国家によるメスガキAIの登場により、国民は自分だけのメスガキを作るべく、公務員を目指すようになった。そこには派閥があり、
メスガキの精神こそが大事とするメスガキ原理主義
低身長巨乳と高身長貧乳という相反する至高を掲げる同人学派とスレンダー学派
異端の団体 オスガキ党
禁忌の思想 心身喪失冒涜少女主義
とありとあらゆる派閥が乱立した。
主人公の四肢欠 尊はメスガキを拝領する権利を懸けて争うメスガキ試験にて、2日間で奇策を用いメスガキ原理主義と心身喪失冒涜少女主義を除くすべての団体を壊滅に追い込んだ。
そして3日目、主人公は残った最後の団体を滅ぼすため、まずメスガキ原理主義のアジト、コリロン教会へと向かった。
やあ、オイラはタケル!
普通の小学生で公務員を目指して勉強しているんだ!
…していたんだけどなぁ…
突然家に来た手紙に誘われ、自分だけのメスガキの肉体を作るための争い、メスガキ試験に出ることになったんだ。紆余曲折あり2日で3つの派閥が滅び、オイラは最後の敵対派閥、メスガキ原理主義のアジト、コリロン教会へと続く道を進んでいる。
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くぬぎの香りが漂う獣道を進む。時刻は夕方、茜色に染まる空は目を焼き、蝉時雨が耳を貫く。不思議と暑くはない。それどころか体の冷えるような感覚がある。それでも獣道を進む。
空が茜から紺色に変わるころ。
鈴虫の声、ホタルの蛍光を無視して進む。
獣道に石畳とひまわりが混じった。奥には「ようこそコリロン教会へ!」と書かれた木製の看板が地面に刺さっている。
つるでできたトンネルの向こうから橙色の明かりが漏れている。
おそらく向こうにあるのだろう。
メスガキ原理主義のアジト、
コリロン教会が。
トンネルを抜けると、
コリロン教会が燃えていた。
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コリロン教会は、木造の学校のようなつくりである。
「人間性こそメスガキ」を教義とするメスガキ原理主義では自分たちでは至れなかった「青春」とよばれる状態を子供に体験してもらうことで純度の高い理想のメスガキを作ろうとしているらしい。
メスガキAIが発明されてすぐ、メスガキは爆発的に広まった。
各々が自分の考えるメスガキを全てとして争った。そこで残された人々がメスガキ原理主義者どもだ。
「メスガキの精神は心身を健やかに成長させ幸せに生きた結果だ。」
などという考えのもとに生きる、古くさい人間どもだ。
盲信ともいえる考えは宗教となり、コリロン教会を生み出した。
そんなコリロン教会は今、燃えている。
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まるで祭りの日のように辺りは明るく、そして騒がしかった。四方八方から悲鳴が聞こえる。
旧校舎は手遅れだろう。
屋根も見えないほど燃え盛っている。
プールは時間の問題だ。
崩れた校舎の一部が落ちてきている。
新校舎の玄関から子供がでてくる。
男女ともに麦わら帽子をかぶっているが、帽子が燃えてパニックになっているようだ。
よく見ると、動けない子供を助ける大人や、逆に子供の手を振り切って逃げる大人もいる。
校庭には、
「痛い痛いうで腕が」
「先生!どこぉ!助けてよぉ!」
「ゴホっまってろ!いま助けてぐぁあ!」
「クソっこんなところで…まだあの子の成長を…」
まさしく地獄絵図。
そしてこの光景を作るような変態に一人心当たりがある。
張り付けにされた子供たちの腕に刺さった針。
それはチューブを通りろ過装置に繋がれ、
ろ過された血はワイングラスに滴る。
そのワイングラスはある変態の手の中にある。
年は28歳ほどだろうか
ボサボサの髪とシワと角張った骨格が特徴的で、
180ほどある身長にしては痩せぎみの男がいた。
服装は赤いシャツの上から黒い布を纏い、
黒いズボンを赤いベルトで留めている変態だった。
変態の正体は
このオイラ四肢欠 尊が未だ滅ぼしていない2つの組織のひとつ心身喪失冒涜少女主義の連盟長だ。
心身喪失冒涜少女主義 連盟長
「なかなかいい牧場じゃないか。我輩気に入った」
そんな変態に対峙している人間も変態だった。
痩せている四肢欠にたいしてその変態は筋肉質だった。
髪型は涼しげなスキンヘッド。
動きやすそうな白いタンクトップと
夏だというのに首に巻いている青いマフラー、
なにより190はある巨体を容易く隠せる大楯が
特徴的な変態だった。
変態の正体は他でもないこのメスガキ原理主義の教祖だ。
メスガキ原理主義 教祖
コリロン·ダルマギルティ
「ここは牧場ではなく聖地だ。踏み荒らす山羊にはお帰りいただくよう」
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戦闘は一方的的だった。
千彗が銃を撃ち、コリロンが盾で防ぐ。
千彗のもつ銃はアサルトライフルと注射器を組み合わせたような形で、一見するとオモチャに見える。
まるで子供が、丸めた新聞紙でチャンバラするように。
しかしその音は決して侮れない。
凶弾という言葉がふさわしい鉄の音だ。
コリロンの盾も剥げてきている。彼の頭のように。
"変態"は"性癖"で戦う。
変態は、性癖に近くなればなるほど強くなる。
千彗の性癖は"吸血"─メスガキの血液を自身の体内にいれることに強く執着している。
つまりこの状況は千彗にとって限りなく興奮できる状態で、だから敵対するコリロンは防戦一方となっている。
性癖が尖っているほど変態は強い。
実のところ吸血というのはそこまで特殊な性癖ではない。
そもそも精液、母乳、汗、尿などあらゆる体液は血液だからだ。
万能の生命錬金の素材。そこに興奮するのも無理はない。
あとそれらの体液よりどことなく綺麗な感じがする。
ブラッディソーセージという血液がメインの食べ物があるくらいだ。比較的メジャーだろう。
だからこそ、千彗は性癖磨きに精をだした。
体液を研究し、吸血の王たる吸血鬼の伝承にふれ、メスガキがいる限り瞬時に性癖解放できる十字架式の吸血装置を作った。
どこでも強い変態。どんな性癖もメスガキが前提である以上千彗に出し抜かれる。
心身喪失冒涜少女主義のメンバーは全員がメスガキをもっていない。自分の手にかかればどんなメスガキにも性癖を押し付けられるからだ。
メスガキであれば生きていようが死んでいようが性格がよかろうか悪かろうが関係なく性癖を解放できる。そんなメンバーの長である千彗は当然強かった。
コリロンの盾は金色と朱で彩られた芸術的なタワーシールドだった。
しかし今や塗装は剥げその内部の無骨な骨が見える。
………骨?疑問をもつと同時にコリロンが千彗に語る。
「ときに」
「我々のような大人とメスガキの違いとは何か」
「性別」「年齢」「容姿」「骨格」
「いろいろあるが私は立場だと思う」
「大人に逆らわず」
「なにも考えず」
「ながされるまま生きる」
「この国はいい。私のいた国はメスガキを狙うテロリストとそれを守るヒーローにより滅んだ。」
「私はメスガキを守りがいのある弱者として作りたかった。
かつて私は貧困な国の生物学者だった。
そこには沢山の孤児や浮浪がいた。
恵まれた家庭に生まれた幸運を神に感謝しつつ、
彼らを救いたいと思い、筋肉や骨、
あらゆる人体の強さについて調べた。
そうして私は、神の領域に触れた。
理想的な筋肉の実現。かったるい筋トレなんてしなくても手に入る力。アレルギー反応もでない。副作用もない。
ムキムキになった私はある真理に気づいた。
孤児やホームレスを見ても、守りたいとは思えない。」
「あの目が嫌いなのだ。
孤児やホームレスを食い物にしていた豚どもと同じ、自分の利益すら考えず目先の幸せや不幸にのみ固執することで未来を考えないようにしているあの目が。」
「そしてあの目を守りたかった。私と共に戦った友の、未来を見据え自分の意志で理想を叶えようとする目を」
「例えるならヒーローショーで、守られる市民より守るヒーローを助けたいと思う気持ちだろうか」
コリロンはそう呟き、千彗の頭に穴が空いた。右目を貫き、後頭部から血が吹き出る。
「ミッ」
千彗は即死した。脳を銃弾に破壊されて。
「大丈夫ですか、先生!」
そう校舎の中から現れたのはスナイパーライフルを担いだ子供だった。
どうやらこの混乱の中息を潜めていたらしい。なるほど合理的だ。千彗を殺さない限りこの惨劇は止まらないのだから。
「ありがとう、君は実に勇気があり美しい。」
「あ、処女意外からの御託は結構です」
コリロンがお礼を言い武装した子どもの頭を撫でようとしたが、手に銃口を向けられやめた。
この戦場では女子どもでも決して侮ってはいけない。むしろ警戒しなければいけない。目につく人間は全て変態で、子ども幼くして変態した
そして、千彗の死体の服から音声が流れた。
『
コリロンが子供を後ろに下げる
「後は私に任せなさい
「だからそういうのいいんで。
そして旧校舎から男がひとり出てくる。短髪の金髪で黒い法被と防火ズボンを履いたチャラい男だ。
草履で地面に横たわる変態を蹴り飛ばしながら男はのたまった。
「千彗さん死んでるじゃないっすか~↑しょうがないなぁ
『
「
「
豆知識
作者はロリコンではない。