悪魔と青春の記録   作:黒凪カズキ

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mission04 〜ブラックマーケット〜

徹夜明けの明け方

~シャーレ・執務室~

 

バージル「……はぁ、ようやく終わったか」

「…ちっ、もうこんな時間か」

 

昨夜、遅くにシャーレへ帰り、息をつく間もなく机に向かい、山積みとなった報告書と申請書類の束の溜まり込んだ仕事を始める。

黙々と処理を続け──気がつけば、夜はとうに明けていた。

それでも、休息を取る暇はなく、バージルはアビドスへ向かう予定の時間が、すでに迫っている。

「……仕方ない」

そう一言呟いて、バージルは素早く身支度を整えると、静かに執務室の扉を開けて出ていった。

 

〜シャーレ・入り口前〜

 

バージル「……」

バージル(…またか。誰かに見られている感覚···昨日のような複数名の視線は感じられないな)

バージル(…敵意はないようだが、いずれ顔を合わせることになるだろう)

 

昨日から感じられる視線。

しかしバージルは、それに関心を持つことなく歩き始め目的地へと向かった

そしてアビドス高校に向かうこと数時間後

 

〜アビドス・住宅街〜

 

アヤネ「あ、先生。おはようございます。」

 

アビドス自治区に入ってから学校へ歩いて向かう途中、アヤネに偶然会う

 

バージル「…奥空か。今朝は随分と早いな」

 

アヤネ「えっと、今日は利息を返済する日でして···色々と準備があるんです。」

 

バージル「……そうか」

 

アヤネ「はい、早めに登校して返済の準備もしないとですし、今後の計画も見直さないとなので······」

 

アヤネ「あ、そういえば。昨日の方々の情報が見つかりました。後ほど学校で詳細をご確認いただけますか?」

 

バージル「助かる」

 

アヤネ「ゲヘナ学園の生徒だったのですが」

 

???「あっ、先生じゃん!おっはよー!」

 

バージル「……話していればだな」

 

便利屋の一人、浅黄ムツキがバージルに向かって飛びついてきた。

 

アヤネ「な、ななっ!?」

 

ムツキ「じゃじゃーん!どもどもー!こんなところで会うなんて、偶然だね!」

 

バージル「貴様か········便利屋の室長」

 

ムツキ「そんなに固くならなくていいよ。名前は浅黄ムツキだよ〜♪」

 

少女は、ほっぺを遠慮なくすり寄せながら、楽しげに名乗った

 

バージル(近い。鬱陶しい)

 

アヤネ「な、何してるんですか!離れてください!」

 

アヤネがそう言うとバージルからムツキを引っ張って離した

 

ムツキ「おっと、引っ張らないでよー。」

「···誰かと思いきや、アビドスのメガネっ娘ちゃんじゃーん?」

「おっはよー、昨日ラーメン屋で会ったよね?」

 

アヤネ「その後の学校の襲撃でもお会いしました!どういうことですか?いきなり馴れ馴れしく振舞って········」

「それに、メガネっ娘じゃなくて、アヤネです!」

 

ムツキ「ん?だって私たち、別にメガネっ娘ちゃんたちのことが嫌いなわけじゃないし」

「ただ、部活で請け負ってる仕事だからさ。仕事以外の時は仲良くしたっていいじゃん?」

 

アヤネ「いっ、今さら公私を区別しようということですか!?」

 

ムツキ「別にいいじゃん。それに『シャーレ』の先生は、あんたたちだけのモンじゃないでしょ?だよね、先生?」

 

バージル「……そうだな。あくまで中立の立場だ。だが――面倒ごとは起こすな」

 

なにせ、キヴォトスで何か起きるたびに、シャーレの仕事が増えていくからだ

 

ムツキ「あはは、それはムリかなー。こっちも仕事だからね。アルちゃんがモチベ高くてさ、てきとうにやると怒られちゃうから」

「ま、いつかうちの便利屋に遊びにおいでよ、先生。アルちゃんもみんなも、きっと喜ぶからさ」

 

バージル「……検討しておこう」

 

ムツキ「そんじゃ、バイバ~イ。アヤネちゃんもまた今度ね。」

 

アヤネ「また今度なんてありません!!今度会ったらその場で撃ちます!」

 

ムツキ「はいはーい」

 

ムツキはそう言い残すとどこかに行った。

 

アヤネ「はあ…はあ……何ですか、あの人は!」

 

バージル「さぁな…」

 

〜アビドス高等学校・正門前〜

 

その後、対策委員たちは、変動金利などを諸々適用した上で、利息788万3,250円を現金で支払い、その現金を載せた現金輸送車に銀行員が乗り込み、車はそのまま走り去っていった。

 

〜対策委員会・教室〜

 

アヤネ「全員揃ったようなので始めます。まずは2つの事案についてお話したいと思います。」

 

とアヤネの言葉とともに会議が始まった

ひとつは、昨晩アビドスを襲撃した組織「便利屋68」について、

もうひとつは、ヘルメット団の裏に潜む“黒幕”に関して、

アヤネの説明によれば、「便利屋68」はゲヘナ学園の部活に所属する自称・何でも屋。

その実態は ゲヘナで問題扱いされている校則違反者達素

 

そしてもう一つ

ヘルメット団の裏に潜む“黒幕”に関しての情報

ヘルメット団のアジトを襲撃後に押収された戦略兵器の破片から判明したのは、現在では取引されていない。

唯一それを入手する手段は「ブラックマーケット」

そこは退学・中退・失踪した元生徒たちがひしめく、秩序なき無法地帯で、便利屋68の面々も、そこに関わった過去があるとか

そうした流れから、手がかりを探すためにブラックマーケットへ行くことになった。

 

ホシノ「もちろん、先生も来てくれるよねー」

 

バージル「……良いだろう」

(ブラックマーケットとは、いかなる場所か。この目で確かめるとしよう。あくまで――調査だ)

 

〜ブラックマーケット〜

 

セリカ「ここがブラックマーケット······」

 

ノノミ「わあ☆すっごい賑わってますね?」

 

シロコ「本当に。小さな市場を想像していたけど、街ひとつぐらいの規模だなんて。」

「連邦生徒会の手が及ばないエリアが、ここまで巨大化してるとは思わなかった。」

 

ホシノ「うへ〜普段私たちはアビドスにばっかりいるからねー。学区外は結構変な場所が多いんだよー。」

 

シロコ「ホシノ先輩、ここに来たことあるの?」

 

ホシノ「いんやー、私も初めてだねー。でも他の学区には、へんちくりんなものがたくさんあるんだってさー。」

「ちょーデカい水族館もあるんだって。アクアリウムっていうの!」

「今度行ってみたいなー。うへ、魚······お刺身······」

 

セリカ「よくわかんないけど、アクアリウムってそういうのじゃないような・・・・・。」

 

対策委員のメンバーが呑気に話していると、アヤネがそれを指摘してきた

 

アヤネ『皆さん、油断しないでください。そこは違法な武器や兵器が取引される場所です。何が起こるかわからないんですよ』

『何かあったら私がきゃあっ!?』

 

その時、銃声音が鳴り、一人の生徒がチンピラ数名に追われていた

 

???「わわわっ、そこどいてくださいー!!」

 

追われている少女とシロコがぶつかる

 

???「い、いたた······ご、ごめんなさい!」

 

シロコ「大丈夫?──なわけないか、追われてるみたいだし」

 

???「そ…それが……」

 

チンピラ2「何だおまえらは。どけ!アタシたちはそこのトリニティの生徒に用がある。」

 

???「あ、あうう…わ、私の方は特に用はないのですけど……」

 

アヤネ『……!!』

『思い出しました、その制服……キヴォトスいちのマンモス校のひとつ、トリニティ総合学園です!』

 

チンピラ1「そう、そしてキヴォトスで一番金を持っている学校でもある!

だから拉致って身代金をたんまり頂こうってわけさ!」

チンピラ2「拉致って交渉!なかなかの財テクだろう?くくくくっ」

チンピラ2「どうだ、おまえらも興味があるなら計画に乗るか?身代金の分け前は······」

 

チンピラたちがそう言った次の瞬間、シロコとノノミが背後に回り込み、背後を取られたチンピラたちは、なす術もなく倒された。

 

ノノミ「悪人は懲らしめないとです☆」

 

シロコ「うん」

 

???「あ······えっ?えっ?」

 

······何かわからないが、可愛らしい動物のデザインのバッグを身につけていた少女と、互いに事情を説明し合った。

 

名前は阿慈谷ヒフミというトリニティのお嬢様学校から来たそうだ。

どうやら「ペロロ」という有名(?)なキャラクターの限定ぬいぐるみを探すためだけに、

わざわざここまで来たらしい。

その「ペロロ」について、バージルはもちろん、ノノミ以外の対策委員メンバーも首をかしげ、まったく話についていけなかった。

ヒフミには、こちらも探し物があるとだけ、曖昧に返していた

 

ヒフミ「そうなんですか、似たような感じなんですね。」

 

アヤネ『皆さん、大変です!四方から武装した人たちが向かってきています!』

 

セリカ「何っ!?」

 

チンピラ1「あいつらだ!!」

チンピラ3「よくもやってくれたな!痛い目にあわせてやるぜ!」

 

アヤネ『先ほど撃退したチンピラの仲間のようです!完全に敵対モードです!』

 

シロコ「望むところ。」

 

セリカ「まったく、なんでこんなのばっかり絡んでくるんだろうね?私たち、何か悪いことした?」

 

アヤネ『愚痴は後にして······応戦しましょう、皆さん!』

 

チンピラの仲間と交戦してから、数分後

 

敵は後退したが、おそらく仲間を呼びに行ったのだろう。

それでもシロコは、まるで戦闘狂のように臨戦態勢を崩さなかったがそれを横から、ヒフミが慌てて止めた。

あまり騒ぎを起こせば、この地を管轄する治安機関に見つかり、大ごとになってしまうらしい。

この一帯には、違法な金融機関や治安組織が存在し、複数の“企業”が利権を巡って争っているという。

ブラックマーケットについて詳しいヒフミに、ホシノは一つの提案を口にする。恩返しという名目で、自然に行動を共にさせようとしていた。

唐突な申し出にヒフミは戸惑ったが、他のメンバーもこれに同調。

こうして、アビドスの一行にヒフミという新たな仲間が加わったのだった――。

 

・・・・・

 

〜ブラックマーケット・中心街〜

 

セリカ「はあ……しんど。」

 

ノノミ「もう数時間は歩きましたよね······」

 

バージル「もうへばったのか?」

 

シロコ「ん、先生が異常なだけだと思う。」

 

ホシノ「これはさすがに、おじさんも参ったなー。

腰も膝も悲鳴を上げてるよー。」

 

ヒフミ「えっ···ホシノさんはおいくつなのですか……?」

 

セリカ「ほぼ同年代っ!」

 

ノノミ「あら!あそこにたい焼き屋さんが!」

 

ホシノ「あれ、ホントだー。こんなところに屋台があるなんてね。」

 

ノノミ「あそこでちょっとひと休みしましょうか?たい焼き、私がご馳走します!」

 

セリカ「えっ!?ノノミ先輩、またカード使うの!?」

 

ホシノ「先生の『大人のカード』もあるよ〜。」

 

ノノミ「ううん、私が食べたいからいいんですよ☆みんなで食べましょう、ねっ?」

 

その後、ヒフミを含めたアビドスのメンバーは、ノノミのおごりでたい焼きを買った。バージルもついでに、自分の持ち金でたい焼きを購入していた。

ノノミは「遠慮しなくていいですよ」と声をかけたが、バージルは静かにそれを断った。

 

たい焼き屋店主「まいどー!」

 

セリカが一口たい焼きを頬張るとさっきまでの疲れが吹っ飛んだように笑顔になった

セリカ「おいしい!」

 

ホシノ「いやぁ、ちょうど甘いモノが欲しかったところだったんだー」

 

ヒフミ「((ガサッ))あはは······いただきます」

 

シロコ ((ぱくっ))

シロコ「ん、先生はどう?」

と対策委員達から、僅かに距離を取り、たい焼きを食べるバージルにシロコが近づいて感想を聞いてきた

 

バージル「……美味いな」

 

ノノミ「アヤネちゃんには、戻ったらちゃんとご馳走しますね。私たちだけでごめんなさい…」

 

アヤネ『あはは、大丈夫ですよ、ノノミ先輩。私はここでお菓子とかつまんでますし…』

 

ホシノ「しばしブレイクタイムだねー」

 

あれからさらに数時間が経過した。

だが、戦車に関する手がかりはひとつとして見つからず、それはまるで、何者かが意図的に情報を隠しているかのようだった。

この地を支配する企業たちは、ブラックマーケットすら掌握するほどの影響力を持つ。

しかし、それだけの力がありながらも、完全な情報統制など不可能のはずだった。

むしろ、ここに集う者たちは己の悪行を隠すどころか、開き直って堂々と行っているという。

とヒフミが語る

 

ヒフミ「例えば、あそこのビル。あれがブラックマーケットに名を馳せる闇銀行です」

 

セリカ「闇銀行?」

 

ヒフミ「ブラックマーケットで最も大きな銀行のひとつです。聞いた話だと、キヴォトスで行われる犯罪の15%の盗品があそこに流されているそうです······」

「横領、強盗、誘拐などなど、様々な犯罪によって獲得した財貨が、違法な武器や兵器に変えられてまた他の犯罪に使われる···」

「そんな悪循環が続いているのです。」

 

ノノミ「······そんなの、銀行が犯罪を煽っているようなものじゃないですか。」

 

ヒフミ「その通りです。まさに銀行も犯罪組織なのです···」

 

シロコ「······」

 

セリカ「ひどい!連邦生徒会は一体何やってんの?」

 

ホシノ「理由はいろいろあるんだろうけどねー。どこもそれなりの事情があるだろうからさ。」

 

シロコ「現実は、思った以上に汚れているんだね。

私たちはアビドスばかりに気を取られすぎて、外のことをあまりにも知らなすぎたかも・・・・・。」

 

アヤネ『お取り込み中失礼します!そちらに武装した集団が接近中!』

 

シロコ「!!」

 

アヤネ「気づかれた様子はありませんが······まずは身を潜めた方が良いと思います······」

 

ヒフミ「う、うわあっ!?あれは、マーケットガードです!」

 

ノノミ「マーケットガード?」

 

ヒフミ「先ほどお話した、ここの治安機関でも最上位の組織です!」

「急ぎましょう!」

 

ヒフミ「……パトロール?護衛中のようですが…」

 

シロコ「トラックを護送してる……現金輸送車だね」

 

ノノミ「あれ…あっちは……闇銀行に入りましたね?」

 

銀行員「今月の集金です」

 

闇銀行の行員「ご苦労様、早かったな。では、こちらの集金確認書類にサインを」

 

銀行員「はい。(サラサラ)」

 

闇銀行の行員「いいでしょう」

 

銀行員「では、失礼します。」

 

そういうと銀行員は去っていた。

 

闇銀行の行員「さあ、開けてくれ。今月分の現金だ。」

 

ノノミ「見てください······あの人······」

 

セリカ「あれ······?な、何で!?あいつは毎月うちに来て利息を受け取っているあの銀行員······?」

 

ホシノ「あれ、ホントだ」

 

ヒフミ「えっ!?ええっ……?」

 

シロコ「……どういうこと?」

 

アヤネ「ほ、本当ですね!車もカイザーローンのものです!」

「今日の午前中に、利息を払った時のあの車と同じようですが……なぜそれがブラックマーケットに···!?」

 

ヒフミ「か、カイザーローンですか!?」

 

ホシノ「ヒフミちゃん、知ってるの?」

 

ヒフミ「カイザーローンと言えば······かの有名なカイザーコーポレーションが運営する高利金融業者です···」

 

シロコ「有名な……?マズいところなの?」

 

ヒフミ「あ、いえ……カイザーグループ自体は犯罪を起こしてはいません、しかし合法と違法の間のグレーゾーンで上手く振舞っている多角化企業で…」

 

ヒフミ「カイザーは私たちトリニティの区域にもかなり進出しているのですが、生徒たちへの悪影響を考慮し、『ティーパーティー』でも目を光らせています」

 

ホシノ「『ティーパーティー』……あのトリニティの生徒会が、ね」

 

ヒフミ「ところでみなさんの借金とはもしかして···アビドスはカイザーローンから融資を…?」

 

ノノミ「借りたのは私たちじゃないんですけどね……」

 

ホシノ「話すと長くなるんだよねー。アヤネちゃん、さっき入ってった現金輸送車の走行ルート、調べられる?」

 

アヤネ『少々お待ちください』

 

アヤネ『…ダメですね。すべてのデータをオフラインで管理しているようです。全然ヒットしません』

 

ホシノ「だろうねー」

 

ノノミ「そういえば、いつも返済は現金だけでしたよね。それはつまり……」

 

シロコ「私たちが支払った現金が、ブラックマーケットの闇銀行に流れていた…?」

 

セリカ「じゃあ何?私たちはブラックマーケットに、犯罪資金を提供してたってこと!?」

 

そのセリカの一言で対策委員会に一瞬静寂が包まる

 

アヤネ『ま、まだそうハッキリとは·…証拠もありませんし。あの輸送車の動線を把握するまでは···』

 

ヒフミ「…あ!さっきサインしてた集金確認の書類……それを見れば証拠になりませんか?」

 

シロコ「さすが」

 

ホシノ「おお、そりゃナイスアイデアだねー、ヒフミちゃん」

 

ヒフミ「あはは…でも考えてみたら、書類はもう銀行の中ですし……無理ですね。」

「ブラックマーケットでも最も強固なセキュリティを誇る銀行の中となると……それにあれだけの数のマーケットガードが目を光らせてますし……」

 

ヒフミ「それ以外に輸送車の集金ルートを確認する方法は……ええっと…うーん……」

 

シロコ「うん、他に方法はないよ」

 

ヒフミ「えっ?」

 

シロコ「ホシノ先輩、ここは例の方法しか」

 

ホシノ「なるほど、あれかー。あれなのかあー」

 

ヒフミ「……ええっ?」

 

ノノミ「あ……!!そうですね、あの方法なら!」

 

セリカ「何?どういうこと?……まさか、あれ?まさか、私が思ってるあの方法じゃないよね?」

 

シロコ「……」

 

セリカ「う、嘘っ!?本気で!?」

 

ヒフミ「…あ、あのう。全然話が見えないんですけど·……『あの方法』って何ですか?」

 

シロコ「残された方法はたったひとつ」

 

そういうとシロコはどこからか覆面を取り出し、被った。

 

シロコ「銀行を襲う」

 

ヒフミ「はいっ!?」

 

バージル「……全く、想定通りの結論へ向かおうとするな」

 

シロコ・ノノミ・ホシノがいつの間にか覆面を被っていた

 

ホシノ「だよねー、そういう展開になるよねー」

 

ヒフミ「はいいいっ!!??」

 

ノノミ「わあ☆そしたら悪い銀行をやっつけるとしましょう!」

 

ヒフミ「えええっ!!??ちょ、ちょっと待ってください!」

 

セリカ「はあ···マジで?マジなんだよね…?」

セリカ「ふぅ、それなら……」

 

そういうとセリカも覆面を被った

 

セリカ「とことんまでやるしかないか!!」

 

ヒフミ「あ、うあ···?あわわ……?」

 

アヤネ「……はぁ、了解です。こうなったら止めても聞く耳持たないでしょうし…

どうにかなる、はず…」

 

シロコ「ごめん、ヒフミ。あなたの分の覆面は準備が無い」

 

ホシノ「うへー、ってことは、バレたら全部トリニティのせいだって言うしかないねー」

 

ヒフミ「ええっ!?そ、そんな……覆面…何で…えっと、だから……あ、あう…」

 

ノノミ「それは可哀そうすぎます」

「ヒフミちゃん、とりあえずこれでもどうぞ☆」

 

そういうとノノミはたい焼きの紙袋を取り出した

 

ホシノ「たい焼きの紙袋?おお!それなら大丈夫そうー!」

 

ヒフミ「え?ちょ、ちょっと待ってください、みなさん……」

ヒフミ「あううっ………」

 

ヒフミはノノミに覆面に改造した紙袋を被せられた

 

シロコ「ん、完璧」

 

ノノミ「番号も振っておきました。ヒフミちゃんは5番です☆」

 

ホシノ「見た目はラスボス級じゃない?悪の根源だねー、親分だねー」

 

ヒフミ「わ、私もご一緒するんですか?闇銀行の襲撃に······?」

 

ホシノ「さっき約束したじゃーん?ヒフミちゃん、

今日は私たちと一緒に行動するって」

 

ヒフミ「う、うああ···わ、私、もう生徒会の人たちに合わせる顔がありません······」

 

セリカ「問題ないよ!私らは悪くないし!悪いのはあっち!だから襲うの!」

 

シロコ「それじゃあ先生。例のセリフを」

 

バージル「くだらん、勝手にやってろ」

 

バージルはその場から離れる

 

セリカ「ちょ、先生!」

 

ホシノ「しょうがない先生だなぁ、じゃあここは私が……」

 

「銀行を襲うよ」

 

ノノミ「はいっ!出発です☆」

 

ヒフミ「あ、あうう····」

 

アヤネ『ふぅ……では、覆面水着団』

 

そういうとアヤネも覆面を被った

 

アヤネ『出撃しましょうか』

 

その後、便利屋68が丁度融資を受けている、いや融資を断られた丁度の所で、シロコたちが銀行を襲い、目当ての書類は会得してきた、ついでに現金も、後は便利屋のアルから尊敬のまなざしを向けられていたそうだ

 

ムツキ「アルちゃん、さっきの子たちアビドスの人たちだよ」

 

アル「なななな、なっ、なんですってーーーーーー!!!???」

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