ゼンレスゾーンクウガ   作:アルティメットルパン三世

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はい、グロンギ戦に執筆が手間取ってました。
ラノイ戦はクウガ本編12話を元にしゴダン戦は完全オリジナルバトルなので変なとこがありますが見てくだされば嬉しいです。

それはさておき、ver2.8の予告番組見ました?
プロメイアのアクションが江戸いしスターライトビリーのアクション完全に仮面ライダーじゃんww
ストーリーもとんでもない展開だし果たしてどうなるのやら

23日のアギト展前夜祭見たんだけど色んな展示物あって凄いよね。
それとSPゲストはわかってはいたけど葦原さんにそっくりな焼肉屋の店長さんだったの笑った。だけどこういう形で3人が揃ったのはアツい。

そんな葦原役の元俳優さんが店長をやってる焼肉屋の北新地神威、作者も予約して2月に行ったけどめちゃくちゃ美味しいから行って欲しい(予約制なので気をつけて。)
サイン書いて貰えてツーショットも撮らせて貰えた。

超能力戦争は初日は無理だけど5月1日に観に行くからX開かないようにしないと 

長くなりました、それでは本編どうぞー


激突

 

 

「猫又!猫又ってば!」

 

 ニコ達が猫又に呼びかけるも、彼女からの返事はなかった。

 

「アンビー、ビリー、早くドアを開けて!」

「ダメだ、ニコの親分!この車両、窓もドアも信じらんねぇほど頑丈だ!あのパールマンってやつが、態々補強させたに違いねぇ!」

「ああもう、クソッ!」

 

 「しっ、静かに。外から話し声がする!」 

 

 アンビーが外でなにかの話し声を聞き、2人を静かにさせる。

一同が口を閉じて外からの声を聞きとる。

 

同時刻、車両の外にて

 

「はっきり言ったでしょ?今からあたしは、あんたたちのボスを連れて徒歩でホロウを抜ける。目的は、新エリー都の爆破解体本部での交渉だ。」

「武装部隊は封鎖を解いて、住民たちを解放して。それが終わったら、あたしと一緒にここから立ち去るの。」

「あんたたちのボスはあたしが預かってるんだ。彼に無事でいてほしいなら、耐侵触装備と、ホロウから抜ける最短ルートを用意して!」

 

「…ニコ、悠介、みんなの事頼んだ」

 

 

 

 

「皆、ドアから離れて!」

 

 3人を後ろに下がらせてクウガが前に出た。

 

「はぁぁぁぁ……おりゃあっ!!」

 

 クウガが右手で拳を作ると力を溜め、その勢いでドアにパンチを叩き込む。

 《ドガァァァン!!》という音と共にドアは勢いよく飛んでいった。

 

 外に出るも時、既に遅し。この場にいたヴィジョンの兵士達は居なくなっている。

 

「遅かったか…!」

「猫又とパールマン達は、もうホロウに入っちゃってるはずよ!」

「Fairy、猫又の位置を教えて!」

 

【依頼人の現在地を特定。進路によると、依頼人はおよそ30分後にホロウの出口に到着すると推測されます。】

「って事は…もう猫又を止める方法はないのか?」

「そうだとしても…住民の救出なんて大事、猫又ひとりに背負わせるわけにはいかない。ヴィジョンは人命を踏みにじるようなドクズなんだから、きっと一筋縄じゃいかないわ。」

 

 だが線路が壊されてしまった以上、列車を動かす事は出来ない。かと言って列車無しでは、エーテル適性のない住民を爆破エリアから運び出す事は不可能。

 

「ああもう!一瞬で全員にエーテル適性を上げる方法があればいいのに!」

「ニコ、天才的なアイデアだけど、そんなの不可能だよ」

「けど…見方を変えればあるいは…!かなりリスクのある方法だけど…」

「え?どういうこと?」

 

「実はね、ニコ。カンバス通りと新エリー都、このふたつは直線距離で結ぶ分には、そう遠くないんだ。デッドエンドホロウの拡張で道が阻まれたから、時間をかけてホロウの中を通らなきゃいけないってだけさ。」

「つまりホロウ自体を縮小させることが出来れば、安全になった道から住民達も一気に脱出できる…」

「うん、その通りだよ悠介さん。」

 

「そうか、その手があったか!エーテリアスを叩けばいいだけだろ?俺たちにとっちゃ楽勝だな!」

「だけど、ホロウの規模を効率的に縮小させたいなら、さっきみたいなエーテリアスを3000体ぐらい倒さないと。」

「ブッ!?」

 

 楽勝だと言い張っていたビリーだったが、アンビーの言葉に愕然とする。

 

「でも特定の状況で、一部の巨大な個体のエーテル活性は、標準的なエーテリアスの数千倍、あるいはそれ以上に達する…その巨大な個体ってのはそう、デッドエンドブッチャーだ。」

「あ、あのデデデ…デカブツの事か!?俺にゃ、色んな意味でデカすぎるぜ…何かあったら、明日の夜モニカ様に会えなくなっちまう!」

 

 デッドエンドブッチャー相手に嘆くビリー。

 

「ああ。僕たちだけでは、デッドエンドブッチャーに敵わないだろうね。でも此処には、ヴィジョンが送り込んでくれた武器が沢山ある。」

「何トンもあるエーテル爆薬が使い放題!」

 

 皆は、監視拠点にある大量エーテル爆薬に目がいく。

 

「なるほど、爆薬でデッドエンドブッチャーを倒すのね!……ふふん、いいわ。あんたたちの言う通り、確かに危険の伴う方法だけど迷ってる時間はないわ!すぐに作戦開始よ!」

 

 最後のチャンスとしてクウガと邪兎屋は、監視拠点へ走り出す。

 

「これで最後だ!」

「よいしょっ……リンちゃん!爆薬は全部列車に積み込んだよ!」

 

 クウガとビリーは監視拠点にあったエーテル爆薬を、全て列車の中へと積み込んだ。この量ならデッドエンドブッチャーを倒せるはず。

 

「よし!これで後は…」

【注意、猫宮又奈の生体信号を検出。】

「なんだって?彼女は今どこに?」

【まもなくホロウの出口に到達します。】

 

 パールマンを交渉材料に猫又がヴィジョンと取引をする時間が始まろうとしていた。

 

「早くしないと…計画通り、二手に別れよう。」

「あたし達はデッドエンドブッチャーを引きつけるのね?」

「その通り。上手いこと特定の位置まで誘導してくれ。爆薬列車は僕たちに任せて」

「了解。じゃあ、私たちは行きましょう。」

 

 列車はプロキシ達に任せて、クウガと邪兎屋の3人は目的地まで行った。

 

 

PM18:00 デッドエンドホロウ 最深部

 

 数分後、一行が目的地に到着した。空は雲で覆われ、雨が降っていた。それに雷の音も聞こえる。

 

「何もねぇな、あのデカブツはここに?」

「デカいのはいないわね。チビばっか」

「身を潜めてるはず……」

 

 瓦礫の山から辺りを見回すも、その周辺はティルウィングが主の一般エーテリアスしか居ない、目的のデッドエンドブッチャーは見当たらなかった。

 

 4人は下へ降りてみる事にした。すると突然エーテリアス達が逃げ出す。

 

「ん?雑魚たちが逃げてく…」

「……来るわ」

「デカブツね?」

「BGM」

「はあ?」

「映画なら悪役のBGMが…」

 

「フッフッフ!安心しろアンビー!俺はスターライトナイトに必勝法を教わった…悪役相手にルールは無用!開幕必殺キックだ!10秒で倒せばBGMが流れる隙なんてねぇ!」

 

 ビリーが自慢げにそう語っていたその時…

 

 

「ビリー後ろ!」

 

 

ズドオオオオッ!!

 

 空から鉄球がビリーに目掛けて転がってきたのをアンビーが防いだ。

 

「チッ、ズゲガセダバ…(防がれたか…)」

 

 土煙が消え、鉄球の正体は体を丸めたブ・ゴダン・バだった。

 

ドオオオンッッ!!

 

「ウオオオオオッッ!!」

 

「っ!ニコ、危ない!!」

「きゃっ!」

 

 さらに何者かが瓦礫を破壊しながら突進をしてきた。クウガはニコを抱えて回避する。

 突然現れたその正体は、ブ・ラノイ・ダだった。

 

「お…俺の予想が読まれたっ!?」

「おバカ!エンドロールが流れるとこだったじゃない!……ていうかあんたはいつまであたしをお姫様抱っこしてんのよ!///」

「あっ、ごめんごめん…」

 

 未確認の乱入を回避した4人は横に並び、対峙する。

 

「やっぱり邪魔しに現れたか…しかも2体同時に来るなんて…」

「コレが悠介の言っていた未確認って奴ね…エーテリアスとは違った見た目をしてるわ…」

「左はダンゴムシ、右はサイに似てる…」

「コイツら…さてはスターライトナイトのファンだな!?」

「「「いや、それは無いと思う」」」

 

 未確認2体にスターライトナイトのファンだなとビリーに3人は冷静にツッコミをした。

 

「フッフッフ…やはり此処にやって来ましたか。」

 

 そこへ帽子をかぶった若い男が現れた。右手の甲にはイルカのタトゥーが入っている。

 

「あれは…人間?」

「なんでアイツらの隣に立ってるんだ…」

「気をつけて皆。アイツも未確認の仲間だ。」

 

 人間に擬態できることを知らない邪兎屋の3人にクウガは男が未確認である事を悟った。

 

「ご明察の通りですクウガ。今回のゲゲルは我々にとって最大のチャンス、あの場のリントを皆殺しにし、我々はグに昇格する!その為にはあのエーテリアスを倒されては困るんですよ。」

 

 そう言うと男は本来の姿であるブ・ドルフ・ギに変わる。他の2体がドルフの隣に並び立つ。

 

「ジャセ!(殺れ!)」

「「ガアアアアアアッッ!!」」

 

 ドルフの命令でクウガ達に襲いかかるラノイとゴダン。

 

「俺がサイの方を相手するから皆はダンゴムシの方を! 」

「わかったわ!武器もちょうど対未確認用にしといて正解ね!それじゃあ皆、さっさとコイツら倒してデッドエンドブッチャーもぶっ潰してやろうじゃない!」

「「了解!!」」 

 

※ここで説明しておこう。

 これ迄クウガが15体の未確認生物を倒した未確認。その内10体の肉片が治安局に回収され、ルミナスクエア大病院の法医学士である椿修二とH.A.N.Dと治安局科捜研の共同研究が行われた。

 その結果、未確認の体は驚異的な回復能力を持ち合わせており肉片になりながらもまだ細胞自体が動いている。

 

 科捜研は奴らの回復能力を発揮するための神経状の組織を連鎖的な爆発で破壊する神経断裂弾を筆頭にした対未確認武器を開発し、H.A.N.Dは遠距離に対しエーテルを利用し神経状の組織の再生を防ぐ対未確認近距離用の武器を開発した。

 

 ニコは今回の出来事の数週間前に、これを裏ルートで手に入れていたのだ。

 

 

 話は戻り二手に分かれてクウガはラノイを、邪兎屋はゴダンを相手にするのであった。

 

 

クウガside

 

(BGM:戦士〜空我〜)

 

「ウオオオオオッ!!」

「ぐあっ!?」

 

 ラノイのタックルをくらい吹き飛ぶクウガ。

 好機といわんばかりにラノイは続けて突進攻撃をするが…

 

ブゥウウウウン!!

 

ドガッ!!

 

「ヌアッ!?」

 

 自動操縦で駆けつけたホロウチェイサーが割り込み、ラノイの胴体に体当たりした。

 倒れている隙にクウガはホロウチェイサーに跨りエンジンを吹かせ、ラノイに向かって走り出した。

 

ブオオオオッッ!!

 

「フッ!」

ガッ!

「グアッ!?」

ドガッ!

「ハアッ!」

ドゴッ!

「ガアッ!?」

 

 ハンドルを駆使し、バイクの前輪を浮かせて攻撃をくらわせるクウガ。

 

「グゥッ!」

 

 ダメージを受けたラノイは坂道へ逃げる、しかし高い登板性能を誇るホロウチェイサーとプロ並みのドライビングテクニックを持つクウガに取っては険しい道も楽々と進んでいく。

 

ブゥウウウウッ!!

 

「ッ!?グウウッ!!ヌアアアッ!!」

 

 坂道を乗り越えたクウガはラノイに向かって突撃し体当たりを仕掛ける。

 ぶつかったラノイは押されるが足に力を入れて踏ん張り、ホロウチェイサーを持ち上げクウガごと投げ捨てた。

 

「ヌゥア!」

 

 立ち上がるクウガ。だがラノイは機を逃さずクウガにパンチの連続攻撃で攻め続ける。

 しかしこのままやられるクウガではない、両手で相手の手を掴み押し返すとそのまま体にパンチを叩き込む。

 

「ハアッ!!」

「グアアッ!?」

 

 ラノイの顔面に力を込めたパンチをぶつける。その勢いで吹き飛び倒れるラノイ。

 

「……ッ!」

「ウオオオオオオッ!!!」

 

 そしてクウガは後ろへ数歩後退し、構えを取る。一方、立ち上がるラノイはクウガに吠えると走り出しクウガもまた走り出した。

 一歩ずつ右足にエネルギーが溜まる。そして距離が近づきクウガはジャンプし空中で回転し

 

おりゃあああ!!!

 

ドゴォ!!(バキィッ!!)

 

「ガアアアアッッ!?」

 

 右足を前に出し、『マイティキック』がラノイの顔面に当たった。

 角が粉々に砕け散りながら後ろへ吹き飛び、倒れたラノイ。顔面に封印エネルギーが込められた刻印が浮かび上がってヒビが広がっていく。

 

「ヌゥゥ!!ヌゥァァ!!……グアアアアア!!!?!?」

 

ドガアアアアアアンッッッ!!

 

 断末魔を上げながらラノイは爆発した。肉片が飛び散り、そのままノイズの様に消え去った。

 敵を倒したクウガはホロウチェイサーに乗りその場を後にした。

 

 

 

邪兎屋side

 

「先手必勝ォ!!」

 

バババハバッ!!

 

「フンッ!」

 

カンッカンッカンッ!

 

「なっ!?」

 

 ビリーが二丁拳銃を構え、ゴダンに向かって発砲するがゴダンは両腕の盾で防いだ。

 

「ゴンデギゾンボグゲビゼ、ボンダデパボパゲン!(その程度の攻撃で、この盾は壊せん!)」

 

 そう言うと全身を丸め、巨大な鉄球となったゴダン。そして回転し始める。

 

「ウオオオオオッ!!」

 

 そしてニコ達に向かって突撃する。

 3人は回避したその時、ゴダンは軌道を変えたのだ。

 

「ニコ!」

 

 ニコを狙って突撃してくるゴダンをアンビーが前に出てパリィ回避する。

 

「はあっ!」

 

 そのままゴダンの盾に連続攻撃を仕掛ける。

 

「ルザザドギデデスボグパバサンドパ、ジャザシリントパゴソバザ(無駄だと言ってるのが分からんとは、やはり人間は愚かだ)」

 

 何度も攻撃するアンビーにゴダンは鼻で笑いながら見下したその時…

 

パリィン!!

 

「バ、バビィ!?(なにぃ!?)」

 

 防いでいた盾がガラスが割れる様な音を立てて砕けた。

 何故砕けたのか……アンビーはただ単に無謀に連続攻撃をしていたのではない、彼女は盾のある箇所だけに攻撃を当てていた。

 

「その様子だと気づいてなかったのね…あなたが襲ってきた時。私が防いだ際、盾にヒビが入っていたのを」

 

 そう、最初の襲撃にアンビーが防いだ時にゴダンの盾にヒビが出来ていた。そしてそのヒビだけを一点集中で叩いていたのだ。最初は小さなヒビだったがアンビーが何度もソコを突いて攻撃し続けた結果ヒビは広がり、最後は砕け散ったのだ。

 

「ゴンバダババ!?(こんな馬鹿な!?)」

 

 最強の盾である事を誇っていたゴダンは砕かれた事にショックを受ける。そのせいで彼は負けが確定した。

 

「今よニコ!」

「よくやったわアンビー!あとは任せなさい!」

 

 アンビーが下がると、後ろにニコがチャージしており仕込アタッシュケースの銃口には巨大なエーテルが溜まっていた。

 

「バイバイお・バ・カ・さん!!」

 

 ニコがそう言ってトリガーを引きエーテル弾をぶっ放す。

 

「ッ!?グアアアアア!!?」

 

 エーテル弾が当たり、苦しみ出すゴダン。未確認特有の再生能力もエーテルにより防がれてしまいダメージが入る。

 逃げようと考えるもエーテル弾の力場によって身動きが取れない。

 

「トドメよビリー!」

「よっしゃあ!」

 

 ビリーが二丁拳銃を構え、ゴダンの体に撃ちまくる。 

 

「ガアアアアアッッ!!?」

 

 神経断裂弾がゴダンの体内で爆発した。エーテル弾が消え、拘束から解放されたゴダンは後ろへ向き足を引き摺りながら歩き出す。

 

「ボ、ボンバザズゼパ…(こ、こんなハズでは…)」

 

 そう言い残し倒れたゴダン。その体は黒くなり塵となって消えた。

 

「ふぅ…勝てたわね。」

「これが対未確認仕様ってヤツかー!最初は親分が仕入れたって聞いてたから不安だったけど効いて良かったぜ!」

「なによ!あたしが詐欺に騙されたみたいじゃない!」

「そんな事よりニコ、早く戻りましょう。悠介と早く合流しないと。」

 

 ビリーに怒るニコを抑えるアンビー。締まりが悪い中、3人は悠介と合流するためその場を後にする。

 

 

 

 デッドエンドブッチャーのナワバリに戻って来たクウガ。そこへ邪兎屋の3人も戻って来た。

 

「クウガ!」

「皆、無事だったみたいだね」

「あんたも平気そうね」

 

 無事な様子に両者は共に安心した。

 

「クウガバサラザギロ、ゴボンリントボ、ダヂグダゴグドザ。ボンゲバギンリントガバゾセバギロボザ(クウガならまだしも、そこのリント達が倒すとは。この世界のリントも、侮れないものだ。)」

 

 ラノイとゴダンが倒されたのにも変わらずドルフは拍手をしながらそう言う。

 

「ギバギ、ガンドググビンパゼンザゼガシギングヂパボンブ・ドルフ・ギバボゼグバサ!(しかし、あの二人は前座であり真打はこのブ・ドルフ・ギなのですから!)」

 

 ドルフがそう言うと、体に変化が起きる。

 細身だった体は鎧の様な筋肉で盛り上がっている。その姿を見てクウガは驚愕する。

 

「な、なんだぁ?アイツの体が急にマッチョになりやがった!」

「あれは…!?」

「クウガ、あの変化を知ってるの?」

 

 クウガにとってあの肉体変化は危険なものである。

 それは、自分の世界で戦った事のある未確認の中でもかなり強い奴が持つ形態変化だ。

 

「クックック…ボセゼロパダギパ、『ゴ』ンセンジュグビロドドロヂバギギヅジョガゾロデデギスボゼ。(これでも私は、『ゴ』の連中に最も近しい強さを持っているのです。)」

「『ブ』パログパダギザベ、バサダゼンショブゼビガラサゾゾグルシボンゲゲルゾゲギボグガゲス!(『ブ』はもう私だけ、ならば全力で貴様らを葬りこのゲームを成功させる!)」

 

 剛力体となったドルフは、首飾りの装飾品を2つちぎると剣に変化し片手に一本ずつ持つ。

 

「な、なんかめっちゃ強そうだぞ…!」

「来るわ…皆、構えて」

 

 襲ってくるドルフに警戒する4人。ドルフは両手の剣を構え襲いかかろうとしたその時……

 

 

ドスッ!!

 

 

「……ゴハァ!!」

 

 後ろから降ってきた斧の様な道路標識がドルフの肉体にぶっ刺さり吐血するドルフ。

 

「ゴ、ゴンバ…ガドロググボギザダダボビ…(そ、そんな…あともう少しだったのに…)」

 

 地に倒れ、倒そうとしたクウガと邪兎屋に向けて手を伸ばすドルフはそう言いながら力尽きた。

 

「こ、この斧ってまさか!?」

「……本命が来たわ。」

 

 見覚えのある斧を見てアンビーは上へ顔を上げる。

 テッペンにエーテリアスが見えたが雷が光った瞬間、その姿は消えたと思いきやジャンプして降りて来たのだ。そして、ドルフを刺した斧を引っこ抜くと4人に向かって大咆哮をあげる。

 

 

 

グオオオオオオオオッッッ!!!

 

 

 デッドエンドブッチャーがついに姿を現した。

 





いかがでしたでしょうか?

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