【完結】鼠人間となった転生者   作:すも

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今回で最終回となります。今後番外編等を幾つか投稿する予定です。


鼠人間達の戦いはこれからだ!

―私はキャプテン・マウッスル。この話を聞いている者達は選ばれし鼠。我等の主である偉大なる角ありし鼠(グレイトホーンドラット)から恩寵を得るチャンスを与えられた幸運な鼠達―

―……………―

 

偉大なる角ありし鼠(グレイトホーンドラット)は己の手足となるグレーターディーモンがスケイヴン達に演説を行っている姿を歪み空間から確認していた。謎のポージングを取りつつ話すディーモンを見て鼠の神は形容し難い表情を浮かべつつ、今後について考えていた。

 

偉大なる角ありし鼠(グレイトホーンドラット)が渾沌の4大神として渾沌信者達から敬われるようになり200年程が経過していた。渾沌の4大神としては最弱であるが鼠の神を信仰するスケイヴン達は持ち前の科学技術と圧倒的な繁殖能力で勢力を拡大しており、偉大なる角ありし鼠(グレイトホーンドラット)の力は順調に高まっていたのだ。

 

―単刀直入に言おう。人類の帝国にいるある男をブチ殺してほしい。名はロブート・グィリマン、ウルトラマリーンのボスであり人類の帝国の改革を進めている総主長(プライマーク)だ。もちろんめちゃくちゃ強い―

 

スケイヴン達は着実に勢力を拡げていたが問題は幾つも存在していた。まずは個体数でスケイヴンを圧倒している人類の帝国。彼等は圧倒的な物量でスケイヴン達に対抗しつつロブート・グィリマンや帝国技術局の局長が主導する改革によって非常にゆっくりではあるが改善が進められており、スケイヴン達としてもこれ以上無視する事はできなかった。

 

そして帝国以外にもアエルダリ達やオルクといった異種族(ゼノ)の妨害もあった。アエルダリは暗殺やゲリラ戦でスケイヴンの戦力を削り、とある大族長が率いるオルクの大軍勢は定期的に襲撃を仕掛けてきていたのだ。

 

―そしてこの戦いには絶対守らなければならない条件などはない。グィリマンを殺す為ならばあらゆる手段を使用しても許される。狙撃や毒殺、惑星もろとも爆破しても大歓迎だ―

 

いい加減鬱陶しくなったスケイヴン達は人類の帝国の重要人物の一人であるロブート・グィリマンを始末し帝国を壊滅させようと決意したのだ。

 

―なぜならコイツが死ねば帝国は最早脅威ではなくなるからだ。何よりも"グィリマンの命"が大事なんだ。ぶっちゃけこの男を殺せなければ人間共を何百万匹殺しても意味がないんだ。コイツが生きているのが問題なんだ―

 

グィリマンが死ねば帝国の改革は頓挫し脅威ではなくなると考えた鼠の神とスケイヴン達はグィリマンに狙いを定め暗殺しようとしていた。まさしく絶体絶命のピンチであるがグィリマンとしては慣れたものだろう。

 

―さぁ我こそはと思う鼠達は今すぐ帝国に向かえ。グィリマンを確実に始末しろ。急げっ、乗り遅れるな、ディーモンプリンスとなって永遠の命を掴むんだ。"エンパイア・ラッシュ"だ―

 

グレーターディーモンの演説が終わりスケイヴン達は皆興奮した表情を浮かべる。永遠の命……ディーモンプリンスになるのを望む者が多数いる事を確認した偉大なる角ありし鼠(グレイトホーンドラット)はある程度満足気な様子を見せていた

 

―よし、無事餌に釣られたようだな。これであの忌々しい男も終わりだ―

 

永遠の命という餌でスケイヴン達を扇動したグレーターディーモンの手腕を認めつつ鼠の神はスケイヴンという種族をここまで成長させた自分の小間使いである転生者……ムスについて考える。

 

―あの男はいい拾い物だった……いや、よくないな。下らない拘りを未だに捨ててないし、そのせいで手下のディーモン共が変な言葉遣いになったし……一度軽く制裁しておくか―

 

自分への忠誠心と功績については認めつつもしょうもない拘りを捨てようとしないムスについて偉大なる角ありし鼠(グレイトホーンドラット)は微妙な表情を浮かべて一度制裁しておこうと決意するのであった。

 

 

 

 

<人物紹介>

●キャプテン・マウッスル

→40K世界で偉大なる角ありし鼠(グレイトホーンドラット)の側近として造られたグレーターディーモン。筋骨隆々な肉体でポージングしつつ演説をしてスケイヴン達を扇動するのが得意なディーモンである。40K世界のヴィジック・スカウアポジション。

 

 ムスのせいで変な言葉遣いになっているが能力と忠誠心は本物であり偉大なる角ありし鼠(グレイトホーンドラット)も渋々認めている。

 

 

 

●人類の帝国

→グィリマンやライオンやラス達が帰ってきた。ズタボロな帝国の惨状を見てドン引きしつつも再建を頑張っている。帝国の戦いはこれからだ!

 

 

 

●グィリマン

→他の総主長(プライマーク)が改革を手伝ってくれないので一人で改革を頑張っている。そのせいでスケイヴンや渾沌勢力から最重要抹殺対象となったが大丈夫だ、問題ない。このままだと暗殺されるより前に過労死しそうだが多分大丈夫だ、問題ない。

 

 

 

偉大なる角ありし鼠(グレイトホーンドラット)

→新渾沌の4大神として順調に勢力を拡大している。他の勢力からの妨害が鬱陶しいがいずれ銀河の主導権を握れるだろうと楽観視している。

 

 ムスについては忠誠心と功績は認めつつも、語録汚染した件については遂にキレて軽く制裁する事を決意した模様。

 

 

 

●鼠人間達(スケイヴン)

→相変わらず他の種族から嫌われておりしょっちゅう妨害されているが着実に勢力を拡大している。鼠人間達の戦いはこれからだ!




というわけで「俺達の戦いはこれからだ!」エンドとなりました。こんな稚拙な小説に最後までお付き合いいただき本当にありがとうございます。

WARHAMMER二次小説はこれが2回目ですが今回は一応完結させる事ができて本当によかったです。ではまた別の作品でお会いしましょう。
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