ゼンレスゾーンクウガ   作:アルティメットルパン三世

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遂にアギト超能力戦争が公開!!だけど作者が観るのは金曜日!!

それでは本編、どうぞ!


雷力

 

 時は遡ること3日前…*1

 

AM10:00  新エリー都 治安局科学捜査研究所 実験場

 

 現在、悠介は一条、そして特務捜査班の3人と共に治安局の科学捜査研究所(通称:科捜研)の実験場に来ていた。

 何故こんな所に居るのか…それは前の世界で手に入れた金の力を再び覚醒させるためだった。

 

「それじゃあやるわよ、準備はいい?」

「はい!お願いします!」

 

 実験場の外の部屋に繋がってるスピーカーから女性の声が流れる。既にクウガに変身している悠介がそれに返事をする。

 悠介に話しかけたこの女性は『スワン・キグナス』。治安局科捜研の所長で神経断裂弾を開発したのは彼女の技術と才能のおかげであり他にもサプレッサーシリーズをはじめとした治安官の武器を作ったスペシャリストである。

 返事を聞き、スワンは失明防止のゴーグルを装着し、電気ショックの放電スイッチを入れた。

 

ビリビリビリビリッッ!!

 

「クッ!?…ウウッ…」

 

 激しい点滅と共に電流の音が実験場に響き渡る。一条達もゴーグルを装着した状態でその光景を目にしていた。

 

「100万ボルトの高圧電流をくらってるのに耐えていられる…」

 「普通の人間だったら受けただけで真っ黒焦げになるのう…」

 

 高圧電流を受けていながらも耐えているクウガの姿朱鳶と青衣は驚く。

 電流が実験場に放電されてから30分が経過したその時だった、

 

「っ!見てください!五条さんの体が!」

 

 セスがクウガの体の異変に気づく。

 高圧電流を受けているクウガの体に、ビリリという音と共に変化が起きていた。

 アークルは金色のアーマーが装着される様に現れ、中心部のアマダムも金色に光る。そしてクウガの生体装甲が金の縁取りが施され、右脛に足甲『マイティアンクレット』が形成された。

 

「スワンさん!」

 

 一条がスワンに声をかけると彼女は頷きスイッチを切る。

 電流がとまり、クウガは変身を解除すると汗だくの悠介が息を切らしながら部屋に入ってきた。

 

「ハァ…ハァ…スワンさん…やりました!」

「もぅ…あの状況なら何時死んでもおかしくなかったわよ?でも成功したのなら良かったわ。」

 

 人数分のカップに紅茶を入れながらそう言ったスワン。そして、紅茶の入ったカップを皆に渡していく。

 

「五条、さっきの姿だが…あれがお前の言っていたものか?」

「はい。この世界に来る前に俺、未確認の毒胞子を吸わされて一度死にかけたんです。」

「その時に椿さん…この世界の椿さんじゃない人が俺に心肺蘇生の電気ショックをかけたんです。その時にクウガになかった新たな力が芽生えて俺はその力で強い未確認と戦ってきました。」

 

 「この世界に来てからその力が出せなかったんですがもう大丈夫!これでまた金の力が使えそうです!」

 

 金のクウガの力を取り戻した悠介はそう言ってサムズアップするのであった───

 

 

 

 

そして現在

 

 クウガと邪兎屋は三体の未確認と対決の末、本命のデッドエンドブッチャーが現れた。

 十数メートルはある巨体に斧と槍が合体したかのような長い武器を片手で軽々と扱うその姿は正に要警戒エーテリアスの風格を纏っている。

 

「こいつはやべぇ!ちょびっとだけだが、後悔してきたぜ…!」

「ビリー、集中して!プロキシが来るまでに持ちこたえれば、こっちの勝ちよ!」

 

 邪兎屋の3人はそれぞれの武器を持ち構えクウガはファイティングポーズをとる。

 

「…来るわ!」

 

 デッドエンドブッチャーが4人に向かって走り出し、その槍斧をクウガ目掛けて振り下ろす。

 

超変身!!

 

 ドラゴンフォームにチェンジしたクウガは足元にあった鉄パイプを蹴り上げ、右手でキャッチしドラゴンロッドに変化させる。

 

「クッ……うわぁ!?」

 

 ドラゴンロッドで槍斧を受け止めるも力の差で押されたクウガは吹き飛ばされるが、体勢を取り直し着地と同時に低空ジャンプをした。

 

超変身!!

 

 デッドエンドブッチャーとの距離が近づいた瞬間、クウガはタイタンフォームにチェンジした。

 ドラゴンロッドはタイタンソードに変化し、クウガはタイタンソードで相手の体を斬りつける。

 

「うおりゃあ!!」

 

 そして胴体の中心にタイタンソードを突き刺す『カラミティタイタン』をデッドエンドブッチャーにくらわせる。

 

「ガアアアアアッッ!!」

「ッ!?…(ドガッ!)うああっ!?」

 

 刺されたのにデッドエンドブッチャーは怯まずクウガを蹴り飛ばした。

 蹴られた際、クウガはタイタンソードを手放してしまう。デッドエンドブッチャーは体に刺さったタイタンソードを抜いて、地面へ捨てる。タイタンソードは元の鉄パイプに戻った。

 

「大丈夫か!?」

「いてて…紫のクウガだったから余りダメージはないから安心して。」

「あんたは少し休んでなさい、ここからはあたし達が相手してあげるわよ!」

 

 クウガを下がらせてニコ達が前に出る。

デッドエンドブッチャーはターゲットを変えると槍斧を振り回しながら襲いかかる。

 

「させない…!」

 

 槍斧と電磁ナタがぶつかる音が響き、鍔迫り合いとなる。

 

「背中がガラ空きよ!」

「ッ!グオッ!?」

 

 背後に回ったニコがエーテル弾をデッドエンドブッチャーに発射する。

 

「親分、援護するぜ!」

「グオオオッ!!?」

 

 すかさずビリーが二丁拳銃で撃ちまくる。攻撃をくらい苦痛の叫びを吐くデッドエンドブッチャー。

 

「キメなさいアンビー!」

 

 ニコがそう言うとアンビーは頷き電磁ナタに電気を纏わせる。

 

「はあああああっっ!!」

 

「GAAAAAッッ!?」

 

 アンビーはジャンプし、そのままデッドエンドブッチャーを縦一閃で斬った。大ダメージをくらいデッドエンドブッチャーは悲鳴をあげて倒れた。

 

「やったか?」

「ビリー、こういう場面でその言葉はフラグよ。」

「あっ……わりっ☆」

「このおバカ!!」

 

 ビリーのフラグ発言が瞬時に回収された。

 突如、デッドエンドブッチャーの体に異変が起きる。体から極彩色のエーテルの結晶が現れドンドン大きくなっていく。

 

 しかも最悪な事に、デッドエンドブッチャーに殺されたドルフの遺体の傍にあった装飾品が吸い込まれるかのようにエーテルの結晶へ吸収される。その結果───

 

 二本の巨大な剣の様な腕が生えた。

 

グオオオオオオッッ!!!

 

「オイオイオイオイ!!なんかめっちゃヤバそうなのが生えたんだけど!?」

「でも敵は疲弊してる!強い一撃でも与えられたら…!」

「じゃあ俺がやるよ。」

 

 その言葉を聞いて3人が振り返るとマイティフォームに戻ったクウガがやって来る。

 

「なにか策があるのかクウガ!」

「うん、皆は少し離れてて…」

 

 3人を退かせたクウガは構えのポーズをとった。

 するとアークルからバリバリッ!という雷の音と金色の光が発光し始めた。

 アークルはライジングアークルとなり、クウガの生体装甲の縁取り部分に金色が施され右脛にマイティアンクレットが形成される。

 

炎の、技よ、雷の、力を、加えて、邪悪を、鎮めよ

 

 これが現代のクウガである悠介が新たに得た力、金の力『ライジングパワー』。そして今のクウガは赤の金『ライジングマイティフォーム』である。

 

「……フッ!」

 

 パワーアップしたクウガは、デッドエンドブッチャーに向かって走り出す。

 右足に雷の力が加わったエネルギーが溜まっていく。そして距離が近づくとクウガはジャンプし、空中で回転。

 近づくクウガに対し、デッドエンドブッチャーは腕をクロスしてガードを取る。

 

おりゃあああッッ!!

 

グオアアアアッッ!!?

 

 クウガの『ライジングマイティキック』を受けたデッドエンドブッチャーはガードを崩されて豪快に吹き飛ばされる。

 胴体に封印エネルギーが込められた刻印が浮かび上がるが、巨体の為時間がかかっている。

 

「ハァ…ハァ…」

「ッ!…クウガ!」

 

 金の力を使い体力をかなり消耗しフラフラと倒れそうになるクウガをアンビーが支える。

 それと同時にクウガは角が短くて白い姿に変わる。

 

「ちょっと!?白くなったわよ!?」

「あぁコレね…体力が殆ど無くなるとこの姿になっちまうんだ…」

「まるで諸刃の剣みたいだな…」

「でもよくやったわ!敵はもう虫の息、後はプロキシが…」

 

間もなく、列車が到着いたします!線の内側までお下がりください!

 

 遠くからアナウンスと列車の走る音が聞こえた。

 それは大量のエーテル爆薬を載せた対デッドエンドブッチャー用列車で車両の上にはイアスが仁王立ちしている。

 

 列車はそのままデッドエンドブッチャーへ突撃、壁へ叩きつけて身動きを封じ込めた。

 ぶつかる前に列車から飛び降りたイアスは4人の元へ降り立つ。

 

『Fairy!仕事だよ!』

【はい、空気中の電荷を測定します──】

「ビリー!」

「任せろっ!」

 

 ビリーが二丁拳銃を構えて列車の爆薬に数発撃って穴を開け、アンビーは電磁ナタを投げ、列車に空いた穴へ突き刺した。

 

【臨界電位差到達まで残り4秒、3──】

「早く!」

【2】

「よいしょ…」

【1】

 

 急いで電車の裏へ避難する邪兎屋とクウガ、デッドエンドブッチャーは抜け出そうと力を込める。

 

【0!】

 

シーーーン

 

『え?何も起きない?』

 

 Fairyがカウントダウンの終わりを告げた。しかし何も起きない。

 

ガシャアアアアン!!

 

「ひゃあ!?」『うわぁ!?』

 

 大きな音がした。それはデッドエンドブッチャーがボロボロになった腕も使い車両を持ち上げようとしていた。

 

「何とかしなさいよ!」

【やり直します!43210!】

 

 高速カウントダウンをするFairy。すると雷が落ち、列車に突き刺ったアンビーの電磁ナタが避雷針となり1億ボルトの電流が電磁ナタから瞬く間に伝っていき──

 

チュドオオオオオン!!!

 

 列車内のエーテル爆薬が一斉に起爆し、列車はデッドエンドブッチャーを巻き込んで大爆発を起こした。

*1
本編19話と20話の間





スワン・キグナス

イメージCV 石野真子

容姿 特捜戦隊デカレンジャーの白鳥スワン

種族 シリオン(モデル:ハクチョウ)

性別 女性

年齢:43

所属 治安局 科学捜査研究所(略称 科捜研) 所長

新エリー都治安局の科捜研の所長を務めてる女性。クルーガーとは幼馴染の関係である。
武器開発を主にしているがメカニックとしての腕も一流でホロウチェイサーを開発したのも彼女の実力があっての事。
そして現在、対未確認・ホロウ潜入用装着式パワードスーツを開発しているらしい……

白祇重工のヒロイン誰にする?

  • クレタ
  • グレース
  • 両方取っちまえ!
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