15分前
新エリー都 ヤヌス区 治安局ルミナ分署
AM12:20
一条長官と別れた後、3人は悠介の市民証登録の手続きを行っておりもう少しで手続きが終わる所だった。
「ふー…なんとか手続き出来そう」
「最初は本人確認書類でダメそうだったけど一条さんのおかげで通りそうだ」
「流石長官の肩書きは伊達じゃないね!」
呼ばれる迄の間、ジュースを片手に座って話をしていると…
《臨時速報です!現在ルミナスクエア南区にてエーテリアスではない正体不明の生物が人質を取っている模様!既に正体不明の生物は3人の人質を殺害しておりまるで殺しを楽しんでいるかのように見えます!》
バラエティ番組をやっていた画面が切り替わり臨時速報が映る。そこには巨大な蜘蛛の糸に吊るされた人質達とダランが立っている。
「っっ!?なんでグロンギが…!!」
「グロンギ……って事はあれが悠介さんが居た世界の怪物なの?!」
「……行かないと!」
「っ!?悠介さん何処へ行くんだ!」
「ちょ、ちょっと待ってよ!」
「ふぅ、なんとかなった……お待たせしました五条悠介さ……アレ?どこに行ったの?」
ダランが人を殺害してる姿を見て悠介は外へ出ていくのを見てアキラとリンは彼の後を追いかける。
ちょうどその時、市民登録の手続きを完了させ市民証を持って来た担当の治安官のエミーが戻ってきたが誰もいなくなっているのに気がつき目を点にしていた。
「悠介さん!まさかあの場に行くつもりなの!?」
「アイツを野放しにしたら残りの人質どころか治安官さん達も殺される!」
「ダメだ、危険すぎる!」
「やるしかないんだ!俺はクウガだから!」
止めようとするアキラとリンに悠介はそう言い返す。
「2人は俺が帰ってくるのを待ってて…フッ!」
2人にそう言い聞かせ悠介は足を肩幅に開き両手を丹田の辺りに翳すとアークルが現れる。
右腕を勢いよく左斜め上に伸ばし右手は小指と薬指を折る。同時に左手を右腰あたりにつける 。
ブォンブォンと待機音が流れる中、右腕を左から右に高さを変えずに平行移動させながら左手もそれに合わせてスライドして左腰に平行に添える。
「変身ッッ!!」
変身と叫び、右手を左腰にある左手の上に素早く移動させ、左のサイドバックルを軽くグッと押し込む動作をする。
身体を開き、両腕を緩やかに腰の高さで広げる。アークルの真ん中にある霊石アマダムが赤く輝き出す。
体に装甲が纏わり、悠介は赤き炎の戦士『仮面ライダークウガ マイティフォーム』となった。
「悠介さんの体が……」
「変わった……」
目の前で変身した悠介の姿を見て2人は目を見開きながらそう呟いた。
「それじゃ行ってくる!はあっ!!」
そう言いクウガは空高くジャンプし南区の方へと向かっていった。
そしてここからは前回のラストの続き…
推薦BGM 激闘〜海原
突如現れたクウガに周りの治安官達や朱鳶ら特務捜査班、そして一条は驚愕していた。
ダランを蹴り飛ばしたクウガは後ろへ振り返り、一条の元へゆっくりと来るとしゃがんで目線を合わせ声をかけた。
「大丈夫ですか一条さん!」
「っ!?その声……お前まさか五条悠介なのか!その姿は一体……」
「詳しい事は後で言います、先ずはアイツを倒してから!」
聞き覚えのある声に一条は目の前のクワガタの怪物が悠介だと気づいた。
クウガは一条にそう言うと再び前に振り返る。蹴られて倒れていたダランがフラフラと立ち上がる。
「ク、クウガ?!バゼビガラグ!(ク、クウガ?!なぜ貴様が!!)」
いないハズと思っていたクウガが現れた事に動揺するダランは両手から爪を伸ばし襲いかかった。
「ビシガギデジャス!(切り裂いてやる!)」
「うおっと!はあっ!」
「グホッ?!」
切り裂こうと腕を振り回すダランの攻撃を避けながらクウガはパンチや蹴りで攻撃をしていく。
「ヅドドデェ!(ぶっ飛べぇ!)」
「ッ!たああっ!!」
「ゴハァ?!」
続けて飛び蹴りを放つダランにクウガも左足を上げダランの腹にキックをブチ込む。
カウンターキックをくらったダランは1メートルまで吹き飛び倒れる。
クウガとダランが戦闘している中、影からその光景を見ていた向日葵のタトゥーの紳士。
「やはりブの個体では今のクウガには敵わないみたいですね…では少し手助けをしてやりましょう。我々のゲゲルはバルバのゲゲルの様なルール等は無用…」
そう言い紳士は指パッチンをすると彼の背後に三体のグロンギ怪人が現れる。その姿はミジンコを思わせる様な形をしていた。
「ベ・ジミン・バ、ダランンデザグベゾギデボギ(ベ・ジミン・バ、ダランの手助けをして来い)」
紳士の言葉にミジンコのグロンギ…『ベ・ジミン・バ』は頷くとダランに近づくクウガに飛びかかった。
「ヌオオオ……」
腹を抑えながら悶えるダラン。トドメを刺そうと構えるクウガ…
「「「ガアアアアッッ!!」」」
しかし彼の背後に三体の怪物がクウガの前に現れる。
「ぐっ!?な、なんだコイツら…コイツらもグロンギか!」
「ビガランジャラゾギソドンゴレギセギザ!(貴様の邪魔をしろとのご命令だ!)」
ジミンの一体がそう叫ぶと持っていた短剣を振りクウガに攻撃をする。
ジミンの妨害に苦戦するクウガ、その隙をついてダランは蜘蛛の糸を吐いて逃走する。
「ッ!しまった!…ああもう!すばしっこいなぁ!」
逃走するダランを見たクウガはジミンの素早い動きに妨害され追いかけられず苦戦を強いられる。
そんな最中、一条や特務捜査班、治安官達はパトカー越しにクウガが戦っているのを見ていた。
「あの赤いのが五条…これは現実なのか? 」
次から次へと不可解な状況に困惑する一条の通信機に連絡が入る。
かけてきた人物『ブリンガー』の名をを見て一条は「チッ」と嫌そうな顔をしながら出る。
「一条で…《なにをやっている一条長官!貴様まだそんなぽっと出の奴らを片付けれてないのか!》…残念ながら奴はライフル弾も効かない未知の相手、我々の武器では…《言い訳など聞きたくもない!それに中継を見ていたが蜘蛛の化け物を逃がしたそうだな!貴様それでも俺と同じ長官の立場か!》…申し訳ありません」
ブリンガーの怒声を耳に食らいながら一条は怒りを抑え話すも逆ギレされてしまい罵声を浴びせられる。
《フン!それよりサッサとそこに居る赤い怪物と白い怪物達を射殺しろ!》
「っ!お待ちくださいブリンガー長官!白い方は兎も角、赤い方は我々に敵意らしきものはありません!現に私を助けたんだぞ!」
《貴様の発言など関係ない!サッサと倒さないと俺の長官としての立場が危うくなるんだ!黙って俺の命令に従え!!》
「……この日和見主義者が」
クウガとジミンを射殺しろと命令するブリンガーに一条はクウガに助けられた事を言うが聞く耳を持たない日和見主義の彼にキレた。
「一条長官!我々はどうすれば…」
隣にいた朱鳶の言葉に一条は目を閉じて考える。十秒後、彼は目を開き皆に命令を下す。
「……長官命令だ。
赤い方を援助し、三体の白い方を殲滅しろ!責任は俺が持つ!」
一条の下した判断はクウガを援助を優先した。その言葉に治安官達は驚愕し目を見開く。
《きっ貴様ァ!俺の命令に背く気か!!クビにされてもいいのかぁぁ!!》
「…文句なら後で聞いてやる、現場にも居ないでガタガタ偉そうに怒鳴ってんじゃねぇ!黙ってろこの筋肉ダルマ!!」(ブツッッ!!)
当然ブリンガーが黙っている訳もなく一条に脅迫するも堪忍袋の緒が切れた一条はブリンガーに怒鳴り、通信を切った。その光景に皆は呆然と立ち尽くしていた。
「フウ……何をボサっとしている!速く行動に移れ!」
「「「はっハイ!」」」
溜めてたもの全部吐き出した一条は呆然と立ち尽くしている治安官達に一喝した後、武器をスナイパーライフルからハンドガンに組み直し、クウガの元へ走る。
「相変わらずだな一条長官とブリンガー長官の不仲は…」
「自分から現場に出て戦ってる一条長官とは違ってブリンガー長官は事件が終わった頃に出て来て自分がやりましたと言わんばかりに市民に見せびらかせて人気を得ろうとするんだから。一条長官がキレるのも仕方ないさ」
「・・・」
治安官達の話を聞いてしまった朱鳶は暗い顔をする。
「朱鳶よ、憧れの長官殿2人の不仲に対する気持ちは分かるが今は目の前の事に集中せよ」
「……わかっています先輩」
青衣の言葉に朱鳶は気を持ち直し、一条の後に続いた。
その頃、クウガはジミン達の連携プレイに苦戦を強いられている。
「あーもう!なんなんだよこのグロンギは?!こんな妨害行為してくる奴なんて初めてだ!」
「ボンララドゾレゾガギデジャス!ギベ!(このままトドメを刺してやる!死ね!)」
クウガを刺し殺そうとジミンは短剣を構え、飛びかかろうとした。
パァン!
「ヌオッ?!」
銃の発砲音が響き、ジミン達は背中に銃弾を受けると倒れ込む。ブのグロンギより下のベのグロンギの体は素早い動きは出来るが頑丈ではない為銃弾を受けた部分から黒い血が流れ出す。
推薦BGM 突撃
クウガが銃弾が放たれた場所を向くとそこにはジミンに攻撃する治安官達が銃を構えていた。
そして治安官達の頭上を飛び越える3つの影が。 それは朱鳶、青衣、セスの3人でそれぞれがジミンに武器を構える。
「裁きを受けろ!!」
「グギャアッ!?」
「己が罪と向き合えい!!」
「ギギイッ!?」
「サプレッサーK22全弾発射!!」
「グギャア!?」
セスが再び警棒と盾を合体させた大剣でジミンAを打ち上げ斬りを連続でくらわせた。青衣は高速移動をしながらジミンBに連撃をくらわせ最後に三節棍を突き立てる。そして朱鳶はサプレッサーK22のパーツを組み立て完全変形した銃からエーテルビームと複数発の誘導弾がジミンCに集中砲火をくらわせる。
致命傷を負ったジミン達は叫ぶことも出来ず爆発を起こして死亡した。
「す、凄い…」
「無事か五条悠介!」
特務捜査班の3人の戦いを見て呆気を取られるクウガに駆け寄る一条。
「一条さん…すみません!あの蜘蛛の怪物逃がしてしまいました…」
「否、まだ奴の居場所なら解る…」
そう言い一条はある物を見せる、それは小型の発信機だ。
「ソレって発信機!?いつの間に…」
「首を絞められたあの時、奴の腰の布に付けておいた。コレで奴を追え」
「ありがとうございます!…あっでもバイクが無いと…」
「ならアレを使え。先週治安局に配備された新型バイク『ホロウチェイサー2024』だ。」
一条は自身が乗っていたバイク『ホロウチェイサー2024』をクウガに譲る。
「あー…これって後で怒られたりしませんよね?」
「コレでも長官だ、俺がなんとかする。だから気にせずコイツを使え!」
ホロウアクセラーを差し出す一条の言葉にクウガは頷き、アクセラーを受け取りホロウチェイサーに跨る。
「アクセラーをそこに挿して暗証番号を打て!番号は0318だ!」
一条の言う通りにアクセラーを挿し、暗証番号に0318と打ち込むと起動した。
「それじゃ行ってきます!必ず倒してきますんで! 」
一条にそう言い、クウガはホロウチェイサーを発進させてダランを追いかけ始めた。
「一条長官、こんな事して良かったのですか…?」
「……今はアイツに賭ける。それだけだ」
朱鳶に聞かれた一条はそう言いながらクウガの背中を見届けるのであった。
アンケート結果…
悠介はビデオ屋のゴミ第二号となりました〜(第一号はアキラです)
悠介は無自覚女誑しにするかしないか
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女誑しにしろ
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女誑しにしないで