序章のボスのデュラハンとの決戦と終盤にアイツが現れます。
それと、ニコの曇らせ展開がありますのでご注意を
クリティホロウ内
「ガウゥゥ、ホロウに侵食されて化け物になった、ガジガジ…」
そう言いながらアンビーがビリーの手を噛んでいた。
「おいアンビー、手を噛むのはやめろ……つーか歯は大丈夫なのかよ!?」
「ごめんなさい、ニコを笑わせようと思って…私はこういう事に向いてないと再確認した。」
「でも確かに、随分長くホロウの中に居るよな俺たち。エーテル適応体質だっていっても化け物になるスピードが遅いだけで……そういや悠介も長いこと変身してない状態で保ってるな」
「多分このベルトのおかげかな?昔、キノコの怪物の毒の胞子吸わされて生死を彷徨ってたんだけどベルトの生命維持装置らしきモノでギリギリで生きてられたし」
「よくそんな恐ろしい話をサラッと言えたな…」
腰に巻かれたアークルを指さし、悠介はメ・ギノガ・デとの戦いで死にかけた話をビリーに聞かせた。
その傍で、ニコは三角座りしながらなにやらボヤいていた。
「はぁ…あたしらしくないことをしたわ…金銭至上主義の邪兎屋…自分のこと以外はどうでもいいのがあたしの信条だってのに」
『ニコは自分が思う程銭ゲバじゃ無いってこと!』
「はは、別に慰めなくていいわよ。ストリートで育った人間の本質はあたしがよく知ってーーイヤアアアアア!!?」
突然、イアス越しから発したリンの声にニコの反応は遅れて悲鳴をあげた。
『ニコ、もうちょっと嬉しそうにしてくれてもいいのに』
「プロキシ!?本当にあんた達なの!?」
『お待たせ。実はさっきから居たんだけどね?ビリーとアンビーが騒いでたのにニコは感傷に浸ってて気づかなかったみたいだね』「って事は…全部聞かれて…うっ、うぅぅぅ〜〜!!」
既に再接続されてたのは十数分前、その時に悠介とビリーとアンビーは気づいて騒いでいた(特にビリー)のだがニコはその際感傷に浸ってた事で気づいてなかったのだ。
「けどまぁニコの素顔が見れて嬉しいよ?」
「あ、あんなの、素顔じゃないっての!!無駄話はいいから金庫奪還作戦、続行するわよ!」
顔を真っ赤にしながらニコは立ち上がり歩き出した。その態度に皆は笑顔で彼女について行く。
廃棄された地下鉄の深部まで来たニコ達。
メモリディスクと同じ特徴の信号を追跡しながら皆に接続が切れた間の出来事を手短に説明した。
「成程、連絡が途絶えたのは店長の設備が謎のハッカーに乗っ取られたのが原因だったんだな」
「ニコが依頼料をケチった事を怒ってたワケじゃないんだ」
『ちょい待ち、本当はもっと払えたの?』
リンは依頼をケチってた事を口にしたアンビーに反応した。
「アンビー!余計な事を言わないで!…それでプロキシの聞く限り一番怪しいのはパスワードが保存されていたメモリディスクよね?そのハッカーはソレを介してあんたを見つけたのかしら?」
「H.D.Dの脆弱性診断を行ったけど、確かにその可能性が一番大きい。」
「それじゃあ赤牙組の連中も誰かに依頼されて金庫を奪ったって事になるわね…」
「俺達と一緒だな!」
赤牙組が誰かに依頼されて金庫を奪い、その金庫を別の誰かが邪兎屋に依頼し金庫を奪わせた事になる。
「プロキシ先生の介入がなかったら私達が正体不明の黒幕と対峙する事になってた筈…」
「やっぱ店長は頼りになるぜ!まるでスターライトナイトの相棒犬のメテオマットみてぇだな!」
『ねぇビリー?今、私の事をワンちゃんって言った?』(^言^)ゴゴゴゴ
「ち、ちげぇって店長!?そーゆー意味で言ったんじゃ…」
犬扱いされた事にリンは黒い笑みになる。イアス越しからリンの圧にたじろぐビリー
「はぁ…あの時は多額の報酬に目が眩んだけど結局今回もロクな仕事じゃなかったわね。もう二度と情報屋の口車には乗らないんだから!帰ったらサッサとこの火の粉を振り払って仲介業者に2倍の報酬を要求してやる!」
怒りを露わにし、仲介業者に文句を言おうと決めたニコ。情報屋には騙されないと口にしてるがどうせまた口車に乗せられそう
「なにか言ったかしら?」
イエ!マリモ!!(0w0;)
「ニコ、ホロウでの探索を急ぐ必要がある。私達の滞在時間がエーテル適応体質の限界に迫ってる。侵食の影響で戦闘力が下がったりしたら、金庫の探索中に起こり得るアクシデントに対応出来なくなると思う。」
「アクシデント?侵食で異化しちまった赤牙組のオッサンーーつまり、あの上級エーテリアスの事か?」
「そう。恐らくデュラハンは今もホロウの中で私達を探している」
ハッカーからの妨害でかなりの時間を食ってしまい、彼らは何時侵食してエーテリアスになるかもしれない状況だ。
「アンビーの言う通りよ、あの化け物より先に金庫を回収しなくちゃ。急いでターゲットを追うわよ!プロキシ、引き続きガイドをお願い!」
一同はリンのガイドの元、金庫のある場所へ向かうのであった。
暫くして、邪兎屋と悠介は金庫のある場所へと辿り着いた。
「見つけた!」
「あれが今回の金庫か…」
「今日はツイてるぜ!」
「あたしの金庫〜!」
金庫を見つけ喜ぶニコ、ビリーと悠介も安心している中…
「……ッ!!」
ガキィィンッッ!!
アンビーはなにかが後ろにいると勘づく。デュラハンが奇襲を仕掛けアンビーはソレを電磁ナタで防ぐも吹き飛ばされてしまう。
『GRRRRR……!!』
デュラハンは金庫の前に立ち塞がる。
「見つかった…」
「本当に今日はツイてるぜ…!」
「あ・た・し・の・金庫ーー!!」
金庫を取り返す為、邪兎屋と悠介が戦闘態勢に入る!!
(BGM 激闘〜海原)
「変身!!」
クウガマイティフォームに変身した悠介は先手を取り、ジャンプをしてからデュラハンに殴りかかる。
『GAAA!!』
「悠介!」
デュラハンは左手の盾でパンチを防ぎ、右手の剣で斬りかかるが
アンビーが前に出てパリィ回避した。
「ああもう!何度も執拗いのよ!もう容赦しないんだから!」
ニコがそう言いながら仕込みアタッシュケースからエーテル弾をデュラハン目掛けて撃ちまくる。
エーテル弾をくらいデュラハンはニコにターゲットを変えたその時、別の方向から攻撃される。
「俺を忘れてんじゃねぇぜ!!」
ビリーが二丁拳銃で撃ちまくる。うっとおしくなったのかデュラハンはビリーにターゲットを変更、素早い動きでビリーの傍へ現れ斬りかかる。
「うおっ!?危ねぇ!!」
極限回避で避けるビリー。しかし、そう連続で避け続けれず
遂にデュラハンの突き攻撃がビリーの機械の体を貫こうとした…
「ハアッ!!」
そこへドラゴンフォームに変わったクウガが高速移動してビリーとデュラハンの合間に入るとドラゴンロッドを突き出して剣先とぶつかって鍔迫り合いになる。
「「うわぁっ!?」」
しかし、力ではデュラハンが有利だった為に押し負けてしまいクウガはビリーを巻き込んで吹き飛ばされてしまう。
「悠介!?ビリー!?」
倒れ込む二人に駆けつけるニコとアンビー。
『GRUAAAAA!!!』
デュラハンが咆哮する。
『エーテリアスが凶暴化したよ、気をつけて!』
「知ったこっちゃないわ!あたしのモノを…返しなさぁーい!!」
ニコがそう叫ぶとアタッシュケースをチャージして特大のエーテル弾を発射、力場が発生し身動きが取れなくなるデュラハン。
「今よ!!ボコボコにしちゃいなさい!!」
ニコがそう叫ぶと3人が一斉に飛び出す。
「全部もって行きな!!」
ビリーはありったけの銃弾をデュラハンに向けてぶっぱなす!
「はあああっっっ!!」
アンビーが電磁ナタでデュラハンの体を縦に一閃をいれた!
「うおりゃあああっっ!!」
スプラッシュドラゴンをデュラハンの頭部にあるコア部分に突きを入れた!!
総攻撃を受けて後ろへ吹き飛ぶデュラハンは地面に倒れ込む、苦しみながら立ち上がるデュラハンだったが……
コア部分に古代文字の痣が浮かび上がり封印エネルギーがデュラハンの全身へと駆け巡る。そして……
GYAAAAAA!!?!?
ドゴオオオオオッッ!!
耳障りな断末魔を叫び、デュラハンは爆発を起こし体がバラバラに飛び散りその破片はノイズの様に消えていく。
「ハァ…ハァ…」
「なんとか勝てたわね…」
「スッゲェ…エーテリアスが爆発したぞ…」
3人が息を切らしながら勝てた事に安心している。
「ははっ、ははは!!…やっと、やっと!!」
3人の後ろで高笑いするニコ、両手を広げて近づいてくる彼女に3人はハイタッチするのかと思って手を出したのだが……
「みーつけた!!」
ニコは3人より金庫に向かって走り出した。その姿にビリーはエーッ…っとドン引きしアンビーは呆れ、クウガはアハハ…と苦笑いした。
「良いムードだったのに最後の最後でぶち壊した…」
「けどまぁコレで帰れるな!」
「そうだね……」
金庫を撫で回すニコを見ながら3人はそう呟いていた…
その時だったーー
GRUAAAAAAAAAA!!!!!
「「「「ッッッ!!?」」」」
「な、なんだぁ!?」
「この鬼迫…デュラハン以上よ…!!」
「つ、次は何が来るってのよぉ!?」
突如ホロウ内に響き渡る大咆哮に驚愕する邪兎屋とクウガ。金庫に目が❇️になっていたニコも正気に戻り辺りを警戒する。
ドゴオオオオッッッ!!
(BGM:戦慄〜襲撃)
巨大なエーテリアスが壁を破壊して現れた。そして壊された壁は瓦礫となり勢いよく吹っ飛ばされる。
「ニコ!!」
「親分!!?」
そしてその瓦礫は金庫を抱きしめていたニコに向かって飛んできた。
その光景にアンビーとビリーは叫ぶが突然の出来事にニコは
対応できず体が動けなかった。
「あっ…」
この時、ニコは孤児院で育った過去やアンビーとビリーとの出会い、そして邪兎屋の設立した思い出が彼女の脳裏に走馬灯の様に走り出した。
もう避けられない、死ぬと感じたニコ…と、その時!
「キャアッ!?」
一つの影がニコを庇うように現れる。影はニコを抱きしめると吹き飛ばされ、ゴロゴロと転がりながらビリーとアンビーの元に倒れる。
「お、親分!大丈夫か!?」
「ニコ、怪我は…!」
「だ、大丈夫…すこし擦りむいただけ…っ!悠介!!?」
2人に安心されたニコは1人足りないことに気づき辺りを見渡すと…
「ぐ、……なんとか…間に合った…」
クウガが足元に倒れていた、背中には瓦礫にぶつかったせいで大怪我を負ってしまい血がドクドクと流れている。
「そんな…あたしのせいで…イヤアアアアアア!!!」
「しっかりしろ親分!!」
自分のせいで大怪我をしたクウガの姿にショックを受け、パニックを起こすニコ。
そして、そんな彼女達を休ませる暇もなく巨大な影はゆっくりと歩きだし土煙からその姿を見せた。
「っ!?コレは…エーテリアスなの…?」
「てかコイツ…新聞に載ってたルミナスクエアで暴れてた怪物に似てるじゃねーかよ!?」
その姿を見て驚愕するビリーとアンビーは武器を構える。突然現れたエーテリアス、その正体とは……
KUUGAAAAAA!!!!!
再生侵食体 ブ・ダラン・バだ…
続く
はい、裏ボスのエーテリアス化ブ・ダラン・バ戦の開幕です。
初っ端からクウガは大ダメージを負った状態にしました。
自分のせいでクウガが死にかけてしまう事にSAN値直葬されるニコ、デュラハン戦で疲れが溜まっているビリーとアンビー、そして瀕死のクウガ、果たして勝てるのか
それでは次回、またね
邪兎屋の誰をヒロインにする?
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ニコ
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アンビー
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猫又
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いっそ全員