ゼンレスゾーンクウガ   作:アルティメットルパン三世

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ゼッツ最新話、ゼッツドライバー復活してノクスも戻ってきた。ファイブさん…アンタはホントカッコイイよ!
そして次回はいよいよノクスの最終フォーム登場、ロードスリーにリベンジを果たす!

ゼッツ夏映画もエージェント8人が勢揃い!本編で退場したシックスも居るから多分去年のガヴ夏映画のストマック家みたいな感じ?
それはそうと、ゼロがロードインヴォーカー巻いてる!!川平慈英さんも遂に変身(偽装)なるか!

それでは本編どうぞ!


危機

 

 プロトタイプの通信を継続させる為に、一人でエーテリアスを相手にしていたグレース。

 しかし、そこへ乱入してきた存在が現れる。それは重機を狙うはぐれグロンギのグ・ヤリド・ギとベ・ジミン・バの大群だった。

 ヤリドはファールバウディを操り邪魔な雑魚エーテリアスを片付け、最後に操っていたファールバウディのコアを粉砕し倒した。

 邪魔者を片付けたヤリドは今度はパイルドライバーに向かって歩き出す。

 

ドスッ!

 

 グレースがネイルガンを発射しヤリドの右足に当たる。

 

 「ジャラザゴンバ、ゴドバギブゴンボシロボゾジョボゲ。(邪魔だ女、大人しくその乗り物を寄越せ。)」

「何言ってるのか分からないけど、君の考えてる事は分かってるよ…私の子供には指一本触れさせない!」

「ボゾロザド?(子供だと?)……ハハハハ!ゴバギバリントロギスロボザ!(可笑しなリントもいたものだ!)バサゴラゲゾボソギデゴギヅゾロサグ!(ならお前を殺してソイツを貰う!)」

 

 両腕の鎌を伸ばしたヤリドはジミン達を引き連れてグレースに襲いかかる。

 最初はネイルガンと電気手榴弾を駆使しジミンを倒すグレースが優勢だった。しかし、ジミンは捨て駒にしか過ぎずヤリドはグレースがスタミナ切れになるのを待ちわびていた。

 

「ハァ…ハァ…」

「ガンバズン ジミン ゾダゴグドザ。(あの数のジミンを倒すとは。)ゼザボボバサグゾンダンザ!(ではここからが本番だ!)」

「ぐはっ!?」

 

 ヤリドはグレースの目の前に現れると彼女の腹を蹴った。

 吐き、グレースはパイルドライバーの傍まで吹き飛んだ。

 

『ダメだ、逃げてグレースさん!』

「ゴフッ…それは出来ないよフライデー…今ここで逃げたらプロトタイプは見つからなくなるし君が酷い目にあわされる…君は私の子供でなによりの宝物なんだ…!」

 

 普段の中二病発言も忘れて逃げる様に言うパイルドライバー、しかしグレースは逃げずに、蹴られた腹を抑えフラつきながらも立ち上がる。

 

「ボゾロ?ゾグロヅ?ブザサバギ!ビバギバゾギョゲンパゾググビグギン。(子供?宝物?くだらない!機械など所詮は道具に過ぎん。)ゴセパゴンゾググゾヅバギビダスゲゲルンダレビシジョグギデジャスボザ(俺はその道具を使い来たるゲゲルの為に利用してやるのだ!)」

「ふざけるな!私の子供を人殺しの道具になんてさせない…!」

 

 知能重機を思いやるグレースを嘲笑うヤリド。

 ゆっくりと歩いてくるヤリドにグレースはネイルガンを発射するが蹴られた腹の痛みで狙いがつかず全部避けられる。

 

「があっ!?」

 

 電気手榴弾を取ろうとしたグレース、しかしその隙にヤリドは近づき彼女の首を掴み持ち上げる。

 

「ゴラゲンダパゴドビパガビダ、ジョボガバギボバサボンダゼボソグ。ギベ。(お前のの戯言には飽きた、寄越さないのならこの場で殺す。死ね。)」

 

 そう言うとヤリドは右手に段々と力を入れグレースの首を絞める。

 

「ぐっ…がぁ…!?(い、息が出来ない…!)」

 

 グレースは最後の力でヤリドを蹴るがビクともしない。

 すると、グレースの脳裏に過去の思い出がフラッシュバックされる。

 

(あぁ…もうダメみたい、皆…ホルスさん…クレタ…ごめんね…)

 

 視界が薄くなりながらグレースは白祇重工の皆やアキラとリンと悠介、そしてクレタとホルスを思い浮かべる。

 トドメを刺すため、ヤリドはグレースの首をへし折ろうとした。

 

 

ブウウウウウウン!!

 

 

 その時、どこからがバイクのエンジン音が響き渡る。

そして、向こう側から1台のバイクに乗った2人の影が現れる。

 

(推薦BGM:Blow it(シン・仮面ライダー) )

 

「姉貴ィィィィ!!!!」

 

 それはホロウチェイサーに乗ったクウガとクレタだ。

 

「姉貴から……離れろぉ!!」

「グオオオアッ!?」

 

 ホロウチェイサーから飛び降りたクレタは、ヤリドの顔にハンマーを叩き込んだ。

 その一撃にヤリドはグレースの首を掴んでた右手を離して吹っ飛んでいく。

 

「姉貴!しっかりしろ姉貴ぃ!」

「ク…レタ…?」

「クレタ。グレースさんを頼んだよ…」

 

 倒れるグレースを抱え、不安げな表情で声をかけるクレタ。

 息のあるグレースをクレタに任せたクウガは、マスク越しに怒りの顔を浮かべながらヤリドの方へ向かう。

 

「ゴ、ゴボセ…ドググゾロゴセンバゴ…ラジジュスゲン…ジュスゲンゾォ!(お、おのれ…二度も俺の顔を…マジ許せん…許せんぞぉ!)」

 

 腫れた左頬を抑え、フラつきながら立ち上がったヤリドは鎌を構えてクウガに襲いかかる。

 

「ギベ!(死ね!)ギベ!(死ね!)ギベギベギベェ!(死ね死ね死ねぇ!)」

「・・・」

「ガアッ!?」

 

 怒り狂いながら両腕の鎌でクウガを切り刻もうと振りまくるヤリド。しかし、怒りがありながらも冷静にその攻撃を回避し続けるクウガはヤリドを受け流す。

 

「グゥ…!ギベェ!!(死ねぇ!!)」

 

 避けられたヤリドは左腕の鎌をクウガに振り下ろす。

 

ガシッ!

 

「バ、バビ…!?(な、なに…!?)」

 

ドゴォ!

 

「グアアッ!?」 

 

 しかし、クウガはその鎌を左手で掴んだ。

 クウガの左手から血がポタポタと流れ落ちる。だがその痛みさえ耐えながらクウガは捻るように手を動かすと今度はキックをヤリドの腹に入れる。

 掴んでた鎌はキックを食らった時に引っこ抜ける様に破壊された。

 

 その鎌をクウガは手放す、カランカランと音を立てて地面に落ちる。

 苦しむヤリドにクウガは高くジャンプ、空中で一回転しライダーキックをヤリドに食らわせた!

 

「ウアァ!?」

 

ドゴォッ!!

 

「ゴッ!?ガッ!?アッ!?ギャッ!?ヌゥアアッ!?ガハアアッ!!?」

 

 怒りのライダーキックを受けたヤリドはとんでもない速さで吹き飛び廃墟の壁を次々と壊していき、最後の壁に背中を強打すると全身から血を吹き散らした!

 

「ボ、ボンバザズゼパ…(こ、こんなハズでは…)」

 

 口から血を吐きながらヤリドは呟くと力尽き、倒れた。

 ヤリドを倒したクウガは空を数秒間見あげ、その場から去った。

 

───────────────

 

 

「えーっと……どういう状況かなコレ?」

 

 体中に包帯を巻かれ、頭を抑えてる涙目のグレースとギャグ漫画の様な怒った顔で右手を上げてるクレタ、その後ろで見守ってるイアス(リン)とアンドーとベンという光景にクウガは戸惑っていた。

 

『おかえりなさい悠介さん。悠介さんが未確認と戦ってる間にグレースさんを治療してて、それが終わった後にクレタがグレースさんにジャンピングスマッシュを決めたの。』

「うわ、痛そう…」

 

 そう言いながらも、グレースが無茶な行動をした事にクレタが怒るのも仕方ないと思うクウガ。

 

「あいたたた…クレタ、ジャンピングスマッシュなんて酷いじゃないか!」

「ぶたれて当然だろ!なんで社長の命令を無視して突っ走った!?オマケにこっちとの通話は一方的に切りやがって!いくらお前がイカれた機械オタクだからって限度ってもんがあるだろ!」

 

 クレタは地団駄を踏みながらグレースに説教する。

 

「会社のためだなんだとほざいてたが…プロトタイプを見つけた所で、もしお前に何かあったら意味ねぇだろ!お前以外の誰に研究開発が務まんだよ!」

「待っておチビちゃん、これには理由が…」

「んなもん聞きたくねぇ!!」

 

 と、そこへイアス(リン)とクウガがクレタに賛同する。

 

『グレースさん、クレタの言う通りだよ。どんな理由があったって、命より大事なものなんてないんだから!』

「クレタや白祇重工の事を思っての行動なのは皆分かってる…だけどグレースさん。機械は壊れたら直せる…だけど人は死んだら直せない。それにさっき首を絞められていたグレースさんを見たクレタの顔どうだったと思う…?」

 

 何故クウガがクレタと共に早く来たのか、それはクレタがクウガに一緒に連れてってくれと懇願した。

 第六感が働いたのかグレースの身になにか恐ろしい事が起きると感じたクレタにクウガは頷いて自分の後ろに乗せて全速力で走りやって来たのだ。

 

「悲しみそのものだった、まるで家族が目の前で殺されたかの様に…あの時グレースさんを助けられなかったらクレタはこの先、どう立ち向かえばいいんだ?あなたやアンドーさん、ベンさん…そして白祇重工で働く人達も皆悲しむ事を忘れないでください。」

「…ごめん。君たちとの通話を切ったことは、謝るよ。エーテリアスと未確認を相手にしつつ通信を継続させる事で、頭がいっぱいだったんだ…君たちが来るまで持ち堪える自身はあったけど、言葉足らずだったばかりに、不安にさせてしまったね。」

 

 クウガの言葉を聞いたグレースは皆に謝る。

 

「フン…もう終わった事だからな。お前が無事だったなら、それで充分だ。」

 

 そっぽを向きながらも顔を赤くして言うクレタ。

 

『お互いこんなに大事に思ってるんだからら普段だって素直になれたらいいのにね。』

「だけどまぁ、それが人間ってものなんだよ。」

 

 「ゴホン!プロキシ、プロトタイプ探しもそろそろ次の段階に移るんだろ?行くぞ。グレースが死ぬ気で通信を繋いだんだ…絶対にプロトタイプを見つけてやる!」

 

 未確認による乱入があったものの、クレタ達はプロトタイプ捜索の次の段階に入るのであった。

 

 しかし、この時。ヤリドのタトゥーが刻まれた奇妙なヤドカリが彼らを追跡しているのを誰も知らない……

 

 




いかがでしょうか。
今回のヤリド戦はシン・仮面ライダーの仮面ライダー第2号VSK.Kオーグのバトルをオマージュして書いてみました。
 その前座にグレースが本編よりダメージを負ってしまいました…お許しください。

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治安局からのヒロイン

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