魔法銃士物語   作:やきとり

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夜の作業…眠い


第七話

『ベリアル』

 

ソロモン72柱の68位、強大にして強力な王であり80の軍団を率いるもの

かつてルシファーに次いで作られた天使で元々はミカエルよりも高い位階にいたとされる

その姿は燃え上がる戦車に乗り、美しき天使の姿であったと言われる

 

そう、彼のものは「魔王」魔物や悪魔達の王なのだ

そして、そんな存在が俺とマスターの目の前にいる

 

『さて、久方ぶりの召還だが…私を呼んだのはそこの人間のようだな?』

 

ベリアルは俺の方に顔を向けて話しかけてくる

だが俺は未だにベリアルから発する重圧に体が負けてしまっている

 

『む?……そうか、私の魔力に体が耐えられんのか…よし、これでどうだ?』

 

そうベリアルが言うと俺の体にかかっていた魔力が消える

 

「あぁ、だ、大丈夫だ」

『ふむ、それで人間よ…私を呼んだのは其方か?』

「そうだが…」

『そうか、ならば問おう…私を呼んだからにはそれ相応の理由があるのだろう?』

 

そう言って不適に笑う

やばい、使い魔を召還するつもりで召還したら貴方が出てきましたなんて言えない…

 

「まて、ベリアルと言ったな…何故お前ほどの悪魔がこの程度の触媒で召還された?魔法陣と血の触媒のみで魔王が召還されるほど甘くは無い存在のはずだぞ?」

 

マスターが話を遮りベリアルに問う

確かに、ベリアルほどの魔王が何故この程度の触媒で召還されるはずが無いのだ

俺はベリアルを見ていると…

 

『それは簡単だ、そこの人間の適正が高かっただけだ』

「適正が高かった?」

『あぁ、私は炎の王としての面を持つ、そしてそこにいる人間は炎の適正が恐ろしく高い…それも人間とは思えんほどな』

「炎の適正だと…いや、確かにこいつの場合は火と氷と闇の適正が恐ろしく高かった…つまりそれが原因か」

 

あぁ、神様特典ってそこまですごいものだったのか

確かに魔法の才能はもらってますけど此処までの存在を呼ぶほどとは……

 

『して、質問はもう良いか?それで私を呼んだからにはそれ相応の願いがあるのだろう?』

「えっと…俺の前衛として戦ってくれる使い魔を召還しようと思ったんですけど…」

 

最後の方はさすがに敬語になってしまう

何せ魔王に使い魔になれって言ってる訳だからな…

 

『ほう?私に使い魔になれと……くっ、くくく、はっはっはっは!!面白い!そのようなことを言ったのは未だかつてソロモン王くらいのものだ…ふむ、素質で言えば悪く無い…魔力も高い…か私を扱うだけの下地はあるな…』

 

そう言って考え込むベリアル

もしかして行けるか?

 

『ふむ……わかった私のこれから出す試練を見事達成したのならば私自身が使い魔契約を結んでやろう』

「本当か!?」

『あぁ、だが…もし失敗したら其方の命をもらっていくぞ?それでも良いか?』

「試練……少し考えさせてはもらえないか?」

『ふむ、よかろう…しばし待つとしよう、吸血鬼よワインを持ってはいないか?久方ぶりに人間界のワインが飲みたい』

「ワインだと?…まぁよかろう、今もって来てやる」

 

そう言ってその場から離れてワインセラーに向かうマスター

てか、この場に俺を一人にしないでください切実に……

とにかく、俺は試練について考えねばいけない

 

「なぁ、ベリアル…試練は何をするんだ?」

『む?試練の内容か、何簡単だ私と戦い生き残れば良い…制限時間をもうけよう、そうだな……1時間私を相手に生きてれば良いそれだけだ』

「1時間……」

 

炎の王相手に1時間……生き残れるのか?

相手は魔王、それこそマスターと同じかそれ以上の存在だ

俺自身の能力は未だ『強い魔法使い』程度でしかない

それは、マスター達『最強の魔法使い』からしたら天と地の差がある

その差が1時間保てるかどうかだ……まだ、奥の手は残している

開発をしたが完全に完成はしていない、後一歩…その一歩を埋めるピースがあれば1時間と言う時間を埋めることは簡単だろう…がその時間がない

 

「一つお願いがある」

『なんだ?人間よ』

「時間が欲しい、万全の準備をするための』

『……いいぞ』

「そうか……って良いのか?」

『あぁ、その間私は此処でだらだらとさせてもらうだけだ』

 

そう言っているとマスターがワインを持ってきた

 

「ほれ、これで良いか?」

『ほう?中々に良いワインだ…さて、私はしばらくゆっくりするのでいくらでも時間をかけると良い』

「は、はぁ…分かった、お言葉に甘えさせてもらうよ」

「む?どうした?何のことだ?」

「ええと、じつは…」

 

マスターに事情を説明した

すると

 

「そうか、ならぼーやを鍛える時間も余裕ができたな」

「はい、それで……お願いがあるんです」

「なんだ?言ってみろ」

「俺が今開発してる魔法を作るのを手伝って欲しいんです」

「魔法の開発だと?先ほど見せた「世界を破壊し尽くす炎の魔剣」の様なものか?」

「そうです、「術式統合」の技術を完璧にしたいんです」

「「術式統合」…ふむ、面白い!其の手伝い喜んでやろうじゃないか!それに、先ほどの褒美だ、私の愛用の魔法もいくつか教えてやる」

「ありがとうございます、マスター」

「それではさっそくやるぞ!あぁ、ベリアル、この敷地内のものであれば好きにしていいぞ、ただし地下のワインセラーは私に一声かけてからにしてくれ、あれは私のコレクションなんだ」

『了解したよ、吸血鬼』

 

そして、俺とマスターによるベリアルとの戦いに向けての魔法開発が始まった

最初に取りかかったのは俺が構想していた魔法について

それは全部で四つあった、そのうちの一つは「世界を破壊し尽くす炎の魔剣」だ

あれのコンセプトは「最大火力」だ

俺の今までの最大火力魔法は「奈落の業火」だった

それでは正直火力不足もいい所だった時に考えついたのが「世界を破壊し尽くす炎の魔剣」だった

「燃え盛る炎の神剣」を見てこれの火力を上げればかなり強い魔法になると思ったのがきっかけでできた魔法だ

そして、残りの三つについてはコンセプトで言えば「超広域殲滅」と「防御と攻撃の両立」と「防御の無効化」の三つをコンセプトに作ろうとしていたが全く持って完成までに至らなかった

そしてその開発途中の魔法をマスターに見せると足りなかった部分の案を出してくれた

そして残りの三つの魔法が完成した後、今度はマスターの愛用の魔法に取りかかった

 

魔法球の中の日数で三日の日数がたった

今の魔力は全快、体調は万全、後は気構えのみ

さて……魔王に勝ちにいこう

 

そして俺ベリアルの元に向かうとベリアルはマスターの従者のチャチャゼロとチェスをして遊んでいた

 

『ふむ、どうして中々…む?其方か、準備はもう良いのか?』

「あぁ、もう大丈夫だ」

『そうか…人形よ、この続きはまた後でにするとしよう』

「ケケケ、ショウガネェナ」

 

いつの間にそこまで仲良くなったのだろうか

気になるが今は集中するのが先だ

 

そして俺とベリアルは砂浜に行きお互い向き合う

既にベリアルからはかなりの重圧を感じる…

 

『ほう?このレベルなら耐えられるようになったのか…ならば、少しは楽しめそうだ…』

「あぁ、勝つとはいわない……だが、負けない」

『くくくっ…悠久の時の中…久方ぶりに私を楽しませてくれよ?人間よ!』

 

その台詞でお互いの魔力が高まっていく後はマスターの合図で始まる

 

「では、今からきっかり1時間だぞ…始めぇ!!」

 

そして俺とベリアルの戦いが始まった

まず始めに攻撃モーションに入ったのはベリアルだった

背中の翼から業火をこちらに放つ

 

「『解放・氷瀑』!」

 

俺は氷瀑によって業火を打ち消しこちらの攻撃への準備を始める

 

「『解放・冥府の氷柱』!アルマ・カルマ・アブソリュート!者ことごとくを侵し尽くし、事ことごとくを燃やし尽くす 『侵略せし(Fiamma di )冥府( aggressione)の炎(a Shi inferi)』!」

 

最初に冥府の氷柱によって相手の牽制を行う

それを避けるベリアルに向けて新しく開発した『防御の無効化』をコンセプトに作った魔法「侵略せし冥府の炎」を放つ

この魔法は相手の障壁を分解しそして破壊する効果を付属して放つ魔法だ

ただし、威力で言えば燃える天空と大差はない、故に…

 

『中々に面白い炎だ、だが私に炎の魔法はまず効かないぞ?』

 

やはり、生半可な火力で炎の王に通用するはずが無い

だがこれで良い、これで炎系の魔法を切り捨てることができる

俺は右手と左手の魔法を解放する

 

「『右手解放・凍る大地』『左手解放・守護氷陣』術式統合!『絶対零度(アブソリュート)の壊れる世界(ブレイクワールド)』!」

 

これは俺が開発した魔法『守護氷陣』に凍る大地を術式統合することによって開発した『超広域殲滅魔法』だそして俺はこれを・・・

 

『ほう?その魔法を放つか…いや違う固定だと?』

「固定!掌握!術式兵装『永久氷界』」

 

俺はその魔法を術式兵装する

この魔法の威力はそれこそ『世界を破壊し尽くす炎の魔剣』並に高くそして範囲だけで言えば全ての魔法の中で最も広い範囲の一万フィートを誇る

そんな魔法を俺は闇の魔法によって術式兵装するこれによって上位氷魔法の無詠唱、完全氷化、炎熱無効の能力を得る

そう、対ベリアルにおいてはこれほど有利な魔法は他に無い

そして俺は冥府の氷柱を100ほど出す

 

『ほう!面白いぞ!人の子よ!!』

 

そのことごとくを燃やし消滅させるが俺には炎熱系の効果は無効かしている

それ二kづいたベリアルは俺に近づいてくるが

 

「『守護氷陣』」

『何!?』

 

俺の開発した『攻撃と守備の両立』を達成させた魔法だ

これhあ自分の周囲300m以内に氷槍を発動させ対象者を凍らせる

しかしこの程度で凍るはずも無くベリアルは距離を置く

 

『くくくっ、やはり面白いな其方は…このままいけば1時間などあっという間だな…よし、いまより我が今放てる最大火力を放つ、見事それに絶えきったら其方の勝ちで良いぞ』

 

渡りに船だ

このまま耐えるより一発を耐える方がまだ可能性がある

そして俺は最後のストック『絶対零度の壊れる世界』を放つ準備をする

 

『いくぞ!私の最大火力!『虚無なる獄炎』』

 

そしてベリアルから放たれる炎の壁

その火力は今までに無い馬鹿みたいな火力の技だ

しかし、ここで死ぬわけにはいかない!

 

「『解放!『絶対零度の壊れる世界』!!」

 

俺が今放てる氷雪系魔法最大の魔法を放つ

そしてお互いの魔法がぶつかり衝撃が俺を襲う

 

 

そして勝負は……

 

『見事だ、人間…』

「はぁ、はぁ、はぁ、…なんとかなった…」

『認めよう、其方は強き人間だ…私が契約をするに値する……我が名はベリアル、この名を今より其方に預けよう』

 

そう言って俺の目の前でかしづくベリアル

やった、これでもう…眠れる

 

『契約者よ?眠るのか・・・?』

「仕方ないだろう、緊張が解けたんだ……後、俺の名前は御門晃太だ、来れからよろしく頼む…」

『あぁ、よろしくされてやろう…マイマスターよ』

 

そして俺はこの後に完全に意識を手放した

 

こうして俺は魔王と契約したのだった




今日?二回目です
つかれました…
これで主人公には魔王の使い魔ができました〜
すごいね妙ちゃん

それと、感想、評価は随時募集中ですよ〜
できればくれると嬉しいですよ〜

それではお休みです
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