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今回でクウガのプロローグは終わり次回から原作に突入します。予告もあるので最後までお読みいただければ嬉しいです。
ヤヌス区 ルミナスクエア 東エリア
PM 10:30
「ねぇ、今日変じゃない?」
「なにあのカラスの大群…」
生気のない目をしたカラスが首を右へ左へ首を傾げながら《ガァァッ!ガァァッ!》っと鳴き声を上げていた。しかも数は何十羽も居る。
そしてルミナスクエアにある一件のビルの屋上にペストマスクを被り首にカラスのタトゥーが入っている男『ブ・ラガス・グ』が人々を見下ろしていた。
「64人以上居るな…」
そう言いラガスはペストマスクを外すと目が紫色に怪しく光だした。
ガァアアアアアッッ!!
「「「うわああああああっっっ!!!?」」」
「「「キャアアアアアアっっっ!!!?」」」
カラスの目が紫色に変わる。そして一斉に鳴き声を挙げ飛び出し撮影しインターノットに上げてた人々に襲い掛かった。
「や、やめっ…ガアアアア!!?め、目がぁぁ!?」
「助けっ…痛い!痛い!やめてえええ!!」
カラスは人の目を狙い嘴や鉤爪で目を潰していく。目を潰された者たちの苦痛の叫びがルミナスクエア中に響き始める。
「さて…そろそろ狩るとしよう」
双眼鏡で目が潰された人々を見つけたラガスは双眼鏡を放り捨てると人間体から本来の姿に戻った。
屋上から飛び降りたラガスは目を潰され視界を失った人達に向かって急降下し片方の手で1人ずつ捕まえて再び空高く飛び上がった。
「な、何だ!?目が痛いのに今度は足がつかない!?」
「イヤァァァ!!降ろして!降ろしてえええええ!!!」
「ゴグガベダバブデロゴソギジデジャスジョ(そう叫ばなくても降ろしてやるよ)」
「「は(え)?」」
泣き叫ぶ女性にラガスはそう言うと…
腕に力を入れて真下に向かって2人を勢いよく投げ捨てた
投げ捨てられた2人は悲鳴をあげる間もなく地面とぶつかり血が流れる肉の塊となった。
「ラズパドググジド…(先ずは2人…)」
死んだのを確認したラガスは再び目を潰された人々の元へ降り始めた。
ラガスのゲゲルが始まる10分前。ルミナ分署の会議室では悠介が全てを話し終わっていた。
「我々の世界とは別の世界に居た古代の生物にそれと対峙したのが第2号…ではなくクウガ…そして君はその世界に居た人間で奴らと戦っていたって事かね?」
「はい!アイツらは俺の世界で甦って殺人ゲームを始めました。それで俺は発掘されたこのベルトでクウガになって戦ってたんです」
「そして最後の一体を倒したものの自身の体も限界を迎えて死んだ…しかし目を覚ますと新エリー都に居たと?」
「そうなりますね…あの時ベルトも粉々になってたし血も大量に出てたし「あっ…死ぬんだな俺」って感じて目を閉じたら知らない世界だったんです」
バイロンの言葉に悠介はそう言い返す。
「そんなのあるわけ…」「異世界転生じゃあるまいし…」「俺たちを騙してるんじゃ…」
周りの治安官はヒソヒソとそう言い悠介を怪しむ。
「静粛に!それで悠介君、君がこの世界の人間じゃないというならそれを証明出来るものは持ってるのかね?」
「しょ、証拠かぁ。うーんと…今持ってるもので良ければ。」
悠介は今持ってる物…財布とスマホ、名刺ケースを取り出しそれを一条に渡す。それを受けとり一条はバイロンの前に立ち所持物を渡した。
「ふむ…これは我々の世界には無い素材で出来ている。スマホも我々の持つ物とは古い機体だし免許証も登録されてない物だ…まだ確信は無いが君が別世界の人間だと認めよう」
「ふぅ…(やっと信じてくれた)「しかし」え?」
「クウガが我々の味方であるのはまだ信じる事は出来ない。ただえさえ我々の武器では歯が立たない怪物だ…それと同等の力を持っている。もし君が我々の敵になるというのなら…」
「なりませんよ」
別世界の人間だという事は一応認められたがクウガの力はまだ怪しむバイロンに悠介は真っ直ぐな目でそう答えた。
「誰かを泣かせる為に使ってるんじゃない…皆の笑顔を守るために俺はクウガになったんです。確かに一度だけ俺はこの力の闇に飲まれかけました…だけど俺は元の世界の人達に支えられて奴らと戦えました。それにもしまた究極の闇に飲まれて暴走したらその時は皆さんに殺されても構いません!」
そう言い悠介はサムズアップをした。悠介の目をバイロンはなにも言わず真っ直ぐ直視している。
その時…
《緊急通報!緊急通報!ルミナスクエア東エリアで異常事態発生!カラスの化け物がカラスを操り人々を殺害してる模様!治安官は直ちに出動してください!》
「…ッ!?」
ラガスが人々を襲っているという通報が署内に響き渡る。それを聞いた悠介は急いで会議室を出る。
「おい五条!「行かせてやれ」っ!長官…」
「…久しぶりに心が動かされたよ。先程の彼の目、昔のお前にそっくりだった。旧都陥落の時…撤退命令が下されたのにお前も1人でも多くの人を助けたいって俺の手を退けて救助へ向かった思い出が出てきたもんだ」
「…では長官」
「うむ。彼、五条悠介への対応は…」
イメージBGM 戦慄〜襲撃〜
PM 10:35
「ハァ…ハァ…っ!?」
悠介が外へ出ると現場は地獄絵図となっていた。
目を潰された人々、傷だらけで倒れてる人々、高い所から落とされて肉塊となって死んだ人々…
「撃て!撃て!」
治安官の1人がそう叫び、辺りに立っていた治安官達が銃を空に向けて発砲していた。
銃口の先に目を合わせるとそこにはラガスが腕を組みながら治安官達を見下ろしていた。
「カアアアッッ!!」
やはり銃弾はラガスに効果は無かった。発砲音が鳴り止むとラガスは治安官達に向かって急降下した。目を潰した人と同様捕まえて高所から叩き落とすつもりだ。
「危ない!」
しかしそこへ悠介が割り込み狙われていた治安官2人に体当たりで退かすが逆に悠介がラガスに捕まえられてしまう。
「た、高ぇっ!?」
「ベサギラヂガゲダバ…ラァギギ、ゴラゲグバパシビギベ(狙い間違えたか…まぁいい、お前が代わりに死ね)」
そう言いラガスは腕を振り悠介を空から投げ捨てた。
「うわああああ!!!……変身!!!」
イメージBGM 激闘〜海原〜
猛スピードで落ちていく悠介はポーズをとりアークルを出現させクウガ マイティフォームに変身する。
変身は出来たものの今だに空中、クウガになってるもののこのまま落ちれば大ダメージを受ける事になるだろう。
「ゴウラムが居たら楽なんだけど…こうなったら五点着地だ!」
そう言いクウガは足先が地面に着く瞬間、脛→太もも→尻→背中から肩の順で地面に接地させた。これが『五点着地』である。
「…っくぅ!?」
衝撃を五点の部位に分散させたクウガは少し痛みが来たもののダメージを和らげる事が出来た。クウガが立ち上がると空中に居たラガスが彼の前に降り立った。
「ビガラグクウガザダダドパバ…ザガリゾシングガダジャバギバサゴセビバヅボドパズバ!(貴様がクウガだったとはな…だが俺に勝つ事は不可!)」
そう言うとラガスは背中の翼を展開させると羽根をクウガにめがけて飛ばした。
「ッ!」
自分に向かってくる羽根を前転して回避するクウガ。立っていた場所にカカカッ!と羽根が突き刺さると付け根部分から黒い液体が流れ出しジュワァァ…と地面が溶け始める。
「あれ食らったらヤバいな…うおっ!?」
羽根の脅威にクウガがそう言うとラガスが再び羽根を飛ばしてきた。ギリで回避し今度は壁が溶け始める。
「あの羽根をどうにかしないと… 超変身!!」
ドラゴンフォームにチェンジしたクウガは後ろにある3角コーンに刺さっているコーンバーを持ち上げてドラゴンロッドへ変化させラガスの前に出る。
「ガアアアッッ!!」
「はあっ!!」
ラガスが羽根を飛ばすと同時にクウガはダッシュする。目掛けて飛んでくる羽根を風車の様に回すドラゴンロッドで羽根を弾いていく。
「うおりゃあ!!」
そして距離が縮んだ直後にクウガはジャンプしラガスにスプラッシュドラゴンをくらわせようとした。
「ガアッ!!」
しかしラガスは翼を広げて上空へ逃げた。回避されたクウガは着地したと同時にマイティフォームへ戻った。
「クウガ、ゴゴセスビダサン!(クウガ、恐れるに足らん!)」
上空からクウガを見下ろすラガスが嘲笑いながらそう言った。
(強酸仕込みの羽根…近づいても空に逃げられる…こうなれば緑のクウガになりたいけど武器が無い…どうしよう)
「五条!!」
空を見上げ考えるクウガに一条と特務捜査班の3人が駆けつける。
「っ!危ない!隠れて!!」
ラガスがクウガに近づく一条達を見つけ羽根を飛ばした。クウガの忠告を聞いた一条達は直ぐ様回避し物陰に隠れる。
「大丈夫ですか皆さん!」
「俺達は無事だ!それよりも五条、第3号は!」
「それなんですが一条さん、銃を貸して貰えませんか!フッ!(カカッ!)奴を倒すにはそれがどうしても必要なんです!(カッ!)おわっ!?」
ラガスの羽根攻撃を避けながらクウガは一条にそう言う。
「・・・」
一条は腰のサプレッサーZ91を手に持ち、そしてそれをクウガに投げ渡す。
「ありがとうございます!!……超変身!!」
サプレッサーZ91を受け取ったクウガはアークルに両手をかざし、超変身の掛け声を叫ぶ。アークルの中心部が緑に変わると肉体にも変化が現れる。
推薦BGM 戦士〜五代〜
邪悪なるものあらば、その姿を彼方より知りて疾風の如く邪悪を射抜く戦士あり
右肩はドラゴンフォーム同様だが左肩は三角形状になっており鎧も新たな形に変化している。
クウガはペガサスフォームにチェンジし左手に持ったサプレッサーZ91もモーフィングパワーによって変化しボウガン型の専用武器『ペガサスボウガン』にチェンジした。
「姿が変わった…」
クウガのフォームチェンジを見ていた朱鳶はそう口から漏れた
「グガダグバパダダドボソゼ…!(姿が変わった所で…!)」
ラガスはそう言うと更に高く飛び出す。一方クウガは何もせずただジッと立っていた。
「なんで動かないんですか!あれじゃ格好の的ですよ!」
「待たれよセス坊…ふむ、そういう事か」
「何か分かったのですか青衣先輩?」
「うむ。今の悠介殿は敵が撃ってくる場所を探してるようじゃな」
青衣の言葉の通りペガサスフォームになったクウガは視覚や聴覚等の五感が極限まで研ぎ澄まされる。
「ッ!見つけた!」
推薦BGM 壊乱(2分45秒辺り)
クウガは翼の羽ばたく音を聞き取ると後ろに振り返る。そして空を見上げると高度数千メートルにラガスが翼を羽ばたかせ1本の大きな羽根を毟りクウガめがけて投げた。
しかしクウガは羽根を人差し指と中指の間で掴む。そしてラガスのいる方向にペガサスボウガンを構えると右手でスロットルを引きグリップを持っている左手の人差し指でトリガーを引いた!!
銃口から封印エネルギーが込められた空気弾がバシュッ!と放たれる。空気弾はラガスにめがけて猛スピードで飛んでいき…
「グウォ!!?」
空気弾はラガスの腹部にヒットしそこから紋章らしき痣が現れ腰のゲゲールドに向かってヒビが入りそして…
バキィッ!!
「ガアアアアアアアッッッッ!!!!??」
カラスの鳴き声の様な断末魔を上げながら落下していくラガス。
そして高度100メートル付近で爆発が起こった。
ドガアアアアアアン!!!
「キャアッ!? 」
「うわっ!?」
爆風が一条達を巻き込む。幸い爆炎は届かなかった為怪我は無かった。
未確認生物第3号…ブ・ラガス・グ 撃破
ヤヌス区 ルミナスクエア 東エリア
AM15:00
「五条!」
戦いが終わり一条達は悠介の元へ駆けつけた。悠介は既に変身解除しており青空を見ていた。
「一条さん、今回もなんとか勝てました。あっ…あとコレお返ししますね」
そう言い悠介はペガサスボウガンから戻ったサプレッサーZ91を一条に返す。
「さっきの姿だがアレもクウガの力なのか?」
「はい、緑のクウガは視力や聴覚がかなり敏感になってそれで相手を射抜くんですが体力が結構持ってかれるんです。」
「その割には元気な様ですが…」
「まぁ鍛えてるんで!!あっ、それで俺の処遇ってどうなりました?第3号に集中してたから言われる前に出て行ったし」
「それについてなんだが…
今後、五条悠介は未確認生物の駆除非対称と見なし手は出さないと決定した。但しこの先新エリー都の敵になるとすれば躊躇いも無く排除する。との事だ」
バイロン長官の決定事項が一条の言葉からそう出た。
「…それじゃあ俺は此処で暮らしていけるんですね!いやー良かったー!!」
「随分とお気楽な人ですね…下手したら殺されるって言われてるのに」
「それが悠介殿の良いとこであり悪いとこであるな。まぁ今回の事件は解決したのだ。我々は戻るとしよう」
「」
ホッと安心する悠介に朱鳶は少し呆れ青衣はホッホッホッと小笑いしながらそう言うと一足先に帰りセスも一条に敬礼してから2人の後を追った。
「さてと…俺も署に戻るか。ホロウチェイサーの事だが君に預けるがくれぐれも壊すなよ?」
「は、はい…あ、一条さん!」
悠介の肩に手を置きながらそう言うと一条は署へ戻ろうとすると悠介に声をかけられ振り返ると
「ありがとうございます!俺、こっちの世界でも頑張ります!!」
そう言いサムズアップをした悠介。それを見て一条はフッと笑みを零すとサムズアップをしてから署に戻って行った。
ヤヌス区 ルミナスクエア 路地裏
AM22:00
人気のない路地裏でガタイのいい金髪の治安官が酒に酔い潰れながらフラフラも歩いていた。ブリンガーである。
「一条のクソ野郎が!どいつもこいつもあいつばっか贔屓しやがって…ヒック!俺だって旧都陥落で活躍した男だぞ!!次期総官の座はこの俺だ…!!誰にも渡すものか…!!」
「随分と荒れている様ですねぇ…ジャスティン・ブリンガーさん」
一条に恨みの言葉を吐いているブリンガーに近づく者が…ヒマワリのタトゥーの男だ。しかも彼の背後には長い髪を編み込んだ黒ずくめの女性が腕を組み壁にもたれている。
「なんだ貴様ァ…俺は今腹が立ってるんだから話しかけんな…」
「まぁまぁそう言わずに…貴方の嫌いな一条長官を今の座から落とす方法がありますよ?」
「…何?」
イライラしていたブリンガー。しかしヒマワリのタトゥーの男の言葉に反応すると大人しくなった。
「引き止めていただきありがとうございます。」
「礼などいらんからサッサと教えろ…!」
「まぁ先ずは我々のアジトで話をしましょう…着いてきてください。行きますよサラ」
「ええ」
サラと呼ばれた女性はヒマワリのタトゥーの男の隣に並び歩く。ブリンガーもその後を追いかけた。
続く
ED:青空になる
登場人物(不明なキャラは空白です)
五条悠介/仮面ライダークウガ:松原大典(イメージボイス)
アキラ:阿部敦
リン:千本木彩花
一条業:古川慎(イメージボイス)
朱鳶:井上麻里奈
青衣:阿保まりあ
セス・ローウェル:高梨謙吾
ジャスティン・ブリンガー
バイロン長官
ヒマワリのタトゥーの男:石田彰(イメージボイス)
サラ
ブ・ラガス・グ:武内駿輔(イメージボイス)
ブ・ラノイ・ダ:中井和哉(イメージボイス)
ブ・ウビオ・ダ:平田広明(イメージボイス)
ブ・フォクス・ダ:堀川りょう(イメージボイス)
ブ・ガギリ・バ:古川登志夫(イメージボイス)
次章予告
「緊急事態よ!ビリーとアンビー、それからアタシの依頼のターゲットが全部ホロウに落ちた!プロキシの助けが必要なの!一生のお願い!」
ビデオ屋にやって来たピンク髪の女性『ニコ・デマラ』がパエトーンに依頼を持ち込んできた。
「一条業長官、本日をもって貴様を長官を解任し特務捜査班の副班長に任命する!!」
勝手にヘリに攻撃命令をしたマスゴミ記者を殴った罪により長官の座を下ろされてしまう一条。
「はじめまして!五条悠介です!この姿ではクウガって呼んでください!」
「おおおお!!なんかスターライトナイトみたいでカッケェ!!」
「落ち着いてビリー」
クウガと邪兎屋の出逢い、そして共闘。
「一体どうしたのよプロキシ!?」
様子のおかしいイアスとハッカーにH.D.Dシステムを乗っ取られるパエトーン兄妹
「Groruuaaaa!!!」
「ッ!?コイツ倒した筈じゃ…!!」
強敵エーテリアス『デュラハン』と倒したハズのブ・ダラン・バがエーテリアス化しクウガと邪兎屋に襲いかかる
『はじめましてマスター。私は──Ⅲ型総順式集成汎用人工知能……Fairyです』
そしてパエトーンとクウガの前に現れる謎の人工知能…
ゼンゼロストーリー 第0章
商機×怪奇×仁義+空我
現在製作中、ご期待ください
悠介は無自覚女誑しにするかしないか
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女誑しにしろ
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女誑しにしないで