どけネフティス、こっちはアナハイムだぞ。 作:チト 熟練見張員
開始時はホシノ共々1年生です。
結果から言おう、
アビドス高等学校の生徒会長、梔子ユメは不慮の事故により命を落とした。
どうも、一般通過ブルアカ転生者だ。
好きなものは、お金とガンダムとホシノちゃんだよ!
前世でホシノ推しだったけど、今世ではアビドス高等学校に入学成功!
よかったね!
でも悲しいかな、ホシノ怒らせてアビドスを追い出されちゃった。
『お前のせいで…ッお前のせいでユメ先輩は死んだんだッ!!』
う〜ん……
てへ⭐︎
せめて優しくなぶり殺してね。
ここまで回想。
とまぁ、アビドス砂漠に放逐された私。
さてどうしようかこれから。
んー……
とりま黒服呼ぶか。
「黒服おじさん出ておいでー、出ないと
ーーーーーーー
「クックック…いつから、私の存在に気づいていたのですか?気づかれないように、対策していたのですが。」
「きっしょ、本当に居たんだ。」
「初対面の相手に口が悪すぎませんか?」
塀の間の暗闇からヌッと出てきたコイツは、倫理と道徳を浜でブチ犯して殺した系先生大好きゲス外道の、住所不定無職の黒服である。
分野は神秘医学科(?)である。
「でもお前、ホシノに色目使ってただろ。知ってるんだぞ。」
「……確かに、ホシノさんには是非私の研究を手伝っていただきたいと思っていましたが、他意はありません。」
「おぉん!?ホシノは女として見れないってか?!処すぞ?」
「貴女は話が飛躍しすぎです。」
黒服は、スーツから一枚の書類を取り出す。
「それはそうと、貴女はアビドスから追い出されてしまったようですね。もしよければ、我々のところに来ませんか?」
「はっ↑はっ↓はっ→、冗談きついよ?」
「いえいえ、私は本気ですよ。」
「砂漠で行き倒れに、法外な値段で水を売ろうってか?おおん!?」
「クックック、我々としては、リーズナブルな価格になっているかと。」
説明しよう。
黒服は、何かと契約させようとしてくるけど、大体は損するような契約内容しかないよ!
クソだね!
「なるほど、宿と三食つけるから、その代わりに実験に協力しろと??」
「ええ、簡単に言えばそう言うことです。学籍の無い子供は、このキヴォトスで生きてゆくには少々過酷すぎるでしょう?どうです、良い提案だと思うのですが…」
う〜ん、一見大丈夫そう*1な契約に見えますが、ここで安易にOKを出してしまうと、詰みます(n敗)。
な・の・で!
こっちから契約を提案しちゃいましょう。
いちいち相手の契約の不備を指摘するのは面倒だからね!
「なるほど、魅力的な話だな黒服。」
「クックック、では是非ここでサインを」
「だが断る。」
「……??なぜ??」
黒服が首を傾げる。
ここで早く回答してあげないと、なぜ?なぜ?なぜ?と、メンヘラ彼女並みの粘着力になって、窒息死します。心が。
「黒服、代わりに素晴らしい提案をしよう。」
懐から、いつ黒服から迫られてもいいように用意していた書類を取り出す。
「黒服、私を個人的に有期限雇用してみないかい?」
「……ほぅ?」
有期限雇用。
つまり、この日までならお前に付き合ってやれるぞ!という、期限を設ける作戦。
もし酷すぎる実験だったら、契約更新しなければいいし、黒服もそれを弁えて自制するだろ*2。
黒服の実験にずっと付き合って人生終わらせとうない。もっとやりたいことがあるんじゃあ!!
それに、雇用だから人体実験で負傷したら労災でるよね?つまり、お給料ボーナスタイムだ!
「なるほど、6ヶ月刻みで更新していくと…」
「もちろん、命に関わる実験はナシだぜ?当たり前田のクラッカーだよなぁ!?」
「ふむ、これではかなりコチラが不利な契約ですね。これでは契約できませんよ?」
はい、言うと思ったー
黒服って奴はねぇ、子供を見下しているんですよ。
なので、できるだけ安価で済ませようとしてくるんですよ。
それに相手が価値に気づいていないところを、あなたが知らなかったでしょう?とぼったくってくるのも、黒服の常套手段なのさ!
ホシノがいい例だ。この黒服、キヴォトス最高の神秘を4億ちょっとで買おうとしてたんだぜ!?なんてぼったくりなんだ!!この悪徳資本家のブルジョワの詐欺師め!!ホシノの可愛さを計上したら、余裕で100億円超えるだるぉう!?
「いいや?アンタはこの契約を飲まざるを得ない」
と言うことで、ここからは黒服との値切り交渉です。
「キヴォトス最高の神秘をお持ちのホシノさんならばともかく、貴女にここまでの譲歩をする必要はありません。我々が貴女を欲したのは、あくまで変えの利く神秘が欲しかったからですよ。あまり自分を高く見積りすぎないことです。」
「Doubt !!」
「?」
「黒服、お前は私が変えの利く程度だと言ったが、それはおかしいなぁ?」
「……何がでしょうか?」
「当然だ。もし仮に私が本当に変えが利く程度の存在と神秘であったなら、どうして私を監視していた?」
「……。」
「監視でもしてなきゃ、呼びかけられた瞬間に察知して出てくるなんてできないよなぁ?つまり、ホシノから目を離してでもこの絶好のチャンス逃したく無いほどのナニかが、私にあるんだ、違うか?」
さて、どうだ黒服?!
これで間違っていれば、私はただの恥ずかしい自意識過剰転生者になてしまうッ!!
「クックック…!!」
ええぃ、分からん。その笑い方は、どっちの意味なのか全然分からんぞ!?
「私はどうやら貴女を少々低く見積りすぎていたようですね。」
はい勝った。
G.G.お疲れ様でした。
遊び暮らし確定です。
「ええ、確かに貴女の神秘は、小鳥遊ホシノさんには劣りますが、それでもキヴォトス1、2を争うほどの神秘量です。それも、ホシノさんから目を離してでも手に入れておきたい程に。」
「ご苦労なこった!で、契約はしてくれるの?してくれないの?」
「ふむ…6ヶ月契約で、実験時以外は自由行動。死に至るほどの実験は禁止と…まぁ、何もないよりかは遥かにマシでしょう。その見返りに、我々が用意するものは…」
富?名声?力?
答えはNO。
そう、お金だ。*3
「金、それもかなりの額の金が欲しい。」
「いくらほど?」
「7777万円」
ラッキー7だぜ。
「…それほどの大金、私生活で必要なのですか?」
まだまだ続くぜぇ?
ずっと俺のターン。
「それからアビドスの地権。この地図に書いてある、ここから……ここまで。それから、ミレニアムの名簿表…それも、ここ2年以内に退学処分にされた生徒と、そのプロフィール、内申表も欲しい。」
「土地に人員…なるほど、起業ですか。」
「そそ。取り敢えず、ある程度の実験に区切りがついたら、経営が軌道に乗るまで休ませてもらうから。」
「クックック…面白いですね、ゲマトリアからも人員を派遣しましょうか?」
はぁ?な〜に言ってんだコイツ。
だーれがゲマトリアと組むかよ。
てかそれ、実質監視じゃねぇか!?
「いや、結構。この契約は、あくまで俺とお前の契約だ。ゲマトリアとは無関係だ。」
「…色彩に飽き足らず、ゲマトリアまで知っているとは…なぜゲマトリアは嫌なのです?私とだけ契約する理由は?」
「年増しババァ」
「……理解しました。」
ベアトリーチェとか、絶対関わりたくないねぇ!!
ゲマトリア最大の汚点は、倫理道徳の欠如云々より、ベアおばがいることなのさ!
全く、訳がわからないよ。あのババァのどこがいいのやら!
「じゃ、サインしよっか?」ニチャァ
「不測の事態はありましたが、無事契約に漕ぎ着けられてよかったです。どうぞ、末永い協力関係を……
裏月ビストさん。」
こうして、転生者こと裏月ビストの物語が始まるのだった。
ーーーーーーーーー
「ちょい待ち、そのどデカい注射を打つつもりではなかろうな?」
「……契約どおり、死にはしませんよ。」
「それ絶対あかんやつぅ!!待って死ぬ死ぬ t ピッ!!!…………」
裏月ビストの未来は、前途多難である。
別作品の息抜き書いた駄文。
そう、この話はストックが無い。
つまりどういうことか…?
更新が亀。
そういうことである。