消滅したらネオだった件   作:ライノア

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第七話後編:古代の戦士

A SIDE

挿入歌『初星学園/Howling over the World』

 

~Howling over the World~

 

変身が完了した俺は単体でイフリートを、リムルはB達と共に八体のサラマンダーの方へと向かって行く。

 

~名前さえない僕らの 叫びよ 今 君へ届け~

 

「「「「うおおおおおおおおおッ!!!!」」」」

 

俺は拳を振り下ろし、B達は遠距離から光弾を打ち出す。

(かざ)した手から噴き出された炎をバク転で()け、着地と同時に中断後ろ蹴りをイフリートの腹部に減り込ませる。

右足を(じく)に向き直りながら正拳突きを放つ。

後退するイフリートは炎が効かない事を理解していたのか、自らを肉弾戦に持ち掛けた。

イフリートの左フックを少し身を屈ませて避けた俺はカウンターのアッパーカットを左脇腹に減り込ませる。

だが、その直後に左肩を掴まれた状態で投げ飛ばされ、牽制(けんせい)目的でイフリートは地面を軽く蹴って突き出した手から炎を発しながら接近していく。

炎から突き出された拳が迫る中、俺は空中で即座に体を捻りつつも取り出したライダーカードを素早くドライバーに装填する。

 

~ドラマチックな結末を()くした 灰色のストーリー~

 

【フォームライド クウガ タイタン!】

 

複眼と両(ひざ)の宝玉が赤から紫に変色すると同時に、紫に(ふち)取られた鋼の重装甲に変化する。

地割れの如く邪悪を切り裂く紫のクウガ『タイタンフォーム』になった俺は突き出された右腕を(とら)え、そのまま背負い投げの要領でイフリートを地面に叩き付ける。

身長的に片手でイフリートを投げ飛ばす事は不可能だが、実は炎が消える直前にもう一つエナジーアイテムを獲得していた。右腕で力瘤(ちからこぶ)を見せるシルエットが描かれた赤いエナジーアイテム『マッスル化』。これにより片手でイフリートを地面に叩き付ける事に成功した。

 

~本当にそれでよかったはずだった?~

 

【アタックライド ロングソード】

 

召喚したロングソードをモーフィングパワーにより、紫の宝玉が埋め込まれた金色の大剣『タイタンソード』に変化させた俺はイフリートを前にして構える。

イフリートの右フックをタイタンソードの剣先で受け流し、スライディングで避けて(ふとこと)に回る。

高速化のお陰で本来の鈍重さが改善した影響でマイティフォームと同じくらいに動き(やす)くなっている。

 

~擬死(ターナトシス)の街 諦観に閉ざす瞳~

 

【カメンライド クウガ!】

 

基本形態『マイティフォーム』に戻り、右に一回転させて中断回し蹴りを繰り出すが、惜しくも右手で受け流されてしまう。

両腕を突き出して牽制目的の炎を放つも、そんな小細工は慧眼(えがん)の効果を得た俺には通用しない。

俺は掴んだ両腕を右側に捻り出して上段回し蹴りがクリーンヒット。立て続けに左からの中段回し蹴りで鳩尾(みぞおち)に減り込ませてイフリートを吹っ飛ばす。

 

~それでも止まない高鳴り 満たせない(かわ)き~

 

【フォームライド クウガ ペガサス!】

 

魔力感知、慧眼、ペガサスフォームの超感覚で新たな敵を察知した俺は即座にライダーカードを装填。

左肩装甲が付いてる緑に変色し、疾風の如く彼方(かなた)より知った邪悪を射抜くクウガ『ペガサスフォーム』へとフォームチェンジを果たすと、タイタンソードがモーフィングパワーによって大剣から先端に緑の宝玉が埋め込まれたボウガン『ペガサスボウガン』に変化した。

 

~“鏡よ鏡 何を恐れているの?”~

 

横槍を入れてきたサラマンダーの奇襲を避けつつ、俺はペガサスボウガンのハンドルを引いて銃身に空気を充填させて素早く引き金を引く。

 

~“聞こえたなら応えて 君のこと探していたの”~

 

背後から空気弾に打たれた箇所(かしょ)に古代文字が浮かび上がり、サラマンダーは苦鳴を上げる事なく爆散した。

 

~心の奥の(おり)の中に繋がれた怪物が~

 

【フォームライド クウガ ドラゴン!】

 

今度は相手の技を無に帰して流水の如く敵を()ぎ払う青い軽装甲のクウガ『ドラゴンフォーム』にフォームチェンジした俺は、ペガサスボウガンがモーフィングパワーで先端に青い宝玉が埋め込まれた棒『ドラゴンロッド』を身を屈めながら横薙ぎして右フックを繰り出すイフリートの足元を狙う。

だが、呆気なく避けられ、高体温の右足首を俺の背中に引っ掛けたイフリートはそのまま(すく)う様に打ち上げて正拳突きを打ち込む。

 

~目を覚ましたら最後 さぁ今 今 今 解き放て~

 

だが、俺は直前にドラゴンロッドの(がら)で防御態勢のフリをして後方に下がる様に地面を蹴って回避。

ドラゴンフォームの特性である跳躍力を利用して木の幹を利用して飛び回り、正面からの横薙ぎに入る。

イフリートも集約した炎のエネルギーを右足に(まと)わせ、高体温の回し蹴りを繰り出す。

だが、回し蹴りでドラゴンロッドが弾かれるまで約4mくらいでライダーカードを素早く装填。

 

~舞台を喰い破って 頂戴(ちょうだい) 痛いくらいの共鳴~

 

【フォームライド クウガ タイタン!】

 

再度タイタンフォームになった事でドラゴンロッドはタイタンソードに変化し、受け流しつつも斬撃を浴びせる。

タイタンソードの剣先は溶解してしまった影響で切れ味は浅くなってはいるものの、受け流しには十分に活用出来た。

 

~癒えない傷を 消えない歌を ここに刻み込むように~

 

【フォームライド クウガ ドラゴン!】

【フォームライド クウガ ペガサス!】

 

ドラゴンフォームの跳躍力で大きく距離を取りながら跳躍。

其処(そこ)からペガサスフォームになって的確な精密動作でイフリートの両手と両足に空気弾を撃ち込む。

おまけで鳩尾(みぞおち)に空気弾を撃ち込もうとするも、これ以上撃たれてたまるかと翳した手から発した炎で空弾は届く直前に焼き尽くされた。

 

~鎖ごと喰らい尽くして 衝動 勝ち取りたい未来なんだ~

 

【フォームライド クウガ タイタン!】

ディケイドA「うおりゃあああッ!!」

イフリート「ぐぅっ!?ぐッ...!!」

 

この隙を(うかが)っていた俺は地面に出現させたオーロラカーテンを潜り抜けてイフリートの背後に回り、両手で(かか)げていたタイタンソードを一気に振り下ろす。

 

~エゴを 飢えを 今を 夢を 全て賭けて輝いて~

 

【カメンライド クウガ!】

 

マイティフォームになった俺が助走を付けて突き出した正拳突きを、イフリートは腕を十字に交差させて防御体制に入る。

腕を集中させてラッシュを叩き込み、イフリートが反撃する隙を窺う。

その数秒後で予想通りにイフリートがセロ距離で炎を噴き出し、突き出した左腕を左手で受け止め、次に放った右拳(うけん)が互いの(ほお)にクリーンヒットした。

 

~燃え尽きるまで~

 

ディケイドA「ぐっ...!!」

イフリート「ぬっ...!ぐぅっ...!!」

 

クロスカウンターを受け、後退した俺達は息を整える。

 

~Howling over the World さぁ届け 奇跡のその向こうへ~

 

ディケイドA「お前が気が済むまで相手になってやる。来いッ!!」

イフリート「ぬがあああああああああッ!!!!」

 

七十年近くも溜め込んだ鬱憤(うっぷん)を晴らさんばかりにイフリートは雄叫(おたけ)びを上げる。

俺はそれに応え、正面に映るイフリートに向かって行った。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

B SIDE

 

【アタックライド ドラゴタイマー!】

『セットアップ!スタート!』

 

右手には先端がウィザードラゴンを(かたど)る透明な装飾(そうしょく)が付いているアナログ式タイマーのブレスレット『魔竜ブレス ドラゴタイマー』を装着。

ダイヤル部分『ドラゴダイアル』を360度捻り、ハンドオーサーを模した親指型スイッチ『サムズエンカウンター』を押す。

スタートを切ったと同時に、ドラゴダイアルの針が分割された四色『オーサリングレイル』を回る。

サラマンダー達が三体同時に一体ずつ襲い掛かり、突進をウィザーソードガンでいなした俺はオーサリングレイルを回る針が青に達するのを確認すると、サムズエンカウンターを軽く押す。

 

『ウォータードラゴーン!』

 

水で生成された魔法陣から現れたのは、フレイムドラゴンとは又違うドラゴンスタイル。

(hいたい)とマスク、両肩装甲の形状は菱形(ひしがた)。青を基調とした『ウォータードラゴン』。

腰に巻いているドライバーは俺と同じディケイドライバー固定となっている。

ウォータードラゴンは翳した手からブリザードを発動。サラマンダーを氷漬けにし、ウィザーソードガンで真っ二つにぶった斬って粉砕した。

 

『ハリケーンドラゴーン!』

 

次に召喚されたのは、緑が基調な三角形のドラゴンスタイル『ハリケーンドラゴン』。

風のエネルギーが集約された魔法陣から飛び出し、ウィザーソードガンによる銃撃を浴びせて二体を牽制させる。

 

『ランドドラゴーン!』

 

最後に黄色い四角形のドラゴンスタイル『ランドドラゴン』がサラマンダーの吐き出す火炎を土の壁を生成しながら現れる。

 

『ドラゴンフォーメーション!』

 

赤・青・緑・黄色といった四色の魔法陣を潜り抜けた俺達は四大元素で出来たウィザードラゴンの残像と一体化。

本体である俺は胸部にウィザードラゴンの頭部『ドラゴスカル』を、ウォータードラゴンは尻尾『ドラゴテイル』、ハリケーンドラゴンは両翼『ドラゴウイング』、ランドドラゴンは巨大な爪『ドラゴヘルクロー』と云ったウィザードラゴンの力の一部を解放させる。

 

~自縄自縛の牢獄 静寂(せいじゃく)を裂く警告~

 

俺が軽く爪先(つまさき)で地面を叩いて空中浮遊すると同時に、ウィザードラゴンの力を解放した一斉攻撃を仕掛ける。

ドラゴスカルから噴き出した炎がサラマンダーが吐き出した炎と押し合っている隙に、ウォータードラゴンが薙ぎ払ったドラゴテイルで水飛沫と共にサラマンダーを弾き飛ばす。

ハリケーンドラゴンも風を纏いながらサラマンダーと何度も激突し、幾度(いくど)目かの激突で全身を旋回(せんかい)させてドラゴウイングによるダメージを与えて打ち落とす。

打ち落とされた地面に出現した黄色い魔法陣からランドドラゴンがドラゴヘルクローによる突き上げで追い討ちを仕掛ける。

 

~今更迷いなんてないよ On your Mark~

 

『キャモナスラッシュシェイクハンズ!フレイム!(ウォーター!)(ハリケーン!)(ランド!)スラッシュストライク!』

 

ウィザーソードガンのレバーを引いて各自左手に()めているドラゴンスタイルのウィザードリングを翳す。

 

~かき鳴らせ音楽を~

 

「「「「はああああッ!!!!」」」」

 

コントラクタートリガーを引きながらウィザーソードガンを振り下ろし、剣先から属性に合わせた斬撃のエネルギーを飛ばす。

一斉攻撃を受けた二体のサラマンダーはそのまま爆散した。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

B SIDE

 

~“鏡よ鏡 何を求めていたの?”~

 

【フォームライド ゴースト ムサシ!】

『決闘!ズバッと!超剣豪!』

 

空中浮遊しつつ、ライダーカードを装填した俺が羽織っていた『オレパーカーゴースト』は水色の粒子となって消滅。ワールドファインダーから新たなパーカーゴーストが現れる。

(そで)両端(りょうはし)には刀を模した赤を基調とし、後頭部には刀の柄。額には(たすき)の様にヘッドパーツが付いているパーカーゴーストを羽織る。

顔には二刀の剣を重ねた赤い顔が表示されたゴースト『ムサシ魂』となった俺は、ムサシゴーストの頭部『ペルソナソードマスター』のパーカー部分『ニテンノフード』で空気の流れや殺気などを敏感に読み取り、敵の動作を予測。

その直前に額に巻かれた鉢巻『セツナノハチマキ』で特殊な波動を放って集中力を高め、柄に類似した戦術提案装置『ゴリンノマゲガタナ』で剣術に関するデータを元に状況に適した戦術を作成及び提案する。

仕上げにムサシゴーストの肩を保護する強化プレート『ハガネノタスキ』による適度の締め付けで肩部の動作を最適化させる事で擦れ違い様に神速の斬撃を単眼の模様が描かれた大剣『ガンガンセイバー』とライドブッカーで切り裂く。

 

~“聞こえたなら 答えてあの日見た夢の続きを”~

 

【フォームライド ゴースト エジソン!】

『エレキ閃き発明王!』

 

擦れ違ったタイミングで俺は既にライドブッカーをドライバーに装填していた。

ムサシゴーストは消滅し、銀を基調とした黄色いラインが走るパーカーゴーストが覆われる。

両肩装甲として折り(たた)まれた黄色い両手と表示された顔は電球を連想させていた。

『エジソン魂』となった俺の前にネオディケイドライバーの音声が耳に伝い、目前にオーロラカーテンと共に緑の電撃を喰らう。

だが、これはある意味好都合で銀色の布地『グリッターコート』の特性で電気エネルギーの吸収と同時に感電を防ぎ、両肩装甲の『フリッカーショルダー』で吸収した電気エネルギーを増幅。

頭部『ペルソナインベンダー』に装着されたアンテナ型の二対(にたい)の放電装置『フィラメントシャフト』から、フリッカーショルダーで吸収した電撃を解放させ、強力なスパークでサラマンダー達の機能を一時的に停止させる。

 

~繰り返す日々 過去の中に 囚われるくらいなら~

 

【フォームライド ゴースト ビリー・ザ・キッド!】

『百発百中!ズキューン!バキューン!』

 

三度目のパーカーチェンジ。

西部劇のガンマンを模した茶色い長袖のパーカーゴーストを羽織り、顔にはライフルを発砲したエフェクトが描かれた頭部はテンガロンハットに(おお)われた『ペルソナガンスリンガー』に変化した『ビリー・ザ・キッド魂』となった俺はガンガンセイバーと、古時計と蝙蝠(こうもり)を足して二で割った様な黒とブラウンのツートンカラーが特徴のライダーガジェット『バットクロック』のガンモードによる銃撃でサラマンダー達の翼膜(よくまく)に複数の風穴(かざあな)を開けながら蜂の巣にする。

更にはペルソナガンスリンガーのフード部分『ガンショットフード』による特殊な波動で俺自身の感覚を()ぎ澄ます事で速やかな照準(しょうじゅん)補足と正確無比な銃撃を可能とした。

数十発の銃撃が出来る理由としてはパーカーの両端に取り付けられた銃弾『ライトニングビュレット』によって内部に(たくわ)えられた高圧縮エネルギーを装備中の武器に転送させる事で高威力を誇る特殊弾の生成と装填を行い、この機能で即座にリロードされるので、弾切れを心配する必要はない。

 

~怪物になって自分を~

 

【フォームライド ゴースト ニュートン】

『リンゴが落下!引き寄せ真っ赤〜!』

 

ダウンジャケットの様な青い厚手なパーカーゴーストを身に纏う。

右手には地球、左手には土星を模したグローブが装着され、頭部は顔に下矢印と林檎(りんご)が描かれた『ペルソナダイナミクス』に変化したゴースト『ニュートン魂』となり、重力制御装置が組み込まれている布地『グラビテーションコート』で自身や周囲の物体に掛かる重力を制御可能とした状態でサラマンダーの頭上に浮遊。

引力を制御する左手に装着された土星型のグローブ『アトラクショングローブ』でサラマンダー達を引き寄せ、斥力(せきりょく)を制御する右手の地球型グローブ『リパルショングローブ』を思い切り振り下ろして地面に叩き付ける。

 

~今 解き放て~

 

【フォームライド ゴースト ロビン!】

『ハロー!アロー!森で会おう!』

『オメガストライーク!』

 

最後に黄色いラインが走る緑のパーカーゴーストを覆い『ロビン魂』となった俺は即座にサラマンダー達の方へと向き直る。

ガンモードにしたガンガンセイバーの先端にはコンドルと黒電話を足して二で割った様なライダーガジェット『コンドルデンワー』が接続されており、両翼『ボウグリップウイング』が鳥打(とりうち)となっている。

フード部分『ヴァータントフード』による特殊フィールドを全身に覆って分身を生成。フード部分にある黄色い羽の装飾『クレアボヤンスフェザー』による特殊な波動で洞察力を上昇させ、敵の急所をいつでも射抜ける様にする。

両翼から形成した光の弦を離すと、コンドルデンワーの首部分『コンバージェンスネック』で内蔵されたエネルギー増幅装置で貫通力に優れた光の矢を無数に放つ。

光の矢によって打ち抜かれた二体のサラマンダーは地に伏したまま爆散した。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

C SIDE

 

~掴んで 振りかざして 頂戴~

 

リムル「アイシクルショット!!」

 

リムルがアイシクルショットでサラマンダーの翼膜を撃ち抜く。

 

~生きてる意味の証明~

 

【アタックライド ジャイアントフット!】

 

右脚に装備され大きな靴の様な臙脂色のモジュール『ジャイアントフット』を装備。

俺がジャイアントフットモジュールの足裏『グラボティソール』で地面を強く踏み付けると、足首に當る『フットターミナル』に集積した膨大なコズミックエナジーを集積させる。

目標点に対する重力を一時的に増大させて打ち落とされたサラマンダーを、出現した巨大な足のエネルギー体で押し潰す。

 

~折れない旗を 消えない歌を ここに突き立てるように~

 

【ファイナルアタックライド フォ、フォ、フォ、フォーゼ!】

 

最後に残った一体を取り押さえながら両肩装甲と一体化した砲台『アーセナリーベース』から飛び出た二対の磁石を模した電磁砲型モジュール『Nマグネットキャノン』と『Sマグネットキャノン』が連結して『NSマグネットキャノン』を構成させる。

 

ディケイドC「セロ距離・ライダー超電磁ボンバー!!」

 

NSマグネットキャノンをセロ距離で喰らったサラマンダーは赤と青の閃光を束ねた紫の光弾の力場に捕らえられ、ブラックホールの中心で()し潰す。

 

~誰の目も奪い尽くして 後悔させるくらいに鮮明な~

 

ディケイドD「C!」

ディケイドC「B、D!」

 

サラマンダーは苦鳴を大きく上げながら爆散。これでサラマンダーは全て片付けた。

同じくサラマンダーを倒したBとDは俺と合流を果たす。

 

~エゴを 飢えを 今を 夢を 見てて “私の全て”を~

 

ディケイドB「そっちも終わったみたいだな」

ディケイドC「うん。後はイフリートただ一人...リーダーを手助けしよう!」

「「ああ!」」

 

俺はリムルを腕で抱えながら、BやDと共にリーダーと合流すべく打撃音が聞こえる方角へ向かって行った。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

A SIDE

 

~()き出しの自我が想いが この胸を焼き尽くす~

 

【クウガ ドラゴン!】

【タイタン!】

【クウガ!】

【ペガサス!】

 

ドラゴンフォームの跳躍力で一気に距離を詰めた直後にタイタンフォームに切り替えて擦れ違い様に斬撃を浴びせ、背後に回って回し蹴りを繰り出す。

そしてペガサスフォームで距離を取って空気の弾丸を数発当てる。

 

【ドラゴン!】

【タイタン!】

 

ドラゴンフォームで再度距離を詰めてイフリートの鳩尾をドラゴンロッドの先端で突き出し、タイタンフォームで重力を底上げしてタイタンソードの刀身の先端でイフリートの両腕を持ち上げる。

 

~偽りの言葉はいらない 革命の火を灯せ~

 

【クウガ!】

ディケイドA「うおりゃあッ!!」

 

マイティフォームに戻り、ロングソードの柄を持ったままイフリートの鳩尾に二度蹴りを喰らわせ、最後に力量操作によるパワー調整で威力を底上げした正拳突きで大きくイフリートを殴り飛ばす。

 

イフリート「ぬぅぅぅぅぅッ...!!!!」

 

苦鳴を上げたイフリートは直ぐに体勢を整える。

その間に俺はクウガのファイナルアタックライドカードをライドブッカーから抜いていた。

 

~譲れないよ 叶えたいよ だからここに立っているんだ~

 

ディケイドA「これで終わりにしようぜ。イフリート!」

 

~全て使い果たして叫べ~

 

【ファイナルアタックライド ク、ク、ク、クウガ!】

ディケイドA「マイティキック!!」

 

両腕を広げ、前に出した左足を軸に後ろに下げた右脚に炎のエネルギーが集約。

イフリートに向かって助走を着け、力量操作の効果でドラゴンフォームと同じくらいの高さまで跳躍する。

 

イフリート「ぬぅうああああああああああああッ!!!!」

 

イフリートは雄叫びを上げて翳した手から灼熱の炎を噴き出す。

 

ディケイドA「うおりゃああああああああああッ!!!!」

 

同じく雄叫びを上げた俺は古代エネルギーを集約させた右足を突き出し、イフリートの炎と拮抗する。

 

ディケイドA「ぐっ、ぬぅぅッ...!!」

イフリート「うおああああああああッ!!!!」

 

力量操作で身体能力を底上げしてもパワーは五分五分の様にも見えたが、明らかにイフリートの方が上だった。

イフリートが更に雄叫びを上げると、膨張(ぼうちょう)させた炎が俺を一気に押し出した。

 

~ただ砕いて 食い破って 頂戴 閉ざされたこの運命~

 

ディケイドA「此処で負ける訳にはいかない...!俺が、俺達が!シズさんを救うんだ!!」

 

だが、それでも誰かを救いたいと願う思いや全てを成し遂げる不屈の闘志は俺の方が上だった。

 

~何もかも全てを変える歌で 叫び声で~

 

イフリート「ッ!?」

ディケイドA「今のは...!?」

 

劣勢になりかけた俺の目が捉える。

それは背後から放たれた青白いスパークでイフリートは一時的に気を取られる。

 

~鎖ごと喰らい尽くして 絶対負けられない 君にだって~

 

【アタックライド フリーズ!バインド!】

 

イフリートの足元に出現した青い魔法陣から無数の水の鎖で拘束され、更には重ね掛けでオーロラカーテンから放たれた冷気がイフリートの足を凍結させて動作を(にぶ)らせる。

 

~エゴを 飢えを 今を 夢を~

 

ディケイドD「背中は押したぞ!リーダー!」

ディケイドB「ありったけの力を振り絞れ!」

ディケイドC「行っけぇぇぇぇぇぇっ!!!!」

 

共に戦う分身達に背中を押された俺は雄叫びを喉が枯れる程に上げ、吹雪による凍傷(とうしょう)に構わず力量操作で威力を最大に上昇させた飛び蹴りで一気に押し返す。

 

~全て賭けて輝いて 燃え尽きるまで~

 

ディケイドA「うおおおおおおおおおおッ!!!!」

 

~Howling over the World さぁ届け 奇跡のその向こうへ~

 

イフリート「ぬっ!ぐぅぅっ!!ぬあああああッ!!!!」

 

限界まで押し切られたイフリートは俺の飛び蹴りが鳩尾に減り込み、そのまま並列(へいれつ)していた木を倒しながら大きく吹っ飛ばす。

 

【アタックライド ビッグ!】

ディケイドD「リムル!最後の仕上げだ。行って来いッ!!!」

リムル「えっ!?うああ〜っ!!!?」

 

ビッグの効果で巨大化させた右手によるデコピンでリムルを弾き飛ばす。

弾き飛ばされた直後、大賢者の言葉にリムルは冷静さを取り戻す。

 

~Howling over the World 灰色の檻を抜けて~

 

《ユニークスキル『捕食者』を使用しますか?

>Yes/No》

リムル「(Yes!)...イフリート。シズさんを...返してもらうぞ!」

 

リムルは自身の体を肥大化させてイフリートを捕食した。

 

~Howling over the World さぁ起こせ 奇跡をこの声で~

 

イフリートの捕食が完了し、後に残ったのは黒煙が所々に立ち昇る戦場。

目の前で倒れていたシズさんに、俺達は駆け寄るのだった。

 

「「シズさん!!」」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

NO SIDE

 

リムル達がシズのところへ駆け寄る一方で、イフリートは見知らぬ空間に行き着く。

辺りを左右に見渡し、脱出を試みようと正面に翳した手から炎を噴き出す。

其処からイフリートに重圧感を感じさせる程の声が響き渡る。

 

???『観念せよイフリート。貴様にこの空間は破れん』

 

唐突に聞こえる声に訝しむイフリートは少しだけ頭を上げ、明らかに自分よりも大きな巨体に目を見開く。

 

???『貴様の敵う相手ではあるまい。リムルとキーアは我の盟友(めいゆう)ぞ!』

 

盟友の言葉を聞いてイフリートの表情は絶望の渦へと引き()り込まれる。

巨大な影の正体は徐々に姿を現すと同時に名乗りを上げる。

 

 

ヴェルドラ『我は''暴風竜''ヴェルドラ=テンペスト。心行くまで相手をしてやろう。ハハハハ...!フハハハハハ...!!フハハハハハハハハハ!!!フハハハハハハハハハハハハハハハハハハ......!!!!』

 

イフリートは絶句(ぜっく)する。自分が下等と見下していたスライムと人間の盟友があの暴風竜ヴェルドラである事を知ってしまった以上、自分に勝ち目はないと悟る。

更なる絶望へと追いやられたイフリートの眼前(がんぜん)に映るヴェルドラの高笑いが、リムルの胃空間に響き渡った...。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ED『田所あずさ/RESOLVE』

 

 

~次回、消滅したらネオだった件~

 

シズ「私は又、殺してしまうところだった...」

 

キーア「シズさんには...まだやるべき事もあるし、心残りだってある筈だ!!」

 

リムル「少しでも可能性があるなら、それに賭けてみないか?」

 

第八話:救済

 

 

全てを破壊し、全てを繋げ!




次回で第一章は完結となります。


名前:吉木アキノリ
種族:人間
称号:世界の破壊者
魔法:なし
技能:ユニークスキル『放浪者』、ユニークスキル『撮影者』、ユニークスキル『生還者』、ユニークスキル 『命名者』、ユニークスキル 『渇望者』、ユニークスキル 『構築者』
スキル:『銀極光窓簾』、『機器十年器』
エクストラスキル:『不老』、『魔力感知』、『力量操作』
耐性:毒耐性、電気耐性、麻痺耐性、熱耐性

~使用(召喚)したカメンライド~

クウガ、ゴースト

未使用カメンライド一覧
-昭和-
1号、2号、V3、ライダーマン、X、アマゾン、ストロンガー、スカイライダー、スーパー1、ZX、BLACK、BLACK RX
-昭和(ネオライダー)-
真、ZO
-平成1期-
ファイズ、ブレイド、カブト、電王
-平成2期-
鎧武、ドライブ、ジオウ←New!(ただし、まだ使用不可能)
-TVシリーズ外-
仮面ノリダー、ホッパー1号(The First版1号)、ホッパー2号(The First版2号)、ホッパーVersion3(The Next版V3)、G、アマゾンズ(オメガ、アルファ、ネオ)

コンプリートフォーム(平成1期)の解禁は...

  • オークロード戦
  • カリュブディス戦
  • 精霊の棲家での攻略
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