で出場するのは残りの72名となります。しかし、A部門の定員は55名です。どう考えても人数が余ります」

 

 それは当たり前の話だ。なぜこんなことをわざわざ話したのだろう。

 

 「そこで私は、期末テスト前の2日間にオーディションをやることに決めました」

 

 オーディション。その単語に真っ先に反応したのが三年生だった。

 ざわめく一年生たちをよそに、彼女たちは立ち上がり、真っ先に滝先生に反論した。

 

 「先生、私達はいままで学年順で出場メンバーを決めてきました。順当に考えたら、一年生の経験者がB部門に行くのが当然ではないでしょうか」

 

 吹奏楽コンクールの部門は、何もA部門だけではない。

 支部や都道府県単位で、小学校部門や小編成部門等といったいわゆるB部門や、合同部門、いわゆるC部門を行う場合も多い。

 全国大会への道は開かれていないが、人数や予算に制約のある団体を含め、コンクールに参加意思のあるほとんどの吹奏楽団体が参加できるようになっている。

 人数が多い学校の吹奏楽部では、A部門とB部門に分かれてコンクールに参加することもよくあることだ。

 

 「でも、それって不公平じゃないですか?」

 

 滝先生の笑顔がより深まる。

 それは今までの年功序列の不合理さをバカにしているようにも見える。

 

 「一年生だって努力している子はたくさんいます。彼らの努力を見ず、ただ年齢だけでメンバーを決めるというのはあまりにも乱暴だと思いますが」

 

 「ですが、私達は今までそうしてきました」

 

 「でも、今の顧問は私ですよ? これまでのことなんて関係あります?」

 

 彼の正論に、三年生はぐっと言葉を詰まらせた。

 

 「簡単なことです。三年生が一年生より上手であれば、何の問題もないのです。……もっとも一年生より下手でもコンクールには出たい、などという三年生がいれば話は別ですが」

 

 おお、これが吹奏楽部員の間で「粘着イケメン悪魔」とか呼ばれる所以か。

 僕は入部からまだ日が浅いので、粘着悪魔な部分はあまり見たことがなかったのだ。

 部活とは関係ない普通の音楽の授業等では、優しい感じのただのイケメン先生だったので少し疑っていたのだが、入部前から聞いていた噂をここで実感した。

 あんまり怒らせない方が良さそうだな。

 

 「あの、オーディションってどうやるんですか?」

 

 おそるおそる中世古先輩が挙手する。

 

 「いまから楽譜を配布しますので、練習してきてほしいのです。私と松本先生の前で、ひとりずつ課題曲と自由曲、それぞれをテストします」

 

 それと、と彼は言葉を続けた。

 

 「ソロパートもオーディションで決めるので、そのつもりで」

 

 元々ざわついていた教室が、今度こそ騒然となった。

 

◇ ◇ ◇

 

 「そうです、そのまま唇の形はあんまり変えないで、ほっぺたは限界までは膨らませないで軽い力の入れ具合で音を調整するのを意識してください」

 

 オーディション騒動も冷めやらぬミーティング後、部活終了時刻までちょっと時間が有ったので、加部先輩にトランペットの吹き方の修正を提案するために声を掛けた。

 このまま放っといたら顎関節症一直線なのは間違いないし、最初に指摘した僕にも責任があると思ったからである。

 

 上から目線で指導してやると言ってきた生意気な後輩にも、嫌な顔ひとつせず素直に応じた加部先輩は人ができていると言えるだろう。

 

 「もうちょっと肩の力を抜いて、左手メインでペットの重量をまっすぐに支えて、右手は唇への押しつけ具合だけを調整する感じで……良いですよ、基本はこのフォームで吹ければオーケーです」

 

 「ぶはぁ……はぁ、はぁ…」

 

 たった数分の練習だったのだが、なれない姿勢と吹き方で加部先輩は疲労困憊のようだ。

 むしろ今までが非効率なフォームだったので、正しい吹き方に慣れれば体力面も逆に疲れなくなってくるはずである。

 

 「……ちょっと聞いてもいい?」

 

 「良いですよ。疑問があればどんどん聞いて下さい」

 

 「私さぁ、息の強さと唇の締め具合で音の高さ変えてたんだけどさ、ほっぺた動かさないでどうやって息の強さを変えればいいの?」

 

 「あぁ、よく初心者が陥りがちなところですよね。唇の振動で音の高さを変えるのには違いないんですけど、単純なブレスの強さで変えるわけではないんですよ。舌を使ってブレススピードを操作するんですよね……ちょっと聞いててくださいね」

 

 トランペットからマウスピースだけ抜き出して吹いてみる。

 

 ……(トォー)

 ……(トゥー)

 ……(ティー)

 

 「え、すご……ホントに口もほっぺたも変えずに音程変えてる! なんでなんで?」

 

 「……これってトランペットの中だとマジで基本中の基本なんですけどね。滝先生に叱られませんでした?」

 

 「あぁー、最初の海兵隊の演奏のときめっちゃ叱られたわー。ていうかその時はなんで叱られたのかも良くわかってなかった。今思えば2年生がこんな基本もできないなんて思わなくて滝先生も混乱してたのかもね。なんかその時は理不尽に感じたけど、そういうことだったんだ……」

 

 「楽器の上達のステップって、勉強とかスポーツと違って、完璧にはマニュアル化されてないことも多いですからね。僕もプロ奏者の母がいなかったら、もっと混乱してたと思います」

 

 トランペットの教本とかも、意外と感覚的な文章だったりするんだよな。

 とりあえず吹いてみろ、話はそれからだ、みたいな。実際個人の唇とか口腔とか喉の形もかなり異なる部分もあるし、統一化出来ないのも仕方がないのかもしれない。

 

 「ごめんだけど、大槻くん、しばらく私の練習に付き合ってもらっても良い? とりあえず吹いても怪我の心配なくなるまででいいから……いや、それでもかなりがめついお願いなんだけど……」

 

 「もちろん良いですよ。というか、そのつもりじゃなければ今日ここで声かけませんでしたよ。僕にとっても基礎の再確認にもなるし、一緒にうまくなっていきましょう」

 

 「あぁー、ただでさえ大きい借りひとつなのに、このままじゃ大槻くんの配下になりそうな勢いだよ……」

 

 「配下て……、僕がお腹へったら焼きそばパンとか買ってきてもらえるんですかね」

 

 「いやそれ配下じゃなくてパシリや」

 

 まぁ気持ちはわかるけど、加部先輩って基礎さえしっかりすれば一気に良い奏者になりそうな気がするんだよな。

 指使いとかリズム感は全く問題ないし、なにより感情豊かでオンリーワンな表現力を持ってそうな人だし。

 リーダーシップだってありそうだし、今年は無理でも来年には北宇治の大きな力になるかもしれない。頑張ってほしいな。

 

◇ ◇ ◇

 

 「確かに、このスケジュールはすごいなぁ」

 

 部活が終わり帰宅した後、僕は改めて今日渡された練習日程のプリントを見ながら唸り声をあげた。

 

 「そんなにすごいのか?」

 

 仕事終わりの父親がテレビを見ながら興味なさそうに聞いてくる。

 

 「平日はもちろん、土日も全滅、一部の祝日も練習になってるね」

 

 そこで初めて父親はこちらを向いた。

 

 「そんなにすごいのか!」

 

 「うん。すごいの。僕も吹奏楽部がこんなに忙しいって知らなかったよ。トランペットの教室もあるし、しばらくはお父さんの手伝いお休みかもな」

 

 「それは……まぁなんとかなるから、透理の好きにやればいい。急に慣れないことして体壊すのには気をつけろよ」

 

 「ありがとう。僕は大丈夫だと思うけど、受験生の先輩とかはきつそうだね、今日もこのスケジュール受け取って、先輩がひとり部活辞めちゃったんだよね」

 

 僕は名前も知らない先輩だったが、2年以上一緒に頑張ってきた同期の先輩や、同じパートの部員達はかなり動揺していたように思う。

 

 「受験はなぁ、吹奏楽で食べていける人なんてほとんど居ないし、個人によっては勉強に専念するのも立派な決断なんじゃないか」

 

 「そうだね、僕もそう思う」

 

 ただ、ちょっと漏れ聞こえてくる話によると、受験だけが理由の全てではなかったようだが、流石に僕が関わる話でもないだろう。

 

 それよりも新しく渡されたコンクール曲の練習が問題だ。

 2曲とも聞いたことはあるが、吹いたことはない。しかもまぁまぁの難曲だ。

 つまり、最初の練習は覚悟が必要だということだ。

 

 嫌なことは先に済ませますかね……

 

 「じゃあちょっと夕飯まで防音室にいるから」

 

 「おう、わかった。がんばれよ」

 

◇ ◇ ◇

 

 「ゔっ……」

 

 今のミスは危なかった。

 

 やっぱり全国狙いの曲だけあって難しいの選んでくるなぁ。

 僕も長くトランペットをやっているので、簡単な曲なら楽譜を一度眺めれば吹けるようになった。

 しかし、難しい曲になると当然一発目から完璧に吹くことなどできないし、ミスも結構でる。

 そうなると、慣れ親しんだ暗闇と夏の公衆トイレの匂いに包まれることになる。

 

 他人の下手な演奏ですら影響される僕の共感覚は、自分の演奏ではさらに影響も大きく、少し大きいミスをすると吐き気に襲われたりする。

 エチケット袋持ちながらトランペットの練習するのとか、世界で僕だけではないだろうか。

 でもまぁその分完璧に一曲吹ききったときの達成感とか幸福感は特別で、これを味わえるのも世界で僕だけだろうとも思う。

 というか思わないとやってらんない。

 

 でも夕食を挟んだ5時間ほどの練習でなんとか気分が悪くならずに通すことが出来るようになってきた。

 それで油断して何回かやられたが、学校で無様をさらすことはないと思う。

 

 それにしても、『プロヴァンスの風』はまだいいとして、『三日月の舞』は僕の耳をやりにきてるな。

 トランペットソロの中盤とか音階のジャンプがエグいことになってるし、まともに吹ける部員は何人居るだろうってレベルだ。

 

 パートの皆も最初はミスしながら練習するんだろうなぁ。

 どれくらいで落ち着いてくるかなぁ。

 合わせの練習中に耳栓とかしてたら吉川先輩とか高坂さんにぶっ飛ばされそうだしなぁ。

 

 まぁでもうちのパートにガチの初心者が居ないのは大きな救いだ。

 何人か怪しい人は居たが、しばらく練習すれば落ち着くだろう。それまでどう自然に距離をとるかが問題かも知れない。

 少し憂鬱な日々が始まりそうだ。

 

 

 

 

 

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