【完結】鼠人間となった転生者   作:すも

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WARHAMMERの二次は二回目ですが頑張ります。
大型連休なのにコロナに罹ったせいでずっと自宅待機ヤンケ


渾沌勢力の侵攻と秘密兵器

「渾沌勢力ノ侵攻ダアッ!」

「スゴイ数ノ渾沌信者共ガ集マッテキテイル!」

 

渾沌の4大神の勅命を受けたケイオス・スペースマリーンやカルティスト達の大連合軍がスケイヴンの勢力圏に侵攻を開始していた。人類の帝国艦隊をも凌駕する圧倒的な物量にスケイヴン達は戦慄しつつも迎撃の準備を進めていく。

 

「歪ミ空間ノ監視ハドウナッテイル!」

「監視システムハ正常ニ稼働シテオリマス!敵艦隊ハ大キク三ツニ分カレテ行動シテイルヨウデス!」

「フウム、最初ノ艦隊ハ先遣隊トシテ、後方ニイル連中ハ数ノ一番多イカラ本隊トイウワケダナ。ジャア真ン中ノ連中ハ功績ヲ焦ッタ奴等ナノカ?」

 

スケイヴン軍の司令部では渾沌艦隊の威容に驚きつつも特に慌てる事なくリラックスしていた。彼等スケイヴンにはとっておきの秘密兵器があったからだ。

 

「ヨシ、諸君イヨイヨ『アレ』ヲ使ウ時ガ来タノダ!呑気ニ歪ミ空間ヲ移動シテイル阿呆共ヲ薙ギ払ウノダ!」

歪みの嵐(ワープストーム)発生装置ノ準備ハ万端デス!」

「ウム!デハ始メヨウ!」

 

総司令官は準備が完了したと報告を受けて戦局を左右する秘密兵器こと歪みの嵐(ワープストーム)発生装置の発動シークエンスを進めていく。

 

「装置ニ異常ナシ!発動準備ヨシ!」

「目標、敵ノ第二艦隊!」

「総司令官ト預言者ムス様ノ認証ヲ確認!」

「全テノ準備ガ整イマシタ!」

「ヨォシ、発動ッ!」

 

そして総司令官が装置の発動を許可した結果……渾沌艦隊の第二陣がいる座標にて強力な歪みの嵐(ワープストーム)が吹き荒れる事になったのであった。

 

 

 

 

―キキキ!御告ゲガアッタゾウッ!嵐ガ、嵐ガ来ルンダゾウッ!―

「……艦隊を停止させろ」

「かしこまりましたロードアバドン」

 

 

 

統べる者(ケイオスロード)、何かがおかしい。ブラックレギオンの艦隊が動きを止めたぞ」

「…………まずい」

統べる者(ケイオスロード)?」

「急げ!至急歪み空間から脱出を……!?」

 

 

 

「おい、突然歪みの嵐(ワープストーム)が起きて後続の連中がグチャグチャな事になったぞ」

「余りにタイミングが良過ぎる……鼠共の仕業か?」

「恐らくそうだろうな。だが我々のやる事は変わらん。我等の神に血と頭蓋骨を捧げるだけだ」

 

 

 

「歪みの嵐が吹き荒れている。暗黒神達の目もそちらに向けられている今が最大の好機よ」

「ああ、幸いな事に我等が求める秘宝の在処は把握済みだ。それに案内役のお陰で様々な障害を無視できるし、最短距離で秘宝を確保した後即座に脱出すればいい」

 

―サァサァドウゾコチラヘ!貴方達ガオ求メニナッテイルオ宝ノ下へゴ案内イタシマス!―

 

「……しかし渾沌の協力を仰ぐ事になるとは。同胞達はますます我等を疑いの眼で見るだろうな」

「貴方の不安はよくわかる。でもあの怨敵を打ち倒す為にこれは必要な事なの」

「わかっているさイヴライネ」

 

 

 

「よし、ブラックレギオンの艦隊に被害はないようだな」

「その代わり第二艦隊は悲惨な事になりましたがね。まあ歪みの嵐(ワープストーム)が直撃したら壊滅的な被害を受けて当然ですが」

 

歪みの嵐(ワープストーム)によって渾沌艦隊の約3割以上が壊滅状態に陥った事を確認したムスとロクシアは計画通りに状況が進んでいる事に上機嫌な様子を浮かべる。

 

「後は先遣隊を対処すればいい。任せたぞロクシア」

「ええ、お任せください」

 

ロクシアと通信を終えたムスは今後について考える。

 

(ブラックレギオンについては脅威とはならない。神から彼等に手を出すなと命じられたし既に話はついているのだろう。もちろん気が変わって襲ってくる可能性が零ではないが、神が進めておられる計画が上手くいけば戦う事にはならないだろうな)

 

(第二艦隊は……もう戦いどころじゃないのは確実だ。脅威とはならない。最後の先遣隊はロクシアに任せれば問題ない)

 

「さあて、後は彼等が上手くやってくれるか……!?」

 

考え事をしていたムスは突如歪み空間から怒りの咆哮を感じ取っていた。いきなりの咆哮に少々驚きつつもムスは彼等が上手く成し遂げたのだと察して笑顔を浮かべる。

 

「クククッ、動きが早いな。ではアエルダリの死の神よ、貴様が快楽の神に打ち勝てるよう偉大なる角ありし鼠(グレイトホーンドラット)に祈っておくとしよう」

 

ムスは自分達スケイヴンの為にアエルダリ達が勝利するよう偉大なる角ありし鼠(グレイトホーンドラット)に祈る事にしたのであった。

 

 

 

―間抜けが―

 

その頃歪み空間では偉大なる角ありし鼠(グレイトホーンドラット)が快楽の神を嘲笑っていた。スラーネッシュが凄まじい形相で睨むも偉大なる角ありし鼠(グレイトホーンドラット)は涼しい顔を浮かべる。

 

―快楽の事ばかり考えているから足元を掬われるのだぞ?―

 

偉大なる角ありし鼠(グレイトホーンドラット)の言葉に血の神は大笑してスラーネッシュを嘲笑い、疫病の神は興味深そうな様子を見せる。そして変化の神はニヤニヤと笑いつつ、これから起こるであろう大いなる変化を想像し期待に満ちた表情を浮かべていた。

 

―なあに、貴様は間抜けだが実力は確かだ。アエルダリ達が何をしてこようとも正々堂々迎え撃てばいいだけだ……まさか怖いのか?―

 

偉大なる角ありし鼠(グレイトホーンドラット)の煽りと残りの3大神の好機の視線に我慢できなくなったスラーネッシュは勢いよく立ち上がると武器装束を身に纏いアエルダリ達が出してくるであろう死の神を迎え撃たんとするのであった。

 

 

 

 

 

<人物紹介>

●鼠人間(スケイヴン)

→渾沌艦隊の侵攻を受けて準備していた秘密兵器を発動させた。ブラックレギオンがいる中枢艦隊を叩けない事に困惑しつつもムスから厳命されていたので、きっと内通してるんだろうなぁと思っているようだ。

 

 

 

歪みの嵐(ワープストーム)発生装置

→スケイヴン達の秘密兵器。歪み石(ワープストーン)を大量に使用する事で指定の座標にて強力な歪みの嵐(ワープストーム)を発生させ、その場にいた敵艦隊は悲惨な事になる。

 

 

 

●『強奪者』アバドン

→ケイオス・スペースマリーンの最大勢力であるブラックレギオンの総司令官。お喋りな鼠のディーモンから忠告を受けて艦隊を停止させ、自分の艦隊から被害を出す事はなかった。

 

 

 

統べる者(ケイオスロード)

→アバドン達が動きを止めた事に嫌な予感を覚え歪み空間を脱出しようとしたが間に合わず歪みの嵐(ワープストーム)に巻き込まれる。

 

 

 

●先遣隊のコーン・バーザーカー達

→後続の艦隊が悲惨な事になっているのを確認したが、気にせずいつも通り血の神の名の下に暴れる事を決意した。

 

 

 

●アエルダリ達

→とある死の神を崇拝する信者達。スラーネッシュを倒す為とはいえ偉大なる角ありし鼠(グレイトホーンドラット)と協力関係になった事は非常に納得いかないものの諦めて受け入れている。

 

 そして少なくない犠牲が出たものの彼等が求めていた秘宝は無事に回収できた模様。

 

 

 

●ムス達

→自分達のやるべき仕事はしっかりやりつつ「アエルダリ達頑張れー!」と偉大なる角ありし鼠(グレイトホーンドラット)に祈っている。

 

 

 

偉大なる角ありし鼠(グレイトホーンドラット)

→計画通り上手くいったので「ねえどんな気持ち?ねえどんな気持ち?」とスラーネッシュを煽りまくる。

 

 

 

●スラーネッシュ

→鼠の神に出し抜かれここ数万年の間で一番ブチギレた。コマン◯ーのベ◯ットのように「野郎オブクラッシャー!」となっているようだ。

 

 

 

●他の3大神

→爆笑しつつスラーネッシュの戦いの結末がどうなるか興味津々な様子を見せる。鼠共の殲滅よりもずっと気になる模様。

 

 鼠の神に出し抜かれた事については「「「いや、それは油断し過ぎだろ」」」と意見が一致する。

 




スケイヴンタイドを購入しスケイヴンにハマった結果勢いで書きました。WARHAMMERの二次は二回目でが、今度は最後までプロットが出来てますので何とか完結させたいと思います。参考資料はコアブック(AOS&40K)とコデックスとバトルトームです。ネタバレですが「俺達の戦いはこれからだ!」エンドになります。



更新はゆっくりとしたものになります。今後は少しずつ投稿していく予定ですがよろしくお願いします。
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