シーシィア欲しい!!たまごプリン用意するから無償で来てくれよカスギャル捜査官!!
それはそうと、本編どうぞ
PM13:00 デッドエンドホロウ、とあるトンネルの中
トンネルに入ったクウガとイアスを抱えた猫又は、減速する列車と並走する。
【マスター。間もなく列車が予定地点を追加します。依頼人共々、行動できるよう準備してください。】
「プロキシ、今だ!」
猫又が走行中の列車の上に向かってイアス(リン)を放り投げた。
「これで後はリンちゃんが運転室に入って列車を停めれば……」
クウガが言い切ろうとした瞬間、謎の悪寒を感じた。
「ん?どうしたクウガ?」
「猫又ちゃん、ちょっと静かにしてて…超変身!!」
クウガがペガサスフォームに超変身し、超感覚の聴覚を集中し列車の中の音を聴いた。
「あー、隊長。上から喋るボンプが落ちてきたのですが、パールマン長官に引き渡しますか?……はっ!今すぐ処理します!」
クウガは目を見開き驚愕した。人のいない無人列車の中から話声が聞こえたのだ。
しかも最悪な事に、イアス(リン)がその中に入って見つかってしまい、銃口を向けられていた。
「大変だ!この列車、中に人が乗ってる!!」
「なんだって!?」
「リンちゃんが危ない!このまま突撃する!中に入ったら猫又ちゃんはリンちゃんを優先的に助けてくれ!」
「わかった!!」
想定外の出来事にクウガはイアス(リン)を助けるべく、マイティフォームに戻り、猫又と共に列車へ突撃した。
「はあっ!」「せやっ!」
「「グワァ!?」」
2人のダブルキックで窓を破壊し武装した男2人を蹴り飛ばす。
「な、何事だ!?」
突然の出来事に武装集団は慌て始め、猫又はその隙にイアス(リン)を捕まえると列車の外へ放り投げた。
「ここはあたしたちに任せて、先に戻って!キャロットがあるから大丈夫!後でお店に行く!」
猫又はイアス(リン)にそう言い、クウガの元へ走っていった。
「うわぁ!?」
「リン、聞こえるかい?一体何があったんだ?」
「何かがおかしい…今から店に戻るから、それまで待ってて!」
状況が変わり、イアス(リン)は一先ずデッドエンドホロウの出口へと向かった。
(BGM:激闘〜海原〜)
「お待たせ!」
「猫又ちゃん!プロキシは?」
「列車の外へ逃がしたからもう大丈夫だ!」
武装集団と対峙していたクウガと合流した猫又は双剣を抜き、構える。
「この人たち…よく見たら治安局の武装部隊だ。なんで無人列車に…」
武装集団の格好を見るとそれは治安局の武装部隊だった。何故治安局がヴィジョンの爆破計画を手伝っているのかクウガは疑問に感じたその時、
「な、なんだ?姿が変わったぞ!? 」
なんと、武装部隊の全員がベ・ジミン・バへと変わったのだ。
「未確認!?…まさか治安局の人に化けていたのか!」
「なんでコイツらがヴィジョンと…?」
2人が疑問に感じているとジミン達は短剣を構え、一斉に襲いかかる!
「とにかくコイツらを片付けるぞ!」
猫又は双剣を構え、クウガもファイティングポーズを取り戦闘を開始した。
「シャアッ!!」
「よっと!…隙あり!」
「ギャッ!?」
「まだまだぁ!!」
「「「「ギャアアアッ!!?」」」」
ジミンAが猫又を斬ろうと短剣を振り下ろすが回避されてしまい、逆に背後を取られ斬られた。
猫又はそのまま勢い良くジミン達を斬りまくっていく。
「はあっ!たあっ!」
「「「「グアッ!?」」」」
クウガは敵の攻撃を避けながら、ジミンの身体や顔にパンチとキックを当てていく。
「(よし、退路が出来た)猫又ちゃん!もういい!逃げるよ!」
敵の数が減り、逃げ道を確保したクウガは猫又に声をかけると猫又は頷きクウガの元まで退く。
「いっせーのーで行くよ……いっせーのー…せ!!」
同時に列車から飛び降りた2人。無事に着地し、脱出に成功した。
「ふぅ…なんとか逃げれた。2人が心配してるだろうし取り敢えずビデオ屋に戻ろうか?」
「うん…」
ビデオ屋に戻る事にしたクウガと猫又。入口に置いてきたホロウチェイサーを呼び寄せ、キャロットを持ってる猫又の指示の元、脱出した。
その道中…
《緊急速報です。先程、ヴィジョンコーポレーションの地下改修プロジェクトの爆破解体が明日の夜まで延期すると発表がありました。原因は今のところ『技術的要因』との事で……》
悠介のスマホからニュース情報が流れた。ヴィジョンの爆破解体が明日の夜まで延期するのと技術的要因という情報に悠介はなにか可笑しいと思った。
(技術的要因?…列車が本来のルートに外れていた事じゃ無いのか?…それにあの武装部隊に化けていた未確認、なぜ奴らが?)
ヴィジョンと未確認が繋がっている謎に悠介はなにか隠している猫又に聞くことにした。
「……ねぇ猫又ちゃん。」
「ん?なんだ?」
「君、俺やリンちゃん達にまだ言ってない秘密…あるんだよね」
悠介の発言に猫又はギクッとした反応をした。そして自分の腹に腕をまわしてる為、背中から心拍数が上がっているのを感じた。
「さっき流れてきた情報、何者かに線路が変えられた事を話してなかった。それが技術的要因なんて言ってるなんておかしい。それにテレビでは無人列車が輸送するって言ってたのに中には武装部隊に化けた未確認がいた」
あのプロジェクトに治安局が協力しているという話は一度も聞いた事がない。
それにあの時、ペガサスフォームになる前に聞こえたあの会話……
『ちっ…めんどくせェな。任務とはいえ、なぜリントの格好しなきゃならんとは…』
『少しは我慢しろよ。俺だって靴が合わなくて辛いんだ。』
『なにせ大勢のリントがあの爆破エリアに居るからな。ブの連中はこのゲゲルを絶対に成功させたいんだろう。』
リント…即ち、人間を意味する未確認の言葉に悠介は邪兎屋の三人だけじゃなく大勢の人間があの場所に居ると予想したのだ。
「それは!他で同じ格好をしたアイツらを見たことがあっただけで……あっ!」
「………やっぱりそういう事か」
口を滑らせた猫又の言葉に悠介はホロウチェイサーを停める。
未確認が化けた武装部隊を載せた列車、その目的地はカンバス通り。其処にも奴らが化けた兵士が監視役として居るのだろう。
「猫又ちゃん。この事件の出来事を全部話してくれるかな?俺達が助ける者は本当にニコ達だけなの?」
「信じてくれるのか……ニャッ!?」
不安な顔をする猫又に悠介はヘルメットを外すと、次に猫又のヘルメットを外し、彼女の頭を左手で撫でる。
「心配ないよ。正直に言ってくれたらリンちゃんとアキラ君も協力してくれる、それにさ、俺もついてるから大丈夫!」
「……ありがとう悠介」
笑顔をし、右手でサムズアップをする悠介を見て猫又は安心した顔をした。
「そういえばアミリオンの視覚記録だけどアレってまだ続きがあったかな?」
「そうだ!あれを見れば全部わかるはず!」
「だったら早く戻らないとね、急ぐよ猫又!」
「うん!」
ヘルメットを被り直す2人、悠介は再びホロウチェイサーを走らせた。
デッドエンドホロウから六分街へ戻った悠介と猫又。
ホロウチェイサーをビデオ屋の前へ停め、猫又は一足先に降りて店の扉を開けた。
「ただいま!はぁ、はぁ…ごめん、予想以上に時間が掛かっちゃった。あたしが持ってたキャロットだと、遠い方の出口しか分からなくて…」
「猫又、無事だったんだね!」
「うん、大丈夫。…それよりも!あたし、あんた達に謝らなきゃいけないんだ!!」
猫又はリンとアキラに頭を下げた。
「ど、どうしたの急に!?」
「顔を上げてくれ、なぜ謝らないといけないのか説明してくれないかな?」
突然謝られた事にリンとアキラは慌てる。と、そこへ悠介が入ってきた。
「2人とも、先ずは猫又の話を聞いてあげてくれるかな?」
「「悠介さん!」」
「ほら猫又、真実を話してあげて」
「うん、実は……」
猫又は全てを話した。デッドエンドホロウの爆破エリアに避難されているはずの大勢の人達が閉じ込められている事。ヴィジョンはそれを隠蔽して爆破しようと企んでる事、彼女と邪兎屋はそれを知り人助けをしようとしている事、それでパエトーンの力を借りたいと依頼した事。
「……これが今回の出来事の全てだ…切羽詰まってて上手く言える自信がなかったんだ、だからあんた達に言えないままだった…ホントにごめんなさい!」
そう言い猫又はまた頭を下げる。彼女の姿に2人は顔を見合せて頷いた。
「顔を上げて猫又。事情をちゃんと話してくれてありがとう。私達もこのまま協力するよ」
「ああ。こうして正直に話してくれたんだ。これで協力は取り下げするなんてパエトーンの名が廃るというものさ。猫又、その話だけどもっと詳しく教えて欲しい。」
「それならニコのボンプの視覚記録の続きを見た方が手っ取り早いぞ!」
「わかった。Fairy、早速準備をしよう」
モニターへと向かうアキラ。
「猫又ちゃん。だから言ったろ?正直に話してくれたら協力してくれるって」
「うん、ありがとう悠介!!」
猫又の隣に立つ悠介、そして互いにサムズアップをするのであった。
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