アイ·ファック·モンスター18禁   作:星野林(旧ゆっくり霊沙)

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大会初参加

「いやぁお見事!」

 

 タウンリーダーのトウシさんは拍手をしながら俺に近づき、封筒を渡してきた。

 

「はい、賞金とスマホにインストールすれば、トレーナーランクが上がるデバイスが入っているから後で試してみてくれ。分からなかったら、うちのスタッフが対応するからスマホを受付で預けてくれ」

 

「はい!」

 

「トレーナーランク2からは町で開催される大会に応募することが出来るようになる。優勝すれば、ある程度の活動資金やその町で使えるクーポン券や大会を見て、町に住むモンスター達が君のバトルを見て友モンになろうとしてくるかもしれないからね」

 

「はい! 頑張ります!」

 

「トレーナーランク2の人達が参加する小さい大会なら、ほぼ毎日やってるから参加してみると良いよ。人数も8人から16人程度だからね」

 

 俺はその後、スマホにデバイスを装着し、インストールすると、無事にトレーナーランクが2に上がったのだった。

 

 ちなみに勝利報酬は5000円が支給され、ありがたく使わせてもらうことにする。

 

 俺はそのまま、明日開かれる大会がギルドの掲示板に貼られているので、エントリーを済ませ、ゆっくり休むのだった。

 

 

 

 

 

 

 翌日。

 

 初の大会参加ということでワクワクが止まらないが、ゲームでも大会で勝てばレアなモンスターが友モンになってくれたり、亜人系のモンスターが見に来てくれるのでエロい事をしたい俺は結果を残していきたい。

 

「できればマンちゃん以上に防御力のあるモンスターが仲間になってくれると嬉しいけど……」

 

 さて、今回の大会は10人が参加しトーナメント制。

 

 くじ引きでシードの人を作るが、俺はノーシード。

 

 と言うより、他の人より1回多く戦わなくてはならない。

 

 バトルの形式は2対2のシングル戦。

 

 一応大会側がモンスターの回復をしてくれるが、ダメージが大きかった場合は直しきれないのでドクターストップが入ることも了承してくださいとのこと。

 

 参加費は1人1000円、優勝すると1万円プラス副賞として町内の商品券が贈られる。

 

 小さい大会なのでこれぐらいが妥当だろう。

 

 町の公園で行われるので、各々シートを広げて観戦している人もちらほら現れた。

 

「さてと、ビーちゃん、リーちゃん、マンちゃん。初の大会だ。全部勝って優勝して美味しい料理食べるよ」

 

「「「おー!」」」

 

 皆気合十分。

 

 初戦の相手は学生さん。

 

 俺よりも年下っぽいがタウンリーダーを倒しているので油断はしない。

 

 ビーちゃんの相手を毒にし、回避連打で時間を稼ぎ、身体に蜂蜜が溜まったらドーピングして2枚抜きで1回戦を突破。

 

 続く2回戦はリーちゃん。

 

 相手はゴブリン系モンスター達。

 

 雑魚であるが捕まえやすいモンスターであり、知能も高く、簡単な言語を話せるし、道具を扱えるので要注意。

 

 リーちゃんには距離を取らせて、エアカッターによる出血ダメージを蓄積させて近づいてきたら、近距離から水の塊を相手にぶつけて、転ばせる。

 

 この戦い方でゴブリン達に何もさせずに勝利を掴んだ。

 

 3回戦はマンちゃん。

 

 相手はスライム2体。

 

 物理攻撃無効の特性を持っているが、コアを直接攻撃するか、魔法に弱いモンスターで得意、不得意がはっきりしている。

 

 マンちゃんの場合、声による攻撃がコアに届いてしまうので、簡単に突破。

 

 いよいよ決勝に駒を進めた。

 

 

 

 

 

 

 決勝の相手はゴブリンの進化系モンスターのカラーゴブリンとカラースライム。

 

 言ってしまえば色違いになったゴブリンとスライムであるが、進化したことで能力が上がっていたり、魔法が使えるようになったモンスターである。

 

 気をつけなければやられてしまう。

 

 スライムと相性の良いマンちゃんと毒針やポイズンで相手を確実に弱らせることのできるビーちゃんを選出。

 

 先発はビーちゃんである。

 

 相手のカラーゴブリンが手にしているのはブーメラン。

 

「バトル開始!」

 

 審判の合図でバトルが始まるが、さっそくカラーゴブリンは、ブーメランを投げつけてきた。

 

 ビーちゃんに回避を指示するが、ブーメランは避けたと思っても回転して違う場所に向かうので、避けた後に当たることがある。

 

「きゃ!」

 

 ビーちゃんにブーメランが直撃し、ダメージを受ける。

 

「ビーちゃん大丈夫か!」

 

「問題なし!」

 

 俺はすぐに毒針を指示し、お尻の針をゴブリンに突き刺す。

 

 カラーゴブリンはそれを左手で受けると、手がパンパンに腫れてしまう。

 

 ダメージ的には五分五分。

 

 ビーちゃんは必殺の毒針は今突き刺した事で抜けたので、このバトル中は再生しないだろう。

 

 となるとビーちゃんの攻撃手段は毒によるダメージを蓄積させるか、加熱による攻撃、ダメージは低いが、拳による攻撃となっていく。

 

「よし、ポイズン」

 

 俺は毒による攻撃を行うことを選択し、ゴブリンを毒漬けにさせる。

 

 ゴブリンはまだ動けるうちにとブーメランを拾い直して、また投げつけてきた。

 

 ビーちゃんは避けるが、不規則に動くブーメランにまた当たってしまい、ノックダウン。

 

 ゴブリンの方も限界を迎えたのか倒れてしまった。

 

「リーちゃん、ビーちゃんの回復を」

 

「は、はい!」

 

「よし、マンちゃん出番だよ」

 

「頑張ります!」

 

 相手も黄色いスライムを出してきた。

 

 黄色いスライムはバチバチっと電撃を発射してきて攻撃してくるが、マンちゃんは地面に足を刺す事で電流を地面に逃がして、ダメージを最小限にする。

 

 そしてお得意の声による攻撃でノックアウト。

 

 結局のところ、序盤のバトルは相性とレベル差、多少の機転で勝敗が決まってしまう。

 

 大会初参加、初優勝を決めるのだった。

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