「ハーーッ、ナンカ気持チエエナァ」
「コノ星ハ我等ノ物トナッタカラネ。ソレニ肉ヲタラフク食ッテ腹モ満タサレタシ」
天の川銀河にある星系の惑星ではスケイヴンの開拓団の一つが開拓を進めていた。
ムスが率いるスケイヴン達が宇宙に進出してから500年程が経過し、その間に人類やアエルダリ、ネクロンといった
「コノ星ニ住ンデイタ先住民共ハ中々美味イナ!」
「アア、肉ニ臭ミガナクテ食ベヤスイ。特ニ子供ノ肉ハ柔ラカクテ最高ダ」
「コイツ等養殖シタライインジャナイカ?」
「屑共ヲワザワザ養殖スル必要ハナイダロ。マア実験用ニ幾ラカ確保シテイルダロウシ、機会ガアレバマタ食ベラレルサ」
そんな開拓団に所属する先遣隊は惑星に住んでいた原住民達を徹底的に狩り尽くし一段落ついていた……原住民は温厚な異種族であったがスケイヴン達は特に気にする事なく駆逐して殺害した彼等の遺体を食し舌鼓を打っていた。
科学技術が大きく発展した事でスケイヴン達の武力は凄まじいスピードで強化が進んでおり、並大抵の異種族ではまともに対抗できず駆逐されていたのだ。
「キキキ、コレデ26個目ノ星系ヲ制圧シタワケダ!俺達ニ勝テル敵ハ存在シナイ!
「ソウダナ、俺達ハイズレ銀河モ支配デキルダロウサ。
満腹になって上機嫌な彼等は自分達スケイヴンの未来は明るいと確信し、この銀河の覇者として君臨する自分達を夢想して大いに騒ぐのであった。
「デモ最後ニ狩ッタ連中、何カ変ナ奴等ダッタナァ。他ノ奴等ト違ッテ凶暴デ牙ヤ鉤爪ガ生エテタシ」
「ソウイヤ近イ内ニ神ガ俺達ヲ喰ウ為ニ降臨スルトカ言ッテタナ。マアタダノ負ケ惜シミダカラ気ニシナクテイイダロ」
「アーーーッ、忙シイ忙シイ忙シイッ!」
スケイヴン達の他星系への進出が順調に進んでいる頃、星系間を繋ぐワープ経路である
「マスター、バイタルチェックをしたところ疲労が溜まっているようです。後の業務は私が対応いたしますのでマスターはお休みください」
「エエイ!オ前ニ言ワレナクテモワカッテイル!心配スルナ!」
副官として業務を手伝うラットオゴウル改はマスターの体調を心配するが、責任者は自分より仕事を優先しており休憩を取ろうとしなかった。
「我々ハ来タルベキ大戦争ニ向ムケテ準備ヲスル必要ガアルト偉大ナル預言者ムス様カラ命ジラレタノダ!休ム暇ナドナイ!ソレニ今ココデ休メバ出世デキナクナルダロウガ!」
ムスはいずれ来るであろう大戦争に向けて準備を命じていた。ムスから厳命されたスケイヴン達は危機感を持って仕事に取り組み種族の発展に貢献していたのだ。
「ホラホラ急ゲ急ゲ急ゲ!オ前モ呑気ニ喋ッテナイデ仕事シロ!」
「了解しましたマスター。でも無理はしないでください」
「フン!オ前ナンゾニ心配サレル程軟弱デハナイワ!」
責任者はその後も必死な様子で仕事に励んでおり、それを見ていた副官は責任者が過労で倒れないよう彼を支え続ける事を決意したのであった。
「そういえばマスター、補給の為に寄港するはずの船が一隻消息不明のようです」
「事故ニデモ遭ッタノカ?マッタク迷惑ナ奴等ダ。トリアエズ捜索隊ヲ出シテオケ」
「ヨシ、最新技術ヲ詰メ込ンダ新型戦艦ガ完成シタゾ」
スケイヴンの勢力下にある星系では幾つもの兵器工場が建設されていた。環境の事は一切考慮せず兵器の生産を最優先にしており、膨大な量の兵器が量産されていた。
そして兵器工場の一つでは新型戦艦の建造が完了し、作業員達は新型戦艦を見て感心した声を上げていた。
「今マデノ戦艦トハ随分形ガ違ウナ」
「骸骨ロボット共ノ技術ヲ盛リ込ンダ意欲作ダソウダ。今マデノ戦艦ヨリモ性能ガ大幅ニ上ガッテイルラシイ」
「オオッ、ソレハスゴイ!」
今までのスケイヴンの戦艦は人類の技術を流用した物であったが、今回建造された戦艦はネクロンの技術も使われており既存の戦艦とはまるで別物であった。
ネクロンのテクノロジーは未だ解析途中であり、スケイヴン達が再現できた技術は余り多くはなかったものの人類よりも遥かに発展しているネクロンの技術はスケイヴンの科学技術を大きく発展させていたのだ。
「コレナラ人間共ノ帝国ガ相手デモ勝テルカナ?」
「少ナクトモ今マデ発掘シテキタ遺物ヨリハ技術レベルガ上ダシ、戦イニハナルダロウサ」
「ソウダトイイケドナ」
作業員達は新型戦艦で人類の帝国に対抗できるかどうか雑談をしていた。スケイヴン達は人類の帝国が銀河で一番脅威だと考えており、帝国に対抗するべくスケイヴン達は必死になって科学技術の発展を進めていた。
「性能モ大事ダガ数ヲ揃エナイトナ。コレカラハ建造・ラッシュニナルカラ貴様ラモ覚悟シテオケ」
「「「「「ハイ!」」」」」
立ちはだかる敵を打倒し銀河をスケイヴンの物とするべく作業員達は気合いを入れて建造作業に取り組むのであった。
「人間共ハドコマデ技術ヲ発展サセテイルノダロウナ?」
「マァ骸骨ロボット位ハアルンジャナイカ?」
「ウゲェ、マダ戦イタクナイナ」
「……オオ、
「
彼等は歪みの力であるサイキック能力や
「ウワアアアアア!?」
生まれながら歪みの力を扱う事が出来るグレイシーア達は熱心に研究を行っていたが、そんな中グレイシーアの一人が悲鳴を上げて頭を抱える。
「オイドウシタ!何ガアッタ!」
「ウエーーーコ…怖イヨーーーッ」
周囲にいた仲間達が何があったのか尋ねるがグレイシーアは震え上がって酷く怯えており上手く返事ができない状態だった。
「エエイ情ケナイ奴メ!何ガアッタノカ言エ!言ワナケレバ
「ヒッ!?」
腹を立てた仲間が脅すとグレイシーアは大きく怯んだ後少しだけ落ち着く。そして自分が視た物について話し始めた。
「コ……渾沌ノ大渦ヲ覗イタラ、トテモ強イ力ヲ持ッタ4体ノ存在ガコッチヲ見テテ、ス……スゴク怒ッテイタンダ」
「ドンナ奴等ダッタノダ?」
「アウウ、ワ……ワカラナイ」
未だに震えが止まらないグレイシーアを見た仲間達は顔を見合わせる。
「オイ、マサカ」
「ムス様ニ御報告スルゾ!早ク!」
ただならぬ事態を察したグレイシーア達は慌てて自分達の上司であるムスに報告をするのであった。
「……わかった、お前達は引き続き研究を行え。処刑?その必要はない。お前達は余計な事を考えず研究に従事しろ」
グレイシーア達から報告を受けたムスは苦い表情を浮かべつつも動揺する事なく考え込んでいた。
(遂に見つかったか、だが予想できた事だ。我等スケイヴンがここまで勢力を拡大したら気付かない方がおかしいのだから)
ムスは今まで見つからなかったのが奇跡だと
(渾沌勢力は、いや、銀河にいる
「そうだ、もっと……もっと力を付けなければ。この銀河を我らの物とし
スケイヴンらしい現状に満足せず強欲な表情を浮かべたムスは種族の発展の為に銀河の更なる開拓を決意し部下達に厳命するのであった。
そんなムスの様子を眺めていた
神が遊んでいる遊戯盤である天の川銀河は非常に過酷な場所である。人類の帝国やオルクやアエルダリといった
だがムスは自分勝手なスケイヴン達を纏め上げ人類や
スケイヴン達が数を大きく増やした事でこの世界における
<人物紹介>
●鼠人間達(スケイヴン)
→人類の技術を発展させ、そこにネクロンのテクノロジーを追加する事で軍事力が大きく向上した。力を蓄えてきたスケイヴン達は一気呵成に他星系へ進出し支配下に収めたのであった。
現在スケイヴン達は500年程で26の星系を支配し天の川銀河の弱小勢力へと急成長した。だがここまで成長すると当然他種族達に見つかって警戒されており、他種族達が手を出してくる前に少しでも勢力を拡大させようとスケイヴン達は必死になっている。
●開拓団のスケイヴン達
→発達した科学技術でゴリ押しし先住民を駆逐しつつ入植を頑張っている。駆逐した先住民達はスケイヴン達が美味しく頂きました。先住民達を使ったBBQパーティーは開拓団の楽しみの一つである。
今のところ遭遇する先住民は大した事ない連中ばかりである。でも何か変異しているカルト教団っぽい集団を駆逐していたが多分大丈夫だろう。一体何スティーラー・カルトなんだ……
●
→スケイヴン達が勢力を拡大するのと比例して規模が拡大している。中継基地も数多く存在し補給や誘導を行って非常に多忙である。責任者達はラットオゴウル改やラットダーに警護されつつ仕事を頑張っている。
●新型戦艦
→人類とネクロンの技術が融合したスゴイ新型。既存のスケイヴンの戦艦や人類の戦艦よりも性能が上であり、武装もレールガンやガウス兵器を搭載し火力面も優秀な傑作である。今の人類の帝国の戦艦と戦えばタイイチなら圧倒できるレベル。
ネクロンの貴族が見れば自分達のテクノロジーが使われていると即座に気付き誰がテクノロジーを漏洩させたのかと憤りを覚える事だろう。
●歪みの力の研究と
→他星系への進出が本格化すると同時に研究が解禁された。サイキック能力が使えるグレイシーア達が研究に従事しているが他の渾沌勢力と比べて遅れているのは否定できないだろう。
渾沌の神々を視たグレイシーアはSAN値チェックする事になり情緒不安定になったが、その後落ち着いて研究を再開した。
●渾沌の神々
→鼠の神がコソコソしつつ力を強めている事に気付き激怒した。新参者の台頭など四大神が認めるわけないのだ。いずれスケイヴンを駆逐する為に信徒達を派遣するのは確実である。
●転生者(ムス)
→相変わらずスケイヴン達を率いて勢力の拡大に勤しんでいる。スケイヴンを超弱小勢力から弱小勢力にまで成長させたのは多くの幸運に恵まれたのもあるが紛れもなくムスの功績である。
機嫌のいい
●
→ムスが結果を出し続けている事に思わぬ拾い物をしたと満足し恩寵を気前よく与える神の鑑。スケイヴン達の数が増える事で40K世界でも力が高まっており上機嫌な様子を見せている。四大神が敵意を向けている事に気付いているがムスが研究させている
次回は異種族達サイドの話になります。
スケイヴンタイドを購入しスケイヴンにハマった結果勢いで書きました。WARHAMMERの二次は二回目でが、今度は最後までプロットが出来てますので何とか完結させたいと思います。参考資料はコアブック(AOS&40K)とコデックスとバトルトームです。ネタバレですが「俺達の戦いはこれからだ!」エンドになります。
更新はゆっくりとしたものになります。今後は少しずつ投稿していく予定ですがよろしくお願いします。