東方青春録〜失われた時間をもう一度〜   作:黄昏の跡地

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祈梨ちゃんのよりこっちの更新ペースが早いなぁって思えてる作者です……今回は超ざっくりとアビドス高等学校編進めるんで多分原作本編見た方が早いです私めのはおぬぬめは出来ませぬ


調停者は空より舞い降りる

 

 

「如何でしょうか……ナギサ様」

 

トリニティ総合学園の茶会館、そのテラスに1人の少女が優雅に紅茶を飲んでいる少女に言葉を投げかけていた……内容は至って単純なもので「アビドス高等学校の救援要請」に関するものだった。

 

そもそもの事の発端はアビドス高等学校の借金から始まったのだった、9億クレジットもの莫大な金額の借金を背負いたったの6人の生徒がその借金の返済の為に奔走を繰り返しているが一向に減る余地はなかった……過去度重なる砂嵐、当時のアビドス自治区出身の人達は皆こぞって復興の為の投資を行い少しでも立て直そうと奔走した……が然し自然はそんなに甘くはなかった。

 

結果アビドスの約7割が砂漠に沈み残されたのは借金のみだった……かつてのマンモス校としての姿は見る影もなく零細高校の1つとして歴史の灯火が風前となっていたがそこに助け舟を出したのは先程問を投げかけた少女、トリニティ総合学園2年生の阿慈谷ヒフミである。彼女は少し前に奇妙な形ではあるもののアビドス生との交友を結び今では仲のいい友人関係となっていた……それ故に助けたかったのだ

 

その少女の言葉を聞いたトリニティ自治区総領主桐藤ナギサは……決意に満ちた目を持ち救いの手を迷わず差し伸ばした、だって彼女は【慈愛の君】だから

 

「分かりました、アビドス高等学校への救援要請を受諾させて頂きます。ヒフミさん、砲術委員会に話を通しておきますのでL118牽引式榴弾砲の砲術部隊の指揮権を託します……丁度砲撃訓練の日取りが迫ってきていましたのでこの際繰り上げて少し早いピクニックといたしましょう」

「っ!?本当ですか!」

「はい、よしなにお願いします……それとご迷惑をおかけしますがメイさん」

「なんで御座いましょうかナギサ様」

「直援が必要になると思いますので12使徒の指揮権を託します、V-22オスプレイ【ティーポット】の使用も許可しますので……万難を廃して下さい」

「拝命致します……救いを求める者へ安寧を、トリニティの慈愛の君に敬意を」

 

そう言うとメイは待機していた12使徒へ指示を飛ばす……敵はカイザーPNC、アビドス高等学校の数少ない最上級生の小鳥遊ホシノが籠絡された事もあり外と内での戦闘部隊を編成する必要があったが12使徒は屋内戦に特化していた事もあり救出部隊に12使徒を、自分が砲術部隊の直援に回ることにした

 

 

 

 

場所は一気に飛びアビドス砂漠【カイザーPMC基地】近辺

 

 

 

《あーあー、マイク音量チェック……全体指揮を任されました聖道院メイです、これよりアビドス高等学校への救援要請に従いカイザーPMCへの宣戦布告並びに小鳥遊ホシノの救助を実施致します》

 

空を飛べるってことでお空からこんにちはメイ……基フランでございます、いやぁ遂に始まったよブルーアーカイブ本編割と直ぐにきた辺り凄いギリギリに滑り込めれたんだなって思えるようん。で今何してるかって言うとアビドス2章の対カイザーPMC戦の所なんだけどさ?先に言わせてもらおう12使徒と私がいる時点で勝ち確ですはい

 

取り敢えずナギサ様には後処理頑張ろうとだけ言ってあるけどそれ言った瞬間物凄いゲッソリとした顔で紅茶を飲んでました……お労しやナギ上殿

 

《作戦内容は至ってシンプルなものです、L118牽引式榴弾砲による先制砲撃の後出てくる敵を私が全て叩き落とします。その後外の安全が確保できた所に12使徒を内部へ侵入させ制圧を行います》

《A1、作戦内容受諾、オーバー》

《此方砲術委員会、何時でも砲撃出来るよ!》

《ヒフミさん、気負わなくて良いわ……いつも通り大胆に行きましょう》

《はっはい!頑張ります!》

 

L118牽引式榴弾砲は放射距離の都合上そこそこ距離を離しての砲撃を行わなければならず尚且つ風の強く遮蔽物の無い砂漠地帯での戦闘行動も重なる為実は適正的には結構駄目な方だったりする……がそこは空中適正のある私と12使徒の子達でカバーしてティーポットのECMで撹乱も混ぜることによって擬似的な電撃戦を行えるように準備を進めたという事だ

 

「(そう考えるとトリニティの生徒って優秀な子ばかりなのよね……急な予定変更にも対応してくるしいつの間にか対塵対砂漠用装備の準備も万端だし……とと、考えるより口動かす)《ヒフミさん、私が突きますので放射可能距離に入り次第砲撃指示を出して下さい。12使徒各員は基本自由裁量で任せますが周辺被害はなるべく抑えて行動して下さい……最終的に誰が処理しているかよく考えて下さいね?》」

 

《了解です》

《……了解》

《随分歯切れが悪いわねぇそんな調子で今年度の3年が卒業したらどうするのよ?頭駝鳥であったとしても倫理的に行動することを覚えて下さいね?》

《……通信を切る、オーバー》

「ああちょっと!?……はぁ、まあいっか本当にヤバくなったらナギサ様自ら進言されるでしょっと!」

 

通信はブツ切りにされたけどお怒りになるのを程々にしつつアービターのボルトアクションを行い射撃体勢に入る、ティーポットは上空待機のままで後方には砲撃部隊が今か今かと待ち望んでいた……んじゃ派手に撃ちますかね

 

「取っておきの1発!くれてやるわよ!」

 

装填しているのは唯の20mm弾だけど内部に搭載された電磁加速機構によって加速して燃料タンクに一瞬のうちに直撃、爆破すると大量の兵士がワラワラと出てきた……うっわキッモあっヘリ出てきた

 

《……砲撃部隊、お願いします》

《分かりましたヒフミ様、誤差修正……ってー!》

 

甲高い音と共に飛んでくる砲弾は上空から降り注ぎ殺到していたPMCのロボ兵士を吹き飛ばしていく……面白いように吹き飛んで行くわね

 

「さぁーてと、お仕事お仕事っと」

 

 

 

 

━━━━━━━━━━━━━━━

 

アビドスside

 

 

 

「何よあの数!?」

「あんなにいたら対処し切れませんよ!?」

「ん、少なくとも弾薬は絶対に足りなくなる」

”……ヒフミに賭けるしかしない……かな?”

「……でも先生」

 

アビドス高等学校、僅か数名しか残されていない本校の生徒たちは数少ない最上級生の一人でもある小鳥遊ホシノの救助に向かう道中彼女達の友人でもある阿慈谷ヒフミが助けを呼んでくると言って暫くが経過していて待つことを諦めた生徒らは彼女の答えを待たずに出撃した……然し

 

結果はどうだ、無数とも言えるほどのカイザーPMCのガードロボにドローン、ヘリにゴリアテと完全に消し去ろうという意思表示とも言えるほどの戦力を相手にするにしても常に金欠でもあるアビドスには荷が重すぎた

 

「私たちは何度もトリニティへ救援を送り続けていた……一抹の希望と期待を持ってね……でもその結果がこれだよ」

”……それでも、あの子は必ず連れてくるって信じてるよ”

 

彼女たちの付き添いで同行している金髪の女性は希望を捨てていなかった、だって彼女は生徒そのものの可能性を信じているから

 

ズドォン!!

 

「何!?」

「狙撃?……PMCの戦力がそっちに向いた?」

「あっ!今度は砲撃です!……ヒフミさん」

 

届いた……今度は本当に届いたのだ……零細高校だと言われ続けて借金地獄の中ハーメルンの笛を吹き常に弱者に手を差し伸ばして助け道を示す天の使者達の奏でる音色は12の使徒とそれを従える者という答えを示した

 

「あれ……12使徒!?しかもフルメンバーよ!」

「あの狙撃している子、体幹凄いですね」

「……空中であの姿勢維持は強者の証ね」

「ん、ヒフミが呼んできてくれた……私たちはこの隙をついて中に入ろう」

”……ゲヘナの後輩たちも来てるのか、じゃあ早いわね。”

 

彼女たちは天の使者と悪魔が示し照らし作り上げた道を走る……全ては大好きな先輩/同期を助けるために

 

━━━━━━━━━━━━━━━

 

結果的に言えば私たちの完全勝利だった、というかこの作戦ゲヘナも1枚噛んでたのね……折角だし先生方にも挨拶しに行こっと

 

「んー……あの人かな?」

 

上空で見えた金色の髪に短いながらも伸びる角、大きな蝙蝠のような羽、細く靭やかな尻尾を揺らしヘイローを浮かべる1人の大人……分かりやすいわねぇあれ

 

「少し宜しいでしょうか?」

”ん?ああ君か……噂のトリニティの調停者さんは”

「えっなにその渾名私初耳なんですけど?……んん!まあ今は置いといて、お初にお目にかかりますトリニティ総合学園法務部在籍の3年生、聖道院メイと申します」

”正直そこまで畏まらなくていいんだけどなぁ……シャーレの先生を務めている丹波雷だよ、よろしく”

「……角に羽、尻尾があってヘイローありとなると先生は元々ゲヘナ出身の人で間違いないですか?」

”ああーまあうん、そうだよ……いやぁ学生の頃は結構血気盛んだったから故郷に帰ってきたら何か言われるだろうなぁって思ったけど案外何とかなるものなんだね”

 

ふむり……話してる分には結構フランクな人っぽいけど学生の頃血気盛んだったとな?ヒナちゃんに聞いてみようかな?

 

 

後から聞いた話になるんだけど先生は元ゲヘナ学園総領主でありながら連邦生徒会長も務めた本当の【超人】で文武両道容姿端麗でありながらゲヘナでは【雷帝】の異名を轟かせた狂人であると言うことを……今では角がだいぶ取れて丸くなってて万魔殿(パンデモニウム・ソサエティー)の議長でゲヘナ総領主のマコトに自分の作品を発見次第壊すようにとも言っているそうな、一体何を作ったの?

 

 

 

 

 

「アビドス高等学校の皆様方、初めましてトリニティ総合学園法務部に在籍させて頂いております聖道院メイと申します」

「うへ〜……本当に来ちゃったんだねぇ」

「ちょっとホシノ?助けられた挙句普段のツンケンドンな態度はどこ行ったのよ……初めましてメイさん、アビドス高等学校生徒会会長の梔子ヒトミと申します。このピンクは小鳥遊ホシノです」

 

ピンクって……て言うかアビドスにこんな子居たっけ?原作のやつろくに履修してなかったから知らないんだけどもどうなんだろ?……て言うか正直言っていい?彼女達の足元をウロチョロしている白いのすっごい気になるんだけど?え?あれメジェド?なんで居るの?

 

「ん?ああメジェド様が気になる?」

「うえっ!?あーまあ……うん」

 

や……あの……あんまり知らないんだけども設定上テクスチャ抜きでの権限って出来ないんじゃ?なのになんでよく見るあの姿で居るの?

 

知らない人向けに言うとこのメジェドというのはエジプト神話に登場……するんだけど実はものすっごくマイナーな神様らしく目からビーム出すわ火を吹くわ人の心臓食べるわとよく分からない存在だそうで噂ではホルスの幼体だとかなんとか……詳しくは知らないけど

 

「メジェド様、メイさんに挨拶してあげて欲しいんですけど」

【イイダロウオベリスク、メジェドハメジェドダ!ヨロシクタノムゾメタトロン!】

「……アイエェェェェェ!!!???シャベッタァ!!!???シャベッタナンデ!!!???そして地味に私の被ってるテクスチャバレてる!?」

 

 

 

 

……ちょっとゴタゴタしたけどノノミちゃんにシロコちゃん、アヤネちゃんにセリカちゃん達とも知り合えてちょっと満足でございます……メジェド様の印象強すぎて脳バグるわ帰ろ





アビドス高校のあにまんネタとして「メジェド様」「梔子ユメ妹概念」が貼り付けてます、メジェド様でユメを生存させつつ妹を生徒会長の座に座らせるっている結構無理くりなやつです

妹さんはアビドスに不足していた狙撃要員として配置しててよく同期のホシノと組んで暴れることが多い子です、持ってるのは対物狙撃銃の中でも結構有名なへカートⅡを持っててサブにハンドガン持ってます

次回は事後処理挟みます
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