消滅したらネオだった件   作:ライノア

23 / 34
第十一話後編:アーマードライダー黒影

KIA SIDE

 

俺達が村の入り口に(おもむ)くと、片手に槍を手に持つ蜥蜴人族(リザードマン)達が待ち伏せていた。

この場にシズさんも俺達が事情を話した結果、一緒に同行している。

正面には茶色い軽装甲を(まと)(うぐいす)色、紺色の忍者服を纏う(うるし)色、白い長袖の上に水色の半袖を着ている緑の蜥蜴人族。

その背後には茶色や二重緑の体色の蜥蜴人族が二十体、横列している。

 

リムル「どいつが使者だ?」

キーア「...一番後ろだ」

 

リムルが左右を見渡す。

俺が蜥蜴人族のリーダーは一番後ろに居るのを見破ると、蜥蜴人族達が槍を地面に突き立てながら左右に分かれ、その奥から鎧の様な外骨格を纏う茶色い瞳の蜥蜴(とかげ)の背中に乗っている蜥蜴人族達のリーダーが馬を(なだ)める様な声で部下達の槍の突き立てを(いさ)める。

 

ガビル「ふん、とぅっ!」

 

デカい蜥蜴から飛び降り、着地と共に紺碧(こんぺき)のマントを(なびか)かせる蜥蜴人族のリーダーはおちゃらけた態度で名乗りを上げる。

 

ガビル「吾輩(わがはい)は、蜥蜴人族のガビルである。お前らも配下に加えてやろう...光栄に思うがよいッ!!」

蜥蜴人族A「いよっ!ガビル様!」

蜥蜴人族B「最高!」

蜥蜴人族C「カックイイ〜!」

蜥蜴人族D「()かしてるぅ〜!!」

 

ガビルと名乗る蜥蜴人族を部下達は拍手で(たた)え、左右の蜥蜴人族に日光を反射させた盾で自らを注目させる様に照射(しょうしゃ)させる。

 

『はぁ(えっ)(ほぉ)...?』

 

その様子に俺達は呆然と声を漏らすと、忍者服の蜥蜴人族は盛大に声を上げる。

 

忍者服の蜥蜴人族「ご尊顔(そんがん)をよぉく覚えておくが良いぞ。このお方こそ、次の蜥蜴人族の首領となられる戦士。()が高いッ!!」

リムル(配下に加えてやる?光栄に思え?偉そうに、一体何様のつもりだ!?)

キーア(落ち着け。先ずは情報収集だ)

リムル「...それもそうだな。って、ちょっと紫苑さん止めて!?スライムボディがスリムボディになっちゃう〜!!」

 

思念伝達でリムルを宥めている中、紫苑が怒りで徐々に腕に力を入れる。

リムルは腕の力を緩めるべく、地に干上がった魚の様に体を左右に動かす。

 

紫苑「すみません!すみません!すみません!」

 

流石に力を無意識に強くしていた紫苑は、紅丸に抱えられていたリムルに必死に謝り倒す。

そんな中で唐突な宣言に疑問に思っていたリグルドは喉を鳴らし、(いぶか)しみながらも困惑の表情で問う。

 

リグルド「恐れながら...ガビル殿と申されましたかな?配下になれと突然申されましても...」

ガビル「やれやれ。皆まで言わねば分からんか?貴様らも聞いておるだろう」

彩月「何をですか?」

ガビル「豚頭族(オーク)の豚共が、このジュラの大森林を進行中だという話だ」

 

リムルが紅丸から紫苑の手元に戻る様子を見ながら、俺はガビルの話を耳に入れていた。

話の一部始終を耳にすると、俺達の視線は一斉にガビル達の方へ注目する。

やはり豚頭族が攻めて来るのか。蒼影の調査結果待ちだったが、予想通りではある。

(いず)れ衝突するのであれば、共闘するのもありかもしれない。

 

ガビル「然らば、吾輩の配下に加わるが良い。このガビルが、貧弱なお前達を豚頭族の脅威から守ってやろうではないか!貧弱な!貧弱...貧弱...わーお」

黄爛「...ねぇ、何(ほお)まっさおけにしとんねん。変なとこ見んでもらえへんかなぁ?」

ガビル「あ、すみません...」

 

ガビルは愛知弁で圧を掛ける黄爛に謝意を示すと、取り巻きの蜥蜴人族三人と座って小声で話す。

 

ガビル「...ゴブリンが居ない様だが?」

水色服の蜥蜴人族「あれぇ...?」

忍者服の蜥蜴人族「此処は確かに、ゴブリンの村の(はず)...」

茶色い軽装甲の蜥蜴人族「て言うか、貧弱な奴等が誰も居ないよ?」

 

ガビル達が話す中、俺もリムルとの思念伝達で話し合う。

 

キーア(お前はどう思う?リムル)

リムル(うーん...豚頭族が攻めて来るなら、蜥蜴人族との共闘ってのも選択肢の一つでもあるんだが...あいつに背中を預けるのはちょっとヤダなぁ。阿保そうだし)

キーア(勝手に態度で人を判断してんじゃねぇよ。確かにそう言う性格なのかもしれないが、部下を思う気持ちは人一倍かもしれないぞ?)

リムル(そうかなあ?『真に恐れるべきは有能な敵ではなく、無能な味方である』ってナポレオンの言葉だったっけ?)

キーア(いや、それは言葉じゃなく名言だ)

 

俺達がそう話している中、ガビルが咳払いをして本題に入る。

 

ガビル「あー、ごほん。聞けば此処には、牙狼族を飼い慣らした者達が居るそうだな...そいつは幹部に引き入れてやる。連れて来るがいいぞ」

橙矢「何か生意気だな......」

リムル(いかん。紫苑が更に(いら)つき始めた...)

 

挑発にも等しいジェスチャーで、紫苑は再び怒りによる腕力でリムルを締め上げる。

すると、紅丸が突然に(さわ)やかな笑顔でこう言ってきた。

 

紅丸「こいつ、殺して...良いですか?」

リムル「ふっ...いいよ!」

キーア「いや駄目だつってんだろ馬鹿!早まるな!戻って来い紅丸!カーバァァァァック!!!!」

シズ「あの蜥蜴人族、お調子者なのかな...?」

橙矢「シズさんもそんな事言ってないで止めてくれよ!!姉ちゃんとおじさんもなんか()る気満々な顔してるし!?」

 

紅丸達を何とか諫め、リムルがガビルに牙狼族を飼い慣らした事実を告げる。

 

リムル「ええっと。牙狼族を飼い慣らしたと()うか、仲間にしたのは俺達何ですけど...」

ガビル「スライムと人間が?冗談を言うでない」

キーア「悪いがこれは冗談でも何でもない、何なら証拠を見せてやるよ。嵐牙、フェリル」

『『はっ、此処に!!』』

 

上から目線で言ってきたので、流石に頭に血が上ってきた。

話し合いの場で相手の話を聞かずに一方的に喋るなんざ、俺らを見下し過ぎだろ。

そう思った俺は、少し対応を変える事にした。

紫苑と俺の影から、嵐牙とフェリルが出現する。

最近俺達の影に潜むのが、あの二匹の習性になっているのだとか。

 

リムル「お前達に話があるそうだ。聞いて差し上げろ」

 

いつものリムルのお得意な丸投げである。

だが、今回は俺達よりも効果的に話を聞いてくれる筈だ。

スライムの外見で、雑魚と決め付けて話を聞かないのは、(かつ)てのフェリル以下だ。

俺が相手する気が失せても、仕方ないのだ。

リムルの妖気に気付ける者には、隠してもバレるのに、見破れない奴には見せ付けても気付かれないが、此処は敢えて突っ込んではいけない。

 

『『御意。ふんッ!!』』

 

嵐牙とフェリルは威圧でガビルの部下達を萎縮(いしゅく)させる。

 

緑羽「ん?前より更におっきくなってませんか?」

キーア「あれが本来のサイズらしい。俺は2mくらいの大きさが気に入ってるが、威嚇(いかく)するにはあのサイズの方が都合が良いだろうな」

橙矢「成る程。だから急におっきくなってたんだ...」

 

俺の説明に橙矢が納得する中、嵐牙とフェリルは威圧しつつ相対する。

 

嵐牙『主達より、お前の相手をする命を受けた』

フェリル『聞いてやるから申すがいい』

ガビル「...貴殿らが、牙狼族の族長殿かな?」

 

部下達が萎縮してるのに対し、ガビルは臆する事なく堂々と尋ねる。

 

フェリル『如何にも。だが、我は元族長。キーア様に敗北を(きっ)した後は、族長の座を息子に継がせた』

ガビル「成る程...美しい毛並み、鋭い眼光、流石は威風堂々たる(たたず)まい。しかし...主人が人間は()も角、スライムとは(いささ)か拍子抜けではあるな!」

「「はぁ...(あ''あ''ん)!?」」

『『......』』

 

リムルを下等と見下されたのか、嵐牙とフェリルは荒い唸り声と共に目を細める。

 

ガビル「どうやら貴殿らは騙されておる様だ...良かろう。この吾輩が貴殿らを操る不埒(ふらち)者を...倒してみせようではないか!」

 

そう言ってガビルは懐からある物を取り出す。

左側に小刀の様なパーツ、右側には半月状の単眼を持つ足軽の様なライダーの横顔が描かれたドライバーだった。

 

C『ねぇ、見て。ガビルの持ってるドライバー...あれ、戦極ドライバーじゃない!?』

B『何だって!?』

D『嘘だろ...!音撃戦士に続いて、今度はアーマードライダーかよ...!?』

キーア「何であいつが戦極ドライバーを...!?」

 

俺達が疑問を呟く中、ガビルは戦極ドライバーを腰に当て、黄色いベルトが巻かれると完全に装着される。

そしてL.S.-01と英文字で表記された松毬(まつぼっくり)を模したレリーフの南京錠(なんきんじょう)型アイテム『ロックシード』を取り出し、リリーススイッチ『アンロックリリーサー』を押し込んで解錠(かいじょう)する。

 

ガビル「変、身ッ!」

『マツボックリ!』

 

電子音声と共にガビルの頭上から出現したファスナーから松毬を模した鎧が現れ、そのまま待機状態となる。

ガビルは戦極ドライバーの接続用コネクター『ドライブベイ』にマツボックリロックシードを()め込み、解錠部分『スライドシャックル』を優しく(てのひら)で閉じる事でアーム部分『ロックオンアーム』に固定させる。

 

『ロックオン!』

 

螺貝(ほらがい)の音を皮切りに和風リミックスな変身待機音が流れる。

小刀パーツ『カッティングブレード』を倒し、松毬のレリーフ状のフロントパネル『キャストパッド』が『シードインジケーター』として展開。

 

『ソイヤ!』

 

カッティングブレードが倒れた事で上が松毬の鱗片(りんぺん)、下には松毬を模した黒い槍が描かれた絵が虹色に投影される。

 

『マツボックリアームズ!一撃!イン・ザ・シャドウ!』

 

マツボックリアームズがガビルに被さると、虹色の粒子が黒いスーツを纏わせる。

展開したアームズが両肩装甲と胸部装甲に分かれ、変身が完了する。

 

ガビルの部下A「おおっ!変身した!!」

ガビルの部下B「この姿になった以上、ガビル様の勝ちは一目瞭然だ!」

 

足軽な忍者に近い軽装甲な見た目の黄色い単眼を持つアーマードライダー『黒影』にガビルは変身した。

黒影を鼓舞(こぶ)する様に、部下達は声を上げる。

 

茶色い軽装甲の蜥蜴人族「ガビル様、カッケー!!」

水色服の蜥蜴人族「見せてやって下さいよ!ガビル様!」

忍者服の蜥蜴人族「ガビル無双!」

水色服の蜥蜴人族「あそーれ!」

ガビルの部下達『ガッビール!ガッビール!ガッビール!ガッビール!』

 

部下達の手拍子でガビルは独特なポーズを披露する。

リムルを下等と見下された嵐牙とフェリルは、赤黒いオーラを出しながら歯(ぎし)りを立てる。

だが、今更オーラを出したところでガビルの部下達は萎縮する事さえも忘れていた。

 

嵐牙『...蜥蜴風情が。我が主人を愚弄するとは...!!』

フェリル『捻り潰してやる...!!』

リムル(あ、ヤバい。あいつ死んだ)

???「てんてってて〜ん!」

 

二匹が迫っていく中、何処からか鼻歌が背後から聞こえて来る。

咆哮を上げて襲い掛かるよりも、先に興味深そうに話し掛ける声。

 

ゴブタ「おいおい。何やってるんスか?」

彩月「ゴブタ君!?」

 

その声の正体は、さっき紫苑の料理で沈没した筈のゴブタだった。

 

リムル「お前...生きてたのか!?」

キーア「だから勝手に殺すなって。Cが息はあるって言ってただろ?」

ゴブタ「そうっスよ、皆酷いっス。ちゃんと生きてるっスよ!」

キーア(どういう事だ?放浪者...放浪者?おい返事をしろ!放浪者!!)

 

俺が放浪者に話し掛けても、全くの無反応だった。

だが、そんな状況の中でネオディケイドライバーの中に居るCが告げる。

 

C『あー、それなんだけどさ。実は俺達が進化した翌日に、放浪者さんとの連絡が急に途切れちゃって...原因はどうやらディケイドの分身たる存在である俺達が、その役割を突然(にな)っちゃったらしいんだ』

キーア「はぁ!?マジで...?」

D『マジなんだよ、これが。もう何がなんだか...』

B『...話を戻すが、ゴブタが紫苑の料理に抵抗して毒耐性を獲得したそうだ』

 

放浪者の役目をB達が、進化の影響で突然担ってしまった事実に俺は驚愕(きょうがく)する。

全然放浪者から返事が来ないかと思ったら、そういう事だったのか。

 

キーア「にしても、毒耐性か...リムルも持ってないのに凄え根性だな。きっと生きたいという気持ちが勝ったんだろうな」

ゴブタ「そうっスか?えへへへへ...」

キーア「別に()めてないぞ」

 

ゴブタが褒められたと軽く照れるが、俺は()えて否定した。

すると、彩月が俺の影からある物を手渡してきた。

 

彩月「キーア様、これ使って下さい!」

キーア「うわっ!彩月!?お前、影移動使える様になったのか...?」

彩月「...はい。黙ってて申し訳御座いません。実は私が影移動で後ろの走蜥蜴(ホバーリザード)背負(しょ)っていたのを一つ拝借してました」

 

彩月が俺に手渡してきたのは、もう一つの戦極ドライバー。

黒影の横顔が描かれているプレート『フェイスプレート』にはまだアーマードライダーの顔が表示されてなかった。

これは彩月が獲得していた影移動でさっきガビルコールをしていた部下達の目を盗みつつ、走蜥蜴が両端に背負っているアタッシュケースごと盗んできたそうだ。

因みにアタッシュケースの開け方は既に俺が教え込んである。

 

黒影「貴様、いつの間に...!」

 

慌ててアタッシュケースがないのを確認した黒影は、既に戦力の一つを取られていた事に憤慨する。

さっきまでのふざけた態度は霧散し、俺はゴブタの腰に戦極ドライバーを装着する。

 

キーア「それじゃあ、黒影には...こいつだ!」

 

俺がアタッシュケースから選んだロックシードはキャストパッドにL.S.-03と記載されたドングリロックシードだった。

腰に戦極ドライバーを当てると、黄色いベルトが巻かれ装着完了。

フェイスプレートには茶色を基調とした古代ギリシャの重装歩兵を模したライダーの顔が表示される。

俺はゴブタの意に構わずドングリロックシードのアンロックリリーサーを解錠する。

 

『ドーングリィ!』

 

ファスナーから団栗(ドングリ)を想起とさせる鎧がゴブタの頭上で待機し、ドライブベイに填め込んだドングリロックシードのスライドシャックルをロックオンアームに固定する。

 

『ロックオン!』

 

洋風のファンファーレに近い変身待機音が流れ、俺はカッティングブレードを倒す。

 

『カモン!』

キーア「はい変身!」

ゴブタ「へ、変身!」

『ドングリアームズ!ネバーギーブアーップ!』

 

頭上の鎧がゴブタの頭に被さり、洋風の素体スーツが纏われる。

鎧が展開し、変身が完了する。

フェイスプレートと同じ黄色い複眼を持つ古代ギリシャの重装歩兵を模した頭部。

銀の西洋鎧を連想させプロテクターを纏う茶色いアンダースーツのアーマードライダー『グリドン』へとゴブタは変身を果たした。

 

嵐牙『良い所で変身したな』

グリドン「えっ...?」

 

嵐牙がゴブタの胸部装甲を咥えたままガビルの前に立たせる。

 

グリドン「えっ、ええっ...!?何スかこの状況ッ!!!?」

 

突然変身させられ、目の前の敵に立たされたゴブタは自分の身に何が起きたのか理解が到底追い付かずに絶叫していた。

 

嵐牙『蜥蜴。この者を倒せたのなら、貴様の話一考してやろう』

グリドン「な、何でぇっ...!?」

フェリル『我が息子に賛成だ。話し合いで解決出来ぬのなら、勝負の勝ち負けで決めた方が手取り早いからな』

 

偶然にこの場に来たゴブタを自分達の代役として戦わせる二匹の判断に、リムルは感心する。

 

リムル(おお〜っ!嵐牙、フェリル、意外と冷静だな。うんうん。お前達じゃ殺しちゃうからな!)

キーア(清々(すがすが)しく言ってる場合じゃないんだがなぁ...)

黒影「構いませんぞ?部下にやらせれば恥は掻きませんからな...ふっ。なぁ、スライム殿?」

 

ゴブタを(あなど)る態度に苛立つリムルは激を飛ばす。

 

リムル「ゴブタ。遠慮は要らん、やったれ!」

グリドン「ええっ!?何なんスかもう...」

リムル「勝ったら黒兵衛の頼んで、お前専用の武器を作ってやる!」

グリドン「あ、本当っスか!?ちょっとやる気出たっス!」

 

だが、此処で俺は敢えて(かつ)を入れる。

 

キーア「但し、負けたら紫苑の手料理の刑な!「それだけは勘弁っス!!」よし、やる気が出た様で何よりだ。言っとくが、絶対に殺すなよ?」

紫苑「何やら非常に不愉快な会話です...!!」

リムル「ぐっ!?うぐえぇぇぇぇぇぇっ...!?」

 

ゴブタの言質を不愉快ながらも取った紫苑は又もや無意識にリムルを捻り上げる。

手に持つアームドウェポン『影松』を頭上で振り回し、黒影は戦闘態勢に入る。

 

ガビルの部下達『ガビル様ー!!』

黒影「...準備はいいかな?」

グリドン「うおおおおおおおおおッ!!!!」

 

ゴブタは某戦闘種族の如く電気を帯びた黄色いオーラを放出させる事で、気合を入れて集中力を最大限にまで引き上げる。

 

フェリル『では、始めろッ!!』

嵐牙『ウオォォォォォォン...!!』

ガビルの部下達『ガッビール!ガッビール!ガッビール!ガッビール!』

 

先に先陣を切ったのは黒影、巧みな槍(さば)きでグリドンのアームズウェポン『ドンカチ』と何度も接触する度に火花が散る。

 

キーア「ゴブタ、ドンカチを成る()く振りまくって攻撃を受け流せ!そして、怯んだところで重い一撃を叩き込んでやれ!」

グリドン「わ、訳が分かんないっスけど、やってみるっス!!」

 

ゴブタは俺の言われた通りにドンカチを成る()く振りまくって黒影の槍捌きを受け流す。

だが、黒影も甘くはなく、振り下ろされたドンカチの一撃が届く直前に地面を強く蹴って前へ出る様にして回避。

影松による右袈裟(けさ)斬りで(ようや)くゴブタにダメージを与え、立て続けで体を360度に捻って左袈裟斬り更に切り付ける。

 

『ソイヤ!マツボックリスカッシュ!』

 

黒影は素早くカッティングブレードを倒し、高く飛び上がって空中からゴブタを突き飛ばす。

 

グリドン「うおわああっ!?」

黒影「ふっ。偉大なるドラゴンの末裔(まつえい)たる我ら蜥蜴人族が、ホブゴブリンなんぞに...!」

グリドン「...今度はこっちも番っスよ!」

『カモン!ドングリスパーキング!』

 

ゴブタはカッティングブレードを三回倒し、ドンカチから団栗型のエネルギー弾を振る度に発射する。

黒影は影松を構えて戦闘態勢に入るが、ゴブタの狙いは其処ではなかった。

団栗型のエネルギー弾を黒影がバックステップで一発目を回避し、二発目と三発目を左右袈裟斬りで切り裂く。

四発目は二倍の大きさのエネルギー弾を飛ばす...が、擦れ違い様に黒影の右肩装甲を(かし)める。

黒影の視線が一時的に地面に移した隙に、ゴブタはドンカチを投擲して影移動で身を隠す。

 

黒影「ぬおっ!?(おのれ)小癪(こしゃく)なッ!!」

 

黒影はドンカチを頭上に弾く。

肝心のゴブタが目前に居ない事に戸惑う。

 

黒影「なっ...!?馬鹿な、消え————『ドングリオーレ!』たああああああああああああっ......」

 

必殺技を告げる音声に振り向く間もなく、ゴブタはドンカチをフルスイングで黒影の頭部に叩き込む。

俺が狙っていた展開は早くも実現した。ドンカチには『ドームブリック』と呼ばれるパワーセルが内蔵され、振り回す度にエネルギーが蓄積(ちくせき)されて威力が倍増する特性を持っている。

更には打撃面『ナットストンプ』は内蔵や骨等の敵の内部機関にまでダメージを与える事が出来るが、俺が絶対に殺すなと忠告した為、気絶にまで止める程度の威力に収めた。

頭に強い衝撃を受けて脳震盪(のうしんとう)を起こした黒影は、(うつぶ)せに倒れて変身が解除される。

緊張感を解いたグリドンはシードインジケーターを折り畳み、変身を解除する。

 

ゴブタ「くぁぁっ...」

嵐牙『...終わりだな』

フェリル『勝負あり!勝者ゴブタ!!』

 

部下の蜥蜴人族達が呆然(ぼうぜん)としてる中、紅丸達はゴブタの勝利を喜ぶ。

 

紅丸「いよっしゃ!」

リグルド「いよぉしッ!!」

黄爛、紫苑、彩月「「「やった!」」」

シズ「うん」

緑羽「勝負ありだねぇ」

 

俺、フェリル、嵐牙、リグルドの人による胴上げで、ゴブタの勝利を大いに祝福する。

 

リグルド「わっしょい!」

キーア「わっしょい!」

リグルド「わっしょい!」

キーア「わっしょい!」

ゴブタ「高いっス〜!!」

 

俺達は勝利したゴブタを、この場に居る全員が褒め称える。

 

嵐牙『さすがはゴブタ。我が見込んだだけの事はある!』

リグルド「ようやった!ホブゴブリンの力をよくぞ見せ付けた!!」

紫苑「見直したぞ。私に対する先程の失礼な発言は、聞かなかった事にしてやろう...」

白老「俺達と闘った時より、強くなっている様だな」

紅丸「鍛え甲斐のありそうな才能を持っている様ですじゃ」

 

それも俺側の陣営やシズさんも同様であった。

 

シズ「凄いね。強いわよ!」

彩月「やったね、ゴブタ君!」

橙矢「......少しはやるじゃん」

緑羽「やはり私と爺や、シズ殿が鍛えた甲斐(かい)があったねぇ...」

フェリル『あの時の脆弱(ぜいじゃく)だったお前が此処まで強くなった事、我も息子も誇りに思うぞ!』

 

リムルの回し蹴りを受けただけであっさりと習得してみせた。

ゴブタは蛇足な部分を除けば、本当の意味で天才なのかもしれないな。

俺もゴブタがグリドンに変身した時点で絶対勝つって信じていた。

 

キーア「やったなゴブタ!約束通り、黒兵衛に頼んでお前専用の武器を依頼してやる」

ゴブタ「やったっス〜!!」

リムル「...お前ら。勝負はゴブタの勝ちだ」

 

リムルの一声で、硬直状態だった蜥蜴人族達は一斉に我に返る。

地面に着弾した団栗のエネルギー弾が目線に行ったので、何が起きたか全く理解出来ていなかった。

 

リムル「『豚頭族と戦うのに協力しろ』という話なら検討しておくが、配下になるのは断る!」

キーア「こいつは返すから、今回は其処に倒れているお調子者を連れて、とっとと帰れ」

 

俺は彩月が一時的に奪っていたアタッシュケースを投げ渡し、茶色い軽装甲の蜥蜴人族は両手でキャッチする。

勿論(もちろん)、アタッシュケースの中にはゴブタが使っていた戦極ドライバーとドングリロックシードも入っている。

戦極ドライバーに関しては、構築者で初期化済みだ。

水色服の蜥蜴人族と忍者服の蜥蜴人族は気絶しているガビルを抱える。

 

水色服の蜥蜴人族「い、何れ又来るぜ!」

忍者服の蜥蜴人族「(しか)り、これで終わりではないぞ」

茶色い軽装甲の蜥蜴人族「...お、覚えてろ〜!!」

 

風の様に現れ、人騒がせな蜥蜴人族達は捨て台詞を吐きながら走り去って行った。

 

キーア「...What The F*cking hell」

リムル「さてと、今後の方針を立てないとな」

キーア「...悪いリムル。先に村に戻っててくれないか?」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

村の出入り口を後にしようとした刹那、俺は蜥蜴人族達が気付かずに落としていった物とされるアタッシュケースを凝視する。

俺はリムル達に先に戻る様に(うなが)すと、黄爛達を連れてアタッシュケースが落ちていたところへ向かう。

迷わず錠前(じょうまえ)を開けると、両端にレバーが付いている果物ジューサーを模した赤いドライバー『ゲネシスドライバー』が入っていた。

 

橙矢「あれ?あの錠前、さっきのと色が違う...!」

シズ「ガビル君やゴブタ君が使ってたベルトに似てる...」

キーア「ゲネシスドライバー...蜥蜴人族達は、こんな物まで持っていたのか?」

 

その左下には二つのロックシードの本体『シーリングボディ』が透明な水色で、アンロックリリーサーはシーソースイッチになっている。

『エナジーロックシード』と呼ばれるロックシードのキャストパッドには、松毬が『E.L.S.-05』、栗が『E.L.S.-06』と刻印されていた。

 

フェリル『恐らくはあの蜥蜴が、不利な状況に陥った時に使う予定だったのでしょう』

緑羽「若しあの戦いで使われていたら、ゴブタは確実に負けていただろうねぇ」

黄爛「このドライバーも、あたし達があの女から貰った物と全然違う...」

キーア「そりゃそうだ。仮面ライダーが変身するアイテムは音撃戦士やディエンドも該当するが、必ずドライバー単体とは限らない...疑問に思うのも当然だ。恐らくは黄爛の言う様に、()()()からおまけとして貰った物だろうな」

シズ「それで、このベルトはどうするの?」

 

シズさんはゲネシスドライバーをどうするかを尋ねる。

無論、俺は答えは決まっている。

 

キーア「それは端から決まってる。ゲネシスドライバーも、戦極ドライバーと同様にリムルに頼んで複製してもらう。手に入れた物は最大限に活用しておかないとな。それと、彩月から後から聞いたんだが、リムルに渡して複製してもらったそうだ」

シズ「えっ、それじゃあゴブタ君が使ってた戦極ドライバーは...!」

 

シズさんが尋ねると、俺は即座に頷く。

そう。この戦極ドライバーは、ガビルが情報を提供している間に彩月がこっそりリムルに頼んだ複製品だ。

 

キーア「ゴブタが使っていたのは、リムルが複製した戦極ドライバーだ」

 

その証拠に、俺はリムルが複製した戦極ドライバーをアタッシュケースごと黄爛達に見せる。

リムルがシズさんの抗魔の仮面を複製した時と同じ様に、少し前に彩月にリムルが仮面を複製した時の事を話す際に『若し()()()に渡されたライダーシステムを見掛けたら、サンプルとして奪って来い』と頼んでおいたからだ。

まさか、こんなに頭が回る程に成長するとは...彩月の成長にも、少しは期待していいのかもな。

 

キーア「今回は情報収集役としては上出来だったぞ彩月。これからも精進しろよ。それと、敵の物は良いとして、人の物を奪るのは絶対に駄目だからな?」

彩月「はい。勿論、そのつもりです!」

キーア「宜しい。それじゃあ、早速本部に戻るぞ。今夜は豚頭族の襲撃で会議を開く予定だ」

 

俺は豚頭族の襲撃に関する会議を開くと宣言しながら村に戻る。

しかし、豚頭族が攻めて来る様だが、どうしたものか。

味方となりそうなのは頼りない蜥蜴人族。

この先の事の考えに(ひた)っていると、俺は憂鬱(ゆううつ)な気分になるのだった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

B達イリュージョンズは蒼影の分身と共に偵察を行なっていた。

現在、俺のネオディケイドライバーはB達とも連絡が取れる機能が追加され、より情報収集に長ける様になった。

今回はディケイドイリュージョンの副リーダーであるBが会議に参加しており、CとDとの意思疎通で情報を提供する。

 

B「たった今、蒼影やC達との情報を元に伝える。豚頭族の数、ざっと二十万だ」

蒼影「その本体が、大河に沿()って北上している。そして、本体と別働隊の動きを予想出来る合流地点は...此処より東の湿地帯」

 

蒼影は木の板で描いて並べた地図に配置された豚頭族の顔を描いた小石を指差す。

この地図、会議の本題に入る前に作成に二時間(つい)やしたからな。

鍛冶職人であるカイジンは知っていた様で流通は無く、この世界での地図は軍事機密扱いになっている。

白老も祖父から聞いた事があると、大鬼族の里周辺があった地形図を木片に書き込む。

沢山木版を持って来て、其処にこの町周辺の地形から書き込む。

リムルの脳内マップを描写し終えると、リグルが知る地形を、白老の木片の内容も書き加える。

そうして全員の知識の地形を書き込んだ結果、それなりに見れる地図が完成した。

 

リグル「つまり、蜥蜴人族の支配領域...という事ですな?」

蒼影「うむ」

 

会議は改めて本題に入り、リグルドの即答に蒼影は(うなず)く。

 

キーア「二十万...その数で間違いないな?蒼影」

蒼影「はっ、間違いありません」

リムル「二十万か。実感が湧かない程、馬鹿げた数だな...」

 

紅丸達が俺達に注目する中、リムルは少し(あご)(さす)って唸る。

 

リムル「...うーん。豚頭族の目的って何なんだろうな?」

カイジン「うむ...豚頭族は抑も、余り知能の高い魔物じゃねぇ。この侵攻以外の本能があるってんなら、何かしら(バック)の存在を疑うべきだろうな」

黒兵衛「バックの存在だべか?」

黄爛「それって、まさか...」

「「例えば魔王とかか?」」

 

俺とリムルの圧の効いた言葉に、全員の視線が再び此方に注目される。

 

キーア「紅丸の村に来た魔族、ゲルミュッドが関係しているのであれば...」

リムル「...まぁ、今のところ何の根拠もないが」

 

そんな中、シズさんが豚頭族を既に知っていたのか、表情で少しだけ顎を引いていた。

何やらシズさんにも違和感があった様だ。

 

黄爛「シズお姉ちゃん...?」

キーア「...シズさん。あんただったら、この状況をどう思う。明らかに豚頭族を知らなくはない顔だったが?」

シズ「実は私、何度か豚頭族と戦った事があるの。でも、こんな大軍勢での侵攻は私が知る限り今までなかった...オーク達の背後に、魔王の誰かが居てもおかしくないと思う」

 

流石は元英雄、様々な戦闘経験を(つちか)ってるから博識なのも当然だ。

 

黄爛「...魔王が絡んでるかなんて分からない。でも...豚頭帝(オークロード)が出現した可能性はかなり強まったと思う」

リムル「数百年に一度生まれるユニークモンスター...だっけ?」

紅丸「はい。二十万もの軍勢を、普通の豚頭族が統率出来るとは思えませんから...」

 

俺とリムルが様々な考察に浸る中、リグルと白老の中心に座っている丸眼鏡を掛けたゴブリンロードの一人『ルグルド』が挙手しながら相談を持ち掛ける。

 

ルグルド「居ないと楽観(らっかん)視するよりは、警戒するべきかと思います」

キーア「その通りだ。今後の方針も、豚頭帝が居ると仮定した上で進行すべきだろう」

 

その刹那。自身の分身達が何かと接触したのか、蒼影が目を見開く。

 

リムル「どうした?」

蒼影「偵察中の分身体や、C様とD様に接触してきた者が居ます」

キーア「俺達()てか?」

蒼影「ええ、リムル様とキーア様に取り次いで貰いたいとの事。如何(いかが)致しましょう?」

 

蒼影の相談に俺は賛成だったが、リムルは又ガビルみたいなのは御免だと少しだけ対面を躊躇(ためら)う。

 

キーア「俺は全然構わない。リムルは?」

リムル「ガビルでもうお腹いっぱいだけど、一応誰か聞こうか。変な奴だったら会いたくないんだけど...」

C『それについては大丈夫。何やら、樹妖精(ドライアド)っていう人なんだけど...今()ぐ此処に呼んじゃう?』

リムル「樹妖精!?」

 

リムルの不安にネオディケイドライバーを通じてCが即答すると、リムルが歓喜の声が漏れ出る。

 

D「...リムル。今は歓喜で頬を染めてる場合じゃないだろ」

リムル「あ、ああ。済まん...」

リグル「樹妖精様が最後に姿を見せたのは、数十年以上前ではなかったか?」

キーア「何も遠慮は()らない。俺達に用があるなら、即刻此処へ呼んでも構わない」

 

蒼影の返事と共に机の中心に(あわ)い緑色の光が立ち昇る。

 

キーア「葉っぱ...?」

 

俺は何処からかひらりと舞い散る一枚の葉っぱを手に取ると、立ち昇った緑色の光の中で(つた)が絡まり、一輪の花のエネルギーを芽吹かせる。

立ち昇った緑色の光は風となり、花のエネルギーが蔦に纏う。

花のエネルギーを纏った蔦が弾けると、一人の女性が現れた。

黄緑色の長髪を持つ白と緑で構成されたドレスを見に纏う女性。

赤い装飾(そうしょく)が付けられた首飾りに、体の周辺には蔦を出している。

 

???「魔物を統べる者、そして世界の破壊者 ディケイド、及びその従者たる皆様。突然の訪問と(あい)すみません...私は樹妖精のトレイニーと申します。どうぞ、お見知り置き下さい」

 

トレイニーと名乗る樹妖精は青い瞳を開眼させる。

 

キーア「... 俺がディケイドだという事はお見通しか」

トレイニー「ええ。貴方の噂は私達の耳にも届いていましたから...」

キーア「成る程、大体分かった。名乗る前に本題に入りたい...俺達に用があるんだろ?」

トレイニー「はい。本日はお願いがあって、(まか)り越しました」

リムル「お願い...?」

 

俺の言葉にトレイニーさんは俺達に依頼を申し込む。

内容は当然...。

 

トレイニー「魔物を統べる者よ。そして、世界の破壊者 ディケイド。貴方達に豚頭帝の討伐を依頼したいのです」

 

案の定、豚頭帝の討伐依頼だった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ED曲『LACCO TOWER/遥』

 

~次回、消滅したらネオだった件~

 

紅丸「いきなり現れて………随分身勝手な物言いじゃないか。樹妖精のトレイニーとやら」

 

ラプラス「どうやら、本当に豚頭帝が率いてるらしいでっせ」

 

ガビル「我輩が豚頭帝を討つまで、辛抱してくれ」

 

第十二話:狂い出した歯車

 

全てを破壊し、全てを繋げ!

 




名前:吉木アキノリ
種族:人間
称号:世界の破壊者
魔法:なし
技能:ユニークスキル『放浪者』、ユニークスキル『撮影者』、ユニークスキル『生還者』、ユニークスキル 『命名者』、ユニークスキル 『渇望者』、ユニークスキル 『構築者』、ユニークスキル『複製者』
スキル:『銀極光窓簾』、『機器十年器』
エクストラスキル:『不老』、『魔力感知』、『力量操作』
耐性:毒耐性、電気耐性、麻痺耐性、熱耐性

~使用(召喚)したカメンライド~

なし

未使用カメンライド一覧
-昭和-
1号、2号、V3、ライダーマン、X、アマゾン、ストロンガー、スカイライダー、スーパー1、ZX、BLACK、BLACK RX
-昭和(ネオライダー)-
真、ZO
-平成1期-
ファイズ、ブレイド、電王
-平成2期-
鎧武、ドライブ、ジオウ←New!(ただし、まだ使用不可能)
-TVシリーズ外-
仮面ノリダー、ホッパー1号(The First版1号)、ホッパー2号(The First版2号)、ホッパーVersion3(The Next版V3)、G、アマゾンズ(オメガ、アルファ、ネオ)

キーアの秘書は...

  • 黄爛
  • 緑羽
  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。