ゼンレスゾーンクウガ   作:アルティメットルパン三世

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  汝、これを、見る時、部屋を、
明るくし、なるべく、画面から、離れよ


 新エリー都 グの一族のアジト

 アジトでは新たなゲゲルのムセギジャャが現れた。それはブコラとオグドである。
 二人のゲドルードのバックルにビリマの指輪が挿し込まれ時限式の封印エネルギーが注入される。

「これで俺が22号…」
「ウチが23号っしょ!」

 握り拳を作りながら名乗るブコラとギャルピースをしながら名乗るオグド。

「グゼパです、受け取りなさい。」
「ククッ、ヤリドの野郎。しぶとかったが結局クウガに殺られてたな。」
「いい所までいってたのにねー?けどまぁウチら毒毒コンビならゲゲルはもちろんクウガだってイチコロだし!」

 グセパを手首に装着しながらヤリドの事を話す。

「その通りだぜオグド!俺らの毒でリント共を血祭りにしてやるよぉ!!」

 ブコラはそう宣言しながら高笑いする。
 そして彼の手には一枚のチラシが、そこに書かれているのは

 『治安パトロール強化月間、治安局安全講習会!』

OP『仮面ライダークウガ!』


第二章・間章 非常なる任務、戦士と番犬
開幕


 

 駐車場に来ると、予想通りアキラが居た。彼は誰かと電話している様だ。

 

「ありがとうニコ、それじゃ……やぁリン、おかえり。悠介さんもお仕事お疲れ様。」

「お兄ちゃん、ニコと電話してたの?」

「ああ。広場で起きた件が僕達に関係あるんじゃないかなって、ニコの方から聞いてきたのさ。あの日の経緯を話したついでに、レインを探すのも頼んだんだ。そうそう、もう一つ伝える事があるんだ。今朝はクレタから電話があって、怪物の残骸を回収する時間が決まったと、治安局から連絡があったみたいだよ。」

 

 アキラが電話で話していた相手はニコだった。

 記念広場で起きた事件にパエトーンの二人が関係あるのではないかと電話してきたのだ。

 アキラはその出来事を話したのとレインの捜索を頼んだ。

 

「やっと決まったんだ?回収作業、順調にいくといいね。」

「そうだな。まぁ、怪物の調査もレイン探しも、僕達に出来るのは知らせを待つ事だけだ。リン、どうせ今はやる事もないんだ。近い内に時間を見つけて、一緒に治安局へ行かないか?」

「治安局?何しに行くの?」

「もしかしてアキラ君…リンちゃんを連れて等々自首しに行くのかい!?」

「えぇっ!そうなのお兄ちゃん!?」

 

 悠介の盛大な勘違い発言にリンは驚き、アキラはため息を吐く。

 

「そんな訳ないだろ…リン、僕達の運転免許もうすぐ更新だろう。」

【マスター、貴方様と助手三号の免許更新は、すでに治安局のウェブサイトから申請済みです。ですが残念ながら受け取りには直接、本人が治安局まで行く必要があります。】

「早めにルミナスクエアの治安局に行って、新しい免許証を貰ってこよう。けど、ルミナスクエア行きの地下鉄はいつも混んでる。いっそ車で行ってしまおう。」

「あっ、俺もついて行っていいかな?治安局行くなら一条さんと話したい事があるし。」

「もちろん構わないよ。それじゃ行こうか。」

 

 治安局へ行く理由は、アキラとリン二人の運転免許証の更新をする為だった。

 更新した免許証を受け取りに行くために社用車でルミナスクエアへと向かった。

 

 

AM16:00 ルミナスクエア駐車場

 

 車でやって来た三人だったがココでトラブルが起きた。なんと駐車場に空きがなかったのだ。

 他に駐車場が無いかリンが聞きに行っており、アキラと悠介は待機していた。暫くしてリンが戻ってきた。

 

「リンちゃんおかえり。どうだった?」

「残念だけど近くに駐められる場所はないよ…最寄りの駐車場は2キロ先だって。」

「やはりか…さっきまでスマホで調べていたから、そうじゃないかと。2キロは遠いけれど、そこへ行くしかないな。」

「それじゃ出発しよ。」

 

 文句言っても仕方ないので、三人は車に乗り込み2キロ先の駐車場へ車を走らせた。

 駐車場へ車を駐め、治安局へ歩いて向かう三人。しかし冒険家の悠介とは違いあまり運動をしないアキラとリンにとって2キロも歩くのはキツかった。

 

「二人共、あと少し治安局のビルまでもう数百メートルしかないよ、頑張ろう!」

「あー、遠い…疲れた…せっかく車で来たのに、駐車場が空いてないなんて!こんなに歩くんなら、最初から地下鉄にすればよかったぁ…」

「悪い、今回は僕がうっかりしていたよ。事前にちゃんと駐車場を調べてくるんだったな…けど、最近は運動不足だったんだ。これぐらいが丁度いいんじゃないか。」

「なぁに運動不足って!私、毎日ちゃんと運動してるんだから!例えば…「イアスの体でホロウの中を走り回る…なんて言わないよね?」ギクッ…」

 

 運動不足と言われたリンは反論するもイアスの体で走るのは論外だと悠介に釘を刺された。

 

「ほらほら、二人共。僕が悪かったから話はそれくらいにしておこう。治安局で用事を済ませたら、この辺りでなにか食べてから帰ろう。店はリンが決めていい。」

「ホント!?じゃあ私、お店選んじゃうね。」

「食べ放題以外だぞ?」

 

 外食出来るとリンはウキウキでスマホを取り出しルミナスクエア内の飲食店を探す。

 

「流石お兄ちゃんだねアキラ君。妹の事をちゃんとわかってる。」

「まぁね。その言い方だと悠介さんも妹がいるのかい?」

「うん、みのりって言って保育園の先生やってるんだ。」

 

 悠介がアキラと話していると…

 

「フンフフーン♪…あれ?電波が…」

「リン、どうした?」

 

 スマホの画面が砂嵐に変わり、リンは電波を拾おうと周囲を見ずスマホを高く掲げて歩く。

 

「壊れちゃった…?」

 

ブオオオオッ!!

 

 右側から走ってきた暴走車がリン目掛けて突っ込んできた!

 突然の出来事にリンは身動きが取れずに立ち止まってしまう。

 

「リン!?」

「危ないっ!!」

 

 悠介が助けようと走り出すも距離があり先にリンが車に撥ねられてしまう…もうダメなのかと思ったその時…

 

「フッ!!」

 

 颯爽と駆けつけた二人の人物がリンを助け、三節棍で暴走車を停めた。

 事故を食い止めたのは治安局特務捜査班(未確認生物対策班)の朱鳶と青衣だった。

 

「大丈夫?怪我はない?」

 

 朱鳶がリンに目を合わせて声をかける、リンは突然の出来事に放心していた。

 

「リンちゃん!」

「無事か!?怪我は?」

「あっ…うん、大丈夫。」

 

 悠介とアキラがリンに駆け寄り安否を確認する。

 

「なんで車が歩道に……ッ!?」

 

 三節棍でボロボロになった車を見た悠介は向こう側にいたヘビ柄のジャケットを来た金髪の男が怪しげなスイッチを手にしていたのを見た。

 

「アイツが…朱鳶さん!青衣さん!二人の事任せます!」

「えっ…ゆ、悠介さん!?」

 

 金髪の男がこの事件を起こした犯人だと思った悠介は朱鳶達に二人を任せて走り出す。

 

(アイツの胸元…未確認の奴らと同じタトゥーが入ってた。それにあのスイッチ…アレで車を!)

 

 考察をしながら悠介は金髪の男を追跡。暫く走り続けて数分後、漸く男に追いついた。

 

「ハァ…ハァ…」

「……ここまで追いかけてくるとはしぶといなぁ?けどまぁ、これでお前なんか楽に殺れそうだ…クウガよぉ!」

 

 そう言うと金髪の男は、人間の姿を解いてグロンギの姿に戻った。

 男の正体はコブラのはぐれグロンギ、グ・ブコラ・レだった。

 

「やっぱり未確認の仕業だったか!」

「ゴセンバパ、グ・ブコラ・レ!(俺の名はブ・ブコラ・レ!)ゲゲルンラゲビ、ビガラゾボソギデジャスジョ!(ゲームの前に、貴様を殺してやるよ!)」

 

 そう言いブコラは俊敏体に変化し首飾りの装飾品の一つをちぎると大鎌に変化し持ち構える。

 呼吸を整えた悠介は両手を腰の真ん中に翳しアークルを呼び出す。

 

変身!!

 

 ポーズをとり、変身の掛け声から左のサイドバックルを押し込む。

 アークルが赤く光り、悠介はクウガに変身した。

 

(BGM 激闘〜海原)

 

 「シャアッ!」

 

 先手はブコラ。クウガに向かって走り、大鎌を振り下ろした。

 ブコラの攻撃にクウガは回避、大鎌はクウガの後ろにあったポストを斬り真っ二つにした。

 

「オラオラァ!!」

 

 攻撃の手を緩めずブコラは右に左にと大鎌を振る。

 

「くっ…はぁっ!」

 

 ブコラの猛攻を回避し続けるクウガだったがこのままでは周囲に被害がいく。

 

超変身!!

 

 ジャンプしてブコラと距離を取ったクウガはタイタンフォームへチェンジする。

 

「シャアッ!!」

 

 ブコラが駆け出し、クウガに向かって大鎌を振り下ろす。

 

ガキンッ!!

 

「ッ!?」

「ダアッ!!」

「ゴハァッ!?」

 

 タイタンフォームの生体鎧に大鎌の刃が弾かれた。

 そのままクウガはパンチをブコラの顔にくらわせ大鎌を奪い取り、タイタンソードに変化させる。

 

「ハァッ!」

「グウッ!?」

 

 クウガがタイタンソードをブコラに向けて斬りかかる。

 対するブコラも新たな大鎌でタイタンソードを防ぎ、二人は攻防戦を繰り広げる。

 

「うおりゃ!」

「ガハアッ!?」

 

 隙を突いたクウガがタックルでブコラを吹っ飛ばす。

 

「今だ!」

 

 怯んでいるブコラにトドメを刺そうとクウガはタイタンソードを構えると走り出す。

 

「ハアアアッ!!」

 

 縦一閃にブコラにタイタンソードを振り下ろした!

 

 

 

 

ヒュッ!ガシッ!!

 

「ッ!?」

 

(BGM 戦慄〜襲撃(別) )

 

 だが、突如後ろから現れたタコの触手がタイタンソード絡みつき振り下ろすことが出来ず、もう一本の触手がクウガの首に絡みつき絞める。

 

「キャハハハハ!」

 

 女の笑い声が聞こえたクウガは後ろへ振り返る。

 そこに立っていたのはヒョウモンダコのはぐれグロンギ グ・オグド・ギだった。

 

「(未確認!まだいたのか!?)」

「ザンベンゼギダ!ガンダパボボゼギンジャゲ!(残念でした!あんたはここで死んじゃえ!)」

「ギベ、クウガ!(死ね、クウガ!)」

 

 立ち上がったブコラは頭部のヒダを振動させ、口から炎を吐いた!

 

「うわあああああっっっ!!?」

 

 防御に特化したタイタンフォームでも超高熱の炎には耐えられない。

 二体のはぐれグロンギの連携攻撃にクウガは果たして負けてしまうのか……

 





今回から第二章・間章が開始。
この章では治安局のキャラをメインに登場させます。

 今までは一体でやっていたゲゲル。しかし新たに協力制を追加し二体のはぐれグロンギを相手にしなければならなくなったクウガはどう立ち向かうか。

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