ゼンレスゾーンクウガ   作:アルティメットルパン三世

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お久しぶりです…
あれからだいぶ経ちまして申し訳ない。夏休み期間中、仕事が忙しかったのと早朝5時から出勤する事になって中々執筆に手がつけられなかったんですよ…
しかも祖父が9月に亡くなられて葬式にも出ていたもんですから書く暇が…

なんとか書き終えましたが今後は地の文を減らしていこうかと思ってます、お許しください。


会議

 

ヤヌス区 ルミナスクエア 治安局ルミナ分署

 

PM8:00

 

 

 一条によって連行された悠介はパトカーの中に居た。

 

「こんな風に連行してすまない。」

「いえ、気にしてませんよ。俺も前に似たような事ありましたし」

 

 悠介はそう言い前世の事を思い浮かべる。

高速で走る未確認生命体第5号を白バイ隊員が追いかけるもスリップしてしまったのを目撃した悠介が拝借して第5号を追いかけたものの逃げられてしまう。

 その後、彼は一城に逮捕されそこから彼はトライチェイサーを受け取る事になった。(クウガ本編第4話参照)

 

「……その言葉は聞かなかった事にしておく、着いたぞ」

 

 悠介の言葉に目を逸らしながら一条はルミナ分署に着いたと言いそのまま署の駐車場へと入りパトカーを停める。

 

「まさか二日連続で此処にくるとはね」

「しみじみしてる場合じゃないぞ。今回は取り調べと言っても会議に参加してもらい先日の謎の怪人騒動とお前のその力を皆に話してもらう。いいな?」

「は、はい…(やっぱり一城さんと似てるな…)」

 

 真剣な表情をする一条に悠介は前世の一城の事を思い出す。

 

「そう言えば昨日、市民証の受け取りをほっぽかして出たそうだな?担当が文句言ってたぞ」

「あっ…すみません、あの時は奴がニュースに映ったから急いで現場に行かなきゃ!って考えてたものだから」

「まぁいい…コレがお前の市民証だ。更新をする時もあるから無くさないようにしろ」

 

 一条から市民証を受け取った悠介。するとそこへ朱鳶達特務捜査班の3人が2人の元へやって来た。

 

「おはようございます一条長官」

「おはよう朱鳶。青衣、セスも彼女と共にしていたか」

「左様、この後の取り調べに出る為に我らも早くに出勤したのでな…それで隣の彼はもしや…」

「考えてる通り彼が先日の赤い怪物に変身していた男だ 」

「「ええっ!?」」

 

 青衣の推測に一条は包み隠さず答える。その言葉を聞き朱鳶とセスは驚く。

 

「五条悠介です!先日は助けていただきありがとうございます!」

 

 悠介は3人の前に出ると自己紹介とお礼を言い握手を求める。

 

「こ、この人があの時の赤いの…」

「なんか思ってたのとギャップが違くて驚いたな…」

「これ。相手が握手を求めておる、先ずは自己紹介せぬか。では我から…我は青衣、朱鳶の先輩であり後輩でもある。よろしく頼むぞ悠介殿」

「はい!よろしく青衣さん!」

 

 呆然とする朱鳶とセスを叱り一番に名乗り握手をする青衣。

 

「と、取り敢えず自己紹介しましょう班長」

「そうですね…朱鳶です。治安局特務捜査班の班長を務めています。先日は一条長官を助けてくださりありがとうございました」

「同じく特務捜査班のセス・ローウェルです!」

「朱鳶さんにセスくんだね。よろしく!」

 

 自己紹介を済ませた悠介達を連れて一条は会議室まで歩く。

ドアの横には『第2未確認生物対策本部』と筆で書かれた大きな張り紙が貼られていた。

 

「先ずは俺達が入る。後で朱鳶君が呼びに来るから一緒に入って来い」

 

 悠介にそう言い一条は特務捜査班の3人と共に会議室へ入る。

 

「失礼します。一条副長と特務捜査班3名、先日の事件の重要参考人を連れて参りました。」

 

 会議室には上層部の治安官が座っておりブリンガーもその中(真ん中辺り)に居り一条を見るや敵視するかのように睨みつける。

 一条達が空いてる席に座ると治安局のトップである初老の男『バイロン』が前に出る。

 

「全員揃ったな…では先日の事件についての会議を始める。現場で対応していた一条長官と朱鳶班長の報告を聞かせてもらおうか…」

「「はっ!」」

 

 バイロンに呼ばれた2人は立ち上がり前に出る。

 

「今回の事件は午後12時頃に発生、ルミナスクエアの南区のビル街に巨大な蜘蛛の糸が張られ50名の人質が糸に吊るされてた模様」

「犯人の蜘蛛の怪物…未確認生物第1号は聴力が優れており、奴は我々の声に反応して人質を1人ずつ糸をちぎり殺害していきました」

 

 映写機に映されるブ・ダラン・バの殺害行動に治安官達はガヤガヤとざわめき出す。

 

「静かに!…一条長官、続きを」

「はっ…私は直ぐ様皆に喋らない様に対応し奴の眉間にスナイパーライフル弾を撃ちましたが効果は無しでした」

「なっ!?あのエーテリアスのコアを一撃で破壊出来るあの弾を…いや例えエーテリアスじゃなくても10cmの厚さのコンクリさえ貫くんだぞ…!?」

 

 攻撃が効かなかった事に1人の治安官が驚きを隠せず話した。

それを聞き室内は再びざわざわと声が漏れ出すがそこへ大声を上げて一条を睨みながら立つ者が…ブリンガーだ。

 

「フン!市民を見殺しにした挙句あの化け物にダメージも与えられないとは!同じ立場として恥ずかしいものだ!」

「……お言葉ですがブリンガー殿、あの時は我らも奴が音や声を感知して行動する事は知ら…」

「黙れ!!ただえさえホロウ災害に市民が怯えてるというのに今度はエーテリアスとは別の生物が現れた!そんなヤツを対処できないとは特務捜査班!貴様らも恥を知れ!!」

 

 今回の被害者を出したのと怪物に攻撃が通じなかったのをネタにしてブリンガーは手で机を叩くと立ち上がり一条を責め立てる。

 青衣が援助しようとするもブリンガーは理不尽に怒鳴りつける。

 

「…座れブリンガー長官。我々は一条長官や特務捜査班を責め立てる為にこの会議を開いたのではない」

「なっ!?…し、しかし現時点でコイツは死人を……失礼しました…」

 

 バイロンに睨まれたブリンガーは一瞬怯むと席に着く。そして「お前のせいだ」と逆恨みをするかのように一条を睨みつける。

 

「では一条長官、続きを」

「…奴は狙撃した私に攻撃し絞め殺そうと首に手をかけられました…しかしそこへ現れた者に助けられました」

「第1号とは違う赤い人型の怪物…かね?」

「はい」

 

 バイロンの言葉に一条は頷き、スクリーンには治安局の所属ボンプによる視覚映像が再生され始める。

 一条の首を絞めるダランをクウガが現れてダランに攻撃して引き剥がす姿が映される。

 

「赤い怪物…第2号は私を助けた後、第1号と戦闘を開始しました。そこへまた奴の手下らしき怪物が三体現れると第2号に妨害行為を始め第1号はその隙に逃走」

 

 優勢のクウガに三体のジミンが現れしがみついて妨害する映像が映される。

 

「この時ブリンガー長官から通信が来て第2号共々射殺しろとの命令を受けました。私の独断で第2号を援護しホロウチェイサーを渡し、逃げた第1号を追わせました」

「そうだ!ソイツは私の命令を無視した挙句ホロウチェイサーをあの化け物に勝手に使わせた!やはり一条長官には然るべき罰を与えるべきだ!」

「…ブリンガー、2度も同じ事を言わせるな。この会議は一条長官を罰する為に開いてるのではない。」

「ッ!?……し、しかし長官、現にホロウチェイサーはあの赤い怪物の手元にあるのです!!我が治安局の最新白バイを勝手に使わせるなど」

「ホロウチェイサー等問題ではない…それにブリンガー。貴様は現場にも出ず何をしていたのだ?自分は殻に籠って指示をするだけで何もしない…メディアには媚びを売ってばかり…それに比べて一条長官は自ら現場へ出て的確な行動を取っているというのに…もういい。ブリンガー長官、直ちにこの会議室から退室したまえ」

「なっ!?お、お待ちくださいバイロン長か…「聞こえなかったのかブリンガー、退室しろ」……失礼しました」

 

 また勝手に立ち上がり一条を責め立てるブリンガーにバイロンは等々彼を会議室から立ち退かせた。

 

「……また話が逸れたな。では一条長官、続きを」

「はい…次に流れるのはホロウチェイサーに搭載している小型カメラによる映像です。第2号が第1号を追跡してる最中、突如発生した共生ホロウの裂け目へ入り込んだ模様。第2号はエーテリアスと遭遇するも難無く撃滅しています。それとコチラをご覧下さい」

 

 一条がそう言いノートパソコンのキーボードを打つとエーテリアスと戦うドラゴンフォームのクウガの姿が映される。

 

「第2号は体の色を赤から青に変えただけでなく肉体も変化しています。そして肝心な所は落ちていた鉄パイプを拾いあげロッド状の武器に変換させています。ベルトにある赤と青、緑と紫の装飾部を見る限りあと2つ形態変化が出来ると思われます」

「エーテリアスを撃滅した後、第1号が現れ第2号に襲いかかった所で映像が切れてしまいました。恐らくホロウチェイサーが転倒した際に接続部が外れたかと」

 

 映像は此処で終わっていた。ダランがホロウチェイサーを飛台にして転倒させたせいで幸いリンがプロキシバレをする事はなかった。

 

「以上が先日の出来事の全てです」

「ふむ…エーテリアスとは別に現れた謎の人型の怪物、ましてやホロウ外で活動出来るとは厄介な相手だ…それで一条長官。今後の奴らへの対策は考えているのかね?」

「はい。別の個体が現れた際に細胞を採取しそれを科学班に回す予定です」

「しかしソイツらの体は弾丸は通用しないのだろ?」

「はい。ですから私は彼に…第2号に変身する人物に協力して貰う事に決めました」

 

 

 

「遅いなぁ…」

 

 その頃、会議室の近くで待機させられていた悠介は椅子に座ったままボーッとしていた。

 

バタン!!

 

「ッ!?」

「クソッ!バイロンめ…一条ばっかり贔屓しやがって…!!アイツさえ居なければ俺はもっと楽に出来てたハズなのに…!!」

 

 会議室のドアが勢いよく開かれた。大きな音にビックリした悠介は音のした方へ顔を向けると中からブリンガーが現れた。

 その姿を悠介に見られていたのだが一条の事に頭がいっぱいだったのかブリンガーはそのまま歩いていく。

 

「うわぁ…おっかなそうな人だな…」

 

 ブリンガーの後ろ姿を見て悠介がそう言う。それから10分後、再び会議室のドアが開かれると次に現れたのは朱鳶であった。

 

「お待たせしました悠介さん、私についてきてください」

「は、はい…」

 

 朱鳶に呼ばれた悠介は彼女の後を追う。そして会議室に入ると治安官達が一斉にコチラへ顔を向ける。

 

「一条長官、彼をお連れしました」

「うむ…皆さん、彼が先程の第2号に変身する人物である五条悠介だ。五条、挨拶しろ」

「は、はい…はじめまして!五条悠介です!」

 

 悠介が自己紹介をするとザワザワとざわめき始める。

 

「一条長官、本当に彼が第2号なのかね?」

「間違いありません。その証拠に今から彼にあの怪物の事を話してもらいます。いいな五条?」

「はい!それじゃまずは…」

 

 こうして悠介は自分の正体や未確認生物…グロンギの事を話していくのであった。

 

 

 

 

悠介は無自覚女誑しにするかしないか

  • 女誑しにしろ
  • 女誑しにしないで
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