アイ·ファック·モンスター18禁   作:星野林(旧ゆっくり霊沙)

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マンドレイクのマンちゃん

「ん、んん……ここは……」

 

 起き上がって見ると森の中。

 

 なんで家のパソコンの前に座っていたはずなのに、森の中に居るんだよ……突っ込まずには居られない。

 

 ふと横を見るとキャンピングバッグの様な物が落ちていた。

 

 誰の物か分からないが、周囲に誰も居ないことを確認してから、中身を漁ってみることにする。

 

 バッグの中には紙の束、ガムの入っているような円柱状の箱、水筒、スマホ、財布、靴、ロープ……うーん何処かで見覚えが。

 

 とりあえずスマホを触ってみると、認証は無いらしい。

 

 不用心な……。

 

 まぁおかげで俺が開くことが出来るが……。

 

「お、色々アプリが入っているな。ん〜あ、このアプリ……友モンのゲームでキャラクターの持ってるスマホのアプリじゃん」

 

 もしかしてと思い、俺はカメラ機能を使って俺自身を自撮りしてみると、先ほど四苦八苦しながら作ったショタが写っているではないか! 

 

「マジか~……ガチかぁ……ゲームキャラに憑依ってやつか?」

 

 となるとこの鬱蒼とした森は友モンに登場する何処かの森ってことか? 

 

「地図地図」

 

 地図アプリを開いて見ると、見慣れた友モンのゲーム世界の地図が広がった。

 

 場所はモッコリの森……ゲーム序盤に主人公達が通ることになる序盤のダンジョン……のハズだ。

 

 中盤以降でも特殊な樹の実や薬草採取で立ち寄るし、育てれば最終盤まで使えるモンスターが結構居たりする。

 

「ちょ、ちょっと待てよ」

 

 俺はスマホをタッチしていくと身分証画面が出てきた。

 

 名前はちゃんとレチェになっている。

 

 年齢は15歳か。

 

 ちなみにレチェはレチェリー……英語で淫乱という意味から取っている。

 

 ゲームのキャラクターになれるんだったらもっとマシな名前にするんだった……。

 

 ま、まぁ致命傷で済んだな。

 

 うん。

 

 トレーナーレベルは1……初心者だな。

 

 このゲームにも各町にタウンリーダーと呼ばれる人達が居て、彼らに認められれば(ここ重要)トレーナーレベルが上がっていく。

 

 認められればなので勝てなくても上がることがある。

 

 それはともかく、このゲーム……プレイヤーが介入しないと世界の危機に陥る事件が存在する。

 

 もし、俺がプレイヤーになってしまった場合は世界の危機を友モンと一緒に解決しなければならない……。

 

「うん、ヤバい。それはヤバい。マジでヤバい。ガチでヤバい」

 

 悪の組織と戦うためには十分な準備をしないと平和ボケした日本人感覚の抜けてない俺は戦いたくないぞ。

 

 手に汗握るバトル? 

 

 知ったことか、圧倒的力でねじ伏せるのが好きなプレイングだ。

 

 危険が起こるって分かるならガッツリレベリングしてから挑むんじゃい。

 

 とと、熱くなってしまったが、アプリを一通り確認すると友モンのデータを確認できる図鑑アプリもちゃんと入っていた。

 

「Modも適応済みかな?」

 

 俺は図鑑をイジると、主要な友モンの生息地が既に入っている。

 

「よし、レアモン以外は普通に生息域が表示されるようになっているな。Modが効いているとなると……」

 

 俺は木々の根元を探してみる。

 

 すると茸が生えている。

 

「あった……ポコチン茸」

 

 卑猥な名前の通りR18系Modのアイテムで、これを雌モンスターに食べさせると友モンになってくれるというチートアイテムである。

 

「問題はこれをどうやって食べさせるか……だな」

 

 捕獲系のスキルをあまり取ってないので、モンスターを友モンにするには難航しそうだ。

 

「そこはModの力を使ってかな」

 

 俺はバッグの中に入っていたガムの入りそうな箱を開く。

 

 すると箱が巨大化し、簡易的な家に変化した。

 

 カプセルハウス……台所、トイレ、風呂、寝室、洗濯機、テレビ……生活に必要な最低限の物が揃っている。

 

 洗濯機とテレビは最低限じゃないだろって? 

 

 これが友モンの世界だとそうじゃないんだよなぁ……。

 

 テレビ……特にニュース番組からはモンスターの大量発生だったり、美味しい依頼の情報が流れる。

 

 洗濯は悪臭を放っていると、モンスターを友モンにする確率が下がってしまう。

 

 友モンの好感度も下がるのでね。

 

 さてと冷蔵庫の中に入っている食材はっと……お、あったあった。

 

 軽く調理といきますか。

 

 まずは先ほど採取したポコチン茸、これを細かくカットした後にすり潰す。

 

 次にすり潰すと白い粘り気のある液体になるので、それを蜂蜜と混ぜる。

 

 それを俺が履いていた靴下に塗りたくって、適当な木に吊り下げておく。

 

 罠はこれで完了。

 

 あとはポコチン茸を採取して時間を潰していこう。

 

 

 

 

 

 

 

「お、あれは……」

 

 地面から紫色の茎が伸びて、葉っぱを1枚つけてゆらゆら風に揺られている。

 

 スマホを取り出して検索すると

 

【マンドレイク】

 

 であることが判明。

 

 危険度はC。

 

 迂闊に引っこ抜くと幻覚、幻聴作用のある鳴き声を発生させる。

 

 なので周りの土ごと掘っていき、土の塊で持ち運び、水に浸けて土を洗い流す。

 

 すると水の中で鳴くので、幻覚、幻聴にはならず、鳴き叫び疲れたところを水から引き上げ、口にポコチン茸を突っ込めば……。

 

「コンニチハ」

 

「はい、こんにちは」

 

 マンドレイクと友モンになることが出来る。

 

 スマホを取り出して、図鑑説明を確認する。

 

『マンドレイク』

 

『普段は地面の中で生息し、自身を食べようと掘るモンスターを鳴き声で撃退する』

 

『友モンになったマンドレイクは水を葉っぱにかけてやり、柔らかい土を食べて育つ』

 

『攻撃方法は声による攻撃』

 

 と書かれていた。

 

「マンドレイクだと固体差が分からないからこれからはマンちゃんって呼ぼうか」

 

「マンチャンマンチャン」

 

「気に入ったのかな」

 

「マンチャン」

 

「よしよし」

 

 マンちゃんを離してやると、トコトコと歩いて着いてくる。

 

 可愛い。

 

 そうこうしていると、俺は罠を仕掛けた場所がどうなっているか見に行くのであった。

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