ゼンレスゾーンクウガ   作:アルティメットルパン三世

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UA総数3万突破しました!いつも見てくれてありがとうございます!!

アギトー超能力戦争ー観てきましたよ!
ネタバレはなるべく回避して、ほぼ見ずに済みました。
個人的にはとても良かった。氷川さんかっこよかった。
ネタバレになるからこれ以上は言えない、取り敢えず観てくれとしか言えない。

それでは本編どうぞ


解決

 

AM19:00 デッドエンドホロウ外 ヴィジョン爆破解体本部

 

 パールマンを連れてデッドエンドホロウを抜けた猫又は、大勢の武装部隊に囲まれながらも現責任者であるサラという女性に直接交渉を持ちかける。

 猫又の要求は彼を人質にし、爆破解体の中止と閉じ込められた住民達の解放を求めた。

 

 しかしパールマンを助けても住民が助け出され、この事実が世に広まればヴィジョンの信頼はガタ落ちになる為サラは簡単に応じはしなかった。

 

 そして猫又は自分が赤牙組の者だと言うことを明かした。

 そして自分の身を差し出す事でヴィジョンに『シルバーヘッドの爪、猫宮又奈を捕まえた』というプランBに変える。

 

 自身を生贄に取引を成立させる。それが彼女の狙いだ。

 だが、この時猫又はミスを犯してしまった。

 

「そうか…パールマンはただの操り人形。陰で糸を引いて爆破解体を企んでたのはあんただったんだ!」

 

 麻酔銃で撃たれ、倒れているパールマンを横目に猫又は叫んだ。ヴィジョンにとってパールマンなど取引材料に値しなかったという事だ。

 

「どうして…ヴィジョンにとってこのプロジェクトは、人の命より大事なものだったの!?」

「大事かどうか?あなたみたいな小物に尋ねる資格はないわ。……無駄話をし過ぎたわね。そろそろ本題に入りましょう。」

 

 サラがそう言うとボディーガードの青年が何かのスイッチを彼女に手渡す。

 

「──それはなんだ!」

「この小さなおもちゃ?もちろん爆薬の起爆スイッチに決まってるじゃない」

 

 それを聞いた猫又は血の気が引き、顔色が青ざめる。

 

「そんな、待っ──!ダメだ!!」

「私からも…『存在しない住民』達に、お悔やみを申し上げるわ。」

 

さようなら、すべては『私達』のヴィジョンの為。

 

 猫又が悲痛の声で止めさせようとするが、サラはそんなのお構いなくスイッチを押した。

 

「あっ…」

 

 目の前でスイッチを押された猫又はへたり込む。

 

「サラ長官、爆破の完了を確認しました。」

「ええ、ご苦労さま。」

 

「あ、ああ……うあああああああああっっっ!!!!!

 

 爆破したとうい報告を聞いた猫又はニコや悠介、アンビーとビリー、そして住民達が死んだと思い、その悲しみが悲鳴として一気に溢れ出した。

 

「フッフッフッ…守りたいものの為に自分を犠牲にしようとしたみたいですが結局は無駄骨となりましたね。けどまぁ、すぐに会えますよ…あの世でね。」

 

 ボディーガードの青年は、自分の部下の黒服に猫又の射殺命令を言い渡す。

 黒服が前に出ると、手に持ってる銃を構え猫又を狙い定めて引き金を引こうとしたその時──!

 

「ま、待てよ…ホロウに繋がるトンネルから、誰か出てきたぞ!」

 

 その言葉に猫又は泣きながらトンネルの方へ顔を向ける。そこから出てきたのは

 

 

「ヴィジョンは命を軽んじたわ!ヴィジョンを倒すのよ!」

「ヴィジョンの手は血まみれだ!その体の隅々まで、罪なき一般市民の血に塗れているんだ!」

「いつまでも私たちの口を封じられると思うな!」

 

 ヴィジョンの手によって爆破エリアに閉じ込められた住民達だった!奴らへの怒りをぶつける声と共に彼らは行進する。

 そしてその行進の先頭に立っているのは邪兎屋の3人、そして悠介とイアスだ。

 

「ニコ!それにみんな!」

「お待たせ猫又ちゃん!」

「ッ!悠介ぇ!」

「おっと……よく頑張ったね。猫又ちゃんのおかげでなんとか住民全員をホロウから出せれたよ。」

 

 皆が生きていた事に嬉し涙を流す猫又、そして悠介を見つけた猫又は涙目で飛びかかり、そのまま抱きつく。

 抱きしめた悠介は彼女の頭を撫でながら褒めるのだった。

 

「あら、爆破エリアから抜け出してくるなんて…中々やるじゃない。でもそれで全てが公になるなんて思って無いわよね?フフ…忘れないで、此処にはウチの人間しかいないの。」

 

「命令よ、撃ちなさい。」

 

 不敵な笑みを浮かべるサラは手を上げると武装部隊に住民達とニコ達への射殺命令を下した。

 命令を受けた武装部隊は一斉に銃を構える。

 

「そ、そんな…!」

「あの女、本気だぞ!」

 

「悠介…」

「大丈夫、もうすぐ来る頃だから」

「え?来るってなにが…」

 

 その時、遠くからけたたましいサイレン音が聞こえた。それは治安局のパトカー群のサイレンだ。

 本部に到着したパトカーから本物の治安官達が現れ、周囲全体を包囲した。

 

「速報!速報です!あのヴィジョンに、重大な人命軽視が発覚しました!」

 

 パトカーの後に報道機関も駆けつける。

 ヴィジョンの武装部隊を次々と取り抑えていく治安局。その中にはブリンガーも居た。

 

「サラ長官!サラ長官!治安局に囲まれました!」

「・・・」

「おやおや…」

 

 武装部隊が慌てている中、サラは無言で青年は面白半分で楽しんでいる。

 

「いえ、治安局だけではありません!白祇重工もいます!」

 

 ヴィジョンの競合他社である白祇重工も駆けつけていた。

 

「ふふん、ヴィジョンが大人しく交渉に応じるわけないと思って、ホロウを出て真っ先に白祇重工に連絡したのよ。さっすが

競合他社。行動が早いわね〜」

 

 どうやらニコが白祇重工に連絡して手回していた様だ。

 と、そこへ一条が悠介の元へやって来る。

 

「五条!」

「あっ一条さん!ピッタシ時間通りでしたね!」

「ゲェッ!あ、あんたは一条!?」

「お前は邪兎屋のニコ・デマラとその従業員…!おい五条、なぜコイツらがお前と一緒に居る?」

「ちょ、ちょっと悠介!なんであんたが治安局の超エリートと関係持ってんのよ!?」

 

 邪兎屋を目にした一条はただえさえ鋭い目つきを更に鋭くして悠介に問いかけ、その目にビビって悠介の背中に隠れて問い出すニコ。

 

「一条さん落ち着いて、彼女らは今回の事件で閉じ込められてた人達を助けたんです。」

「なに?それは本当か?」

「はい。なんなら後で住民達にも聞いてみて下さい。」

「……お前が言うなら一応信じよう。今回は目を瞑っておくがソイツらはホロウレイダー…何時裏切るか分からんぞ」

 

 一条の言葉にニコの心臓の鼓動が早くなる。自分達は何でも屋でもあり違法者でもあるのだ。

 

「大丈夫ですよ。確かにニコは金にがめつくてずる賢いけどそんな仁義を棄てるような人じゃないですから。」

「悠介……ってがめついとずる賢いは余計よ!!」

「ビリーはヒーローが好きな良い奴だし、アンビーも優しい心を持ってる、だから俺は彼女らを信じる事が出来ます。」

 

 邪兎屋と共に戦い、同じ時間を共にした経験で悠介は彼女らを信用していた。

 悠介の言葉にニコは余計な一言に怒り、ビリーは目を輝かせアンビーは表情は変わらないが少し照れている。

 

「……お前がそういうのなら俺は何も言わん。後のことはコッチがやっておこう。」

 

 悠介の目を見て一条は彼を信じる事にし仕事へ戻って行った。

 

「サラ長官、我々はどうしましょう…っ?サラ長官?いないぞ!?」

 

 いつの間にかサラと青年、そして黒服達は逃走したみたいだ。

 指揮官を失い、ヴィジョンの武装部隊はどうする事も出来ず全面的に降伏する事となった。

 

「報告、現場の容疑者は全面的に降伏。住民も全員が無事です!」

「治安局がああ言ってるわ…私たち助かったのよ!」

「あとで俺たち生存者の情報を集めて、治安局で聞き取りをするらしいぞ…」

 

「・・・」

 

 住民達が喜び合う姿を見ながら猫又は安心してるのだが、寂しげな顔になりその場から離れようと後ろへ振り返ろうとした。

 

「うわあ!?」

 

 猫又は何かにぶつかった、2、3歩下がった猫又は顔を見上げるとアンビーが立っていた。

 

「あんたか!な、何してるの?」

「一人でこそこそしてたから。これから治安局が事情聴取をするって、拡声器で言ってたでしょう?」

「それは…解決したのはあんたたちだし、あたしなんか、いなくても大して変わんないでしょ…」

「いいえ、あなたはヴィジョンを罪に問うための大事な証人よ。何より、邪兎屋にとって…」

 

「罠にかけようとした犯人、でしょ…?」

 

 シルバーヘッド(命の恩人)を殺した邪兎屋への復讐の為に、3人をデッドエンドホロウに誘導しヴィジョンの爆破に巻き込ませて「不慮の事故」に嵌めようとしたのだ。

 そんな奴を生かしてはおけない、自分を捕まえて治安局に明け渡すのだろうと猫又はそう考えていた…しかし、彼女の予想は180度ひっくり返される。

 

「あなたはまだ、『自分の分』を払ってない。」

「……え?じ、『自分の分』ってなんの事…?」

 

「食事代よ。前に言ったでしょう。今回の依頼が終わったら、みんなでご飯に行くって。」

「スターライトナイトのレストランが嫌だって言ったから、ビリーの奢りじゃないけど…ニコは折角だからいいものを食べたいって言ったの。だから、割り勘。」

 

 唖然になる猫又にアンビーが説明した。

 

「待って!『大事な顧客だから盛大に奢る』って言ってたのに、何であたしまで払わなきゃいけないの?それに、、あたしは行くなんて一言も…!」

 

「そう。なら正式に聞くわ──猫又、私たちとご飯に行く?」

 

 手を差し出し、アンビーはそう言った。

 

「店長たち、プロキシ兄妹も来るぜ!しかも食べ放題だぞ!」

「ええ、サバを好きなだけ食べられるわよ!」

 

「あたし…その…えっと…」

 

 笑顔で食事に招待する邪兎屋に猫又は感情がぐちゃぐちゃだった。

 そこへ悠介が猫又の隣に立ち、頭を撫でた。

 

「猫又ちゃん、寂しいのなら今の気持ちを素直に言ってみよう?俺たちが受け止めてあげるから。」

「っ!…………くっ、ううっ…!」

 

「ほんとに好きなだけサバを食べていいなら…考えてやっても…いいぞ!」

 

 悠介の言葉に猫又は、涙を流し笑顔で言った。

 

 こうして悠介と邪兎屋はヴィジョンの陰謀を阻止する事が出来、事件は解決したのだった。

 

 

 

 

 

一方、その頃。

 

 ヴィジョン爆破解体本部から逃げ出したサラ、そして青年と黒服達。

 青年は着てるボディーガードの服を投げるように捨てた。するといつの間にか紳士服を着ていたのだ。

 そう、ボディーガードの青年の正体はヒマワリのタトゥーの紳士だったのだ。

 

「やれやれ、ドルフ達はしくじりましたか…それはそうとサラ。今回の件はどうするつもりで?」

「今回失敗しても計画には支障は無いわ。あのお方は時期に目を覚まされる…それにマヒリ、貴方はそのゲゲルをやる意味があるのかしら。」

「勿論です。バルバが務めたゲゲルはダグバへの挑戦権ですが、私のゲゲルの目的は新たな『ン』の誕生をさせる、その為に粛清されたグロンギを甦らせたんですから。」

 

 ヒマワリのタトゥーの紳士……本名『ラ・マヒリ・デ』は羊皮紙を取り出す。そこにはダランやラガスといったはぐれグロンギのタトゥーが刻まれており、その下には‪✕‬印を入れられたダグバのタトゥー…そしてオオカミ、シャチ、ワシ、ワニ、ラフレシアのタトゥーが刻まれている。

 

 

「そこまでだ」

 

 すると、彼らの周りにライトが照らされる。

 辺り一帯に治安官が銃を構えて待機しておりその中には朱鳶達特務捜査班の面々も。

 

「おやおや…こんな遠い所で待ち伏せしていたとは。流石は地獄の番犬、嗅覚が地の果てまで嗅ぎつけれるんですね?」

 

 治安局に囲まれながらも焦りの顔を見せないマヒリ。

 治安官達が道を開けるように横へ下がる。その奥から歩いてくるサングラスをかけたドーベルマンのシリオン…

 治安局ルミナ分署 署長『クルーガー・アヌビス』だ。

 

「ヴィジョンコーポレーション社長秘書のサラ、そして未確認生物B1号。ヴィジョンの爆破解体による大量殺人未遂、及び監禁の罪でお前達を逮捕する!」

 

 クルーガーはサングラスを外しながら2人に逮捕状を見せた。

 

「フフ…残念ながら署長さん。今、貴方に捕まる訳にはいかないの。」

「そういう事です。貴方たちの相手はコイツらに任せますので遊んであげてください。」

 

ドガーーン!!

 

 マヒリがそう言うとクルーガーの目の前で突然の爆発が起きた。

 

「クルーガー署長!!」

 

 朱鳶が叫び、治安官達は爆発に巻き込まれた署長を心配する。

 しかしクルーガーは上着を脱ぎ捨てそれを被り、爆炎から身を守っていた。

 

「ほう…上着で身を守りましたか。ならコレはどうでしょう!!」

 

 マヒリがそう言いながら手を上げる。すると地中から大量のベ・ジミン・バが現れた。その数は100体。

 

「フッ!」

 

 更にそこへ現れたのは『グ』のはぐれグロンギの1人、イタチの初老が現れる。

 

「おやおや、まさか貴方がくるとは」

「なにやら面白そうな事になってると思い来てみれば…あの地獄の番犬が居るとは。マヒリよ、今からゲゲルを開始してくれ。目標は地獄の番犬ただ1人、時間は1時間だ!」

「いいでしょう。その男を殺せば貴方を昇格させる事を認めますよ。」

 

 そう言うとマヒリはグセパを渡し、ゲドルードのバックルに時間制の封印エネルギーを注入した。

 

「では頼みましたよ……行きましょう」

 

 2人はイタチのはぐれグロンギ『グ・ダヂイ・ダ』に任せこの場から逃げ出した。

 ダチイは初老の人間体からグロンギ体に戻る。

 

「朱鳶、皆を連れて奴らを追え。此処は俺が相手をする。」

「そんな!?無理です!署長でもこの数の相手は…」

「俺を見縊るな!!」

「「「ッ!?」」」

「……心配するな。この程度の数で臆する俺じゃないのは分かってるだろ?さぁ行くんだ!!」

 

 クルーガーに任された朱鳶達は急いでマヒリとサラの後を追った。

 朱鳶たちの背中を見た後、クルーガーは後ろ振り返ると目の前には今にも襲いかかろうと短剣を持ち構えた100体のベ・ジミン・バと鎖鎌を持ち構えるグ・ダチイ・ダが。

 

「雑魚はざっと数えて100体か…勘を取り戻すには丁度いいな。」

 

 その光景を見て憶さず多少焦げた上着を羽織るクルーガー。

 そして彼はポケットから手帳型デバイス『マスターライセンス』を取り出した!

 

《BGM:緊急変身!デカレンジャー》

 

 

「エマージェンシー!デカマスターーッッ!!」

 

 

 マスターライセンスを構えて叫ぶクルーガーは天面部分のスイッチを押す。

 

『マスターライセンスから形状記憶エーテル金属デカメタルが転送される。そして、超微粒子状に変換されたデカメタルがクルーガーの全身を包み、「フェイス、オン!」 変身完了するのだ!!』

 

 変身したクルーガーの姿は黒とメタリックブルーを基準にしたツートンカラーのフルスキンのマスクとスーツ、胸部プロテクターには100の数字が刻まれている。

 

「   百鬼夜行をぶった斬る!

 地獄の番犬!デカマスター!!

 

 今ここに、治安局最強の地獄の番犬が降臨した!!

 





今回はここまで。
ヴィジョンの爆破解体は無事に阻止されてこれにて一件落着……と思わせて、裏ではこんな事が起きていた。

そして皆様。13話でクルーガーが登場した時に期待してたものであるデカマスターが遂に降臨。
次回の前半はデカマスターの活躍、後半はエピローグで構成させていただきます。
デカレン13話をベースにして書きますのでもうしばらくお待ちください。

白祇重工のヒロイン誰にする?

  • クレタ
  • グレース
  • 両方取っちまえ!
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