ゼンレスゾーンクウガ   作:アルティメットルパン三世

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仮面ライダークウガ25周年記念
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本編
EPISODE48 空我


悠介SIDE

 

 俺は五条悠介、世界中を旅している夢を追い続ける1999の技を持つ冒険家だ。

 20歳になった頃、俺は日本に戻って来た。そして大学時代の友人で考古学者の沢渡櫻子さんに会いに来た時、彼女が調べていた古代文字に『警告』『死』を意味するものがあった。

櫻子さんは長野にある九郎ヶ岳遺跡に居る調査メンバーに連絡すると電話越しから悲鳴が響いた。

 俺が様子を見にバイクを走らせる。朝になり九郎ヶ岳に到着すると既に警察が現場を調べていたので俺は通り抜けようとしたけど刑事の一城薫さんに捕まり追い出されたが鑑識の人が持っていたベルトらしきものを見た瞬間、幻が視界に映された。

 長野県警前で櫻子さんと合流し一城さんについて行き、会議室へ案内された俺達は回収されたビデオカメラの映像に映された惨劇を見て絶句。

 そして九郎ヶ岳遺跡で見つけられたベルトを調べて欲しいと一城さんが櫻子さんに渡した。

 ケースを受けとり早速調べる為に帰ろうとしたその時、パトカーが署内へ突っ込んできた。中から未確認生命体1号「ズ・グムン・バ」が現れ周りは大混乱。

 

「櫻子さん隠れてて……着けてみる!」

 

ケースから落ちたベルトを見た俺は再び幻視が映り込むと意を決してベルトを装着した。

 眩しい光が数秒間放たれるとベルトは俺の体に吸い込まれ激しい痛みが全身を駆け巡る、1号に襲われた俺は首を絞められる。

 

「このままじゃ殺られる…死ぬ!」

ドガッ!

 

「変わった…!?」

 

 左手で殴ると腕が変わり続けてパンチとキックを1号に浴びせるとグローイングフォームへとなった。

 しかしグローイングだから不完全な状態でグロンギと戦うのは悪戦苦闘だったがヘリに乗って現れた一城さんが背後から狙撃するも全く効いてなく逆にターゲットとされてしまう。

 一城さんを殺そうとした1号を止めるべく俺もヘリに向かってジャンプし乗り込む。

 ヘリの中での乱闘の末俺は1号を上空から落とし、落下した1号はそのまま廃屋の屋根を突き抜け地面へ叩きつけられたと思われる。

 

 それから次の日の夜、また新たな未確認生命体が現れた。今度はコウモリの見た目をした3号「ズ・ゴオマ・グ」だ。

 警官隊を襲う3号に駆けつけた俺は再び変身するもあの時と同じく白い姿だった。

 

 3号に攻撃するも通じず逆に返り討ちにあった。一城さんは吹っ飛ばされた俺とぶつかり気絶し3号はその後新たに来たパトカーのヘッドライトの光を浴びてもがきだし逃走。

 

 次の日、俺は一城さんに「君に戦う義務はない、中途半端に関わるな!」と怒られた。

 その後、俺は戦士の事を考えていた。あの時見た戦士は体が赤かった…だけど俺のは白だった。俺の気持ちが半端だったからダメだったんだ。

 

 それから日も暮れて俺は櫻子さんを後ろに乗せて長野市箱清水にある夏目家の前までバイクで走った。

 遺跡の調査組のリーダーである夏目幸義の葬式に出る為だ。

 けど俺は服装の事もあるので出るのは櫻子さんだけにした、葬式が終わるまで立ちんぼしていた俺だったが家から1人の少女が泣きながら出て来た。恐らくあの子は夏目さんの娘さんなんだろう。

 しゃがみこみ涙を流す彼女の姿を見て俺は心の底から悔しさと怒りが湧き上がる、そして俺は決意しバイクを走らせた。

 

 

 教会に到着すると中から煙が出ていた、まさかと思い俺はバイクを走らせ入口に向かって突撃した。

 ドアを壊して入れたもののスリップしてしまい転倒してしまう。バイクは火の海の中に入り爆発してしまうもそれを気にせず俺は一城さんの元へ駆けつける。 

 

「何しに来た!」

「戦います…俺!」

「まだそんな事を!」

「こんな奴らの為に!これ以上誰かの涙は見たくない!皆に笑顔でいて欲しいんです!だから見ててください!」

 

俺の!変身ッ!!

 

 戦う決意を決めた俺の声に応えるかのようにアークルが腰に現れ俺は幻視で見た戦士と同じ変身ポーズをとり左のサイドバックルを押した。

 

「はあっ!はああっ!うおおおおお!!」

 

 3号にパンチや蹴りをしていく中で俺の体は幻で見た姿と同じ

赤い体、短かった角も長くなっている。

 

「ビガラグ バズビ クウガ!?(貴様がなるクウガ!?)」

「クウガ…そうかクウガか!」

 

 古代の戦士クウガとなった俺は未確認生命体…グロンギと言われる怪人達との死闘が幕を開けた。

 

 

 けどやはり精神的に参りそうな時もあった。怪人とはいえ人を殺した様な感覚もあったし铦が右肩に刺さったり体を斬られたりした時はそりゃもう泣きそうになった。

 1番酷かったのは第26号の毒胞子を口から入れられた時だった……

 

 そんな事もあったけど一城さんや櫻子さんはもちろん医者の椿修一、妹の五条みのり、ポレポレのマスターなど俺の戦いをサポートしてくれたり日常生活で支えてくれた人達。警察の方々のサポートもあったおかけで戦い続ける事が出来た。

 

 戦いの最中、俺は流水の戦士…ドラゴンフォーム、疾風の戦士…ペガサスフォーム、大地の戦士…タイタンフォームへと超変身する事も出来た。

 第26号の件で瀕死になった時に電気ショック療法を使った影響でアークルの中にある霊石アマダムが反応を起こし俺は金の力「ライジングパワー」を手に入れ襲いかかるゴの集団を次々と倒していった。

 

 それから1年経ち、未確認生命体46号「ゴ・ガドル・バ」を倒し残るグロンギは0号「ン・ダグバ・ゼバ」のみ。しかし0号の圧倒的な力に現時点で最強のアメイジングマイティでも負け、多くの人を目の前で焼き殺され意識を失う。

 怪我はある程度治ったがベルトは0号にやられた際に亀裂が入っていた。

 今のままでは0号を倒せない、それを実感した俺は凄まじき闇の戦士になる事を決めた……

 

 

 吹雪の中、俺達は九朗ヶ岳に辿り着く。

 クウガのベルトが発見された場所、そしてダグバが甦った場所。

 

「椿さんに聞いたんですけど、ベルトの傷、やっぱまだ治ってませんでした。だから、狙うときはここをお願いします」

 

 自分の腹を指す。

 

「五条……」

「いやもちろん、万が一、俺が『究極の闇をもたらす存在』になっちゃったら、ですけどね」

 

 真剣な視線を送る一城に俺はたははと苦笑いを返した。

 

「こんな寄り道はさせたくなかった……」

「え?」

「君には、冒険だけしていてほしかった」

「……」

「ここまで君をつき合わせてしまって……」

「ありがとうございました」

「……」

「俺、良かったと思ってます」

「……?」

「だって、一城さんと会えたから」

「五条……!」

 

 俺は笑顔で、サムズアップを決める。一城さんも真剣な顔だがサムズアップを返す。

 

「じゃあ、見てて下さい……俺の変身」

 

 俺の言葉に一城さんが力強く頷く。

 

 少し安心した俺は一城さんに背を向け、変身ポーズをとる。

 

 全身が、これまでのクウガとは異なる姿、アルティメットフォームへと変貌してゆく。

 鋭角的な黒の生体甲冑。額には4本の角。そして42号「ゴ・ジャラジ・ダ」を倒した時に見たアルティメットフォームとは違い、黒い複眼ではなく赤い複眼だった。

 

 理性が保っている中俺はかすかに後ろに振り向いた後、雪原へと駆けて行く。

 

 

 吹雪の中、人間態のダグバが無邪気な笑顔のままで俺を迎えた。

 

「なれたんだね。『究極の力を持つ者』に」

 

 ダグバもまた、怪人態へと変身する。

 

 ダグバが俺を目掛け、手を伸ばす。超自然発火能力により、俺の全身は燃え上がるが何故か熱くない。

 俺も手を伸ばすと、ダグバの体も同様に燃え上がる。

 まったく同様の能力を持っている為、双方の能力が相殺されて炎が消え去る。

 

「うおぉぉ──っ!」

「はぁ──っ!」

 

 俺とダグバが同時にパンチを繰り出し、吹き飛ばされる。

 すぐさま起き上がり、再びパンチを繰り出し始める。

 同一の超能力同士では勝負がつかず、戦いは肉弾戦となる。

 

 強力な拳の応酬が双方の体をえぐり、血しぶきが飛び散る。

 クウガの渾身のパンチがダグバの腹に炸裂。ダグバのベルトに亀裂が走る。

 

「あ!?……う……うっ……」

「はぁぁ──っ!!」

 

 苦しむ奴の隙をついて、俺は連続攻撃を繰り出す。

 だが奴の反撃のパンチが、俺の腹部に炸裂。 クウガのベルトにも亀裂が走る。

 

「うわぁぁっ! うっ……!?」

 

 ベルトに損傷を負って変身を解除された俺とダグバは戦うのをやめず素手で殴り合う。

 奴は戦いを心から楽しみ、笑いながら拳を振るう。そして俺は、泣きながら拳を振るう。

 息を切らし、血を流し、延々と殴り続けた。

 

「うああぁぁ──っ!!」

「アハハハハ!!」

 

 俺とダグバが同時にパンチを繰り出す。双方が渾身の拳を顔面に浴び、血を吐き出した後地面に倒れ伏す。

 

 真っ白だった雪原が、2人の流した血で赤く染まっている。

 

 ダグバはもう動かない。そして俺の体も……

 

「五条……五条ォォォォォ!!!!!!」

 

 俺が最後に見たのは倒れた俺を見て叫ぶ一城さんだった。そしてそのまま視界が真っ暗になっていき……

 

悠介SIDE END

 

 

NoSIDE

 

新エリー都 六分街

 

 日もとっくに暮れた真夜中、2人の男女が歩いていた。

 銀髪で背が高い青年は「アキラ」、オレンジがかかった青髪でアキラより少し背が低い少女は「リン」。

 2人はこの街のビデオ屋「random play」を経営している

 

「ふぅ、まさか渋滞に巻き込まれてしまうとは……」

「もうすっかり真っ暗だねお兄ちゃん」

 

 ビデオの仕入れに行っていた2人は帰っている最中、渋滞に巻き込まれてしまいかなりの時間が掛かってしまい車に乗る前は夕日が見えてたのに気づけば空は真っ暗である。

 

兄妹が何気ない会話をしていると…

 

「大変!店の前に人が倒れてる!」

「なんだって!?大丈夫ですか……っ!なんて酷い怪我だ……まるで殴り合いでもしたかのようだ……」

 

 リンが指さした先を見るとビデオ屋の前に季節外れの冬服を着た男の人が倒れていた。

 2人は慌てて駆けつける。アキラが男に声をかけるも返事は無く仰向けにすると顔は殴られた跡が多く口は切れて血が出ており、服にも所々血が付いていた。

 

「どうしようお兄ちゃん?」

「病院に連れてく暇は無いし取り敢えず中に入れて手当しよう」

「わかった!」

 

「ンナナ!…ンナァ!?(おかえり!…ってどうしたのその人!?)」

「ただいまイアス!今すぐ救急箱持ってきて!」

「ンナ!(わかった!)」

 

 アキラは男を担ぎ、リンが入口のドアを開けると帰りを待っていたボンプ「イアス」に救急箱を持ってくるように言って店の中へと連れていった。

 

 

 推薦ED『仮面ライダークウガ!』

 

 

声の出演(イメージ)

 

五条悠介 松原大典

 

一城薫 葛山信吾

 

ン・ダグバ・ゼバ 浦井健治

 

アキラ 阿部敦

 

リン 千本木彩花

 

予告ナレーション 立木文彦

 





悠介「ベルトが治っている…?」
アキラ「目が覚めた様だね、気分はどうだい?」

悠介「此処って日本じゃないんですか!?」
リン「もしかして…異世界転生ってヤツ?」

???「ザジレジョグ、ザリザガゼダパセパセンゲゲルゾ(始めよう、はみだされた我々のゲゲルを)」
???「グギジンパゴセグギブ!(初陣は俺が行く!)」

テレビ音声《ルミアスクエア南区にエーテリアスではない正体不明の生物が人質を取っている模様!》
???「ゴンバロボグゴセビヅグジョググスバ!(そんな物がオレに通用するか!)」

悠介「グロンギ?!なんでこの世界に…」
アキラ「悠介さん危ない!」
悠介「大丈夫、俺クウガだから!」

悠介「変身ッッ!!」
アキラ「五条さんの体が…」リン「変わった…」

プロローグ1 新エリー都へようこそ


悠介は無自覚女誑しにするかしないか

  • 女誑しにしろ
  • 女誑しにしないで
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