mission00 (プロローグ) ~半人半魔の先生~
俺とあいつ、ダンテの手でクリフォトの根を絶ってからどのくらいの時間が経ったのだろう、長い時間魔界に閉じ込められたが、魔界では相も変わらず、悪魔は現れる。
悪魔狩りを続け退屈になり始めた。
ダンテと勝負をしていた方がましだ。
だがしかし悪魔は懲りずに現れる、魔を踏み潰す日々。
バージル「·····はぁ」
···ダンテは、今は隣で寝ている。
疲れ果てたのか。
無防備に、間抜けな顔で。
そんなお前に力を求め続けた俺と渡り合うとは考えもしなかった。
俺は一人、静かに座す。
バージル(·······人として生きることを決めたお前と悪魔として生きていくことを決めた俺)
バージル(もし選ぶ道が逆だとしたら、俺が人としての生き方を·····)
バージル(····くだらん、考えるだけ無駄か、瞑想でもして、雑念を払おう)
近場にいる悪魔は命惜しさに大人しくしているようだ、今は、心を沈めるとしよう。
あらゆる雑念を斬り捨て、ただ、無となり、目をつぶる
······
いつの間にか眠っていたのか、目を覚ますと、そこは魔界ではない場所だった。
バージル(……ここは、外界か?、なぜだ、直前まで魔界にいたはずだが)
電車内、座席に座る中、対面の座席には謎の少女が座っている
意識が曖昧の中、今、自分がどんな状況なのかを把握し始める
自身の身体、魔力、服は..........いつの間にかボロボロになっているが、それ以外はどこにも変化はなさそう....いやとある物を失っていた、俺が古くから使い続けていた魔具、魔剣”閻魔刀”が無くなっていた
???「……私のミスでした」
電車の走行音が響き、窓から差し込む光の中──目の前で血を流す少女が、ゆっくりと口を開いた
???「私の選択、そしてそれによって招かれたこの全ての状況」
周囲の状況を把握できていないにもかかわらず、少女はなおも言葉を続けた
???「……図々しいですが、お願いします。先生。きっと私の話は忘れてしまうでしょうが、それでも構いません」
自身の意識が徐々に薄れていく
???「私の手に負えない厄災が、キヴォトスに迫っています。あなたになら、この捻じれて歪んだ先の結末とは、また別の結果を……。バージル先生、きっとあなたになら──」
その瞬間、思考を遮断された
[misson00(プロローグ)]
~半人半魔の先生~
???「──い」」
???「「 ──先生 」
???「……バージル先生、起きてください」
バージル「…」
何者かからの声で目を覚ますと目の前には知的で品格がありそうな少女がいた
???「……少々待っていてくださいと言いましたのに、お疲れだったみたいですね。」
バージル「…誰だ?」
記憶は曖昧で、奇妙な夢のような体験をしたかと思えば──目を覚ましたときには、見知らぬ場所にいた。訳も分からないその状況の中、仕方なく目の前の少女の話に耳を傾けることにした
???「では、もう1度説明します」
リン「私は七神リン。学園都市「キヴォトス」、連邦生徒会所属の幹部です」
リン「あなたは……恐らくここに呼び出した先生だと思うのですが」
バージル「……は?」
(俺が先生だと?)
リン「……あ、すみません、あくまで推測系なのは、私も先生がここにどうやって来たか、経緯を知らないからです」
バージル(……どうやら、この少女も把握していないようだな)
バージル「俺を呼び出した奴は、今どこにいる?」
(俺をここに連れて来た者から、直接情報を聞いたほうが良さそうだ)
リン「·····申し訳ありませんが、先生を呼び出された方は今現在失踪中です」
バージル「·······そうか。」
リン「……混乱されるのは。わかります。」
リン「ですが、先生にやって頂きたい事があるのです。」
リン「とりあえず時間が惜しいのでついてきてください。話は移動しながらでも」
バージル「······」
(今、自身がどんな状況かは知らんがついていくか。)
前にある昇降機に乗ると上に上がり窓から巨大な都市が見えた
立ち並ぶビル群
透き通るような青空
天に浮かぶ巨大な謎の輪。
リン「[キヴォトス]へようこそ先生。」
リン「キヴォトスは数千の学園が集まる学園都市です。そしてこれからあなたが働く場所でもあります」
バージル「.........」
バージル(キヴォトス....俺の記憶(主にVの頃の記憶)ではキヴォトスという町は存在しなかった)
リン「......おそらく先生がいらっしゃたところとは色々な事が違っていて、最初は慣れるのに苦労するかもしれませんが」
バージル「だろうな」
リン「でも先生なら、心配しなくてもいいでしょう、あの連邦生徒会長がお選びになった方ですから」
リン「それについては後でゆっくり説明するとして」
バージル(話の内容からして俺をここに呼んだのはその連邦生徒会長だろう、そして今そいつは行方不明と言ったところか)
昇降機が止まり甲高い金属音が鳴り、扉が開き、降りた
リン「先生、こちらです。」
バージル「····あぁ」
リンの後を黙ってついていく。
よくよくリンを観察すると、人では持たなそうな見慣れぬ形状の耳に、謎の印が頭上に浮遊している
バージル(この世界では、これが“普通”なのだろうか)
などと考えていると
ユウカ「ちょっと待って!代行!見つけた、待ってたわよ!連邦生徒 会長を呼んできて!」
菫色の髪をツーサイドアップ、黒い服に白い上着を纏った少女が大きな声で叫びながら、こちらへと走ってきた。 その後ろから三人の少女たちも最初の少女と同じようにこちらヘと駆け寄ってきた。
ハスミ「首席行政官。お待ちしておりました」
背中から黒く大きな羽を持つ女
チナツ「連邦生徒会長に会いに来ました。風紀委員長がこの状況について納得の いく説明を求めています」
七瀬リンのように尖った耳を持つ少女
スズミ「スケバンのような不良たちがうちの生徒たちを襲う頻度が急激に上がって、治安の維持が難しくなっています」
耳の少し後ろあたりから羽が生えてる少女
リン「ハァ、面倒臭い人たちに捕まってしまいましたね。」
一斉に四人がリンに詰め寄って猛抗議の嵐を浴 びせる。
リンは深くため息をついていた
バージル「騒がしい」
話をまとめたところ
連邦生徒会長の行方不明により、キヴォトス各地で混乱が発生。
各種武器の流出や戦闘機の盗難。
不良生徒たちの襲撃による治安悪化。
そして、「サンクトゥムタワー」と呼ばれる重要施設への行政制御権を失ったこと。
らしい
ユウカ「…って、そちらの大人の方は?」
リン「……こちらの方がそれらの問題を解決するフィクサーになって頂けるでしょう。」
スズミ以外の3名「「「この方が…?」」」
バージル「···俺が?」
ユウカ「ちょっと待って。そういえばこの先生はどなた?どうしてここにいるの?」
ハスミ「キヴォトスではないところからきた方のようですが……先生だったのですね」
リン「ええ。こちらのバージル先生は、これからキヴォトスで働くかたであり、連邦生徒会長が特別に指名した人物です」
ユウカ「行方不明になった連邦生徒会長が指名……?ますますこんがらがってきたじゃない」
リン「先生。そのうるさい方は気にしなくていいです。続けますと.....」
ユウカ「誰がうるさいですって!?。わ、私は早瀬ユウカ!覚えておいてください、バージル先生!」
ハスミ「先生、私はトリニティ総合学園、正義実現委員会の副委員長、羽川ハスミです。バージル先生、よろしくお願いします。」
スズミ「同じくトリニティ総合学園の自警団所属、守月スズミです。よろしくお願いします、バージル先生。」
チナツ「ゲヘナ学園、風紀委員会所属、火宮チナツです。バージル先生、よろしくお願いしますね。」
バージル「……あぁ」
ひととおり挨拶を終えた後リンが話しかけてきた
リン「先生は連邦生徒会長が立ち上げた部活、特務機関。連邦捜査部『S.C.H.A.L.Eシャーレ』の顧問として来ることになりました」
リン「ここから30㎞ほど離れた外郭地区にシャーレの部室があります。そこの地下に『とある物』が連邦生徒会長の命令で持ち込まれています」
その後、リンは通信越しに“モモカ”という名の少女と話を始めた
…………
………
……
リン「…先生、申し訳ありません。」
バージル「どうした?」
リン「どうやらヘリが出せない状況でして、どうやら目的の建物付近で不良生徒の暴動が起きているようでして…。」
バージル(子供の暴動程度で?)
リン「ですがご安心ください。少々問題が発生しましたが、大したことではありません」
リン((じー))
リンは不敵な笑みを浮かべながら4人の生徒を見つめた後口を開く
リン「なぜなら、ここには時間を持て余している優秀な生徒たちがいるのですから」
4人「「「「え」」」」
~D.U.外郭地区・シャーレの部室付近~
ユウカ「な、なんでこんなことになっているのよー!!」
バージル(これがこの世界の常識なのか?戦場に近く殺伐としてるな)
と考えながら後方で観察を行う
チナツ「仕方ありません。サンクトゥムタワーの制御権を取り戻すためにも、シャーレの部室の奪還は必要なのですから」
ユウカ「それはそうなんだけど…。私これでも、うちの学校の生徒会に所属していて、それなりの扱いなんだけど!なんで私が……!」
ユウカ「った! ちょっと!あいつら違法JHP弾使ってるじゃない!」
ハスミ「落ち着いてください、ユウカ。あと、ホローポイント弾は違法指定されていません。」
ユウカ「うちの学校ではこれから違法になるの!傷が残るでしょ!」
ハスミ「今はとにかく先生の安全が最優先です。」
チナツ「ハスミさんの言う通りです 先生はキヴォトスの外から来られたのでしたら、私達とは違って弾丸一つでも生命の危機にさらされる可能性が高いです。注意しなければなりません」
バージル(……人ならの話だがな)
彼女達の戦いをを傍観し、知った事だが生徒たちは銃弾を食らっても良くて痛い程度で済むらしい、耐久力は、俺たち(ダンテ、俺、ネロ)と同レベルとして見積もって良さそうだ。
…………
ユウカ「よし、もうシャーレの部室は目の前よ」
そのときリンから通信が入った
リン『今、この騒ぎを起こした生徒の正体が判明しました。
ワカモ。百鬼夜行連合学院で停学になった後、矯正局を脱獄した生徒です。似たような前科がいくつもある危険な人物なので、気を付けてください』
それから、立ちふさがる素行の悪い生徒たちを相手にし、ユウカたちはようやくシャーレの入り口前まで到達する。
ユウカ「よし!建物の入り口に到着!さっさと、中に――」
ユウカの声を遮る大きな轟音ともに戦車が現れる
チナツ「気をつけてください!巡航戦車です……!」
戦闘車両が現れてからユウカ達は苦戦を強いられる
バージル「……苦戦しているな」
リン『…不良生徒がまさかこれほどの装備を有しているなんて』
バージル「……しょうがない、戦闘車両相手では分が悪いか」(そもそも、銃火器でどうこうできる代物でもなさそうだ)
と飽き始めたバージルはゆっくり戦車に向かい歩き始める
リン『先生!、危険です、下がって──!』
バージル「……心配無用」
ただ一言だけ残し、ユウカ達の前に出る
バージル「貴様らはどいてろ俺が相手をする」
ユウカ「あ!ちょ!先生!?何を考えているのですか?」
ハスミ「先生は私達とは違って銃弾1発で命の危機なんです!!」
チナツ「そうです先生。今すぐ前線を離れるべきで」
戦車から砲弾が放たれ、バージルに直撃
4人「「「「先生!」」」」
と、4人が心配したのも束の間──被弾地点にバージルの姿はなく、すでに戦車の死角に入り込んでいた。そしてそのまま、戦車前面の下部──ちょうど懐とも言える位置に、力強く拳を叩き込む。衝撃波が地面を走った後、地面がひび割れ、車体は一瞬浮き上がった。戦車は数メートル上空へ飛び上がり、数回転したのちに転倒。拳を受けた装甲には、大きな凹みとヒビが刻まれていた
不良生徒A「な、なにーーー!?」
不良生徒B「巡航戦車が!?」
バージル「……ちっ、まあこんなものか」
(素手はやはり効率が悪いな。龍手や具足があれば、手間は省けたな)
ユウカ「ちょっと先生!」
バージル「......なんだ?」
ユウカ「素手で戦車を吹き飛ばすとか、どういう身体をしているのですか?」
バージル「.....貴様には関係ない」
ユウカの質問に答える気がないバージル
リン『.....まぁ、とりあえず先生、地下でお会いしましょう』
~シャーレ・建物の地下~
???「うーん……これが一体何なのか、まったく分かりませんね。これでは壊そうにも……」
地下室に来てみたが先着がいたようだ、後ろ姿を見せる謎の狐の仮面をかぶった少女と出くわす
バージル「………誰だ?」
(素行の悪い生徒共を見てきたが、そいつらと比べるとずば抜けて強いな)
???「連邦生徒会の子犬、ですか。まあいいでしょう。小手調べと…あら?」
謎の狐の仮面をかぶった少女が振り返り、目が合ったかと思ったその瞬間──彼女は突然、硬直し始めた。
???「……あら?」
???「…」
バージル「…? 」
バージル(先程までの殺意が消えた?)
???「あ、ああ…」
???「……し。」
バージル「……?」
???「失礼しました〜〜〜〜〜!!!!!」
少女は叫びながら、部屋を飛び出すように逃げていった
バージル「!?」
バージル「……何だったんだあいつ?」
バージル(怖気づいて逃げ出したわけではなさそうだが)
リン「おまたせしました、先生.......何かありましたか?」
バージル「……いや、何でもない」
リン「……そうですか。ではこれを」
リンからタブレット端末を渡される
バージル「…これは?」
リン「これが、連邦生徒会長が残した物、シッテムの箱です。連邦生徒会長はこのシッテムの箱は先生の物で、先生がこれでタワーの制御権を回復させられるはずだと言っていました」
リン「私にできることはここまでです。先生、あとはお願いします」
リン「私は離れているので、後はお任せします」
バージル「.......」
(どう扱えばいいのか)
しかし体が覚えているのかシステムの箱を起動するのに成功する。
画面が付き、そこには『シッテム接続パスワードをご入力ください』と出た。
バージル(パスワード……?)
初めて触るタブレットにパスワードなぞ知るはずがないのだが、ふと頭に思い浮かんだ言葉を入力した。
……我々は望む、七つの嘆きを。
……我々は覚えている、ジェリコの古則を。
……。
・・・接続パスワードを承認。
現在の接続者は『バージル』…確認しました。
『シッテムの箱』へようこそ、バージル先生。
生体認証、及び認証書生成のため、メインオペレートシステム『A.R.O.N.A』に変換します。
その瞬間、見たことの無い教室いた
床は水浸し一部が崩壊して回り全体が海?でおおわれている
バージル「なんだ、この場所は?……ん?」
前に一人の女の子が机の上にうつ伏せで居眠りをしていた。
バージル「……誰だ、こいつは?」
???「くううう…….zzzzz」
バージル「……起きろ」
???「……すやすや。」
バージル「……おい」
???「むにゃ、カステラにはぁ…イチゴミルクより…バナナミルクのほうが…。Zzz……。えへっ……まだたくさんありますよぉ……」
バージル「……はぁ」
((ツンツン))
((ツンツン))
???「んにゅ」
???「…んえ?……んん?……ありゃ?」
バージル「……起きたか」
???「え?あれ?あれれ?」
???「この空間に入ってきたということは、ま、まさか、バージル先生......!?」
バージル「……先生は認めないが、そうだ」
???「うわ、わああ?落ち着いて 落ち着いて……」
アロナ「まずは自己紹介から私はアロナと言います!この『シッテムの箱』に常駐しているシステム管理者であり、メインOS。そしてこれから先生をアシストする秘書です!!やっと会うことができました!私はここで先生をずっと、ずーっと待っていました!」
バージル「寝ていただろ」
アロナ「あ、あうう……」
アロナ「そ、それよりも、よろしくお願いします!まだ身体のバージョンが低い状態でして、色々と調整が必要なのですが……。これから先、頑張って先生のことを色々とサポートしていきますね!」
アロナ「あ、そうだ!ではまず、形式的ではありますが、生体認証を行います。うう……。少し恥ずかしいですが、こちらに来てください」
なぜか恥ずかしそうにするアロナ、そしてアロナはバージルに向けて人差し指を向けた。
バージル「……何のつもりだ」
アロナ「さあ、この私の指に、先生の指を当ててください」
バージル「......」((顔をしかめる))
アロナ「そんないやそうな顔しないでください」
バージル「……仕方がない」
バージルはしぶしぶ指をアロナの指に重ねる、正直やる必要があることなのか
アロナ「これで先生の指紋を確認するのです。すぐに終わります。こう見えても目はいいので!」
バージル(目がいい……?それなら、わざわざ指を重ねる必要はないはずだが)
アロナ(うーん……よく見えないかも……。……まあ、これでいいですかね?)
アロナ「…はい!確認終わりました♪」
バージル「適当に終わらせたな」
指をほんの数秒見ただけで『確認完了』と告げたアロナ。だが、その言動のどこをどう見ても、本気で確認しているようには見えず、適当に済ませたように感じたバージルは、思わずツッコミを入れてしまった。
アロナ「さ....さぁ、何のことでしょう」
ごまかすの下手か
…………キヴォトスの現状のみを説明中
アロナ「先生の事情は分かりました。連邦生徒会長が行方不明になって、そのせいでキヴォトスのタワーを制御する手段がなくなった……」
バージル「連邦生徒会長の失踪について何か知っているか?」
アロナ「いえ。私はキヴォトスの情報の多くを知っていますが、連邦生徒会長のことについてはほとんど知りません。ですが、サンクトゥムタワーの問題は私が何とか解決できそうです」
バージル「そうか」
アロナ「それでは、サンクトゥムタワーのアクセス権を修復します。少々お待ちください」
アロナ「……サンクトゥムタワーのadmin権限を取得完了…。先生。サンクトゥムタワーの制御権無事に回収できました」
アロナ「今サンクトゥムタワーは、私、アロナの統制下にあります。先生が承認さえしてくだされば、サンクトゥムタワーの制御権を連邦生徒会に移管できますがいいのですか?」
バージル「構わん」
アロナ「分かりました。これよりサンクトゥムタワーの制御権を連邦生徒会に移管します!」
…………
リン「......はい。分かりました。」
リン((カチャッ))「サンクトゥムタワーの制御権の確保が確認できました。」
リン「これからは連邦生徒会長がいた頃と同じように、行政管理を進められますね。」
リン「お疲れ様でした、先生。」
リン「キヴォトスの混乱を防いでくれたことに、連邦生徒会を代表して深く感謝いたします。」
リン「あともう一つ、まずは連邦捜査部『シャーレ』をご案内いたします」
リンに案内されてシャーレを見て回った。シャーレ内にはいくつもの部屋があり、自由に使っていいらしい。
リン「お入りください。」
リン「ここがシャーレの部室。つまり、先生の職場になります」
バージル「ここが……なるほど。さて、俺はここで何をすればいい?」
リン「いえ特には、シャーレは、権限だけはありますが目標のない組織なので、特に何かやらなければいけない……という強制力は存在しません......つまり先生がやりたいことをやって良い.....ということですね」
リン「一種の超法規的機関。組織のため、生徒たちを、各学園の自治区で、制約無しに戦闘活動を行うことも可能です」
バージル(……便利な制度だな。だが、悪用されれば、俺に責任を被せる口実にもなりかねん)
リン「私たちは連邦生徒会長を探すのに全力を尽くしているため、キヴォトスのあちこちで起きる問題に対応できるほどの余力がありません」
バージル「……問題だらけなのか」
リン「.....はい、そしてこれからシャーレに依頼が舞い込んでくると思います。要請や改善などなど、そのあたりに関する書類は先生の机の上に置いておきました。」
リン「ですが、すべて先生の自由です」
リン「それでは先生、ごゆっくり、必要な時にはまたご連絡します」
七神リンと一通り話を終え出て行った、その入れ替わりで先ほどの4名の生徒が入ってきた
ハスミ「それでは先生、お別れですが、近いうちにぜひ、トリニティ総合学園に立ち寄ってください。」
スズミ(...)ペコリ
チナツ「私も、風紀委員長に今日のことを報告しに戻ります。ゲヘナ学園にいらっしゃった時には、ぜひ訪れてください」
ユウカ「ミレニアムサイエンススクールにも来てくだされば、またお会いできるかも?ではまた先生」
一通り挨拶だけ済ませると、そのまま帰っていった。
バージル「....はぁ、疲れた」
バージルがシャーレのオフィスに戻ると、『シッテムの箱』からアロナが声をかけてきた
アロナ「あはは...なんだか慌ただしい感じでしたが……ある程度、落ち着いたみたいですね。お疲れ様でした」
バージル「...あぁ、そうだな」
肉体の疲労とは別の感覚──今日は出来事が多すぎて、初めて精神的な疲れが溢れてきた
アロナ「はい!でも、本当に大変なのは、これからですよ?これから先生と一緒に、キヴォトスの生徒たちが直面している問題を解決していくのです!単純に見えても決して簡単ではない……とっても重要なことです。それではキヴォトスを、シャーレをよろしくお願いします。先生」
バージル(──ここに来てから、いろいろとあった。だが改めて、記憶を1から辿ろうとしても……やはり、あの時──瞑想に入ってからこの”キヴォトス”に来た経緯は思い出せない。記憶の淵に、靄がかかっている。ひどい時には、頭痛さえ引き起こす。)
バージル(それは、誰かによる意図的な干渉か……あるいは、俺自身が無意識に“思い出すこと”を拒んでいるのか……)
バージル(……まぁ、考えても仕方あるまい。まずは、この世界について知ること。それからでも、遅くはない)
…………
………
……
…
その後、“連邦生徒会”によって(勝手に)『当番制』なる制度が作られ、そして(勝手に)最初の当番に任命されたのが──早瀬ユウカだった。
ー翌日ー
ユウカ「またお会いしましたね先生」
バージル「......口うるさい奴が来たな」ボソッ
ユウカ「何か言いましたか。先生?」
バージル「...何でもない」
[misson00(プロローグ)end]
初めて小説を書いてみましたが難しい