「先輩、どうして!」
「ごめん、でもお前たちはアタシと戦わないといけない。だってアタシは、裏切り者でお前らが魔法少女だから。」
「でも、「躊躇うな!お前たちの目の前に立っているのは敵だ!敵なんだ!それが誰であろうともお前たちは倒さなきゃないけない。それがお前たち魔法少女の役目だ!」
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始まりの魔法少女ホワイトローズ。彼女の台頭を皮切りに世に多くの魔法少女が生まれた。しかし、かのホワイトローズが元は男だったことは彼女の親友を除き誰も知らない。
「よーし、しんゆー放課後ゲーセンな〜。」
「なぁ涙、俺金ないんだけど。」
魔法少女ホワイトローズ 本名 花谷
地元の商店街の花屋の一人息子であったが、魔法少女となり一人娘に、そして看板娘となる。
そして彼女の幼馴染みであり親友であり思い人でもある 夜月
「大丈夫大丈夫。ほら、アタシ魔法少女として稼いでるから金あるし、小遣いもまだまだ残ってるし。」
彼の顔は芳しくなかった。
「いや、お前とはいえ女の子に奢らせるのはあれだろ。」
「俺とお前の仲だろ!遠慮すんなって。」
「わかったよ。行ってやるから。」
「よっしゃぁ!それじゃ、放課後に校門前な!」
「あ!先輩、この後空いてますか?みんなでおやつパーティーしようって話してたんですけど来ませんか?」
「あ〜、ごめん。アタシこの後デートだから。」
「で、デート!流石は先輩、大人だなぁ。」
魔法少女の後輩である白崎朝日の尊敬の眼差しが少しこそばゆい。
「ま、何かあったら連絡くれればすぐに行くから。」
そう言い撫でながら私は後輩と別れた。
「ごめんごめん、後輩に捕まってて。」
「いいよ、どうせ5分も待ってないしな。ゲーセン行くと言っても何するんだ?」
「え、知らん。なんかテキトーに目に入ったモノやろうぜ!」
「やっぱそう言う感じかぁ。でも、事前に計画立ててたらそれはそれでお前かどうか疑わしいからな。」
「だろ。それじゃ、ゲーセンに向けてしゅっぱーつ!」
「…。」
「おい、掛け声どうした?お前そこは『おー!』だの、『イェーイ!』だの言うとこだろ。」
「は?なんでお前はそんな元気なんだよ。もう少し静かにしようぜ、な。」
「仕方ない。ここは肉体言語に訴えるか。」
「ちょっと待て、落ち着け。お前の身体能力で殴られたら俺は普通に痛い。」
魔法少女は皆大なり小なり身体能力が高くなる。それは今まで塞がっていた魔力器官が解放されることにより魔力が全身に流れることにより肉体が強化されるからと言うのが妖精たちの見解だが真実は不明だ。
「安心しろ。魔法少女としての力は2割抑えてやる。」
「なぁ、それ2割まで抑えるじゃなくて2割抑えるだよな!?8割本気ってことだろ。それ冗談抜きで死ぬだろ!」
魔法少女の身体能力の上昇幅は本人の魔力量と効率の2つで決まる。魔力量が多ければそれだけ流れる魔力が増える為それだけ身体能力は高くなる。また魔力効率を上げることで無駄なく身体に魔力を巡らせることができ、普段垂れ流している魔力を無駄なく力に変換できるようになる。そして、最強の魔法少女たるホワイトローズの涙は魔力量と効率のどちらもがトップクラスであり、その身体能力は変身前でさえ人間かは疑わしいレベルまで上がっている。アスレチックやパルクールなど朝飯前、本気になれば木を根本から引っこ抜くことすら可能な程だ。故に、それを知る類は生命の危機を感じているのである。
「オーケイ。俺が悪かった。ノリについていけなかった俺が悪い。なんでも言うこと聞くから命だけは助けてくれ。」
「な、なんでも!?」
い、いきなりなんでも言うこと聞くとか何言い出してんだコイツは!?な、なんでもってことはハ、バグとかもしかするとキ、キスまでできるのか。
「し、仕方ないから許してやる。でも、絶対なんでも一つ言うこと聞いてもらうからな!」
今日は何もなく順調にゲーセンに行けると思ってたのに……通り道で怪人が暴れ始めやがった。鬱だ。2秒で倒してゲーセン行く。今日出てきたことを後悔するくらいボコボコにしてやる。
「ごめん、2秒で終わらせてくるから。」
「あ、ああ。待ってるからゆっくりでもいいぞ、どう言うわけにもいかねぇか。」
変身時間が惜しいため認識阻害で対応。服にも強化をかけて0.5秒で現場に到着し、1秒で倒し0.5秒で戻る。これで2秒完璧すぎる。
「本当に2秒くらいで終わらせてくるのは怖いわ。」
「そんなことどーでもいいからゲーセン行こうぜ!ゲーセン!」