※ス○ローコラボ回の後編はまだ書いてる最中なので先に本編を投稿します。
悠介がルミナ分署に戻って来るとアキラとリンが既に来ていたのを見つけると声をかける。
「おーい!」
「あっ、悠介さんだ!」
「やぁ悠介さん…なんでピエロの格好をしてるんだい?」
「さっき海辺の方で代役で芸をしてたんだ。それと邪兎屋と白祇重工の皆とも話してきた。」
「ニコ達も来てたんだ、珍しいね。」
「クレタ達の方は講習会に参加するって言ってたけど…そういや来た理由聞いてなかったな。」
お尋ね者である邪兎屋が何故此処に来ていたのか、特に治安局の警備が厳重なのに。
と、そこへ一条と朱鳶、青衣がやって来た。
「戻っていたか五条。すまんな、無理にこんな事をさせてしまって。」
「いいですよ一条さん!俺、こういうの得意ですから!…そういえばセス君は?」
「アイツなら街でパトロール中だ。何かあればすぐに連絡するよう伝えている。」
元々冒険家である悠介は旅先で大道芸をやってお金を稼いでいた事もあった。先程のジャグリングも彼の2000の技の一つでもある。
二人が会話している中、アキラとリンも朱鳶と青衣と話していた。
「朱鳶さん、青衣、また会ったね。」
「店長のご両人、よくぞ来てくれた。」
「会場は人でいっぱいだね。すっごく賑やか!」
「これも六分街のみなさんのおかげです。自発的に参加してくれただけでなく、いくつかの街区で宣伝もしてくれたんですから。」
これだけの人を集めれたのは六分街の住民達のおかげでもある。他の街の人にも講習会の事を広めてくれたからだ。
「朱鳶さん、後で副総監と一緒に、市民の質問に答えるんだろう。ここ数日リンは、自分が質問するんだって相当張りきっているよ。」
「えっと…それは、お手柔らかに…はは…」
市民の質問という言葉に反応した朱鳶はおどおどしくなる。
「ふっ、ぬしらは知るまい。朱鳶はこの手のことが一等苦手でな。緊張して咳をするまいと、我の茶壺から三杯も飲んだのだぞ。」
「せ、先輩っ!?///」
完全無ケツの治安官と言われている朱鳶だが見られるのが苦手でカメラやマスコミを前にすると恥ずかしくなってしまうのだ。
そんな中、一人の治安官が駆けつけてきた。
「長官、お客様とお話中のところ申し訳ありません。こちらは先程届いた報告書です。カルロ・モロンから提供のあった、ホロウ内の複数地点について、具体的な座標を解析さました。お二人に目を通していただきたく。」
「ありがとう、ご苦労さま。」
朱鳶はお礼と労いの言葉を言って、治安官から報告書を受け取った。
「また先程連絡があり、ブリンガー長官がまもなく到着されるそうです。メディアもすでに、あなた方の写真を撮るために待機していますよ。」
「朱鳶、我らもお迎えに上がらねばならぬ様だ。これらの地点については2、3日中に人を連れて、現地に……む?なんぞこれは、なにやら奇っ怪な座標に見えるが…」
青衣は報告書にある座標に違和感を感じた。
「奇っ怪?先輩、なにか気づいたんですか?」
「ん?何かあったの?」
「リン、アキラ、すまぬな。受け取った報告書に、どうもおかしなところがある。少し朱鳶と一条殿と相談する必要があるゆえ、ぬしらは先に建物に入っておれ、失敬。」
そう言うと朱鳶と青衣は、重い表情で立ち去った。
「カルロ・モロンと言えば…この前EMP発生装置を使って、事件を起こした犯人だったね?嫌な予感がする…リン、朱鳶さん達の近くに行って、様子を窺ってみよう。」
一条と五条が未確認を警戒しながら周囲を見回していると朱鳶と青衣がやって来る。
「一条殿、少し話がある。時間を貰ってもよいか?」
「一条さん、俺が見張ってるんで行ってあげてください。」
「わかった、未確認の奴らがいつ現れるか分からんから手短に頼む。」
「感謝するぞ悠介殿、それではあちらへ…」
悠介に例を言い、青衣は二人を人気のない場所へ連れて行った。
「なんかあったのかな…」
「あっ悠介さん!お疲れ様です!」
「セス君…ちょうど良かった!ちょっとトイレ行きたいから見張り頼んでもいい?」
「わ、わかりました…」
「ありがと!コレ、パンと牛乳入ってるから良かったら食べて!」
パトロールから戻ってきたセスに見張りを無理やり代わってもらうと悠介は三人の向かった場所へ行く。
目的地に着いた悠介は、アキラとリンを見つける。
「ゆ、悠介さん?どうして?」
「それはこっちのセリフだよアキラ君にリンちゃん、二人ともなんで此処に?」
「実はこの前の事件の事で青衣さんがなにか気づいたみたいなんだ。一条さんも一緒に連れてきて何を話すのか聞きたくてね。この場所はちょうど壁に隠れているから他の人に見つかる心配もない。」
「二人とも流静かに!なにか話し始めたよ。」
覗き見していたリンがそう伝えると二人も続けて覗き見を始めた。
「先輩、モロンが提供した座標ですが…たしか彼の組織が、以前に下見をしていたという地点だったはずです。先輩は奇っ怪と言いましたが、具体的にどういうことです?」
「二人とも、前に広場で見つかった例の怪物、覚えておるな。」
「もちろんです。あれの残骸を回収する作業がたしか今日の午後に…待ってください先輩。まさか、この2つの事件には関連があると?」
「かもしれぬ……気づいたのだが、モロンが提供したいずれの座標も、残骸を運ぶ自動輸送車の走行ルートと重なっておる!」
「なんだと…!?」
EMP事件の黒幕の狙いは広場の怪物の残骸だという青衣の推理に二人は驚く。
「モロンが持っていたあのEMP発生装置も、車両のセキュリティに特化した改造がされていた…その上で上手く使えば、電装系を破壊せず解錠できることは実証済み。組織がエーテル物質用の密閉容器を仕入れたという、モロンの将監から、治安局はやつらの狙いを、大企業が希少なエーテル資源を運ぶ輸送車両と仮定した。が…実のところ、企業の輸送車両と治安局の自動輸送車は…同じ形式なのだ!」
「連中の狙いは怪物の残骸を強奪する事か!」
「もしそうなら、自動輸送車が危険です!車両は今どこに?」
「確認する……」
青衣は目を瞑って車両の行方を探す。
「見つけたぞ。信号に遅延はあるが、車両は目的地に近づいているようだ。だが記録によると、およそ15分前…ホロウ内のある地点で10分前前後停車しておる。」
「10分…一見短いようですが、EMP発生装置を手に、ルート上であらかじめ待ち伏せておけば、証拠を持ち去るには充分な時間です!先輩、この事を局に報告しないと。すぐに連絡を…」
「待て朱鳶、ホロウを走行する自動輸送車は、ホロウ内の構造変化のせいでその場に一時停車することが決められている。」
「一条殿の言う通り。ゆえに、自動輸送車が襲撃された根拠は無いのだぞ。この段階で報告したところで、局は人をよこしたりせぬ。せいぜい規定に測り遠隔分析、というあたりが関の山であろう。」
本局に報告しても応援は来ないだろうと朱鳶に言い聞かせる一条と青衣。
「確かに…ですが、そんな悠長なことをしていては間に合いません。」
「心配事はそれだけに限らぬ。例の怪物の回収は日時が決まって間もないこと…ましてやホロウ内の走行ルートなぞ機密も機密なのだぞ。民間人には知る由もない。だがモロンによれば、奴の所属する組織はある程度、時間をかけてホロウを下見していたというではないか…」
「つまり…
普段から悪い目付きを更に鋭くさせながら一条は青衣にそうと言うと彼女は頷く。
「さよう。いま輸送車のことを報告すると藪蛇になりかねぬ。状況を鑑みるに、我が自らホロウに向かった方が良さそうであるな。」
「待ってください先輩、それは服務規程違反ですよ!だいいちリスクが大きすぎます!」
「朱鳶よ、これは一刻を争う事態なのだ。我らが言い争ってる場合ではないぞ。今日の講習には大変な準備を費やしたうえ、メディアも大勢詰めかけておる。ぬしにとっても、ブリンガー長官に良いところを見せる得難い機会…この場は任せたぞ。我はぬしの部下だが、それでも先輩と呼んでくれるではないか。今日ひとたびはその先輩を信じてみよ?必ず無事に、証拠品を持ち帰ってくる。」
青衣がそう言ってると、ブリンガー長官を乗せたパトカーが到着した。
「長官が到着した。逡巡してる暇はないぞ。朱鳶よ、後は任せる。ではな。」
そう言い残し、青衣は輸送ルートの現場へ向かおうとした。
「祭るべくなきを祭るは諂いであり、義を見てせざるは、勇なきなり。」
「む?」
「先輩が言ってたことですよ。大事なのは、私たちが治安官として、何をすべきかを知っていることだと。確かに私は長官お二人の影響でこの仕事を選びました。ですがそれは彼らへの恩返しでも、褒めて貰うためでもありません。あの時の長官達と同じように…誰かを守れる人間になりたい、それだけです!」
「朱鳶、ぬしは…」
「……」
曇りなき真っ直ぐな瞳で朱鳶は青衣にそう言い、青衣は朱鳶の姿に目を開いていた。
一条も腕を組んだまま静かに聞いていた。
「先輩、私も一緒に行きます。あのホロウにいる敵は、一筋縄ではいきませんよ。二人で証拠品を守り抜きましょう!それに…ブリンガー長官が、あの時の長官のままなら…きっと、私たちの選択を認めてくれるはずです。」
朱鳶はそう言ってから一条の前に立ち、上体を90度下げる。
「すみません一条長官、私たちは大切な任務の為にこの後の講習会には出る事が出来なくなりました!後は長官に任せてもよろしいでしょうか!」
謝罪と後任を継いでもらう言葉を言う朱鳶に固い顔をした一条はフッと笑みを浮かべた表情になり彼女の肩に手を置いた。
「頭を上げろ朱鳶班長。今は俺がお前の部下だ。お前たちの出来ないことを俺がやる、だから奪われた証拠品の回収は頼んだぞ!」
「っ!……はいっ!先輩急ぎましょう!」
「うむ。」
一条からの激励を受けた朱鳶は敬礼をし、青衣と共に現場へ向かって走り出した。
その光景を影から見ていた悠介とアキラ、リンは…
「なんか大変なことになったみたいだね、どうする二人とも?」
「あの怪物の証拠が危ない以上…私たちも指をくわえて見てらんないね。」
「前回のように、あの二人を可能な限りサポートしよう。すまない悠介さん、ここからは別行動させてもらうよ。」
「構わないよ。俺や一条さん達は未確認を、二人は朱鳶さん達をサポートしてあげて。」
「それじゃ、お互い頑張ろう!」
悠介は治安局に、アキラとリンはビデオ屋へ向かいそれぞれの行動に別れた。
その頃、講習会に集まる民衆の中に人間態に化けたブコラとオグドが紛れ込んでいた。
「ククク…リント共め、幾ら警戒しても無駄だというのに…」
「さぁ、そろそろバクアゲなゲゲルを始めるっしょ!」
嘲笑う二人、そして未確認は二人だけではなく表情のないミジンコのタトゥーを頬に刻んだ人間が色んな所に待機していた……
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スシローコラボ回見たい人
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私は一向に構わんッッッ!
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それより本編書きなされ