特急ワイドビュー「しなの」木曾・信濃路殺人事件   作:新庄雄太郎

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以前は381系の特急「しなの」を制作しましたが今度は383系「しなの」を登場します

383系「しなの」に乗った事があったらコメントをお願いします


第1章 お客の忘れ物

私がこの老人にあったのは、一昨日の金曜日の事だった。

 

「すいません、ビニール袋に入っていた腕時計は知りませんか?。」

 

と、1人の老人が言った。

 

「いいえ、届いてありませんけど。」

 

「そんな、確かにここで置き忘れたんだけど。」

 

そこへ、南は老人に声かけた。

 

「あのー、どうしましたか?。」

 

「はっ、あなたは。」

 

「鉄道公安隊の南と言います、何があったんですか?。」

 

と、南は手帳を見せた。

 

「実は、腕時計を置き忘れたらしいんですよ。」

 

「どんな腕時計でしたか?。」

 

「銀色の腕時計で、ビニール袋が入っていたんです。」

 

と、老人は南に言った。

 

「ほう、なるほどね。」

 

「早く、探してください。」

 

「わかりました、とにかくお忘れ物預かり所へ行ってみますか?。」

 

「えっ、はい。」

 

東京駅お忘れ物預かり所

 

「わぁー、よかったよかった。」

 

「では、ここにサインをお願いします。」

 

「はい。」

 

そして、井原は老人に言った。

 

「いやー、ありがとうございました。」

 

「いえいえ、そんな。」

 

「私は、小橋 豊と言います。」

 

「私は、南です。」

 

そして、南は小橋を新幹線ホームへ向かった。

 

「本当に、いろいろ有難うございました。」

 

「いえいえ、これも仕事ですから。」

 

「では、私はここで。」

 

「これからは、何処へ行くんですか?。」

 

「私は名古屋から特急に乗って長野へ行くんですよ。」

 

と、小橋は言った。

 

「ほう、新幹線に乗って長野ですか?。」

 

「はい。」

 

そして、駅のアナウンスが流れた。

 

ファーン!

 

小橋は東京駅で新幹線「のぞみ」に乗って名古屋へ向かって走り去っていった。

 

「へぇー、その老人が。」

 

「ええ、探すの苦労しましたよ。」

 

「それで、見つかったんですか?。」

 

と、小海は南に言った。

 

「ええ、今お忘れ物預かり所に確認したら届いていたそうです。」

 

「そうか、それはよかったな。」

 

「ええ。」

 

「ところで、その老人は。」

 

「ついさっき、東京駅で新幹線に乗って名古屋へ向かって言ったよ。」

 

「何処へ行くとか言っていなかった?。」

 

「ええ、確か長野へ行くとか言っていたな。」

 

「長野だって。」

 

と、松本は言った。

 

「ええ。」

 

「でも長野へ行くには長野新幹線「あさま」に乗ると便利の筈だよ。」

 

「確かにそうだけど、彼はよく新幹線「ひかり」か「のぞみ」に乗ってよく名古屋から特急に乗って長野へ行くそうです、以前は長野から特急「あさま」に乗って東京へ帰京していたそうです。」

 

「ほう、という事は行きは「ひかり」と「しなの」、帰りは「あさま」か。」

 

「ええ、昔長野へ行く時によく乗っていたそうです。」

 

「そうか、特急「あさま」は97年のダイヤ改正で廃止になったんだな。」

 

「ええ。」

 

ところが、翌日事件が起きるとは予想もしなかった。




次回は信州で事件が起きる

ご期待ください

参考小説「ゆうづる5号殺人事件」原作 西村京太郎 
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