魔法銃士物語   作:やきとり

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ウプ………


第四話(後半)

四時間目の体育も終り体操服から着替えて昼食の準備に取りかかる

先ほどの授業で仲良くなった泉も一緒に五人で弁当を教室で開いて食べ始める

ちなみに内の学校は給食がないのでいつも弁当になる

 

「亜子は関西からこっちに引っ越してきたんだ」

「せやねん、だから方言で色々と聞きにくかったりするから大変なんや」

「あぁ、それはどうしようもないね〜なれるまで頑張るしか無いニャ〜」

 

内の女子達は和泉の話に興味深々のようだ

まぁ、お互いを知るには必要なことだからな

そうしていると話題は大阪についてになっていく

 

「大阪って言うとたこ焼きとかお好み焼きにご飯がついてくるって言うけどあれは本当?」

「あぁあれな〜お好み焼きは定食であるで?たこ焼きはある所はあるけどそこまで有名ではないなぁ〜」

「そうなんだ〜でもあれって美味しいの?」

「うまいで?お好み焼きのふわとろっっとした感触にご飯のふんわりした感じが混ざってソースの風味が白米に合うんや」

「へ〜こんど試してみようかな?」

「一度食べたら病み付きになるんよ〜」

 

結構人気があるメニューらしいからな

そんな和泉のお弁当は別段大阪っぽいたこ焼き弁当って分けでもなく至って普通の弁当だ

ちなみにアキラは俺と同じ内容のたこさんウインナーメインの野菜炒めや卵焼きのオーソドックスな弁当

千鶴は良い食材をつかってるのが目に見える内容の弁当だな地鶏とか

裕奈は女の子っぽい感じの見た目をしてる、ピンクとか特に

 

「それにしても千鶴さんのお弁当は美味しそうやな」

「そうかしら?」

「うん、千鶴のは凄く美味しそうだよ」

「なら食べてみます?」

「ええの?」

「ええ、構いませんよ」

 

そう言って皆にお弁当を差し出す千鶴

和泉とアキラと裕奈がそれを一口もらう

 

「うまっ!千鶴ちゃんこれ美味しいよ!」

「ホンマ!凄く美味しい!」

「凄く美味しいね、あ、私のも食べていいよ?」

「あら、じゃあ一口もらうわね?」

 

そう言っておかず交換が始まる皆が各々のお弁当を交換して食べる中俺は別段参加せずそれを見ていると四人がこっちに気づいた

 

「あれ?コウ君はいらないの?」

「あ、いや、俺の弁当はアキラに作ってもらってるからなちゃんと俺が食べようと思って」

「え?そ、そんなの気にしなくても良いのに…///」

「へ〜アキラとこーくんは一緒のお弁当なんや〜……一緒に住んでるん?」

「いや、そうじゃないが今うちに両親がいなくてな、それで気を利かしてくれてアキラが俺の分と一緒に作ってきてくれるんだ」

「そうなんや、中がええんやな?」

「まぁな、幼なじみだしな」

 

そんな会話をしていると千鶴から視線を感じてそちらを向いてみると

 

「あ〜ん♪」

「え?」

「あ!ずるい!私も〜あ〜ん!」

「ちょっ!?」

「あ、あ〜ん……」

「アキラもか!?」

「これは、うちもやるべき?」

「やらなくていいから……」

 

その後俺は三人のあ〜んをちゃんと食べた時に昼の終わりを告げるチャイムが鳴って昼食は終わった

 

五・六時間目 図工

 

この時間は絵の授業の用で外に出て描いてきてもOKとのことで

俺たちは今外に出てきている

場所は大通りにある噴水の近くだ

 

「私こうやってじっと何かするのは苦手だな〜」

「あぁ〜ちょっとわかるわ〜体がうずうずするんな〜」

 

裕奈と和泉の二人は絵を描くのは苦手のようだ

 

「そうかな?私は結構好きだけど…」

「私もたまにはこうやってじっとしてるのも良いと思うわ」

 

逆にアキラと千鶴は絵を描くことは好きみたいだ

どちらかと言うとじっとして何かするのが良いのかもしれないけど

 

「こーくんはこういうのは得意なん?」

「そうだな、嫌いではないな」

 

絵を描くのは嫌いではない

イラストなんかも書いたりするからな

アニメや漫画は文化だと思う

 

「コウは絵描くのうまいんだよ」

「そうそう、写真か!ってくらい」

「えぇ〜?うそだ〜」

 

和泉は二人の言うことを信じられないようだ

 

「ふむ、そうだなできたら見せてるさ」

「見たらびっくりするわよ?」

「期待しとくわ」

 

そうして俺たちはそれぞれ噴水近くの絵を描き始めた

俺はなにを描こうか?

無難に噴水と言うのもつまらないな

ん?あそこにコーヒカフェがあるな……あれでいいか

 

そうして俺も描き始める

 

・・・・・・・・・・・・・静かだな

やはり絵を描き始めると皆も喋らなくなる

まぁ、集中している証拠だな

 

・・・・・・・・・・・・・・・・・・そろそろだな

 

「うにゃーーーー!もう我慢できない!」

「うわぁ!なんや!?どうしたん?」

 

裕奈が我慢の限界が来たようだ

裕奈はバリバリのアウトドア派だからな、3分もじっとしてられないだよな・・・

 

「も〜適当でいいや〜」

 

そう言ってさらさらと書き出す裕奈

するとすぐに出来上がったようだ

 

「どうだ!」

 

裕奈は噴水を描いた……はず

四角い箱のようなものから水?のようなものが湧き出てる……

噴水?の周りにはおそらく風景である建物が四角のみで構成された並んでいるがその様は高層ビルのようだ

………うん、裕奈らしいね

 

「…裕奈らしいと思うよ」

「そうね、裕奈ちゃんらしいわ」

「やね」

 

三人も同意見らしい

その後は俺たちも書き終わらせてそれぞれのお披露目になった

 

アキラの場合

 

「私はそこのベンチと猫さんを描いたんだけど……」

 

アキラの絵は木製のベンチに猫が丸まっている絵のようだ

ベンチや猫の絵も巧く描けているしこれなら高評価ももらえるだろう

只、周りの風景をもう少し手直しすればもっと良くなるだろうな

 

「此処をもっと距離感をわかりやすくするともっと綺麗にかけるぞ」

「あ、本当だ今度から描く時に気をつけるね」

「そうするといい」

 

千鶴の場合

 

「私は普通に噴水を描いたわ」

 

千鶴は普通に噴水を描いて周りの風景を描いたようだ

噴水の形や周りの風景も細かく描いてありかなり巧い

特に手なしもする必要はなさそうだ

 

「うん、さすが千鶴だな」

「ふふ、ありがとう」

「うわ〜二人とも巧いわ〜」

 

和泉の場合

 

「うちはあんまし巧くかけへんし無難に噴水にしたわ」

 

和泉も同じように噴水を描いたようだ

噴水や周りの景色を描いているのは千鶴と同じだが比べるとやはり少し落ちる

けど描く時に線をしっかりとして描いて形をしっかりと見れればもっと巧くかけるな

 

「此処の噴水の書き方は外側から少しづつ描いていってそこを中心に周りの風景も描くともっと綺麗に見えるぞ」

「あぁ!ほんまや!うわ〜ためになるわ〜」

「絵は書き方を覚えれば後は簡単だぞ」

 

俺の場合

 

「俺はカフェを描いた」

 

俺は近くのカフェの絵を見せた

 

「「「「うわ〜……」」」」

「うますぎや!何やこれ!?」

「やっぱりコウの絵は上手だね」

「そうね、さすがだわ」

「う〜ん写真をそのままはったように見えるね」

 

俺の絵の評価は良好のようだ

その後は俺たちは教室に戻り提出すると俺の絵は売って欲しいと先生に言われたのは少し困った

 

そして帰りの会を終え俺たちは帰宅途中

 

「あれ?和泉の家は俺たちと近いみたいだな」

「そうやね、うちもびっくりやわ」

 

俺とアキラは隣なので最後まで一緒で千鶴は車でのお迎え、裕奈は途中まで一緒だ

そして和泉だがなんと結構近所見たくほとんど最後まで一緒だった

 

「そっか、亜子はお兄さんがいるんだね」

「うん、いつも服とか散らかしてるだらしないお兄ちゃんやけどね」

「兄弟か、俺たちの中で兄弟姉妹がいるのは千鶴だけだな」

「そうなん?」

「あぁ、千鶴の家は那波重工って言う財閥でなそこの四女が千鶴なんだ」

「へ〜じゃあ千鶴さんはお嬢様なんやな」

「そうだが、あんまり本人には言うなよ?結構気にしてるからな」

「そっか、気をつけるわ」

 

話をしていると泉の家に着いたようだ

 

「此処がうちの家や」

「やっぱり近いな、俺達はこっから500mくらいいった先が俺たちの家がある」

「そうなん?今度遊びにいこっかな〜」

「別に構わないよ、くるときは言ってくれ」

「私も大丈夫だよ」

「ほんま?じゃあその時はよろしく頼むわ……ん?」

 

そう言うとにっこり笑う和泉

すると和泉は何かを見つけたようだ

 

「あれは猫?ちっちゃいなぁ…」

「ん?そうだな」

「わぁ、ちっちゃいね」

 

視線の先には子猫がいたようだ

和泉はその子猫に近寄っていくとその子猫を抱きかかえるその時

 

プウウウウウウウゥゥゥゥゥゥ!!!!

 

一台のトラックが泉の方へと向かっていく

 

「きゃあぁぁ!!」

 

アキラが叫び目を背ける

和泉はとっさのことに反応できていない

 

「くそっ!戦いの歌(カントゥス ベラークス)!!」

 

俺は身につけている指輪型の指輪に瞬時に魔力をこめて身体能力向上の無詠唱クイックスペルを発動する

そしてこの間覚えたばかりの瞬動術で和泉を庇う

 

「和泉!!」

「きゃあ!」

 

和泉は壁際の方に押されて子猫ごと少し飛ぶ

それによってトラックからひかれない場所まで無事飛ばせたがこの場所だと俺がひかれるな

そしてトラックは止まること無く俺にぶつかる

 

「くっ!?」

 

さすがにトラックの衝撃は強く、いくら身体能力向上の魔法を使っているからと言っても限度はある

俺はそのまま吹き飛ばされて道路に転がされる

 

「「コウ(こーくん)!!」

 

二人ははねられた俺に対して悲鳴にも近い声で俺の名前呼ぶが段々と俺は衝撃のせいで脳が揺れてしまったらしく意識が遠のいていく……

 

「コウ!コウ!」

「こーくん!」

 

二人は俺に駆け寄って俺の名前を呼ぶが段々声も遠のいて聞こえてくる

そして二人の声が聞こえなくなった時に俺は意識を手放した

 

 

 

 

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夢を見ている

俺がこの世界に来る前の前世の記憶

「■■■■」だった時の記憶だ

 

普通に朝起きて、会社に行く準備をして、電車に乗って会社で働いて、下げたく無い頭を下げて、そして帰りに同僚達と一緒に飲みにいって、家に帰って風呂入って眠る

 

普通の日常だった

楽しく無い訳ではない、辛いこともあったけど色々と楽しいことだって辛いことと同じだけあった

けど、この日常より今の方が楽しいんだ

アキラがいて千鶴がいて裕奈がいて両親がいてマスターがいてそして今日和泉と新しく出あった

此処は居心地が良くて

楽しいから、だから

 

そろそろこの夢から覚めないとな

あいつらに、心配かけたく無いから

 

そして、俺は夢から目を覚ます

 

 

 

 

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

 

 

 

 

目が覚めたら知らない天井だった

 

「……二度目かよ」

 

おそらく病院のベットだろうな

回りを見渡すとベットの上にアキラ達が寝ていた

近くに看護師さんや医者の気配がないので俺はナースコールのボタンを押した

すると少しして看護師さんは少し急ぎ気味で中に入ってくる

その音にみんなが目を覚ます

 

「ん…コウ!もう大丈夫なの!?」

「コウ君!」

「晃太君!」

「こーくん……」

 

四人が心配そうに俺のことを見る

 

「あぁ、大丈夫だ体も特に痛みも何もない」

「そっか……良かった…」

 

アキラがそう言うと目を潤ませる

それに合わせて裕奈と泉も目を潤ませて泣きそうになる

千鶴も心配そうな顔をしている

 

「ま、まて!泣くなよ!ほら、俺ピンピンしてるから!」

「そ、それでも……心配したんだから……」

「そうですよ、アキラちゃんから聞いたときはその場で座りこんじゃったんだから……」

 

そう言って顔を伏せる裕奈と千鶴

そして看護師さんはそんな雰囲気に気を使って部屋の外に出たようだ

 

「こーくん…ごめんなさい、うちが、うちのせいで……」

「あ〜気にするなって言っても気にするんだろうし……まぁこれだけはわかってくれ」

「……なんや?」

「無事で良かった」

 

そう言って俺は和泉の頭を撫でる

すると和泉の潤んだ目が我慢の限界で泣き出してしまったようだ

 

「ううぇぇぇん!ほんま、ほんまにごめんなさい!ヒクッ…ほんまにごめん」

「ん、そうだな……ごめんじゃなくて」

 

俺は和泉の頭を撫でながら言う

 

「ありがとうの方が良いな」

「ううっ、うん、ありがとう…こーくん」

 

その後に来たお医者さんによって四人は部屋を出るように言われて四人は部屋を出て行く

そして診断が始まる

 

「うん、体に異常はなさそうだね」

「ん、そうすか…」

「事前に使った魔法のおかげだね」

「あぁ、やっぱり関係者なんですね」

 

入ってきた時にこの人から魔力を感じ取ったからな

 

「うん、学園長から君の話は聞いてるよ?優秀な「偉大な魔法使い」(マギステルス・マギ)候補だって」

「そうですか」

 

あの人は直接の面識は少ないが結構お世話になったこともあるから

その後治癒魔法をかけてもらい今日中にも退院もできることを聞き一安心した

 

そして退院後

 

和泉以外は夜も遅く家に帰ったらしいが泉は俺が心配だからと最後まで待っていてくれたようだ

 

「……本当にありがとうこーくん」

「ん、もう気にしなくても良いよ」

「そんなん無理や…一生気にしてまうわ」

「ふむ…なら、今度一つ俺のお願いを聞いてくれないか?」

「お願い?」

 

そう言うと俺の顔を覗き込んでくる和泉

 

「そ、今はまだなんも考えつかないけどその時になったら聞いてくれないか?」

「……わかった、何でも言ってええよ?こーくんはうちの命の恩人やから」

「その時は頼むよ」

 

そうこうしてると和泉の家の前につく

和泉は最後まで送ってくつもりらしいがさすがに夜も遅いので断った

 

「こーくん」

「どうした?」

 

去り際に和泉が俺を呼び止める

 

「あんな?うちのこと…亜子って読んでくれへん?」

「いいのか?」

「うん、こーくんにはそう呼んで欲しい……」/////

 

頬を赤らめて言う

 

「そうか、じゃあ亜子(あこ)……で良いのか?」

「うん!」

「じゃあ今度からはそう呼ばせてもらうぞ?」

「うん、これからもよろしゅう…こーくん」

 

そして亜子と分かれて俺は自宅に着くと俺はまあ先に自分の部屋のベットに倒れる

さすがに体が無事でも精神的にくるもがある

こんなことマスターにばれたら大変なことになるな

修行のメニューが厳しくなる、氷付けから砕かれてしまう

そんなことを考えていると段々と眠気が襲ってきたので俺はその眠気に身を任せてその日を終えることにした

 

 

 

後日、マスターには今回のことがばれて修行のメニューがさらに厳しくなったのだった

 




どうも
今回は亜子ちゃん回ですね
一応毎日更新を目指して書いていきますが更新が遅れたらごめんなさい

後、感想ありがとうございます
感想を送ってくれたID:g0Vr5jBEさんとt.o.mさんありがとうございます
感想や指摘は励みになりますのでぜひとも書いていってください
ついでに評価もくれると感謝です
それではおやすみなさい・・・
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