東方青春録〜失われた時間をもう一度〜   作:黄昏の跡地

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暫くタイトルの雰囲気はこんな感じなんだろうなぁって思ってます作者です


怖い噂がいっぱいシスターフッド

 

「お次はシスターフッド!ここはそこに所属してる人達の主な活動拠点でもある大聖堂だよ!」

 

「……学園内に大聖堂あるの初めて見たわ、そりゃそうよね」

 

ここで補足説明を、トリニティ総合学園は名前の通り幾つかの派閥を統合して生まれた学校である、基本のパテル・フィリウス・サンクトゥスを始め救護騎士団のヨハネ派、シスターフッドとその前身組織でもあったユスティナ聖徒会等を中核にして構築された【複数派閥の混成学校】、それこそがトリニティ総合学園の姿である

 

そのトリニティ総合学園には何かと神聖みのある話が多く存在している……かつての聖パテルは神の如き存在だの、正実の射撃訓練場には宇宙由来の物質で出来た柱があるだの……無論後暗い話も多々存在するのも複数派閥によくある事だ

 

そしてその後暗い話の根源こそ……目の前にある【シスターフッド】の大聖堂にまつわる話だ、曰くシスフの長と話すと洗脳されるだのトリニティを牛耳ろうと画策してるだの地下にはキヴォトス全土を脅かす程の超兵器が眠ってるだのなんだのと言われたい放題だった

 

「(……嫌だろうな言われてる子、私もそっち側だったからわかるけど苦しい筈だよね)」

 

考え事をしていると不意にミカに手を引っ張られる、どうやら早く行きたいから声をかけていたのに無視されてたからだそうだ……思考の海に意識を放り出していただけだと言うとそっかと嬉しそうな顔をするミカを見て自然と頬も緩むのは彼女のなせる技なのだろう

 

「あらミカ様、御機嫌よう……お祈りに来られたのですか?」

 

「ううん!新しく入った子に校内を案内してるんだ!」

 

大聖堂の中を進んでいるうちに生徒の1人と遭遇した、銀色に光り輝く髪色を揺らし改造されたであろうシスター服を着たその生徒は随分と親しそうにミカと話している姿をみると……とても愛らしく見えてしょうがなかった

 

「あっとと、そういえば紹介しないとね!この子は聖道院メイちゃん!昨日新しく入った子なんだ」

 

「まあ、ティーパーティーは常に人手不足でしたものね……人手が増えるのは良いことです。初めて聖道院さん私はシスターフッドの長を努めさせて頂いてる歌住サクラコと申します」

 

「ご丁寧にありがとうございます聖道院メイと申します、お互い同じ学年ですし敬語は抜きにしませんか?」

 

「良いですね!そうしましょうメイさん!」

 

「可愛い」

「サクラコちゃま可愛すぎない?」

 

敬語抜きのタメ口を促すとパアッと花が咲いたように明るい表情で笑う彼女が異様に可愛らしくミカちゃんと一緒に頭を撫でた……いや既に撫でていたようだ。その間にもサクラコは「わっ、私可愛いんですか!?」と素っ頓狂な声を出しながらも撫でられてる……可愛い

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

数分後……

 

 

 

 

 

 

「んんっ!では改めましてここ大聖堂は主に主へのお祈りや各生徒のメンタルカウンセリング、罪を告白する懺悔室を設けています。それと地下には対爆・耐震・対核シェルターを設けており全校生徒の食事1月分を賄えるほどの貯蓄と安全性を確保しています」

 

「シェルター?そりゃまたなんで」

 

「12使徒の子達が居るとはいえそれを超えてくる子がもしかしたら出てくるかもだからそれ対策にナギちゃんが用意させてるんだって、茶会館本館が落とされた時対策にって」

 

あぁー成程、要するに絶対防衛ラインを幾つも設けておくことによって完全に落とされる確率を分散させておくっていう所謂リスクヘッジを総合学園全体に敷いてるってことね

 

「無論弾薬や各種消耗品類も蓄えてはいます……が紅茶や菓子類等の所謂趣向品は限度があるという事でないんですよね、団長やハスミさんとは長く居ますがあそこまで鬼気迫る顔で言われたら正直揺らぎます……実際私も欲しかったですけど諸々のことを考えると趣向品類は省いた方が良いかと思い」

 

「それは……サクラコが正しいよ、ただでさえ地下穴籠りしないといけないのにそんなものに時間かけるくらいなら奪還しろって話なのよね」

 

「そうですね……ですが12使徒に正実、シスターフッド在籍の戦闘部隊の聖堂騎士に特殊戦闘研究会、救護騎士団と幾つもの戦闘に特化した部隊を編成して防衛網を敷いていますので余程のことがない限りは突破は困難です」

 

「そうなんだよねぇ〜、特に12使徒と特戦の皆はゲリラ戦や屋内戦滅茶苦茶強いし聖堂騎士に至っては銃弾弾けるもんね」

 

「ええ、シスターフッド実働部隊の聖堂騎士が前衛に出て後方の味方を守りながら前進、その隙を他部隊の皆様がカバーするという戦術は現在のトリニティにおいては最も最大効率化された戦術でもあります……それを齎してくれたのも12使徒の子達ですけども」

 

案内されながら話を聞きサクラコの腰に下げられた警棒を触る……話を聞いているうちになぁんか12使徒の子達怪しく感じてくるんだよねぇ?全体的に見ると【超強い部隊】っていう認識なんだけど至る所に怪しい部分が増えてしょうがなかった

 

「一応お聞きしたいのですが12使徒とは?」

 

「あっそういえば言ってなかったね……12使徒っていうのはナギちゃんが連れてきた子達でね?特殊戦闘研究会の発足者でもあるんだぁ」

 

「加えてその特殊戦闘研究会は各自治区に点在している珍しい形の部活動で練度もかなり高いというお話を伺っています」

 

「で、その12使徒は所謂【魂の姉妹】って言われてて言葉を交わさずとも意思疎通が取れるんだって……本当の姉妹とかじゃなくてそれが出来るのって凄くない?」

 

確かに凄い……て言うか特殊戦って何よ?いやまあ字面的に考えたらそりゃゲリラ戦とか屋内戦とかに特化した戦い方を学べる部活動なんだろうけどなんか物騒って言うかなんていうか

 

「……まあここだけ聞いたら割と普通なんだけど実はとんでもない話しか出てこないんだよね12使徒の子達って」

 

「……え?」

 

「今思っても凄まじいものですわよ?トリニティ校内の過激思想を持ってる者は皆等しく噴水で拷問、かと思えばD.U.地区の一区画をゲヘナの風紀委員長さんと焼き払ったり数十時間にも及ぶ殴り合いでお互い骨が粉砕骨折していたのにも関わらず続行、全身の骨折でも約8時間で復帰したりと語れば語るほど出てくる偉業は凄まじいものですわ」

 

「しかも悲しいことにみぃんな頭がユルユル!お馬鹿なの!本人たちが言うにはダチョウって言ってたけどほんとにその通りなんだなって思えるんだよねぇ……」

 

 

他にも聞いてみると昨年度の初回テストでは全滅したり大半の悪さをする連中は1人残らずぶっ飛ばしたり中坊の時期にはヴァルキューレ警察学校のパトカーと警官を1人残らずスクラップにして送り返したりと正直聞いてて頭の痛くなる内容が大量に出てくる始末だ……

 

「あ……頭が痛い」

 

「わかるよその気持ち……ナギちゃんも何度頭を抱えたことか」

 

「加えてセイア様も尻尾の毛並みが随分と萎んでしまわれてしまいましたし……もう少しばかり緩めて頂いてもいい気もしますが」

 

それをする頭が果たしてあるのだろうか?頭は駝鳥、ひとたび怒らせればコモドドラゴンの如く食い付いてくる、戦闘能力は12分の1ヒナとかいうよく分からない単位、異様な再生能力、かっちかちの装甲値と他にも上げれば割とキリが無いほどのアホな話が出てくる……こっわ戸締りしとこ

 

「そう言えばメイちゃんってどれぐらい強いの?」

 

「んあ?あぁ……えと……どう説明したらいいのかしら?」

 

そもそもとして全体攻撃可能な弾幕、広範囲から対象搾っての接近戦……そして極めつけは耐性射程無視防御不能即死能力(あらゆるものを破壊する能力)(概念破壊も可)を持っているのをどう説明しろと?

 

『改めて思うのだけれど貴女大概無法すぎじゃないかしら?しかも魔力妖力無制限だし』

 

ヴッ!?うっうーん……どうしよ

 

 

 

 

 

 

 

 

結局誤魔化しぼかしをかけて説明はした……納得?されておりませぬが?





次回は救護騎士団です、その後は1度茶会館に戻ってからツルギとの決闘です。

因みに時間軸的に霊夢と幻想郷過ぎててプロムンの都市の世界にあるラ・マンチャランドで硬血習って来て帰ってきた辺りです……その内短編でラ・マンチャランドの下り書きます。7章突破も出来たんではい
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